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☆追記(2020年1月9日):塩漬けが完了したら
瓶に入れオリーブオイルに漬ける。
もしくは、袋やタッパーに入れ冷凍庫で保存。
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地球と体に優しいコト ~イタリアから~
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ヴィンチから10km程離れた大きな街はエンポリという。
エンポリは、フィレンツェの盆地な街とピサやリヴォルノの海の街
の中間に位置する。
フィレンツェとピサを結ぶ列車は、必ずエンポリで停車する。
エンポリを基点にシエナ方面へ行くこともできる。
フィレンツェの住人がマイホームを購入する際
安価でのどかな住宅街が広がるエンポリの駅付近を狙う
郊外の人気エリアだったりもする。
そんな人が集まるのどかな街で、週一のマーケットが午前中ある。
週の真ん中木曜日だから、主婦が圧倒的に多いが
おじいちゃんおばあちゃんの集いの場ともなって
マーケットのど真ん中で、おしゃべりに花を咲かせている。
もしくは、小さな孫のお散歩中のようで、ベビーカーを押していたりする。
外国人女性が大半を占め、ここでも多言語が飛び交う。
私がヴィンチからバスに乗って歩いて着く頃
袋いっぱいに詰まったフルーツや野菜を抱えて帰ってくる人もいる。
あの量を見ると、もうないんじゃないかとこっちは焦る。
しかし私はバスと歩きだから、エンポリのマーケットで
大量の食材を買うことは無い。
それでも歩いて見て回るのは好きである。
野菜や果物などの食品コーナーが一番活気があって
野外でも一番マーケット気分になる。
私がエンポリの大きいマーケットに行く目的は
ハーブアロマと無精製ハチミツ関連のハーブ屋さん
端切れ布を置いてる布屋さん
裁縫に必要な材料や道具を並べる裁縫屋さん
たまに下着のパンツ屋さん、靴下屋さん、日用雑貨屋さん
掘り出しアウトレット屋さんなどなどなどなど、歩いて回るが
たいてい必要なものだけしか買わない。
しかし布屋さんでは、ついつい衝動買いをいつもしてしまう。
毎週行くわけではないから
毎回同じ端切れが並ぶことがないからである。
きれいに畳まれていることはなく、布がぐちゃぐちゃに置かれている。
奥にも下にも掘り出し物があるのではないかと
引っ張り出して探す。
たいてい、服が一着分作れる大きさのサイズで売られている。
だから私は、アイデアがあって洋服やカバンを作っているのではなく
ぐちゃぐちゃの中から引っ張り出した素敵な布との出会いで
想像が膨らみ、私の創作服が生まれるのである。
布との出会い、想像・瞑想、制作、お披露目のお出かけ、ご自慢
節約と、ワクワクが生まれるなんてなんと幸せな趣味であろう。
私の一つのストレスの発散でもあり
一つの時間の過ごし方でもある。
そこで、両面使えちゃうフェルト素材が2ユーロで売ってるなら
買わない手はない。カバンにも良さそう、帽子にも良さそう
継接ぎしてクッションカバーにも良さそう、余りは鍋敷きにもなりそう
少年に、また'80年代とか'60年代とか言われちゃう。
フェルト系の生地は、切った部分を処理しなくていいから
まるで小学生の図工みたいに作れる。
自分では満足してるのに、家族の男子はぬいぐるみみたいだとか
ごちゃごちゃ言ってからかう。
だからやつらの服は作らないのだ。
マーケットに一人で行ったときはさっさと帰ってくるけれど
誰かと行ったときは、牛のモツ煮サンド=ランプレドットを食べる。
家で食べるより、外で食べると
やたらと美味しい大好物のランプレドット。
ブタちゃんの丸焼きポルケッタも美味しいけど
私はやっぱりランプレドットを食べる。
赤ワインを飲みながら、ギトギトにかぶりついて食べるのが
このシーズン最高に美味しく感じるのである。
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『シミ抜きシワ埋めスキンケアla mia erboristeria』
『フィレンツェシスターズAmica come Sorella vol.2』
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最近SNSで「毒親」という言葉をみかけることがある。
自分が現在親だけにはっとさせられる言葉である。
wikipedia参考より“ 毒になる親の略。
子どもに悪影響を及ぼす親、子どもが厄介と感じる親。
親の「自己愛」問題が主な共通点
過干渉、ネグレクト、ケダモノ、病んでいるの4タイプ ”
虐待系のケダモノと精神的に病んでいる以外
過干渉と無関心は普通の親からも
知らない内に顕となってしまっているのではないだろうか。
社会的なことも関係してくるだろうし
身の回りの生活なことも大いに関係してくるであろう。
過か無でケダモノ化し病んでいくような気がする。
私も過度になりすぎず放ってはおかないよう気をつけているが・・・
子どもの成長と親の対応は個々に異なり答えがない。
だからどの時代も双方悩むのだと思う。
私の母は、無関心そうに見えた。
母からのアドバイスは何一つ覚えていない。
怒られて家を裸足で飛び出した記憶があるけれど
でも母の怒っている声や顔をを覚えていない。
しかし、父がいなくて叔父さんたちが私を怒ることがすごく嫌だった。
母にしがみついて大泣きしたことはよく覚えている。
祖母もよく怒鳴っていた。
怒られるということは、素直に言うことを聞かなかったのであろう。
からかっているような態度を見せたはずである。
私も今、少年のバカにするような態度には腹が立ち
ぎゃんぎゃん怒る。
人が怒るときって、自分の理想の世界を崩されたときなんだと思う。
人がいなければ怒ることもしない。
ただ自分が理想の世界にいられないとイライラしてあたることも
怒る原因であると私は思う。
だから、なるべく幸せなゆっくりした時間を過ごすと
からかうこともないだろうし、怒ることもないのではないかと
また理想の世界を描く。
少年の生活態度とこれからの進路に向かって
話さなくてはいけないことがいっぱいある。
しかし、日常の些細な問題と躾、少年も私も活動に励んでいると
時間の狭さに追いつかない。
削って埋めて削って埋めて。
そして、助言や知恵を与えるより
自らの発見の場を与えたいとまた理想を描くと
さらに時間のなさに絶望する。
やはり我に返って日々の生活を豊かにしようと
田舎暮らしでできることを提案すると
「お母さんのスタイルは'80年代。もうそんなこと誰もやってない。」
などというのであるw
服の嗜好もプレゼントの嗜好も、「お母さん古すぎ」。なぬっ。
時代が急速に変わっていることは
地球温暖化のスピードと同じくらい感じる。
自分が見てきた世間体を
次世代に教えるのはまた違うかもしれない。
かといって私たちがもつ人生経験というのは
個々にあって貴重なもので、でもそれは教えるのではなく
表現することであると私は思う。これを無関心側に設定すると
無関心と捉えてしまった考え方も実は幼いかもしれない。
先日、職業をテーマにした授業を中学二年生の
日本語補習授業校の子たちが勉強していた。
私は、農業についてインタビューをされたのだが
子どもたちが用意した質問事項がおもしろかった。
職業の説明、一日の仕事の流れ
この職業で困難なことは何か、反対に楽しいことは何か
そして、子どもたちにこの職業は薦めるか、という質問である。
私は、転職していること、大人になってから学んだこと
体力的に辛いけど好きだからできること
もっと将来は多方面に展開させたいこと、などを説明した。
あの勉強もこの勉強も、あのアルバイトもあの仕事も
たくさん歩いた国々も旅行も
どれも人生の中で役に立っていると私は思っている。
あえて細かくいえば、英語をもっと活用させた生活を
しておくべきだった・・とそこだけが一番後悔している
そんなことも未来を想像する小人ことなたちに伝えた。
子どもの人生は子どもが歩んでいくものだし
失敗しながら学んでいくことも必要だと
そんなこと私たちはわかっている。
しかし、失敗の中でもこれは失敗しちゃいけないことを
人生経験のある大人から学んでいかなくてはいけない。
そこで私たちの教えが毒と感じるのか、毒となるのか
それはもう家族の幸せ度から
生まれてくるのではないかと思ったりもする。
やはり生活の質が根本にあるような気がする。
ぎゃんぎゃん少年に怒った後は
いつでもフォローするよお母さん、の姿に切り替える。
私も母にしか相談できないことがいっぱいあった。
今でも相談したいことがいっぱいある。
しかし今はもう、感情の記憶を掘り出して
現実と向き合わなければならない。
親子で話し合える環境をつくるのが一番なんじゃないかと
やはり原点に戻る。
ヴィンチの丘が黃葉で輝いている。
色が抜け黄ばんだ葉は
最後の微塵なエネルギーを振り絞っているように見える。
風が吹いているのであろう、カタカタカタと首を振るように動く。
今にもポキンと折れそうに動く。
それも彼らの本能のように動く。
そして大地に舞い落ちていく。
ただただ本能で動ければいいけれど
コミュニケーションをとって動いていく。
それはタイミングもあって、そしてフォローし合って
今というチャンスに向かって動いていく。
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2ヶ月雨が降らないと騒いだ旱魃っぽい夏だったのに
今度は雨降り続きで困ったと嘆きたい秋。
カラカラもダメだし、ビチョビチョもダメ
寒すぎてもダメだし、暑すぎてもダメ
毎年同じように四季が送れればいいなーと
農業を始めてから深刻に想う・・祈るようになった。
オリーブの収穫に打撃が出たところもあるようだ。
モスカ(オリーブミバエ)予防をしてあって
10月の3週目ぐらいに収穫が終わっちゃってたら
この雨続きと10月の終わり頃のモスカ大発生に間に合ったと思う。
その後、モスカ大発生で収穫を断念したところもあるようだし
この雨続きで収穫ができず、時間ばかりが過ぎ
オリーブの熟度は増すばかり。
降水量が多ければ吸収した水分を蒸発させるために
天気がしばらく続かないと、濃厚なオイルが抽出できない。
それでなくても今年は春の雨続きで気温が低く
オリーブの開花や結実に成功しなかったところが多く
オリーブの収穫量は少ないようで
オリーブオイルの値段も高騰しているニュースを見受ける。
ここ11月中盤になってイタリア中、川の氾濫や危険そして浸水
あちこちで被害や不安、祈る想いで過ごしている。
フィレンツェを流れるアルノー川も氾濫ギリギリのシーンを
SNSで見かける。
ヴィンチ村へ行くにはエンポリという街を通るが
エンポリもアルノー川が流れている。
氾濫ギリギリどころか、川沿いの畑なんかは跡形もなく
川の幅が広がった状態になった。
ヴィンチとエンポリを繋ぐ橋には
SNS用の動画と写真を収めるために人だかりができていた。
エンポリの街はとうとう浸水してしまった。
この橋をなるべく使わないよう、ヴィンチの村長さんからの告知が
出回り始めた。やはりSNSやグループチャットで回ってきた。
イベントなどは控えるようにそして学校は閉鎖
イベント同様スポーツクラブも全て閉鎖する指令を出したのである。
昨日も今日も雨は降ってないが、通行を避けることで
いつ崩れるかわからない事故的自然災害は免れる。
また今日の午後から明日、明後日も大雨注意予報が出ている。
川の氾濫ギリギリなのに、私たちは家族で
少年が毎週土曜日に通う日本語補習授業校の文化祭に
参加してきた。まだイベント中止指令が出てない頃である。
この文化祭は、借用校付近の地域の皆様へ
感謝の意を込めた催し物である。
子どもたちやママたちがコーラスで歌う。
少年もいつか子どもらしい頃歌っていた。
我が子が童謡やリメイク曲を日本語で歌っている姿に涙したっけ。
そう願いを込めた小さな子のママたちがたくさんいて
子どもコーラス部入部が後を絶たない様子だ。
子どもたちも思い出に残る発表会の場があって
やりがいもあるのではないだろうか。
毎度私も屋台から楽しませて頂いてる。
この文化祭ならではに
ママたちの愛を込めた熱~い日本茶、手作り本格的お菓子や
今年は漬物・発酵食品が登場し、和風アクセサリー、日本雑貨
子どもたちの中古おもちゃなどのマーケットが
超~~~コスパで開かれるのである。
これを見逃す手はない!
と、気付いた地域の住人は楽しみにやって来る。
ママ同士だってショッピングに大忙しw
自分のできることを披露することで、面識は広がり
且つアピールとなって素晴らしいことだと私は思う。
ママ業の人、本業で忙しくても好きなことは実はコレ!という人
こういう機会でマーケットでもコーラス活動でも
自分を表現する場があることは、地域の住人のため以上に
生活の中の全てのコミュニティーは広がって
個々に楽しさが増すのではないだろうか。
私も、ビオディナミワイン、オーガニックリンゴジュース
おつまみのカリカリスキアッチャータ
オリーブオイルとリンデンハチミツのコールドクリームを並べた。
地球と体に優しいオーガニック屋さんである。
今年はオリーブオイル石鹸が間に合わなかった。
リンデンハチミツ入りヴァージンオリーブオイル石鹸だったのに・・・
固形石鹸は、熟成期間が必要なので
一ヶ月前から作らなくてはならない。
無臭で肌に優しいと石鹸リピーターが立ち寄ってくれた。
特に男性のリピーターは、嬉しいじゃないか。
泡立ちの悪い無臭の石鹸だが、肌に優しいと感じてくれたことに
私のメッセージが石鹸を通して伝わっていることに感動を覚える。
家でも作れるよう世界の伝統レシピを投稿しているが
無農薬のオリーブオイルや無精製のハチミツを手にすることが
困難で、なかなか自分では作ろうとしないことが多いようだ。
私が作る石鹸やクリームは、何といっても素材が決め手なのである。
リンデンハチミツ入りコールドクリームは、古来の製法でつくっている。
リンデンは、鎮静作用があることから
お茶やハチミツは咳や痰などの気管支、イライラの抑制などに効く。
この鎮静作用を利用して、私はリンデンハチミツを選ぶ。
肌の荒れをオリーブオイルとハチミツで抑えるのである。
薬が無かった頃、この製法のオリーブオイルと蜜蝋クリームで
傷口を塞いでいたのだから
小さな傷や荒れは効かないわけがないのである。
昔の人の知恵というのは、継承し続けたい。
我々生物がもつ防衛法の一つのように。
ビオディナミワインを初めて口にされる方が
この無添加の純粋なフルーティ感に感動されていた。
こちらもリピーターに囲まれる。
カリカリスキアッチャータは、白ゴマ味に病みつきw
大人はワインのつまみで、子どもは安心おやつ。
イタリア人にも日本人にも愛される白ゴマは、みんなの大好物。
今年初登場のオーガニックのリンゴジュースは
無添加で砂糖の甘さが無くリンゴそのまんま。
スーパーのリンゴジュースに慣れている人は
酸味がきつく感じたかもしれない。
それでも小さな子どもが「お代わり、お代わり」と
リピートしてくれる姿が微笑ましかった。
子どもの方が本来の味を知っているのかもしれない。
「リンゴジュースは子どもの手で握れる細くて小さなカップにしたんだ」
にやっと少年が嬉しそうに賛成してくれた。
帰宅際、アルノー川の上を跨ぐ橋を渡った。
暗闇のアルノー川の水面が手に届きそうだった。
流れでできた水の影が、川の強さを表していた。
霞んだ大きな月がどよめく川を照らしていた。
弱い月明かりでもそれは泥の流れだとわかった。
祈るしかない。
災害が起こりませんように。
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『リンデンハチミツ入り Cold Cream con Miele di Tiglio』
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新オリーブオイルOlio Nuovoオリオヌオーヴォをゲットしたら
『オリーブオイルを選ぶとしたら Ecco L'Olio Nuovo』
オリーブオイルを含味して『生オリーブオイルの魔法 Olio Crudo』
料理のコクと旨味を引き出すキラキラオリーブオイルで
一品を仕上げようと提案した。
その次は『オリーブオイルの保存』である。
オリーブオイル・・
特に今ゲットした今年のエキストラヴァージンオリーブオイルは
とってもデリケートで風味が一変しやすい。
そうならないよう生産者も『オリーブオイルを美味しくさせる 』よう
情熱を込めて、美味なオリーブオイルを産み出し
消費者の手に渡るまで細心を払う。
その生産者の元から離れ消費者に手渡るまでの間も
保管・運送・陳列など気を配る必要がある。
運送もワイン同様オリーブオイル相応の対応をしなくてはいけない。
あるイタリアのサイトでも紹介されているように
日本語でオリーブオイルの保存と管理の仕方を紹介するとしたら
☆徹底的に遮光する。
遮光瓶の場合、瓶にも依るが最近の結果だと
30%の遮光ぐらいしかされていないこともあるそうなので
遮光瓶の上からでもアルミホイルで巻いてガッチリ遮光する。
最近では瓶の表面に完全遮光加工された瓶が登場している。
きっと熟学の細心派であろう。
しかしコストが。オリーブオイルの10%が瓶で占めるのはどうだろう。
農家直売の5Lの透明瓶もすぐにアルミホイルで遮光する。
缶のメリットは遮光だが、使い勝手の悪さと見た目の悪さ
(素材的に缶の匂いが移るのではないかと個人的に好まない)
500ml以上で購入した場合、瓶に移し替えなくてはならない。
運送時軽量というメリットがあり、簡単に凹むというデメリットがある。
プラスティック容器は論外。
プラスティックの原料が溶け出す場合もあるから絶対に選ばない。
イタリアのオリーブオイル文化で3L以上は
Bag in boxという真空バックも最近では選択の一つだが
オリーブオイルに触れている素材はプラスチックで
その上にアルミニウムが覆ってある状態なので
オリーブオイル対応のBag in boxかどうかチェックする必要がある。
ワインもBag in boxでテーブルワインなんかよく利用されるが
ワインとオリーブオイルでは素材が違うそうだ。
昔むかしTerracotta(素焼き陶器)での保存が一般的であったが
呼吸する素材のようで
オリーブオイルの保存には不向きという結果が出ている。
保存というよりお持て成し感覚で使うのはいかが。
☆空気の流れがある暗室に置く。
頻繁に使う小瓶も棚にしまう。アルミホイルで覆われててもしまう。
☆15℃前後の室温が適度。
一年間あまり温度差(±5℃)が激しくならないところで管理。
キッチンのガスコンロの近くに出しっ放しはしない。
冷蔵庫にしまうのもNG。
☆空気に触れないよう心がける。
キャップの開けっ放しや
容器から容器への移し替え作業を少なくする。
細心派のオリーブ農園でのオリーブオイルは瓶詰めしやすいように
蛇口付きの大きなステンレスタンクで
酸素を抜く真空機を装着して保存されている。
ということは、瓶の中のオリーブオイルも消費中の空き空間には
酸素が入り混じって酸化していくのである。
小瓶で購入して早めに使い切るのがベスト。
個人でマイオリーブオイルを造ってる人は、フィルター後(!)
いくつもの小さな瓶(最高5L瓶)にいっぱいに詰める。
真空機の無い50L ステンレスタンクでの保存はあまり勧めない。
☆イタリアのサイトで賞味期限も書いてあるので日本語にすると
例えば、大量に5リットルを入手して小瓶に分けたら5ヶ月以内
一度開けたら6ヶ月以内
新エキストラヴァージンオリーブオイルとしては18ヶ月以内、とある。
あくまでも味が保つだろう賞味期間で、消費期限ではない。
18ヶ月以降も生のフレッシュ感を期待しなければ全然食べれる。
イタリアのマイオリーブ産出家は、豊作な年のオリーブオイルなんか
いつまでも消費しきれなかったりする。
幸いなのか翌年は不作の年だからそれはそれでよかったりする。
その不作の年に去年のオリーブオイルを分け合ったりするんだから
自然もうまくできている。
イタリアのオリーブオイル文化の国で暮らす我が家は
250ml瓶で食べる直前の仕上げに使っても
2週間以内に使い切ってしまう。
我が家の消費量は一年間35リットル以上。
それ以上に生産しないと、フライにも使えないしコスメにも使えない。
一度、家族の消費量を知っておくと
新オリーブオイル時に予約したり購入したりする量がわかる。
最後に、搾油後すぐにフィルターで濾してない場合
Travasareトラヴァザーレ(容器を移し替える作業)をする。
伝統的農民は、Pasquaパスクア(イースター/復活祭)頃
第一回目のトラヴァザーレをする。
年に二回はトラヴァザーレすると農民はいう。
底に残る茶色いニュルっとする沈殿物(Morchiaモルキア
酵素成分含む)は、不純物で劣化を急ぐだけである。
フィルターにくっついている不純物は数日には異臭を放つ。
使用後のフィルターをさらにフィルターにかけて
さらに絞り出したオリーブオイルをOlio Sansaという。
そのオリーブオイルも加熱料理やコスメに使える。
せっかくだからマイオリーブオイルをフィルターで濾して
長期保存と余計な作業を減らすメリットを
加味するのはいかがであろう。
暗~いところでじっと待つオリーブオイル。
美味しさを保つということは
生産者の努力を長引かせていることと同じである。
少しでも長く美しい味のオリーブオイルを玩味してほしい。
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『我がオリーブオイルのヒミツFrantoiod'Oro di Vinci』
『オリーブオイルの美しい味laRaccolta delle Olive 2017 ②』
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