大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

May 2021

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「見てくれ、こんなに実がついてるよ。」
うん。通常2房のとこ3房。
「おぉ、幹からも房付きのこんな元気な新枝が生えてるよ。」
うん。そうだね、でも使えないんだよね。

あれからずっとScacchiaturaという芽掻き作業をしている。
といっても今年(2021)は一ヶ月遅くにはじまった。
今ではグングン急成長でAllaciatura誘因作業までしている。

ブドウの芽掻き作業とは
ブドウの幹(イタリア語だとLegno vecchioとかGambo)から
生まれてきた新芽=新枝の未来(来年)使える枝と
1本の木につき合計で14~16房できるように枝の数を調整しながら
あとは全部取り除く(掻く)ことで
今年実のなる(すでにこの頃なっている)枝にリンパが集中して流動する。
そうすると、果実は濃厚になることと、未来の枝が元気になる。

もう一つのメリットは、込み合わなくなることで
風通しがよくなり、病気になりにくくなる。

オリーブと違って、冬の剪定では樹形を整えることしかできない。
ブドウは、このScacchiaturaがとても重要になってくるが
農園のやり方考え方によっては、機械でやってしまったり
農薬に頼ることで病気や寄生虫を退治したり
化学肥料で太らせることで、秋にはプリプリのブドウが
情熱の人の手でプリプリにさせたブドウと見た目同じになる。

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そして、今年は、四月の芽生えの頃のたった一晩の寒波により
早生の品種、特にSangioveseは打撃を受けた。

要は、空気に触れている部分、表面が凍ったかんじで
それと、リンパの行き止まる先端方面はリンパが集中しているので
そのあたりのリンパも凍った感じだった。

それから、ブドウは時間をかけて空気をよみ
一気に、普段生まれないところまで芽を出して
生まれた枝にはあるったけの果実をくっつけて生まれてきた感じだ。

今年が豊作だったのか、それとも
寒波のせいで、エネルギーの放出で実をならせたのか
自然の力とか大地の恵みとは、頭だけでは理解できないことがある
と、一人作業をしながら、ブドウを眺めるのであった。

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思春期青少年が、突然ブドウ畑に現れた。
私は、早く終わらせたい気持ちでいっぱいだから
ちっとも気がつかず、青少年の声で振り向いた。
「お母さん、一人ぼっちで炎天下なにやってんの?」
そう言われると、そうだ。
ロックダウン隔離慣れのモヤシくんには、理解不可能だろう。
かと言って私も、一人ぽっちでなにやってんの?とおかしくなった。

思春期青少年は、鍵がなく家に入れなかったから畑に来た。
理由がなければもう来やしない。
ま、お母さんがどこにいるか一人でなにやってんのか
久しぶりに見れたことでも
一つの収穫だろうと前向きに考えることにした。

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農主は農主で、セラーでやらなきゃいけないことがある
瓶詰作業と段取り、納品に行かなきゃいけない、事務
そして無農薬団体のボランティアのリーダーを今期しちゃってる
トラクター作業、甥っ子のブドウ畑のトラクター作業
などなどと、ちっともブドウ畑に来てくれない。

たまに午後お昼のあと、Sigaro(葉巻タバコ)をくわえながらやってきて
いっぱいの作業と終わらない作業に失望し
でも、ブドウの姿にうっとりみとれて感嘆の声まで漏らしている。

農主はそうやってときどきやって来てうっとりみとれてるから
私より遅いじゃないか。
それでも、一人でやるより人がいる方が
当たり前だけど、早く終わる。
一人でやってると、気が遠くなるほど
終わらない気がしてならない。

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本当だったら、労働安全的にいうと
作業は二人でやること、なんだそうだ。
何年経っても都合のいいことは忘れない。
なぜなら、もし!なにかあったとき
二人いれば助けられる。救急隊を呼べる。

そうそう何かが起こるわけではないが
ブドウの収穫のときには、成人病などの持病もちの仲間が
炎天下で体調が悪くなって、仲間が救急病院に
連れて行ったということもある。
変なボタボタの汗が蒼白した額にいっぱいあって焦った。
手をハサミでぐっさりきって大騒ぎになったこともある。

ブドウ以外には、オリーブ畑のはしごからの落下事故
特に、おじいちゃんなどに多く、それをきっかけに畑引退して
オリーブ畑が野放し化していく。
トラクター作業での事故、などなど
事故現場は様々なシーンがあるのだが
一人ぽっちで事故って誰も気がつかないより
二人の方がそういうわけで心強いのだ。

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そして休憩だって必要。休日だって必要。
というわけで、週末オリーブ友と会って
友の畑に行ってやいのやいの意見交換して
友宅でランチをご馳走になり、久々に人に会って話が弾んだ。

初夏っぽい陽気にテラスで食べるミックスサラダには
友の専属農学士のオリーブオイルはパンチが効いてて
美味しかった!私はやっぱりトスカーナオイルが好き。

私が持って行ったMalvasiaの白ワインもほどよく冷えてて
ピリッとジュッと舌に伝わる酸味が、眩しい光にピッタリだった。

ときどき自分が考えていることを家族以外の人に話すって
断言するようで、とても前向きになれる。
会うからダラダラ話せるけど
電話やビデオ通話じゃ、なんか時間を奪っているようで
私は申し訳なくなっちゃって、連絡不精になってしまう。

そう、こんな眩しい光に当たりながら友と会っていて
そう、夏に向かうにつれてコロナがバカバカしくなってきて
そう、みんながマスクしてTVの人たちもマスクして滑稽だ。
もう、コロナにうんざり。
ここにきてコロナ嫌々ストレス。
一刻も早くコロナを収束させたいと人はワクチンを打つ。
私は生活に起こる様々な問題を解決してから
焦らずワクチンと向き合いたいとおもっている。

今日はオリーブを介して幸せになった。
ビオディナミワインを呑んでいい気分になった。
だからトスカーナの農作民は誇りをもって産み続けているんだな。
今週もマスクをつけてがんばろ。





【お知らせ】

イタリア在住者でも知っておくと便利な
オリーブ文化のオリーブ豆知識
レオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチ村から
オリーブの樹形や剪定のWEBINARを生配信します。
どうぞたくさんのご参加をお待ちしております。
Olive Wellness.Storeよりお申し込みください。





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前回の記事で、夢をみている話をしました。
18歳の青年が家庭に負担をかけたくないからと
中卒で床屋さんで働き始め
自分の好きなものを買いながら
自分の本当にやってみたいことを追っていく
それは音楽の世界で、言葉や曲で自分や心情を表現していく
両親が離婚してしまって、気持ちを表現するのは
詩を書くことだったそう。
今まで誰一人の前でも歌ったことないのに
はじめてオーディションを受けて
応援したくなるような、心に刺さった人たちがいて
養成しながら成長していくという話だったんです。

まず、自分を表現するっていいなって思ったこと
気持ちや行動を言葉に残すっていいなって思ったこと
自分をもってコツコツと自分の世界でやっていたこと
ダメもとでも動いてみたこと
露出していくことで、メッセージを残したいこと

これを青年は夢と言っていました。
半世紀ぐらい生きた大人は
夢とは表現しないかもしれません。
やりたかったことをひとつひとつこなしていく
大人はなんとなく夢はゴールがないことを知っているからです。
夢というよりも前向きな希望を持ち続けるとか目標とか
ポジティブに生きるとか勇気とか挑戦とか生きがいとか
それまた別の表現をするような気がします。
そして最後には、自分のやりたいことが誰かのためになれば
と残そうとするのが本能なような気がします。

それでもその青年に心を打たれたのは、純粋さです。
誰よりも欲がなく、シンプルで一生懸命
それでもって素直に楽しく生活している姿は
誰にとっても理想的なスタイルだと思いました。

この純粋な生活って大人になるにつれて
忘れがちになるところがあります。
それでも、自分がやってみたいことを
勉強したり種をまいたり、世界をつくっていくことは
青年も成人も大人も同じだと思います。
そんなこんなんで、その青年が
今の自分にみえてワクワクしました。

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ある日フィレンツェで
Assaggiatore dell'Olioオリーブオイル鑑定士の資格を取った
Shinomaiちゃんとオリーブオイルの話で意気投合しました。
自分がやっている世界の話ができることは
やっぱり嬉しいです。
だって、今の自分はオリーブに夢中なんだから
それしか話すことないんですものw
そこで私たちは、やりたいこと...その夢とやらを語ったり。
今だっていい大人が青春期のようにはしゃいで
アイデアを交換する姿は、18歳のギャルたちですwww

その時から私の想いは変わっていないかもしれません。
ホンモノのオリーブオイルとはよくきくけれど
何がホンモノなのか、抽出されたオイルのホンモノさとは
いったいなんなんだ、それじゃぁ
ホンモノのオイルになるまでの
ホンモノのオリーブ栽培はあるの?

ホンモノ、ホンモノって、行き届いた栽培して知識があれば
どれもホンモノだと思います。
味だって気候や年度、品種や土地
収穫方法や保存方法によって
微妙に変わってきます。
私たちのパッションと正確な知識と方法で仕上がってれば
どれも世界で最高のオリーブオイルといえるでしょう。 

ただビジネスによって、栽培も抽出も味も
工作されてしまうところに問題があるのかもしれません。
それは、毎年微妙に味が変わったり収穫量が変わる
オリーブの性質を知ったうえで
農園を支える根気を築くべきところ
工作ビジネスがうまれてしまうのかもしれません。

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そんな話を、Shinomaiちゃんのお仕事仲間
オリーブオイルインポーターの
プリモオーリオジャパン代表の松村成師氏が
ご自身のブログに書かれていて
イタリアにいる私でも知ることができ
こんな風に考えられる人が
オリーブオイルビジネスの世界にいるんだ
と感心したのを忘れません。
そのブログのひとページをリンクします。

そして陸と海を超えた地球の反対側で
松村氏も私のブログを読んでくださっていて
生産者のようで生産者ではない
オリーブ栽培を勉強して環境を意識しながら
オリーブオイルの暮らしをしていることに共感をしてくださり
いつかお会いしたいですというお言葉をいただきました。

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2年前(2019)私は
母国のオリーブ農園で働いてみたいと思いました。
しかし、剪定期間でもなければ収穫期間でもない夏でした。
しかも梅雨が終わらない小豆島
トスカーナの気まぐれな春を思い起こしました。
それは草刈りに追われる四月五月ぐらいの陽気でした。

働くことはできなかったのですが
訪問することはできました。
日本のオリーブをみれてお話を伺えたことは
イタリア..いや私が住むトスカーナのオリーブと
比べることができ、日本語でメッセージを送るには
関心事と知識が増えて
行って良かったとつくづく思います。

私が働きたかったオリーブ農園は
メディアに強いところを探していました。
いつの日か、メディアを通して私のメッセージを送りたい
と思っていたのです。
そして、トスカーナで習得した技術を母国に伝授したい
と考えていました。
しかし、将来この二つのやりたいことは
伝えていませんでした。


021 Oliveto

ちょうどコロナが蔓延する前です。
私はオリーブの剪定をしていた頃でした。
松村氏が生産者さんを訪問しにイタリアへ来るので
ヴィンチにも足を運びたいと
Shinomaiちゃんから連絡をいただきました。
会いたいと想った日から何年経ったでしょう。

イタリアに入国する前に松村氏は
オリーブガーデン代表の金丸洋一氏と
イスラエルのオリーブ農園訪問をしていたのでした。
塩分が高くていやでも体が浮いちゃう湖
死海があるところで有名です。

そしてあまり知られていないですが
ものすごいテクノロジー国で
あと研究熱心な国?とでもいうのでしょうか
私にはそういう印象で、なぜなら私が講座で教えてもらった
がんしゅ病(Rogna)というオリーブのウイルス菌を退治する
樹に浸透させない有毒とならない鉱物からできた
BIO申請もできる液体はよく効くのですが
裏の説明書を読むと、イスラエルが発明し
イスラエルでつくられていて、そういうわけで
イスラエルには興味を持っていたところに
ヴィンチに寄ってくださったお二人から
直々イスラエルのお話が聞けて
さらに胸が弾みました。

ヴィンチの丘で、オリーブの枝を薪にして
BBQをしながら、オリーブの話で盛り上がりました。
もっともっと話していたかったです。

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彼らはオリーブという共通点の
オイルと栽培という二人の専門分野で
Olive Wellnessという名のWEB事業を立ち上げました。

英語オンチの私はWellnessの意味がわかりませんでした。
イタリア語で調べるとBenessereだったのです。
日本語だと 幸せ感をもつ健全さ という意味だと思ってます。

素敵な単語で人生にも生活にも必要な言葉です。
そんな意味のある言葉に
オリーブはピッタリなんじゃないかと
オリーブに付随したBenessere=Wellnessを
提供していこうということでした。

あの頃、松村氏が語っていたことを
こうやって実現化しているように思います。
そんなコンセプトをもつ事業に
ヴィンチの丘で一人ぽっちでオリーブに向かっている私を
思い出してくださって光栄です。

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思い出してくださったことのはじめに
オリーブオイル関西という展示会内の
イベントセミナーで ヴィンチの丘で オリーブ剪定
というタイトルのセミナーに登壇する予定でしたが
コロナの異変株の蔓延で緊急事態宣言が延長してしまい
展示会丸ごと中止になってしまったんです。

私は、残念でしたけれど悔しくありませんでした。
なぜなら、個人ででも何がなんでもこのセミナーを
私は残そうと想っていたからです。
その意向をお伝えすると
彼らは即賛同してくださいました。
毎週打ち合わせをしているのですが
まさしくもオリーブに関することのWellnessです!
彼らとお話しているとオリーブを介して
幸せになるんです。

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私が数年前からやりたかったことは
メディアを通してメッセージを送ることです。
これが私にとっても第一回目のステージとなります。
どうぞ温かく見守ってください。

セミナー内容は

トスカーナのオリーブの樹形やミニ歴史

剪定の順番と目的と毎年剪定する意味

ヴィンチの紹介と観光オススメスポット

農業に興味をもった動機やEU講座の在り方

オリーブ文化のヴィンチの田舎暮らし

このセミナーではオリーブオイルの話はいたしません。
オリーブ文化のオリーブ豆知識的ソフトな内容です。
どうぞ、この機会をお見逃しなく。
というのは、自己紹介やヴィンチ紹介は
この一回限りにしようと思っています。

人数に制限があるそうなので
お早めにお申し込みください。
たくさんの方々のご参加をお待ちしております。







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Ho imparato a sognare
Che non ero bambino
Che non ero neanche un'età
Quando un giorno di scuola
Mi durava una vita
E il mio mondo finiva un po là
Tra quel prete palloso
Che ci dava da fare
E il pallone che andava
Come fosse a motore
C'era chi era incapace a sognare
E chi sognava già

Ho imparato a sognare
E ho iniziato a sperare
Che chi c'ha avere avrà
Ho imparato a sognare
Quando un sogno è un cannone
Che se sogni
Ne ammazzi metà
Quando inizi a capire
Che sei solo e in mutande
Quando inizi a capire
Che tutto è più grande
C' era chi era incapace a sognare
E chi sognava già

Tra una botta che prendo
E una botta che dò
Tra un amico che perdo
E un amico che avrò
Che se cado una volta
Una volta cadrò
E da terra, da lì m'alzerò
C'è che ormai che ho imparato a sognare non smetterò

Ho imparato a sognare
Quando inizi a scoprire
Che ogni sogno
Ti porta piu' in la'
Cavalcavando aquiloni
Oltre muri e confini
Ho imparato a sognare da la'
Quando tutte le scuse
Per giocare son buone
Quando tutta la vita
E' una bella canzone
C' era chi era incapace a sognare
E chi sognava già

Tra una botta che prendo
E una botta che dò
Tra un amico che perdo
E un amico che avrò
Che se cado una volta
Una volta cadrò
E da terra, da lì m'alzerò
C'è che ormai che ho imparato a sognare non smetterò
C'è che ormai che ho imparato a sognare non smetterò

Testi : Negrita(1997)

ボクは夢をみることを覚えた
それは子どもの頃ではなく
歳を追ってからでもない
学校があった日
終わりがないほど長く感じた
ボクの世界はこのへんで終わりのようだった
神父の退屈な教壇
ボクらは言われるがままに動いていた
ボールが転がっている
まるでロボットのようにボクは見えた
それでも夢をみることができる人はいる
いや、もう夢をみている人はいる

ボクは夢をみることを覚えた
ボクは希望を持ちはじめたんだ
持つ、持てる、持つだろう、と
ボクは夢をみることを覚えた
ボクの夢が大砲で
夢の中で、半分ぐらい命中するんだ

ボクはわかりはじめた
キミは独りで、パンツ一枚の無防備だ
ボクはわかりはじめた
はじめはどれも大きく見えるんだ
それでも夢をみることができる人はいる
いや、もう夢をみている人はいる

夢という大砲をボクは抱え
夢という大砲を放つ
失う友もいる
見つかる友もいるだろう
もし一度転んだら
その一度は転ぶんだ
そしてボクはまた地から立ち上がる
ボクはそう夢をみることを覚えた
そう夢をみ続けるだろう

ボクは夢をみることを覚えた
ボクは知りはじめたんだ
一つ一つの夢はボクを夢の世界へ引き込む
ボクをのせた風になびくカイトは
壁も境界も超えていく
その世界でボクは夢をみることを覚えた
ボクが試すいい訳は、どれも夢のためなんだ
そんな人生が歌になったら最高じゃないか
それでも夢をみることができる人はいる
いや、もう夢をみている人はいる






この歌を聴いて私の頭の中は日本語に変換されていた。
やっぱりグーグル翻訳では気持ちは表現されない。
勝手にボクだけど
勝手に語ってるけど
歳なんか関係ないんじゃないかと私はおもう。
だから歌われ続け、メッセージを送り続けているのだろう。





思春期青少年が歌やダンスの番組をみていた。
私もみることにした。
内容は、エンターテイメント養成学校を
宿舎から舞台までドキュメンタリーして
何か月何週にもかけてグランプリをだすものだった。

みんな18~20歳ぐらいの青年たちだった。
華やかな芸能を夢みた子たちは
誰でもできるTikTokにいそうな
いたってフツウの子たちであった。

しかし、何万というもしかするともっとかもしれない
そのスマフォの中のたった一つのアプリに向かって
歌ったり踊ったりしている子たちが
どんどん落とされ現実を知らされていく。

決勝戦まで辿り着ける子は
きっとプロや大人はもう見抜いているだろう。
しかし、ただタレントを養成しているわけでもなければ
探しているわけでもない。

今生きる夢みた青年たちに
経験やチャンスを与えているだけだ。
同じことを目指す仲間たちと
気持ちをシェアしてまた独りで歩んでいく。
その場は、番組としてスポットされているけれども
どの分野にも通用する。文化系だけじゃない。

与えられたチャンスの中で突き進んでいる夢みた子のママが
自分の子に会って、私の分まで夢をみさせてくれという。
「なんでママの分も?」
「私は夢をみないで生きてきたから。
夢を信じることをあなたから学んだのよ。」


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私の母が、離婚して離れ離れに息子と暮らし
息子の父(私の父)・元夫が早々に他界したために
青年となった息子と再会して、母業が再開するのだが
その頃の母業とはもう
家庭での生活を共にすることではない。
気持ちが寄り添える存在を与えるだけだ。

母は兄に手紙を送っていた。
私はその手紙を、母も兄も亡くなってから
見つけ読んでしまった。
でも今もずっと私はその手紙を握りしめている。
兄へだけの言葉ではない、私への言葉でもある、と。

「今、これがやりたいということを追ってごらんなさい。
なんでもいいから。失敗してもいいから。」
そんな言葉を母は兄に送っていた。

私は何度も何度も読み直し
何度も何度も想像して
何度も何度も信じて
何度も何度も夢をみた。

いまだにやりたいことがいっぱいあって
ありすぎて追っているのに
どこが頂点でなにが成功なのかいまだにわからない。

私が今までに気づいたことは
自分の世界をつくること
自分らしく生きること
頂点なんてひとつもないこと
幸福と苦難は交互にやってくること
そして堂々と誠実にいきること

夢とはいったい、前に進むための目標で
ゴールなんてない。
夢とはいったい、みんながもっているもので
それを夢と気がついていないだけなんだ。
夢とはいったい、生きるための原動力だと想う!

夢なんてかっこいい言葉だけど
夢なんて大きそうな感じだけど
私は、自分から湧き出てきた
ただただやりたいことのひとつが
夢なんだと想う。



・・・・・・・・・・


【お知らせ】

Webinar企画が完成いたしました!

世界から参加可能ですので海外在住の方も是非この機会に
オリーブ文化の豆知識をどうぞ!

人数に制限がありますのでお早めに。

Apro la prenotazione del mio webinar(in giapponese) in diretta
per la potatura degli olivi stile Toscana,
il turismo a Vinci e vivere in campagna

お申し込みはこちら




【ご報告】

オリーブオイル関西2021が

Covid-19緊急事態宣言延長のため中止となりました。
セミナーに登壇する予定でした。
プロフィールを残しておきます。
お申し込み下さいましたみなさま
ありがとうございました。

「ヴィンチの丘で オリーブ剪定」

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彼女たちは産むのに必死だった。
体のホルモンは、今、産まなくてはならないようだ。
ひと房でも多く産みたい...
そんな風に見取れたブドウたちだった。
愛おしい。

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あの一晩で、第一声のブドウたちは、フリーズした。
そして、そのまま体を凍らせ、生気が抜けた。

私はその生気が抜けたあの夜を想像した。
きっと小さな光る魂が
冷たくて静寂で覆うようにのしかかってきた気流の中で
ぽっと浮かんでは消え、ぽっと浮かんでは消え
つかもうとしてもふっとすり抜ける魂の姿を
まるでアニメでも描くような幻想的な夜を想像した。

産みの母体は、ただただ子の魂を見届けるしかなかった。
そのまた母体の産みの親、畑の主も手の施しようがなかった。

あるところでは、畑のあちこちで火を焚いて
愛しのブドウに暖を与えたそうだ。
友を何人も何人も呼んで、一晩中火を焚き続けたそうだ。
地球の反対側では火災で木々は燃えていくっていうのに
こっちは、樹に暖をくべるなんて、悔しい笑みを浮かべてしまう。

深夜手前、ある農薬農園の主は、魂を覆う魔法の薬を散布したそうだ。
私は、そんな風に聞こえてきた。
この世に、祈りとか魔法で生き残ることってできるのか。
化学の力だけでずっと生き延びることはできるのだろうか。
これにも悔しさの笑みがこぼれてしまう。

農主は、黙って自然の現象に目をつぶったそうだ。
一睡もできなかったそうだ。
あの夜こそ早く過ぎ去って欲しい夜はなかったそうだ。
早く...早く...夜が明けてくれ。

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確か二日ぐらい、芽生えの4月、7・8日に
突然の寒波がイタリア中部を襲った。

農主曰く、翌日にはもう、生気は抜けていたそうだ。

私は、庭の満開の藤で気が付いた。
これはもしや。とブドウ畑へ向かった。

その観察後数日経ってまた観察しに行った。
農主も観察しにブドウ畑を歩いていた。

農主は今にも泣きそうだった。
声が震えるのか、あまり話したくなさそうだった。
顔が悔しさでひきつっているようだった。

私は心配そうに農主を見つめたが
農主の目を見ていると今にも涙が吹きこぼれそうだったので
...そう察したので、私は目をそらした。

それぐらいしか私にできることはなかった。
かける言葉さえもない。
今の言葉は無意味にしかないようで
私は無口に、あの夜を想像するしかなかった。

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いつもだったら、4月の半ば頃にブドウの芽掻き作業をする。
しかし今年は、一ヶ月ぐらい遅れているほど春の気温が上がらない。

私は四月の寒波は初体験だったので
今年の芽搔き作業は無いとおもっていた。

あれからブドウたちは
あるだけのエネルギーと生気で吹き返していた。

農主だって四月の寒波は初体験なんだそうだ。
あんなに農民が怯えている現象なのに。
誰も知らないのか。

コロナ時代に生きていることの凄さを感じるけれど
四月の寒波経験も併せて凄い時代に生きているとおもった。

ブドウたちは、あの冷気で自然界に顔を出した
ひ弱な芽だけを凍らせたのだった。

イタリア語ではBruciatoと焼けたと表現され
焼けたように茶色くなっていた。

ブドウの樹液・リンパは流動し続け
あの時まだ顔を出していなかった芽は生まれていた。

そして、身籠るはずの芽の大半は焼けてしまったのならば
母体のホルモンはその放出先を
今まで眠っていた蕾(gemme dormiente)までたたき起こし
小さな芽をいっぱい目覚めさせた。

身籠る芽は去年生まれた(2年目)枝の蕾から芽生える。
その芽が焼けてしまっていたら、果実は生まれない。
もしくは3年目の枝からひょっこり芽が生まれて果実が成ることもあるが
本命の果実ではないので、旨み的には本命の芽からの果実よりは劣る。

本命の果実が生まれないのに芽掻き作業って必要なのか?
疑問はあったが、小さくても大きくても生まれてきた芽たちを
今度は来年使えそうな枝を選抜しなくてはいけないという。

納得はいくが、特にCordone Speronatoという樹形は
小さい芽の大集合で選抜に苦しんだ。
GuyotやCapovoltoの樹形は、母体が支え棒のところしかないから
一本に対しての作業域が狭く速くできる。
だって身籠る芽はほとんど焼けちゃったんですもの...

もしこの先も芽が出てこなかったら...
特に去年とかおととしに植えたBarbatella(ブドウの苗木)
また植え替えしなくてはいけないと
悔し笑みの苦笑いで農主は私に答えた。

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日曜日、夫が山に水を汲みに行くというので
私もセミナー用のレオナルド・ダ・ヴィンチの
生家の写真を撮りにくっついていった。

家の中にいると寒いぐらいなのに
ちょっと散歩すれば体は温まった。

草花はちょうど咲き乱れていた。
6月の初夏のイメージだったヒラヒラの赤い花びらが風に揺れる
Papaveri(ヒナゲシ)がもう咲いている。

温暖化なのか寒波なのか
自然界のホルモンやサイクルがよくわからなくなった。

そして、我が家のイチジクは第一声の芽は焼けてしまったが
レオナルド・ダ・ヴィンチの生家にあるイチジクは
平気な顔して例年通りだ。
我が家のサクランボは花が焼けちゃったけど
こちらは、もう果実らしい形で結実まで成功している。
なんなんだこの差は!

あの冷気は標高が低い丘に沈んでいたようだった。
標高があるところではそんなに被害はなさそうだ。
確かに丘の上の方は被害薄で、下の方は被害大と一目瞭然である。
そして柱に隠れていた芽なんかは、免れているのである。

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「今年は、テーブルワイン用の収穫になるのかなぁ?」
「いや、ボトル用も収穫するさ。
むしろ今年のブドウは美味しいかもよ。夏の気候によるけれど。」
「なんで?!」
「だってさ、勝手に芽掻きされちゃって(芽が焼けちゃって)
生き残った芽から生まれるブドウは濃厚にきまってるだろう。」

わー!そっか!そう考えると美味しそう!
濃厚に旨みを集中させるための芽掻き作業Scacchiaturaである。

量的には損失大だし、コスト的にも被害大だけれど
ちょっとだけ期待とか希望がみえてきた。

絶対にこの子たちでできあがったワインがのみたい!
生き残った彼女たちの命をそそぎこみたい。

ポジティブに生きるってこれも私たちの生き残る業かもしれない。
見方や考え方、視線や思考を一歩離れて考えるのも
今、困難だらけの世の中に必要な姿勢だなと
身をもって想う。

また自然が教えてくれた。
だから生きるっておもしろい。

こういうことを産んでくれた母に伝えたい。
もちろん無理なんだけど
想いだけでも残しておこうとおもう。

日曜日はイタリアでも母の日だった。
世界のママたちに、ありがとう。
産んでくれてありがとう。




・・・・・・・・・・


【お知らせ】

オリーブオイル関西2021が
Covid-19緊急事態宣言延長のため中止となりました。
セミナーに登壇する予定でした。
プロフィールを残しておきます。
お申し込み下さいましたみなさま
ありがとうございました。

「ヴィンチの丘で オリーブ剪定」

せっかくですので、別でLive配信を計画しております。
お楽しみに!

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HACCPがEU基金講座にあった licenza S.A.B. 前編』の
つづき


年が明けて、ロックダウンのレッドゾーンから
トスカーナは少しゆるゆるオレンジゾーンになった。
そのEU基金を運用したトスカーナ管轄の講座・食品衛生責任者
リモート授業をやめて、教室で生授業をするということになり
私は引き続き教室へ向かった。

え。誰?この人?
画面で見てたより、こんなに小さいんだ!
わ。この人、全然雰囲気違うー。
私の目を見てくれて、話しやす~い。

画面の人と実物の親しみやすさのギャップに驚いた。
きっと向こうも私のことをそう思ったに違いない。

リモート授業で発言する人って決まってたけど
私も発言する機会が増えて、和やかになった。

受講者男子1人で合計8人中、私を入れて外国人は3人いた。
中国ちゃんとナイジェリアちゃんは無口だった。

生授業の欠点は、マスク装着だった。
口の動きがみえないのは
外国人にとって理解の難度が増す。
目線が合うことの親しみやすさは生授業のメリットだけど
ニコっと笑ってる口元が見えないのはデメリットだった。

授業は、なんだか、スライドを読んでるだけで
あまり頭に入ってこなかった。
リモート授業もわかんないし、生授業もわかんない。
言い訳じゃないw
読むタイプは女子講師に多く、男子講師の方が動きがあったことと
経験談や例を出してくれて、ふむふむと興味が湧いたことは
講座テクニックとして覚えておきたいことだった。

DSC05638

授業用パワポをプリントアウトしたものがテキストだったので
授業は無料だったのに、お金使っちゃったなぁ。
高さ10㎝にはなるプリントを
試験前には5ページぐらいにまとめた。

大切なのは、なぜHACCPが存在するのかというより
実用的なことと理屈っぽいことだった。

生ものを腐らせる自然界の要素とか
ばい菌はこういうときにくっついちゃうとか
ばい菌を退治するにはどうすりゃいいんだとか
菌が繁殖しやすい食品の保存方法だとか
材料や調理済み食品が届いたときのチェック項目だとか

経理に関しては、経理さんがしっかりしてればいいだろう
とあまくみてかかった。

DSC05656

きっと他の受講生も同じ風に勉強してただろう。
えっとー、私が一番年寄り..年長さんだったんだけど
イタリア人より試験に落ちる落ちない、あまり不安はなかった。

20代から30代の開業するには適した年齢の子たちで
ついこの間まで現役学生をしていた子だっている。

しかし、やたらと不安がって、こっちまで影響されちゃう。
年長と若手の違いまで分析してしまった。
人生経験とか日々の暮らしとか
毎日の生活の中で学んでいることってあるんだなと。
やっぱり若手と年長では
気をとめるところが違っていたりする。
それとモラル的生活の知恵とか知識量が
多く生きてる分、年長は多いに決まっている。んだ。

私が、原材料を生産する農業に関係しているだけではない。
フツーだったらソレわかるだろってこともあったり。
思い出してみると、自分も20代は知らなかったな。

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テーマごとに講師がかわった。
その度に、君たち本当にわかった?テストがあった。

今やったことだからわかってなければいけないのだけれど
聴いてなかったり、覚えてなかったり。

自慢ではないけれど、おしゃべり若手イタリア人より
テストの成績が良かったりしたこともあったニッポンジン。

モラルよ、モラル。
道徳心があれば、人を守る心があれば
試験へ向かうテストだってわかるもんだなと気づいたわけだ。
人生の気づき。

DSC05811

中国ちゃんとナイジェリアちゃんは
イタリア語力が欠けていた。
私たちの共通語がイタリア語だから
助けられなかった。自分の努力しかない。

剪定士の試験のとき、イタリア語日本語両方を調べて
自分に自分の言葉で理解して
自分に自分のイタリア語で覚えた記憶がある。

私は、相変わらず電子辞書を使う。
イタリア人は電子辞書の存在を知らずにスマフォが登場し
ググれば解決という方法をとっている。

私は、電子辞書のシンプルさが便利だと思っていて
Googleの検索結果の複雑さを面倒に感じることがある。
だから一単語の意味が一つでいいときは電子辞書と決めている。

中国ちゃんとナイジェリアちゃんは
だからスマフォを握りしめていた。

中国ちゃんは、スマフォの翻訳アプリがないと
何言ってるかも何書いてあるかも
半分ぐらいしか理解していないようだった。

ナイジェリアちゃんは、英語は堪能だった。
私にはないものをもっているのに、ここでは発揮できない。

君たち本当にわかった?テストで
仲間の外国人たちが悪い成績だった。

何か助けになってあげたい。
「先生、辞書は使ってもいいですよね?」
と質問してあげた。
そんな些細なイタリア語も自分からは
言い出せない子たちであった。

DSC05559

イタリアだから、講座が終了してから一か月以上経って
ようやく最終試験の日がやってきた。

とっとと冬のニートな時期に完結させてくれればいいものを
忙しくなってきた頃に試験があった。
だから試験間際賞味4日間で勉強しきった。
けっこう焦った。
オドオド若手イタリアチーム並みに
ドキドキキリキリした前日。

開業系は、君たち本当にわかった?テストを
丸暗記するしか手はなかった。
だって難しいし苦手なんだもん。
開き直って、それ以上は覚えないことにしたw

HACCP系は、運転免許みたいにシミュレーションテストがある。
過去テストだったり、ネットで拾えたりできる。
テストの内容はほぼ同じみたいだ。
3択テスト用はそれをほぼ丸暗記した。
質問と答えの丸暗記w
質問一単語と答え一単語を覚える方法であるww
きっとみんなもそうだよね?‼

本気で勉強する方は、文章で書く筆記試験と口頭試験だ。
イタリアらしい。
よく思春期少年がやっている。
口頭試験は、日本人苦手だぞ。それとも私だけか?

もう、緊張もそうだけど年齢的に
脳みそにあんまり留まることはなかった。
だから、10㎝のプリントテキストを
自分流に要約したことで、なんとなく覚えた感じだ。
案外それがよかったみたいだ。
あとは、開き直るしかない。

DSC05890

中国ちゃんと試験当日少しだけ打ち解けることができた。
彼女は、辞書を持ってきていた。
でもまだ自信のないことを言っていた。

「アナタはイタリア語分かるからいいけど私はダメ。
きっと落ちるとおもう。この試験は私にとって試しなの。
母国語だったら中国で勉強したことあるから全部わかるんだ。」

大丈夫だよ!と安易なことは言えないけど
辞書があれば心強いじゃんとだけ言っておいた。

ナイジェリアちゃんは、YouTubeをみていたw
うるさいぐらいだった。

そのYouTubeは明日あるという運転免許の説明を
母国語でしているというYouTubeであった。
すごい度胸だな。アジアンにはない。

こっちの試験終わったら勉強すればいいだろ!
と心の中で思っていたけど

「マキ、今更ジタバタしても仕方がない、なんとかなるさ。」
と何故か年長の私が勇気づけられちゃったw

そうだよね!そうだ!そうだ!

イタリア人の仲間たちは、不安でオドオドしていたが
寸前まで、自分流ノートを手にして読んでいるのは
私だけであった。あ、中国ちゃんはスマフォノート。

DSC06043

10問の3択も文章系筆記試験もまぁよくできた。
想定内の内容でホッとした。

電子辞書を持ってきてるのに
2問ちょっと疑問が残った問題があった。

最後の授業に来ていた今回の講座のメインの講師がいる。
年長さん、質問しちゃおう!とおもう。
だって質問していいって言ってたもん。

「すみませーん、この2問ちょっと不安なんですが...
これかこれ迷ってるんです。」
「最初に考えた方が正しかったね。」
「書き直しちゃっていいですか?」
「あ、いいよ。」www

問いに答える文章試験は3問
最後の授業で箇条書きで答えるからね!
と念押ししておいたので
いかにもまとまってる風に図式化した。

覗きにきた髭がマスクからいっぱい出てた
どっかの観光系学校(alberghiero)の料理科のシェフ
らしき試験官が、グー(ッド)と親指を出してきた。

当たり前だ! 答えが図式化だぞw

中国ちゃんは、隅っこの方に座って悪戦苦闘してたから
試験官がみるにみかねて
中国ちゃんが辞書でひっぱって並べて
試験官が文章にしていたみたいだ。

よかったね!母国語だったらできるんだもんね!
なんか優しい光景じゃないのよ。
母性みたいのが働いてウルっときちゃったw

DSC06041

それも束の間...口頭試験が始まった。

ついこの前まで現役学生してた若手は
名前順だろうという。
私は、応募先着のリスト順じゃないの?
どっちにしろ、一番に始めるのはなんか嫌だ。

トップバッター...帰ってこない。
口頭試験、15分て言ってたじゃん。
仲間たちは、ソワソワドキドキキリキリオドオド。

トイレに行く途中、中の様子を伺えた。
1対5人に囲まれてEちゃん小さく見える。
うぅ、私も2時間後ぐらいにあそこにいるんだ。
なんかこわい。

30分ぐらい経って、Eちゃんが残念そうな顔して出てきた。
みんなが心配そうにEちゃんを囲んだ。

最後の授業できっとこんな質問されるだろうって
シミュレーションしたはずなのに
全っ然違った質問で、ちっとも答えられなかったそうだ。

要は、面接ではないけれど
このライセンスを取得して、何をしたいのかと聞かれ
Eちゃんは、エノテカ風ビストロと答えると
それにまつわる料理に関した実践的な質問だったそう。
メニューにはないことまで聞かれちゃって困ったようだ。
印象悪くなるけど、わからないものはわからない
と、開き直ったはいいが、わかるカテゴリーに入るまで
質問攻めだったそうだ。えー。
きっとあの髭シェフだな。

EU基金だしトスカーナ州がオーガナイズしてるから
調査的な目的もあるのかなと私は思った。
生徒の頭脳(理解度)よりも講師のレベル(教え方)もはかれる。
次回の向上になるのであれば、それは致し方ない。

2番目、3番目と少しずつ短くなり
予定通りの15分ずつとなり、質問されたことを
外にいる仲間たちと考えあった。

最後から2番目だった私は、みんなからの情報があったし
試験官も疲れてきていて、緊迫感は薄れていたように思う。
試験じゃなくって面接じゃなくって
おしゃべりの方が多かったように思う。
特に髭シェフとw

DSC05948

私はオリーブとワインに関わっているといったので
それに関しての質問がいくつかあった。

そしてブログが役に立った。
知らなかった人や忘れてた人そして自分のために
ときどき勉強になるなと思うことをレポ的にまとめたりする。
調べたり記録させることでなんとなく覚えているのだ。
写真を撮るとそこだけ色濃く覚えているように。

ラベル(etichetta)のこと
IGPとBIOLOGICOのこと
バイオダイナミック農法のこと
というか、興味本意で聞いていた感じ。

オイルの種類を聞かれたので
オリーブオイルの種類を言ったんだけど
油の種類のことを聞いていた。
ヒマワリ、トウモロコシ、ピーナッツ、大豆、ゴマとか?
「そう、それそれ。何が違うの?オリーブオイルと」
そうだな...何だろう...
ヒマワリなんかは種からで
オリーブは果肉から搾られている。
授業や10cmのプリントアウトテキストでは
やっていない...

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口頭試験で聞かれた質問をメモっとこう。

冷蔵庫の野菜の位置、生肉の位置
調理するときの格好
調理器具の洗い方
消費期限と賞味期限

「で、いつ合格発表されるんですかね?」
「おう、ヘリから合格の旗だしてやるわい。」
と髭シェフw

そうわっはっはと試験は完となったわけだ。

講座も試験も、落とすためのものではない。
資格も免許もどんどん取って
自由に活動して欲しいだけだ。

思春期少年の進路相談で
その職安の人材養成スタッフに相談したことがある。
進路変更したくて、こういう養成講座を受けて
スキルやライセンスを取得する方法はあるから
進路を間違ったと失望することはない、と。

この一回ぽっきりの飲食衛生責任者ライセンス
不意に出会ってとるだけとって
いったい何に使うんだ?とこれからの課題である。


※写真は Go To Marcheマルケ州に行った時のもの。


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