大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

June 2022

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ヨーロッパ中、まっかっかに表示された熱波は
イタリアよりフランスやスペインの方が暑い
とニュースのインタビューで旅人が語る。

イタリアも負けずに暑いが、なにより雨が降らない。
こうも雨が降らないとだんだん深刻になる。
農業も工業も家庭も節水がはじまったところがあるそうだ。

我が家の庭や畑はだからあまり水を必要としない
植物を植えている。

ラベンダーは少し早めに満開期で
虫たちがラベンダーにたかっている。
太っちょのBomboというハチは
夜ラベンダーに抱きついて眠る。
早朝、そのじっとラベンダーにしがみついて
眠っているBomboはいじらしく
そっとしておきたくなる。

唯一畑で育てているトマトも
あまり水を必要としない野菜で
刈った草を敷き詰めて日除けし、少しでも朝の湿度を保ち
ゆっくりゆっくり...うーん、ゆっくり...成長している。

鉢植えで育てているバジリコやパセリ、ニラだけは
水が数日おきに必要だが、野菜を洗った後の
きれいな排水を与えている。

トマトにもきれいな排水を列ごとに日を変えて
与えたりしている。

私たちは普段、節水生活を心がけているので
今にはじまったことでない。
節水もリサイクルも節約も習慣化すれば
不意に訪れる危機に、割と対応しやすいと
歳をとるにつれて、納得がゆく。

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激暑でも、あえてその暑さを感じに
オリーブ畑を歩いてみる。

夫はずいぶん綺麗に草を刈ったもんだ。
火災を防ぐためにもできるものなら畑の主は草を刈ること
田舎の暗黙の了解だ。

この暑さと干ばつで、やっぱりオリーブの実が
せっかく結実したのに黒く枯れちゃっているのもある。

気候が原因か、たっくさんの花を咲かして
結実の許容量を越えたために
自ら実を振り落としているのか
よくわからない。

観察していて気がついたことは
葉がたくさんあって生き生きしているところは
実をつけていて
葉が少なかったり葉の大きさが小さいオリーブの品種には
実がまばらだったりしている。
降水量が無い分葉の役割が左右した結実期だったようだ。

こういう結実期の干ばつ時に灌漑設備があると
いいかもしれない。
セミナーでよく耳にする項目だ。
温暖化には仕方ない人工に対応する部分なのであろう。

オリーブ畑の小さな洋ナシが今年はたわわだ。
自分の剪定にうっとりしてしまう、こうたわわだとw
洋ナシは剪定だけして自生し実がなる。
オリーブも同じく。
畑の仲間だ。

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6月のちょうど満月に近かった頃
となり街(Empoliという名の)に用事があって出向いたとき
街だけど、もわ~んと甘い香りに気がついた。

街路樹を見上げると、まばらに黄色く花粉が降り注ぎそうに満開だ。
イタリアではよく街路樹に使われるリンデンの樹は
植えれば自生し、夏には緑で埋まり冬には日差しを送る
ヒトや街にも丁度良い樹だ。

この街路樹に便利なリンデンの樹の花は
じつは私の常備薬でもあり、昨年ヴィンチの友アントネッラが
収獲しなかったということで手にすることができず
その常備薬を切らしていて困っていた。

リンデンの花は、鎮静作用があり頭痛や不眠
咳やたんなども抑えてくれ、体調がおかしいなと思ったとき
ひとまずリンデンティーを飲んでおけば、精神的に眠れる
薬嫌いの私と息子には、不可欠なハーブティーなのである。

きっと旅行にするときでも持ち歩くかもしれない。
日本に一時帰国したときも、持ち歩いたほどだ。

この日、アントネッラが街でマーケットを出している。
野菜やタマゴを買いつつ、リンデンの催促をしてみよう。

私はいつもスーパーの紙のタマゴケースを貯めて
アントネッラに寄付してあげる。
今日も大量に持って行ってあげた。
アントネッラは嬉しそうだ。

「街のリンデンは満開みたいだけど、もう収穫は済んだの?」
「あぁ、もう面倒だからリンデンの収穫はやめたわ。」
「えー!なに言ってんの?!私たちの安静剤なんだから!アレないと困る!」
と、文句を言うと
「じゃ、自分で収穫して自分でつくんなよ。」
と、勝手にしやがれ風に収穫に招かれた。

というわけで、さっそくその日の夕方
Tiglioティッリィオ(リンデン)の花の収穫を私一人でした。

確かに面倒だけど。。。
気がつけば2時間は経っていた。
日が沈まないから時間がわからない。

できたら早朝の方が虫がいないから収穫しやすいそうだ。

今日明日には収穫しないともうティー用には使えないという。
文句を言ったタイミングが今日でよかった。。

写真のように花は葉っぱの真ん中から生えているので
その尖った葉っぱごと収穫するんだそうだ。
こんな風に生えてんだね、気がつかなかった。

なるべく開花したての花を選ぶ。
開花したての花は小枝の先端の方に集中していた。

乾燥させるのは、網の上で風通しのよい室内がよいそうだ。
天日干しではない。
1週間から10日間ぐらいかな、様子見で。

アントネッラが干す網も場所も提供してくれた。
今日文句言っておいてよかった。。
ありがとう、アントネッラ。気風のいい人でよかったわ。

私は、ハチミツもリンデンの花の蜜のハチミツを選ぶ。
アレルギーで喉がおかしいときは
そのリンデンハチミツをダイレクトに舐めたりする。

我が家にもリンデンツリーが欲しいなぁ。
この暑さには日陰も欲しいし
リンデンツリーがなんでも叶えてくれる万能な樹。

甘い香りと緑のグラデーション、ハチと競争しながらの収穫
たのしい、癒しのひとときを過ごすことができました。

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今日の一曲。





Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




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イタリアは、学校が6月10日で終業だ。

例年だと、不思議と終業後
うまいこと夏らしい陽気になるのだが
今年はもうバカンスがはじまったかのような5月6月。

暑い x 暑い。
週末海に繰り出す老若男女。

イタリア北部の方でも近くの湖に涼みに行くようだ。
ニュースで思春期たちがわーわーケンカになったという報道で
北イタリア住人の週末の過ごし方がわかった(たぶん)。

我が思春期青少年は、ヴィンチの田舎グループと
一般ビーチが僅かしかないほぼ有料ビーチの
セレブ海岸へ向かった。

また何故そのビーチなんだ?
と当然大人は親でなくても思うだろうが
田舎者は「人がいっぱいいるところがイイ」のだそうだ。
狭い無料ビーチに若者が集まるセレブ海岸。。。

祝日が平日にあったこともあって連休する人や会社が多く
観光地はたいそう盛り上がったそうな。

イベントや野外フェスも各地で開催され
もう以前に戻った風で、ヒトは嬉しそうだ。

汗を光らせながらも満面の笑みで
インタビューに答えている。
宿のオーナーさんも観光が戻ってきたと
笑いを隠しきれない。

しかし、飲食経営は夜働いてくれる人がいない
と嘆いている。かなり前から訴えていることだ。

雇用条件に問題があるのではないかと
あるときTrattoria-Pizzeria(ピッツァ屋さん)
の話を聞いて思った。
場合によっては週7も!などと言っている。
きちっとした規則をつくらないと
大人は働いてくれないだろうし
夜遊びをしたい若者たちには過酷過ぎる。

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私は野暮用があってフィレンツェに一人で行った。

もう思春期青少年とフィレンツェに行くことはないだろう
と、寂しい気持ちにもなるが
また以前のように一人で歩く生活がしたいと
強く想いはじめていたので
少しずつこの時がきたかのようにドキドキした。

この日、フィレンツェ在住のママ友と会う約束をした。
それぞれに自立したママたちのうえに男子のママなので
話があうしとても刺激になるし影響される。

駆け足のママ友とも駆け足で乾杯した。
日本に2年ぶりに帰国するんだそうだ。
そういう日本人がいっぱいいる。

この2年間を取り戻したい人たちがいっぱいだ。
日本人だけではない。
フィレンツェを歩いていて活気でわかる。
アジアン観光客はあまりみかけなかったけど
欧米の観光客は取り戻しにきた。

私は正直、取り戻したいとは思わない。
新しい生活に挑みたい気持ちでいっぱいなのだけれど
なかなか自分の思い通りにいかずにモヤモヤしている。

だから取り戻しに生き生きしている人たちの
生き生き度が羨ましくもなるけれど敢えて励みにもなる。
私も生き生きしたい!って。
目的が違うけれど、生き生きしてればそれでいいのだ。
時期というだけで中身の薄い若者のエネルギッシュを
みているだけでオジオバは胸が踊るような感じさ。

ここからの写真は、サンタマリアノヴェッラ薬局にて。

Officina profumo-farmaceutica di Santa Maria Novella

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私が一番に住んだフィレンツェのアパートは
Santa Croce教会地区なんだけれど、そこから
陶芸のアトリエで出会ったアメリカ人のお友だちの紹介で
引っ越した先がSanto Spirito教会地区(冒頭写真)
このアパートは大家さんがいなかった分
溜まり場になるは、部屋をシェアするという初体験で
家族のように心配しあえる姉妹ができたアパート。

そんな歩き回った地区を
当時別でやはり同じ地区に在住していたそのママ友と
今日散策することができて嬉しかった。
小路が懐かしかったけれど新鮮だった。

この地区は地元民が住みアトリエが多い。
だからこそ外国人が気になるエリアだったりもする。

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住宅街に教会があるのか
教会があるから住宅街となるのか
私は無宗教だけれども
神聖な心の拠り所・守護的な所なのであることはわかる。

私は無宗教でも逃げるところがなかったら
彼らはそれでも受け入れてくれるだろう。
教会の前を通る度に入る度に
そんな彼らの包容さが伝わってくる。

ウクライナの歴史的木造聖堂が砲撃されたニュースで
私も落胆したひとりだった。
私が言うまでもない、避難所だったそうだ。

毎週日曜日や祝日にはPapa Francesco(現ローマ法王)
のお話を、ほんの少しニュースで伝えてくれる。

イタリアに避難してきたウクライナの子どもたちが
Papaに質問をしている。
「ローマ法王さま、戦争を止めることはできませんか」

Papaは鋭く真剣そうな眼差しで「時期というものがある。
時期がきたら私はプーチンに会ってくる」と言った。

ジャーナリストは
Papaがプーチンと対面する意向を表しました、と伝えた。
大人も子どもも同じ想いだ。

その子どもは、Papaに抱きついた。
大人も子ども抱きつきたい。

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暑い初夏、バカンス気分のイタリアは
ジリジリした日差しと午後に吹く風と
頭の中はエメラルドグリーン
結実中のオリーブは干ばつと高温で今一かもしれない不安
グリーンパス提示やマスク装着義務がとれたり
もう夏だけど夏に向かってます。



今日の一曲。





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