*Vinciヴィンチは7月に入り日照りが続く*Luna
Discendenteルーナ ディシェンデンテの*Giorno
di Fioreジョルノ ディ フィオーレの日、Vino
Biodinamicoヴィーノ ビオディナーミコ(バイオダイナミックワイン)を手掛ける2社が、12,000本のボトルにワインを詰めた(=Imbottigliamentoインボッティリィアメント)。
Metodo
Biodinamico Modernoメートド ビオディナーミコ モデールノ(現代バイオダイナミック法)は、*Maria
Thunマリア チューンの月と天体のカレンダーに沿って作業が行われる。
移動式ボトル詰め業者は、機械がセッティングされたビッグなトラックで来る。
機械は、ワインをボトルに詰め、栓をし、栓のカバーをし、ラベルを張る。*Chianti DOCGの印紙も張る。
ワインの種類によって、瓶も栓もカバーの色もラベルも印紙の有無もかわる。
次々と出てくるボトルの箱詰め作業・箱のセッティングは農園スタッフがやる。
12,000本が次々出てくるのだから、スタッフの阿吽の呼吸でちゃっちゃかやらないと一日で終わらない。
が、今回も無事終了。
大量のオーダーが入った時を目安に、樽内貯蔵期間や9月の収穫に向け樽の空き調整を、月と天体のカレンダーを見ながら計画を立てる。
今回はUSAへ輸出される。化学薬品+食品が多いアメリカで、地球と体に優しいワインが広がることは私も嬉しい。
ボトルは、Metodo
Biodinamico
Modernoの法則に従ってSiliceシリチェ(シリカ/二酸化珪素)素材のボトルを使う。このボトルを使うことによって、さらに長期保存が可能となり、ワインの味がさらに成長し形成されていくそうだ。
ボトルやワイン詰めの日までも法則に従うバイオダイナミックワイン。
ただのマニアではない。
無言の自然を尊重しているだけだと思う。
簡単に化学の力で調整してはいけない。
厳しい自然の法則に私たちも厳しく向かい合わなければいけないと思う。
バイオダイナミックワインだけでなく、オーガニックやバイオダイナミック農法を適用している農園に注目し消費者を増やすことが、地球を守る第一歩のような気がしてならない。
*Vinciヴィンチ
(レオナルド・ダ・ヴィンチの故郷。トスカーナ州フィレンツェ県)
*Luna
Discendenteルーナ ディシェンデンテ
(約28日間のサイクルをする回帰運動中、天体の赤道から見て月が秋分点(下降)側の約14日間:Metodo
Biodinamicoメートド ビオディナーミコ(バイオダイナミック農法))
*Giorno
di Fioreジョルノ ディ フィオーレ
(花の日。地球の周りで恒星運動をしている12の星座中、Acquarioアクアーリオ(水瓶座)・Gemelliジェメッリ(双子座)・Bilanciaビランチャ(天秤座)がFioreフィオーレ
(花)に影響を与えるそうだ。地上の生体力では、Ariaアーリア(空気)に値する。)
*Maria
Thunマリア チューン
(Rudolf
Steinerルドルフ シュタイナーの教えに従い、'50年代、カブ(Ravanelloラヴァネッロ(ハツカダイコン))の成長を月と関係させて研究し、シュタイナーの研究結果の月と天体のカレンダーをさらに確実化させた人物。)
*Chianti
DOCGキアンティ ドックジ(キアンティ地区ワイン)
Denominazione
Origine Controllata
Garantitaデノミナッツィオーネ オリージネ コントロッラータ ガランティータ(統制保証原産地呼称=
必要条件・検査に合格した上級ワイン)