大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

カテゴリ: Bio商品 Prodotto

田舎暮らしの大地の住人は、最寄のメイン都市の便利な大型スーパーで、一週間に一度くらいのペースで買い物をする。

大地の住人は、全部オーガニック生活だと思われているようだが、残念ながらそうもいかない。

Bio商品(イタリアではオーガニックなどの商品をビオと呼んでいる)が無いものもあれば、経済的な面で、No BioBioの差が何倍にも跳ね上がる場合は、時を置きながら検討していく。

Vino Biodinamico con marchio BIO


私はスーパーに行くと、特に袋にパックされた乾物や菓子類等、じっくりパッケージや後ろを読む。

時間がかかって仕方がないのだが、新しく質のより良い商品であれば、値段に応じてはそちらを選ぶ。

私の選ぶ基準は、添加物を含む使用材料の少ない商品、ピュアに近いもの。


ここ最近、Bio商品が増えてきたことに気が付く。

Bioを意識している人が増えてきた証拠であろう。

お惣菜屋やカフェスタイルなレストランもBioを謳うところが増えてきた。

嬉しいことである。

Tarassaco in Gennaio


なぜ
Bioの方がいいのか。

私が言うまでもない。


いわゆる「普通」といわれる商品は、遺伝子組み換えかもしれない、化学品種改良などから始まり、除草剤・殺虫剤・結実剤・化学肥料(速効性or遅効性、土壌or葉面など多様)で植物を化学化させて栽培し、その後、着色・保存・味調整をしているもの。

質より量生産で、毎年同じ味の同じ量を産出させ、生産者も消費者も安定する。


それに対してイタリアでいうBio商品は、無肥料もしくは有機肥料、成長は自然に任せ、害虫からは天然素材で寄せつけない工夫をし虫を殺さないよう栽培、その後も添加物が無い分、色も様々で保存期間が短い。

量より質生産で、天からの恵の濃厚な味を提供し、地球も体も守り一石二鳥。

生産者は化学に当てる費用は無いが、毎年味が違い毎年生産量が違う不安定な生活をせざる得ない。

Olivo BIO


私の考える私の言葉で二つの違いを述べてみた。


農業士養成講座で植物や剪定を学び・・・

オリーブをBioで栽培し純なBioのオリーブオイルを生産し・・・

ブドウをバイオダイナミックというBioよりもっともっと厳しく天体の動きにも従いながらワインを造る農園を手伝い・・・

小さな我が菜園にはカチカチの土壌でカンカンの太陽に当たりながら濃厚なトマトを育て・・・


さらに、除草剤・殺虫剤反対運動を起こしているローカルグループの情報が飛び交い・・・

知れば知るほど恐ろしくなり・・・

Dopo la Pioggia c'è un Vento Forte


思い当たって考えると、戦後
6070年代の経済成長期に農薬の進化が恐ろしくあり、その後の被害者が8090年代に続出し、植物も人間も病気を治す薬が競争で開発される現在。

その8090年代、私の家族がバラバラに次々とこの世を経ったのは、栽培方法と食品添加物がかなり所以しているのではないかと強く考える。

関連記事『地球と体を守ろう会:農薬の危険性』で、農薬を触り・吸い・食べ続けているとどうなるか記述した記事があるので参考にして欲しい。


Dove c'è B*****a c'è casaでお馴染みのパスタ製造会社は、農薬検出量がナンバーワンであったことが報告された。

日本でもイタリアパスタでごく普通に手に入るであろう。

一昨年イタリアの記念切手にもなっていたD*****o社のパスタも農薬検出ナンバースリー。

残念だがトップテンに有名どころがズラッと並んでいた。


それに対してBioパスタでは、農薬検出量ゼロを記録した大手スーパーCoopのオリジナルBioブランドViviverdeヴィヴィヴェルデがナンバーワンであった。

その他のBioパスタからも農薬検出はゼロ、もしくは微量という結果。

頼もしい。

私が週に一度Coopに行って、割と安価に提供してくれるViviverde商品を選択していただけに嬉しい。

Spaghetti Biologico


Bio
マークがないBio農家からの仕入れは農民を信用し

ローカル興しG.A.S.(Gruppod'Acquisto Solidale)などでBio商品を手頃な値段で買う工夫をし

スーパーでもなるべくBio商品を手に取るように心がけ

家ではできるだけ自家製に努め

さらに言うならば

病気にならないよう日頃から気をつけ

小さな病気はまず薬に頼らず薬草のチカラを借りるのも一つの手にして生活していけば

植物同様Resistenza Naturaleレジステンツァ ナツラーレ(自然な抵抗力)を持つ地球と体になるではないかと信じているし期待する。


それは、次世代への子を想うと、大人の私たちが教えていかなくてはいけないことの一つだと大いに信じている。

ママの買い物も教えていこうと思う。

Brillano se stesso

*関連記事はこちら↓*

カテゴリーBio商品】【BIO講演

日本人女剪定士の生み親 Corsodi Agriformazione

GASローカル興しのBIO商品

地球と体を守ろう会 パート1農薬の危険性

オリーブを囲む大地を守る その①農薬の危険性 OlivicolturaBIO

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最後まで拝読していただきまして

ありがとうございました。

G.A.S.(GruppoAcquisto Solidale)(関連記事はこちら)で、守られた山の守られた牛たちのLatteラッテ(ミルク)を買う。

Latte Crudo Bio di GAS


このミルクは、加熱処理されていない
Latte Crudoラッテ クルード(生乳)

賞味期限は、二日間。

自分で沸かせば、さらに冷蔵で三日間持つそうだ。


3リットル購入し、1リットルは家族でゴクゴク飲む。

濃厚でコクがあって美味しい。

牛臭いかな、と思いきや、香りはお馴染みの牛乳。


あとの2リットルは、Ricottaリコッタに!

shinomaiさんのレシピを参考に(こちら)


Ricottaとは、Ri=もう一度、Cotta=火を通す、という意味。

加熱処理されていない生乳からでは、Riではない。

リコッタは、チーズ生成過程で生じたSiero di Latteシエロ ディ ラッテ(ホエイ、乳清) に火を通して、Caglioカリオ(レンネット、凝乳酵素)をほんの少~し入れて出来上がる。


私は、この生ミルクに、同じファームのオーガニックヨーグルトをYogurtGrecoヨーグルトグレーコ(ギリシャヨーグルト)(関連記事はこちら)にして、そこからでてきたホエイを少し足して火にかけた。

そして、レシピ通り、湯気がモワモワしてきた頃、レモン汁を入れて、ほんの少しかき混ぜて、10分休ませて、リコッタチーズ用の型にすくって入れた。

お馴染みの牛乳からのリコッタつくりだったら、ホエイはいらない。

生ミルクだってホエイがなくても、レモンパワーでできそうだ。

Ricotta fatta in casa


リサイクルの型から、ホンモノらしい仕上がりに。

2リットルのミルクは、こんな小さなリコッタに変身。


自家製リコッタ作りに分離したホエイも、ギリシャヨーグルト作りで分離したホエイ同様、ピッツァ生地(関連記事はこちら)などに使えそうだ。

使い切れなかったら、流しに捨てては勿体無い。

大地に流せば、大地が肥える。

ホエイは栄養たっぷり!

Ricotta con Olio Extravergine di Oliva


レモンの味なんてしない。

甘味のある生乳100%の濃厚リコッタが出来上がった。

嬉しい!

早摘みのまろやかオリーブオイルにピッタリ。


イタリアにいたら安価でリコッタは手に入るけど、オーガニックミルクが手に入ったときは、是非自分で作ってみたい。

Formaggio Stagionato Bio


日曜日のランチ、全粒粉で溶いたクレープをこしらえ、中には
Ricotta e Spinaciスピナーチ(ほうれん草)に、同じくそのファームで購入したFormaggio Stagionatoフォルマッジョ スタジオナート(熟成チーズ)を削って頂いた。

少年もRicotta e Spinaci大好き!

Creps con Ricotta e Spinaci


おやつは、夏にシロップ漬けした小さな洋ナシ
Pera Cosciaペーラ コシャと一緒に!

Ricotta e Pera Coscia Siroppata

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GASローカル興しのBIO商品

ヨーグルトチーズ Yogurt Greco

自家製ピッツァ la pasta di Pizza

小さなナシ Pera Coscia

フィレンツェの「時」Richard Ginori

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ありがとうございました。

Mosca dell'Olivo : Metodo di difesa a confronto

モスカ デッローリーヴォ:メートド ディ ディフェーザ ア コンフロント

【モスカ駆除の方法を見直す講演会】

『その③オリーブオイルBIO生産を業とする』


その①農薬の危険』 と 『その②モスカ対処法』 から。

Paesino Vinci


*
地球と体を守ろう会たちは、彼らの熱い気持ち・・それは地球と体を守ること、そして小さな農園一つでは守りきれない、団体となって輪となって守っていくことを、ボランティアで活動している。


今回≪オリーブ栽培はBIOでできる!講演会≫では、ランチまでオーガナイズ。

ローカルのBIO農園たちが提供して下さったメニューは、Veganヴェーガン(ヴィーガン:動物・酪農製品を一切使用しない)
材料は全て
BIO

Crostini mediterraneiクロスティーニ メディッテラーネイ

Pane e olioパーネ エ オーリオ

Schiacciatineスキアッチャティーネ

Pappa al pomodoroパッパ アル ポモドーロ

Zuppa di farro e verdureズッパ ディ ファッロ エ ヴェルドゥーレ

Verdure al fornoヴェルドゥーレ アル フォールノ

Schiacciata con l'uvaスキアッチャータ コン ルーヴァ


そして、地域の
Vini Biodinamiciヴィーニ ビオディナーミチ(バイオダイナミックワイン)でおもてなし。

私の手伝う農主のワインも寄付され、あっという間に空っぽになっていた。

Pranzo Vegan nel Oliveto di Bianconi


今回の講演会で、ラストを飾った、ヴィンチ在住ジャーナリストのスイス人
Andreas Marz氏。

彼は、私がひいきするこだわりのFrantoioフラントイオ(搾油場)の主である。

スイス製の精密な搾油機を使って、とってもとっても美味しいオリーブオイルを搾油してくれる。(そんなオイルをOlio EVOオリオ エーヴォという。)

彼の話が聴けて良かった。

とても嬉しいことを言っていた。

Oliveto Meccanizzato


まずは、
Hobbistiオッビスティに功労を称えたいとのこと。

Hobbistiは、無償で作業をし、オリーブ畑をきれいに保っている。

その作業とは、た~~~くさんあり、労働プラス道具や消耗品などの購入で、決して無料ではできない。

これらをカバーするのに、1リットル€1517で元がとれるかどうか、ということであった。

これでも儲けはありえない。

そうなんです、そうなんです・・・私や周りはうなずくばかり。

Oliveto Come la Vigna


さらに、ブドウを中心とした農園でも、オリーブオイルのラベルを作り、
*IGP登録とBIO登録して、公に出して欲しいという。


しかし、お金もかかれば検査も厳しい。

副業的オリーブ栽培にお金がかけられないのが実状。

(お金=税金や監査料、設備・設置料。検査とは、栽培方法、成分、作業法、保存法プラス作業場の検査。作業場の大きさも設置する物も全て規定がある。)


ラベルを貼り、商品化することで、地域の注目度は上がる。

ヴィンチの山モンタルバーノに連なるIGPオリーブオイルが増える。

商品化することは、オリーブオイル本来の価値を知らせる手段でもある。


L / €3~4のオリーブオイルなんてありえないと呆れつつ、断固と言う。

オリーブを栽培し、オリーブオイルの瓶詰めまで、あーやったこーやったとこだわりの誇示を保証しなければいけないという。

その証が値段となるそうだ。

その値段の証を一人でやっても仕方がない、地域で興すことでさらなる証となる。

栽培も味も優秀で尚且つBIOなんて最高なオリーブオイルであるという。

そりゃそうだ。


公式BIO表示の他に、地域と体を守ろう会からモンタルバーノBIO(仮名称)の表示登録が可能になった。

今後、モンタルバーノBIOマークが出回ることを期待する。

Tutti Olivi


私の見解だが、商品化することでターゲットが広がり、地域への供給的なオリーブオイルとは遠くなってしまうであろう。

それでも本来のオリーブオイルの価値を知らせるには、商品化させたほうが今後の業として成り立つかもしれない。


本来のオリーブオイルは、オリーブ文化を持たない海外へ輸出されてしまう場合が多いイタリア。

ズバリ、本来のオリーブオイルとは高価な食品だからである。

オリーブ文化を持つイタリアで販売される安価なオリーブオイルは、ご近所の地中海の国々から、様々な状態で届く。


そして、イタリアの農民たちは、採算の合わないオリーブオイルを副業として、目を瞑って地域のみなさまに提供しているのが現状ではないだろうか。

栽培者は知っている実は高価なオリーブオイルを自分でつくり、残りを売る形式を副業にしている農園とHobbisti

自分たちのためにつくられた彼らの美味しいオリーブオイル。

革新的な小さな生産者出現も今後是非とも注目して応援してほしい。

vista dal Montalbano


「これらを前進させることは、私たち現代だけではなく、次世代へも良くすることにある。若者を育てるためなら、いつでも相手になるよ。」

と紳士なオリーブ栽培士ジャーナリストは講演会を締め括った。



*地球と体を守ろう会

AssociazioneBioDistretto del Montalbano

アッソチャッツィオーネ ビオディストレット デル モンタルバーノ

Firenzeフィレンツェ県・Pistoiaピストイア県・Pratoプラート県を跨ぐ山-Montalbanoモンタルバーノを囲む10の市町村で結束された、環境・農業・生物・健全性を尊重し、オーガニック・バイオダイナミックでの生産を推薦し、地球と体を守る意識を広げる会。

誰でも参加できる集会や講演会を繰り広げ、ドンドン知識を増やしていく。

また、未来の地球を守っていく子供たちの学校給食を全てオーガニックにしよう!!という運動もしている。

BioDistrettoMontalbano

*IGP

Indicazione Geografica Protetta

インディカッツィオーネ ジェオグラーフィカ プロテッタ

特産品保護指定地域表示

欧州連合の定めた農産物及び食品に対しての商標。その質と特徴または名声が生産地に由来し、生産・加工・変化のいずれか、もしくは全てが限られた地域内で行われるものが認定される。



***************



東京・札幌で、イタリア中オリーブの収穫で大賑わいの搾り立てオリーブオイルを使って、イタリア/フィレンツェ在住お料理研究家&イタリア政府認定オリーブオイル鑑定士shinomaiさんのオリーブオイル講座が開催されます。


ヴィンチの丘の地球と体に優しいピュアで誠実なオーガニックオリーブオイルも参加!


フィレンツェから直々に運ばれた本物のオリーブオイルを味わうチャンス。
我がふるさとニッポンで、正真正銘のオリーブオイルが拡がることを応援します。


お問い合わせは、
shinomaiさんへ直接ご連絡下さい。

東京会場 11171819

札幌会場 112425

shinomai corso di olio di oliva


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ヴィンチの丘を下った大地で、友アントネッラがオーガニックファームを経営している。

Portulaca 2


野菜やオリーブを栽培し、ニワトリやアヒル、羊や馬を放牧している。


オリーブ栽培は、私と同じ講座を受け、私と同じBIO栽培をしている。

Baracca


アントネッラのニワトリの美味しい美味しいフレッシュな卵は、親子で大好物の生卵ご飯で頂いている。

ニワトリは、あれば譲っていただき、ジリジリとオリーブの木炭の上でカリカリにして美味しく頂く。

Ormicello


羊は、頭と足先が黒い羊を飼っている。

この種の羊は、寒さに強いそうで、簡単な小屋一つあれば生きていけるそうだ。

この羊たちのチーズPecorinoペコリーノを時々譲っていただく。

彼女がPecorinoチーズに合わせてつくるSalsa di Cipollaサルサ ディ チポッラ(タマネギを煮詰めたソース)は、秘伝のSalsaだそうだ。美味しい。

Pecore


アントネッラの息子のお誕生日会で、乗馬体験をさせてもらったことがある。

おとなしい馬たちは、自然の中をゆっくり私を乗せて歩いてくれた。

ずーっと馬の背中の上で揺れていたかった。

乗馬を愛す人の気持ちがようやくわかった日であった。

Cavallo a Vinci


動物たちの糞は、肥料に使っているようだ。

広大な所有地があれば、ほぼ自給自足ができそうだ。

彼らも街から移り住んできたヴィンチの住人。

Orto


その菜園の大地にへばりついて生えている草がある。

年に二回は大地を耕しているのに、野菜ができる頃には、この草も一緒に生えている。

Portulaca


この草は食べられる。

和名スベリヒユ。イタリア名Portulacaポルトゥーラカ

な・なんと百薬の長!天然の抗生物質なんだそう!


利尿・消炎・抗菌・解毒作用

胃尿器系の症状、腹痛・下痢などの胃腸

ニキビ・湿疹・虫刺されにも有効なんだそう。


脂肪酸のオメガ3を多く含み、成人病予防や最近よく耳にする病に効果アリなんだと。例えば・・・

中性脂肪を下げる。

コレステロールを下げ、血液の循環を高める。

ガン予防。

アレルギー予防。

記憶力アップ!


生で、先の柔らかい部分をサラダに入れたり、細かく刻んで薬味と混ぜたり。

モロヘイヤやオクラほどではないが、刻むとネバネバが増す。

茹でると、酸味が出てくる。

酸味を効かせた料理にはイイかもしれない。

汁ものにも良さそう。

Radice di Portulaca


我が庭には残念ながら生えていない。

食べられる草は、どんどん生えて欲しい。

アントネッラのところへショッピングついでに、ネバ草を刈る。

水に浸けて数日食を楽しんでいると・・・

根が生えてきた!

我が庭にも植えつけてみようと思う。

Verdure di Antonella


気をつけて歩いていると、アチコチで見かけるハーブ。

大地へお散歩の時には是非オメガ3ハーブを。

Cielo di Settembre

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農主の親戚である大家族一家のブドウの収穫を手伝う。

Uva in Carrello


五月のブドウの開花時、雹が降った。

2014年の嵐の時のように、雹が舞った竜巻は、通りをつくった。

通りには、ブドウは成らなかった。

通り以外には、満足のいくブドウが成った。

dal Carrello al Deraspatore


一家の収穫は、親戚一同だから、大賑わい。

子供の習い事、学校のこと、村のこと、村人のこと、仕事のこと、経済のこと、政治のこと、治安のこと、病気のこと、天気のこと、ブドウのこと・・・いろんな会話が飛び交う。

日本人は、仕事中におしゃべりはしないだろうから、なかなか慣れない。

私は聞きながら一緒に笑い、相槌を打ち、問われたら、そりゃぁ私だって会話に加わる。

それがランチの時もずーっと続く。四六時中しゃべっている。

Vendemmiatori


しかし、作業は早い。

子供の頃からずぅっとブドウの収穫をしているからであろうか。

Mosto di Trebbiano fatto in campo!


一家のブタたちはゴロゴロし、一家は賑やかに大鍋を囲んでパスタを茹でたりお肉を煮込んだり。

i maiali dormono


一家自家製の
Prosciuttoプロシュット(生ハム)Salameサラーメ(サラミ)など添加物が一切入ってないので、安心して食べられる。

おまけの我が少年は、このProsciuttoだけで十分なようだ。

美味しい。

ホンモノの味がする。

Prosciutto fatto in casa


ランチの後には必ずフルーツとデザートが用意されている。

私は毎日お腹一杯で太ってしまった!

Torta con l'Uva


一家のブドウ畑から
Cerreto Guidiチェッレート グイディ(ヴィンチ村から5km離れた隣村)村が見渡せる。

Vista Cerreto Guidi da Vgna Vecchia


さらに横を見ると、丘の天辺にある教会が正しくもトスカーナのイメージ。

この教会と丘は、どの空にも合って風情がある。

私の好きな丘。

Vista Chiesa di San Zio


向うの雲が怪しい。

雲と雨がいたずらのように、私たちを困らせた。

傘まで用意して、雲のいたずらに対応した。

Mosto Bianco


一家のブドウの収穫は、大雨前に一家の熟練が効いて、無事終了した。

Uva Bianca ma Color Rosa e Vendemmiatori


夫は、農主と
Rimontaggioリモンタッジョ(赤ワインのみ黒ブドウの皮を濡らす撹拌作業)を交代で始めていた。


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