大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

カテゴリ: PROFILE

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前回の記事で、夢をみている話をしました。
18歳の青年が家庭に負担をかけたくないからと
中卒で床屋さんで働き始め
自分の好きなものを買いながら
自分の本当にやってみたいことを追っていく
それは音楽の世界で、言葉や曲で自分や心情を表現していく
両親が離婚してしまって、気持ちを表現するのは
詩を書くことだったそう。
今まで誰一人の前でも歌ったことないのに
はじめてオーディションを受けて
応援したくなるような、心に刺さった人たちがいて
養成しながら成長していくという話だったんです。

まず、自分を表現するっていいなって思ったこと
気持ちや行動を言葉に残すっていいなって思ったこと
自分をもってコツコツと自分の世界でやっていたこと
ダメもとでも動いてみたこと
露出していくことで、メッセージを残したいこと

これを青年は夢と言っていました。
半世紀ぐらい生きた大人は
夢とは表現しないかもしれません。
やりたかったことをひとつひとつこなしていく
大人はなんとなく夢はゴールがないことを知っているからです。
夢というよりも前向きな希望を持ち続けるとか目標とか
ポジティブに生きるとか勇気とか挑戦とか生きがいとか
それまた別の表現をするような気がします。
そして最後には、自分のやりたいことが誰かのためになれば
と残そうとするのが本能なような気がします。

それでもその青年に心を打たれたのは、純粋さです。
誰よりも欲がなく、シンプルで一生懸命
それでもって素直に楽しく生活している姿は
誰にとっても理想的なスタイルだと思いました。

この純粋な生活って大人になるにつれて
忘れがちになるところがあります。
それでも、自分がやってみたいことを
勉強したり種をまいたり、世界をつくっていくことは
青年も成人も大人も同じだと思います。
そんなこんなんで、その青年が
今の自分にみえてワクワクしました。

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ある日フィレンツェで
Assaggiatore dell'Olioオリーブオイル鑑定士の資格を取った
Shinomaiちゃんとオリーブオイルの話で意気投合しました。
自分がやっている世界の話ができることは
やっぱり嬉しいです。
だって、今の自分はオリーブに夢中なんだから
それしか話すことないんですものw
そこで私たちは、やりたいこと...その夢とやらを語ったり。
今だっていい大人が青春期のようにはしゃいで
アイデアを交換する姿は、18歳のギャルたちですwww

その時から私の想いは変わっていないかもしれません。
ホンモノのオリーブオイルとはよくきくけれど
何がホンモノなのか、抽出されたオイルのホンモノさとは
いったいなんなんだ、それじゃぁ
ホンモノのオイルになるまでの
ホンモノのオリーブ栽培はあるの?

ホンモノ、ホンモノって、行き届いた栽培して知識があれば
どれもホンモノだと思います。
味だって気候や年度、品種や土地
収穫方法や保存方法によって
微妙に変わってきます。
私たちのパッションと正確な知識と方法で仕上がってれば
どれも世界で最高のオリーブオイルといえるでしょう。 

ただビジネスによって、栽培も抽出も味も
工作されてしまうところに問題があるのかもしれません。
それは、毎年微妙に味が変わったり収穫量が変わる
オリーブの性質を知ったうえで
農園を支える根気を築くべきところ
工作ビジネスがうまれてしまうのかもしれません。

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そんな話を、Shinomaiちゃんのお仕事仲間
オリーブオイルインポーターの
プリモオーリオジャパン代表の松村成師氏が
ご自身のブログに書かれていて
イタリアにいる私でも知ることができ
こんな風に考えられる人が
オリーブオイルビジネスの世界にいるんだ
と感心したのを忘れません。
そのブログのひとページをリンクします。

そして陸と海を超えた地球の反対側で
松村氏も私のブログを読んでくださっていて
生産者のようで生産者ではない
オリーブ栽培を勉強して環境を意識しながら
オリーブオイルの暮らしをしていることに共感をしてくださり
いつかお会いしたいですというお言葉をいただきました。

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2年前(2019)私は
母国のオリーブ農園で働いてみたいと思いました。
しかし、剪定期間でもなければ収穫期間でもない夏でした。
しかも梅雨が終わらない小豆島
トスカーナの気まぐれな春を思い起こしました。
それは草刈りに追われる四月五月ぐらいの陽気でした。

働くことはできなかったのですが
訪問することはできました。
日本のオリーブをみれてお話を伺えたことは
イタリア..いや私が住むトスカーナのオリーブと
比べることができ、日本語でメッセージを送るには
関心事と知識が増えて
行って良かったとつくづく思います。

私が働きたかったオリーブ農園は
メディアに強いところを探していました。
いつの日か、メディアを通して私のメッセージを送りたい
と思っていたのです。
そして、トスカーナで習得した技術を母国に伝授したい
と考えていました。
しかし、将来この二つのやりたいことは
伝えていませんでした。


021 Oliveto

ちょうどコロナが蔓延する前です。
私はオリーブの剪定をしていた頃でした。
松村氏が生産者さんを訪問しにイタリアへ来るので
ヴィンチにも足を運びたいと
Shinomaiちゃんから連絡をいただきました。
会いたいと想った日から何年経ったでしょう。

イタリアに入国する前に松村氏は
オリーブガーデン代表の金丸洋一氏と
イスラエルのオリーブ農園訪問をしていたのでした。
塩分が高くていやでも体が浮いちゃう湖
死海があるところで有名です。

そしてあまり知られていないですが
ものすごいテクノロジー国で
あと研究熱心な国?とでもいうのでしょうか
私にはそういう印象で、なぜなら私が講座で教えてもらった
がんしゅ病(Rogna)というオリーブのウイルス菌を退治する
樹に浸透させない有毒とならない鉱物からできた
BIO申請もできる液体はよく効くのですが
裏の説明書を読むと、イスラエルが発明し
イスラエルでつくられていて、そういうわけで
イスラエルには興味を持っていたところに
ヴィンチに寄ってくださったお二人から
直々イスラエルのお話が聞けて
さらに胸が弾みました。

ヴィンチの丘で、オリーブの枝を薪にして
BBQをしながら、オリーブの話で盛り上がりました。
もっともっと話していたかったです。

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彼らはオリーブという共通点の
オイルと栽培という二人の専門分野で
Olive Wellnessという名のWEB事業を立ち上げました。

英語オンチの私はWellnessの意味がわかりませんでした。
イタリア語で調べるとBenessereだったのです。
日本語だと 幸せ感をもつ健全さ という意味だと思ってます。

素敵な単語で人生にも生活にも必要な言葉です。
そんな意味のある言葉に
オリーブはピッタリなんじゃないかと
オリーブに付随したBenessere=Wellnessを
提供していこうということでした。

あの頃、松村氏が語っていたことを
こうやって実現化しているように思います。
そんなコンセプトをもつ事業に
ヴィンチの丘で一人ぽっちでオリーブに向かっている私を
思い出してくださって光栄です。

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思い出してくださったことのはじめに
オリーブオイル関西という展示会内の
イベントセミナーで ヴィンチの丘で オリーブ剪定
というタイトルのセミナーに登壇する予定でしたが
コロナの異変株の蔓延で緊急事態宣言が延長してしまい
展示会丸ごと中止になってしまったんです。

私は、残念でしたけれど悔しくありませんでした。
なぜなら、個人ででも何がなんでもこのセミナーを
私は残そうと想っていたからです。
その意向をお伝えすると
彼らは即賛同してくださいました。
毎週打ち合わせをしているのですが
まさしくもオリーブに関することのWellnessです!
彼らとお話しているとオリーブを介して
幸せになるんです。

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私が数年前からやりたかったことは
メディアを通してメッセージを送ることです。
これが私にとっても第一回目のステージとなります。
どうぞ温かく見守ってください。

セミナー内容は

トスカーナのオリーブの樹形やミニ歴史

剪定の順番と目的と毎年剪定する意味

ヴィンチの紹介と観光オススメスポット

農業に興味をもった動機やEU講座の在り方

オリーブ文化のヴィンチの田舎暮らし

このセミナーではオリーブオイルの話はいたしません。
オリーブ文化のオリーブ豆知識的ソフトな内容です。
どうぞ、この機会をお見逃しなく。
というのは、自己紹介やヴィンチ紹介は
この一回限りにしようと思っています。

人数に制限があるそうなので
お早めにお申し込みください。
たくさんの方々のご参加をお待ちしております。







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ワタシ流オリーブ剪定論 Potatura degli Olivi 2020 ③
ビオディナミワイン&ビオオリーブオイル会 Degustazioni
走行中の若者たちに乾杯 Condividere con i giovani




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HACCPがEU基金講座にあった licenza S.A.B. 前編』の
つづき


年が明けて、ロックダウンのレッドゾーンから
トスカーナは少しゆるゆるオレンジゾーンになった。
そのEU基金を運用したトスカーナ管轄の講座・食品衛生責任者
リモート授業をやめて、教室で生授業をするということになり
私は引き続き教室へ向かった。

え。誰?この人?
画面で見てたより、こんなに小さいんだ!
わ。この人、全然雰囲気違うー。
私の目を見てくれて、話しやす~い。

画面の人と実物の親しみやすさのギャップに驚いた。
きっと向こうも私のことをそう思ったに違いない。

リモート授業で発言する人って決まってたけど
私も発言する機会が増えて、和やかになった。

受講者男子1人で合計8人中、私を入れて外国人は3人いた。
中国ちゃんとナイジェリアちゃんは無口だった。

生授業の欠点は、マスク装着だった。
口の動きがみえないのは
外国人にとって理解の難度が増す。
目線が合うことの親しみやすさは生授業のメリットだけど
ニコっと笑ってる口元が見えないのはデメリットだった。

授業は、なんだか、スライドを読んでるだけで
あまり頭に入ってこなかった。
リモート授業もわかんないし、生授業もわかんない。
言い訳じゃないw
読むタイプは女子講師に多く、男子講師の方が動きがあったことと
経験談や例を出してくれて、ふむふむと興味が湧いたことは
講座テクニックとして覚えておきたいことだった。

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授業用パワポをプリントアウトしたものがテキストだったので
授業は無料だったのに、お金使っちゃったなぁ。
高さ10㎝にはなるプリントを
試験前には5ページぐらいにまとめた。

大切なのは、なぜHACCPが存在するのかというより
実用的なことと理屈っぽいことだった。

生ものを腐らせる自然界の要素とか
ばい菌はこういうときにくっついちゃうとか
ばい菌を退治するにはどうすりゃいいんだとか
菌が繁殖しやすい食品の保存方法だとか
材料や調理済み食品が届いたときのチェック項目だとか

経理に関しては、経理さんがしっかりしてればいいだろう
とあまくみてかかった。

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きっと他の受講生も同じ風に勉強してただろう。
えっとー、私が一番年寄り..年長さんだったんだけど
イタリア人より試験に落ちる落ちない、あまり不安はなかった。

20代から30代の開業するには適した年齢の子たちで
ついこの間まで現役学生をしていた子だっている。

しかし、やたらと不安がって、こっちまで影響されちゃう。
年長と若手の違いまで分析してしまった。
人生経験とか日々の暮らしとか
毎日の生活の中で学んでいることってあるんだなと。
やっぱり若手と年長では
気をとめるところが違っていたりする。
それとモラル的生活の知恵とか知識量が
多く生きてる分、年長は多いに決まっている。んだ。

私が、原材料を生産する農業に関係しているだけではない。
フツーだったらソレわかるだろってこともあったり。
思い出してみると、自分も20代は知らなかったな。

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テーマごとに講師がかわった。
その度に、君たち本当にわかった?テストがあった。

今やったことだからわかってなければいけないのだけれど
聴いてなかったり、覚えてなかったり。

自慢ではないけれど、おしゃべり若手イタリア人より
テストの成績が良かったりしたこともあったニッポンジン。

モラルよ、モラル。
道徳心があれば、人を守る心があれば
試験へ向かうテストだってわかるもんだなと気づいたわけだ。
人生の気づき。

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中国ちゃんとナイジェリアちゃんは
イタリア語力が欠けていた。
私たちの共通語がイタリア語だから
助けられなかった。自分の努力しかない。

剪定士の試験のとき、イタリア語日本語両方を調べて
自分に自分の言葉で理解して
自分に自分のイタリア語で覚えた記憶がある。

私は、相変わらず電子辞書を使う。
イタリア人は電子辞書の存在を知らずにスマフォが登場し
ググれば解決という方法をとっている。

私は、電子辞書のシンプルさが便利だと思っていて
Googleの検索結果の複雑さを面倒に感じることがある。
だから一単語の意味が一つでいいときは電子辞書と決めている。

中国ちゃんとナイジェリアちゃんは
だからスマフォを握りしめていた。

中国ちゃんは、スマフォの翻訳アプリがないと
何言ってるかも何書いてあるかも
半分ぐらいしか理解していないようだった。

ナイジェリアちゃんは、英語は堪能だった。
私にはないものをもっているのに、ここでは発揮できない。

君たち本当にわかった?テストで
仲間の外国人たちが悪い成績だった。

何か助けになってあげたい。
「先生、辞書は使ってもいいですよね?」
と質問してあげた。
そんな些細なイタリア語も自分からは
言い出せない子たちであった。

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イタリアだから、講座が終了してから一か月以上経って
ようやく最終試験の日がやってきた。

とっとと冬のニートな時期に完結させてくれればいいものを
忙しくなってきた頃に試験があった。
だから試験間際賞味4日間で勉強しきった。
けっこう焦った。
オドオド若手イタリアチーム並みに
ドキドキキリキリした前日。

開業系は、君たち本当にわかった?テストを
丸暗記するしか手はなかった。
だって難しいし苦手なんだもん。
開き直って、それ以上は覚えないことにしたw

HACCP系は、運転免許みたいにシミュレーションテストがある。
過去テストだったり、ネットで拾えたりできる。
テストの内容はほぼ同じみたいだ。
3択テスト用はそれをほぼ丸暗記した。
質問と答えの丸暗記w
質問一単語と答え一単語を覚える方法であるww
きっとみんなもそうだよね?‼

本気で勉強する方は、文章で書く筆記試験と口頭試験だ。
イタリアらしい。
よく思春期少年がやっている。
口頭試験は、日本人苦手だぞ。それとも私だけか?

もう、緊張もそうだけど年齢的に
脳みそにあんまり留まることはなかった。
だから、10㎝のプリントテキストを
自分流に要約したことで、なんとなく覚えた感じだ。
案外それがよかったみたいだ。
あとは、開き直るしかない。

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中国ちゃんと試験当日少しだけ打ち解けることができた。
彼女は、辞書を持ってきていた。
でもまだ自信のないことを言っていた。

「アナタはイタリア語分かるからいいけど私はダメ。
きっと落ちるとおもう。この試験は私にとって試しなの。
母国語だったら中国で勉強したことあるから全部わかるんだ。」

大丈夫だよ!と安易なことは言えないけど
辞書があれば心強いじゃんとだけ言っておいた。

ナイジェリアちゃんは、YouTubeをみていたw
うるさいぐらいだった。

そのYouTubeは明日あるという運転免許の説明を
母国語でしているというYouTubeであった。
すごい度胸だな。アジアンにはない。

こっちの試験終わったら勉強すればいいだろ!
と心の中で思っていたけど

「マキ、今更ジタバタしても仕方がない、なんとかなるさ。」
と何故か年長の私が勇気づけられちゃったw

そうだよね!そうだ!そうだ!

イタリア人の仲間たちは、不安でオドオドしていたが
寸前まで、自分流ノートを手にして読んでいるのは
私だけであった。あ、中国ちゃんはスマフォノート。

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10問の3択も文章系筆記試験もまぁよくできた。
想定内の内容でホッとした。

電子辞書を持ってきてるのに
2問ちょっと疑問が残った問題があった。

最後の授業に来ていた今回の講座のメインの講師がいる。
年長さん、質問しちゃおう!とおもう。
だって質問していいって言ってたもん。

「すみませーん、この2問ちょっと不安なんですが...
これかこれ迷ってるんです。」
「最初に考えた方が正しかったね。」
「書き直しちゃっていいですか?」
「あ、いいよ。」www

問いに答える文章試験は3問
最後の授業で箇条書きで答えるからね!
と念押ししておいたので
いかにもまとまってる風に図式化した。

覗きにきた髭がマスクからいっぱい出てた
どっかの観光系学校(alberghiero)の料理科のシェフ
らしき試験官が、グー(ッド)と親指を出してきた。

当たり前だ! 答えが図式化だぞw

中国ちゃんは、隅っこの方に座って悪戦苦闘してたから
試験官がみるにみかねて
中国ちゃんが辞書でひっぱって並べて
試験官が文章にしていたみたいだ。

よかったね!母国語だったらできるんだもんね!
なんか優しい光景じゃないのよ。
母性みたいのが働いてウルっときちゃったw

DSC06041

それも束の間...口頭試験が始まった。

ついこの前まで現役学生してた若手は
名前順だろうという。
私は、応募先着のリスト順じゃないの?
どっちにしろ、一番に始めるのはなんか嫌だ。

トップバッター...帰ってこない。
口頭試験、15分て言ってたじゃん。
仲間たちは、ソワソワドキドキキリキリオドオド。

トイレに行く途中、中の様子を伺えた。
1対5人に囲まれてEちゃん小さく見える。
うぅ、私も2時間後ぐらいにあそこにいるんだ。
なんかこわい。

30分ぐらい経って、Eちゃんが残念そうな顔して出てきた。
みんなが心配そうにEちゃんを囲んだ。

最後の授業できっとこんな質問されるだろうって
シミュレーションしたはずなのに
全っ然違った質問で、ちっとも答えられなかったそうだ。

要は、面接ではないけれど
このライセンスを取得して、何をしたいのかと聞かれ
Eちゃんは、エノテカ風ビストロと答えると
それにまつわる料理に関した実践的な質問だったそう。
メニューにはないことまで聞かれちゃって困ったようだ。
印象悪くなるけど、わからないものはわからない
と、開き直ったはいいが、わかるカテゴリーに入るまで
質問攻めだったそうだ。えー。
きっとあの髭シェフだな。

EU基金だしトスカーナ州がオーガナイズしてるから
調査的な目的もあるのかなと私は思った。
生徒の頭脳(理解度)よりも講師のレベル(教え方)もはかれる。
次回の向上になるのであれば、それは致し方ない。

2番目、3番目と少しずつ短くなり
予定通りの15分ずつとなり、質問されたことを
外にいる仲間たちと考えあった。

最後から2番目だった私は、みんなからの情報があったし
試験官も疲れてきていて、緊迫感は薄れていたように思う。
試験じゃなくって面接じゃなくって
おしゃべりの方が多かったように思う。
特に髭シェフとw

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私はオリーブとワインに関わっているといったので
それに関しての質問がいくつかあった。

そしてブログが役に立った。
知らなかった人や忘れてた人そして自分のために
ときどき勉強になるなと思うことをレポ的にまとめたりする。
調べたり記録させることでなんとなく覚えているのだ。
写真を撮るとそこだけ色濃く覚えているように。

ラベル(etichetta)のこと
IGPとBIOLOGICOのこと
バイオダイナミック農法のこと
というか、興味本意で聞いていた感じ。

オイルの種類を聞かれたので
オリーブオイルの種類を言ったんだけど
油の種類のことを聞いていた。
ヒマワリ、トウモロコシ、ピーナッツ、大豆、ゴマとか?
「そう、それそれ。何が違うの?オリーブオイルと」
そうだな...何だろう...
ヒマワリなんかは種からで
オリーブは果肉から搾られている。
授業や10cmのプリントアウトテキストでは
やっていない...

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口頭試験で聞かれた質問をメモっとこう。

冷蔵庫の野菜の位置、生肉の位置
調理するときの格好
調理器具の洗い方
消費期限と賞味期限

「で、いつ合格発表されるんですかね?」
「おう、ヘリから合格の旗だしてやるわい。」
と髭シェフw

そうわっはっはと試験は完となったわけだ。

講座も試験も、落とすためのものではない。
資格も免許もどんどん取って
自由に活動して欲しいだけだ。

思春期少年の進路相談で
その職安の人材養成スタッフに相談したことがある。
進路変更したくて、こういう養成講座を受けて
スキルやライセンスを取得する方法はあるから
進路を間違ったと失望することはない、と。

この一回ぽっきりの飲食衛生責任者ライセンス
不意に出会ってとるだけとって
いったい何に使うんだ?とこれからの課題である。


※写真は Go To Marcheマルケ州に行った時のもの。


・・・・・・・・・・・・・・・


【お知らせ】

オリーブオイル関西のセミナーにイタリアより生配信で登壇します。
「ヴィンチの丘で オリーブ剪定」
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コロナ禍のニートな時間
私はみつけた。ほほー。

いつかは取ってみたかったHACCP免許の講座が
EU基金でトスカーナ州がニートな無職に援助している。

このコロナ禍期間に一斉にEU基金を使って
援助講座を開始する様子だ。
15種類ぐらい様々な職に役立つ
免許やスキル系の講座ばかりで頼もしい。

お、剪定士の講座もある。
私が受講したときのタイトルとは違う
逆に進化してとか需要に応じて
剪定のみでトラクター授業はないのだろう。

おもしろい、Spritzスピリッツ講座なんてのもある。
1800時間て
2年間ぐらいかなぁ、もっとかも。
バールマン(Barista)の講座は年齢制限付きで若者に提供している。
そうだ、そうだ!若者にチャンスを!

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私は、できるものなら無料で受けたいなと思っていたので
ヴィンチから最寄りの職業訓練校?みたいな
機関のFacebookをフォローして
小まめにクリックしてチェックしていた。それもあって
お知らせが飛び込んできて応募締め切りまでに知ることができた。

それも何年も待ちに待った!という感じで
そう簡単には無料で学べることはない。
本当にタイミングなのである。

前の農業士養成講座が1年間も無料だったので
味をしめていたのだ。へへ。

HACCPは12時間の講座で試験を受けて5年間の資格がでる。
募集定員数は15人。
またいっぱい応募がくるのかなぁ。
また審査・選抜なのかなぁ。
と、8年前の農業士養成講座の応募前を思い出していた。

このようにトスカーナ州が援助している講座は
そういうわけで無職を対象にしている。
だから職安に無職届を申請することから始まる。

職安で、正規で働いた履歴書なんかを作成してもらって
というかすでに記録されているので
連絡先に変更がないかの確認のみ。
それで、そのEU基金講座は応募できる。

一般の有料講座であれば、お金を払って申し込むだけ。

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が!しかし...時は遅かった。
応募締め切りはまだまだだったが、コロナ禍でニート続出
定員オーバーで募集を早々に締め切っちゃったのである。
今回に限っては、早い者勝ちだった...あまかった...。

えー、えー、とふんぞり返って
いい歳こいたおばちゃんが駄々をこねたw

担当してくれた職安のスタッフが
ふんぞり返った私を見かねて、記憶を振り絞ってくれた。
「そういえば、確か似たようなのもあったわ。」
と、カチャカチャとPCで探してくれた。

見つけてくれたHACCPに似た講座は
締めきっちゃったし今日から始まっちゃってるんだけど
一人欠員が出たという。マジ?

その時、講座の名前を言われてもなんだかよくわからなかった。
それでも、「ライセンスになるから永久保存版よ!
こっちの方がアナタにあってるかも。」と勧めてくれている。

午後、早速連絡が入った!
受講できることになった。
何をこれから受けるのかよくわかんないけど
私に合っているって言うし、無料だし、無期限ライセンスだし
オッケ、やっとこっ。

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HACCPとは、コレ、実は英語の略で
Harzard Analysis and Critical Control Points
検索してみると、ハサップと日本では呼ばれるそうだ。
ほんのここ最近コロナ禍中の2020年の6月から義務化されたそうだ。
新しい資格なので日本では馴染みは少ないかもしれない。

イタリア語だと
analisi dei rischi e dei punti critici di controllo
となり、2006年から食品に関わる職業の人たちは
パートでもこの資格は必須で、雇ってくれない。

こういう危険を察知しながら規定をつくる動きに関しては
ヨーロッパは断然日本より進んでいると思うし感じる。

世界保健機関WHOとか国連食糧農業機関FAOが
合同で運営しているそうで、食品規格運営委員会の発表では
国際的に認められていると日本語サイトにはある。ワオ。

イタリア語で発行された認定証明書になるが
日本のHACCPのサイトを読んでいると全く同じ内容なので
日本でも有効かもしれない!と浮かれているw

イタリア語読みだとアッカアーチーチーピーと呼ぶ。
日本で説明したいときはハサップねw
YouTubeのことをイタリア語でユウトゥッブと読むw
日本で恥かいた。明治時代の人かって言われちゃったww

Brindisi

私が通い始めようとする前日、ロックダウンとなった。
応募した講座は、トータル90時間もある。
そういうわけで初日の4時間は申請している最中だったので欠席。
それでもけっこうな時間数あるし、講座運営事務所は
即リモート授業にオーガナイズし直した。

田舎者の私は、ネット環境が良くなかったため
許可をもらって教室に出向いていたが
講師は別の部屋で、それぞれにPCをのぞきながらの授業。

リモート授業って...頭に入らない...集中力欠ける...
画面の隅っこには、講師に耳を傾けながらも
顔を整えている私がいる...
ときどき誰かがマイクのオフ忘れで
雑音がはいって何言ってんのかわかんない...

そうだったのか...やっとわかった。
子どもたちの学力向上心が失っていく事実。
ミーティングなんかだったら会話してるからまた違うのだろうが
一方的に聴いてる授業って、結構辛いものがあった。
うぅ、コロナめ!

Bar

画面の向こうでは、開業の授業をしていた。
今まで考えたことなかったから難しかった。
法律のことだったり給料のことだったり経営のことだったり。

そこでようやく私が得ようとしている資格ライセンスがわかってきたw
それは、日本語だと食品衛生責任者というものだった。

イタリア語だとex RECがまだお馴染みなようで
SABといっても、は?となることが多い。

ちなみにex RECはもう無くなって
Registro Esercenti il Commercioの略だったそう。
exは前とか元などの意で
商品取引登録というライセンスで飲食店が開業できていたそう。
ま、昔のことはどうでもいい。

現在イタリアで飲食店を開業するには
このCorso SABに通うことが義務付けられている。
Corsoは講座の意で、SABはひと単語省かれつつも
la Somministrazione e commercio di Alimenti e Bevande
直訳だと飲食取り扱い商品取引みたいになるのかな
分かりやすく言えば日本の食品衛生責任者であり
食品を製造・販売ができるライセンスとなる
一回ぽっきりがんばれば
永久に利用できる資格ライセンスなのである。

今回付属しているHACCPの部分は
5年後、Complesso(トータルという意かしら)
食品衛生責任者ライセンスを持ってる人用のを
更新しなければいけない。てか、更新した方がいい。
雇用されている人はSempliceというシンプルタイプを。
それだ!私はHACCP Sempliceを取りたかっただけなのに...。

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80%HACCPの内容を繰り返していたような気がする。
20%その開業するにあたって
経営者が知ってなければいけないこと。税金とかさ。

HACCPは、危害の分析とそのリスクポイントの判断と改善
予防をコントロールすることで、消費者の健康を守る。

原材料から最終製品が仕上がるまでの全工程において
微生物の混入や食中毒などを引き起こすだろう要因となる危険性を
予測して防止するために徹底した管理や記録などをすることを
義務付けて、万が一問題が発生した場合には
追跡ができる状況をつくるという目的なので
人間のモラルがあれば話はついていける。

大人になって、母業という仕事している人なんかも
とっても入りやすい内容なので覚えやすい。
何しろ生活に便利で必要な知識なので
家庭科の授業でHACCPでも教えてほしいぐらいだ。

農園などの生産者も必須資格なので
SABはなくてもHACCPはもっているそう。

運転免許みたいに一度覚えれば
あとは個人個人で状況を判断してコントロールしてください
みたいな、あなた次第で命は守れる!という
どこか今のコロナにもいえるような...

日常で知っていると役立つだろうなという話を
時間をつくってブログにレポートしたい。
こうすることで、また自分が勉強になる。


つづく


講座の様子と試験の様子は後編で!


・・・・・・・・・・・・・・・


【お知らせ】

オリーブオイル関西のセミナーにイタリアより生配信で登壇します。
「ヴィンチの丘で オリーブ剪定」
多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

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天国という名の大地 Terra si chiama Paradiso




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DSC04706

どうやらこの日を待っていたようだ。


どこを探してもこの手の記事が一つも見つからない。

ブログを始めて4年が経つ。投稿した記憶はあるのだが。


そうだ、フェイスブックに投稿したんだ
5年前に。


あれから
5年経って、25周年となろうではないか。


フェイスブックをスクロールしまくって
5年前に遡った。


5
年前も10年前も15年前も

そしてあれから25年経った今も

あの日はあの日なんだ。

過去は変わらない。


しかし、私が暮らす土地をイタリアにしたことは人生の転機であって

その記念する日をどうも忘れることができない。

むしろ祝いたいぐらいである。



1995115日、私はイタリアの地に足を踏み入れた。

何かが始まったわけでもなければ変わったわけでもない。

胸が騒いだ日だ。

人生という旅の中で胸が騒いだ日は記憶に残る。 ”


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なぜ旅立ったのか、海外へ移住してしまう人に向けて

必ず質問したい項目である。それは、移住者同士でも。


私は、頭を切り替えたかった。


唯一大人として頼りにしていた母が亡くなって

私は涙の海となるほどショックだった。


今も相談したいことがいっぱいある。

自分一人で考えて考えて苦しくなるくらい考える。


母が亡くなって一週間もしない内に、相続や供養の話など

とにかくお金の話を親戚たちは

毎日泣いてばかりで誰にも会いたくない私に

課題を押し付けてきた。


私はこの課題のせいで正気を取り戻し始めたような記憶がある。

好き勝手にはさせない。

若くたって弱いワタシをみせるのは危険だと察した。

専門家にも相談しに行った。


一番よいだろうと思う結果をだしたと思う。

だから今でもその時の大きな課題に関しては悔いがない。


しかし、お金に目が眩む大人たちに

ワタシのカラダの中で骨を溶かしていくような寂しさを覚えた。


私は距離をつくりたくなった。

独り身となった弱みを握られたまま、私は遠くに行きたくなった。

それが私の旅立つ理由である。


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ロンドンでもニューヨークでもどこでもよかった。

しかし大きな都市でたじろぐワタシを想像してしまった。


そこで高校の世界史の先生がフォロ・ロマーノのことを

一人演劇風に語っていて、夢中に聞いたことを思い出し

イタリアを調べ始め

工房のたくさんあるフィレンツェに決めたのである。


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一年目の留学時代、同じ留学してきた仲間と

四六時中時間を過ごし、何もかもを語りあった。


どうしても胸が騒いだ旅立ちの年は、思い出深い。


浅い過去と深い未来を持った私たちは

フィレンツェの教会のクーポラが見える小さな部屋で

何度も乾杯し、みんながあのアパートに集まった。


なんだかみんなみんな弾けていた。


そしてみんなみんなバラバラに道を歩んだ。


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頭はそう簡単には切り替わらなかった。


世の中はそう甘くない。


問題にぶつかると、骨を溶かすような寂しさがまた襲ってくる。

きっと母に相談したい時なのかもしれない。

だからわけもなく泣いて泣いて考えて考えて

私は人里離れた田舎に住むようになったのである。


丘の上から眺める景色は最高だった。

高すぎもせず低すぎもせず。

私の出身地で出会わなかった景色だ。

その丘はオリーブがいっぱいに埋め尽くされていた。


そのオリーブの丘で、フィレンツェで習った

Carta Pestaの技法をアレンジした方法で作品を作り出した。

作品で気持ちを表現したりした。

だんだん寂しさが小指一本の気持ちになっていった。


Non finisce mai la bellezza - parte

私は、私のことを誰も知らないところだったら

どこでもよかったのかもしれない。


こうやって私が気が向いたときに寂しさを語れればいい。

襲ってくる寂しさはもう懲り懲りだ。


ある年、日本の実家を売却した。

寂しさに変えた大人たちがだんだん小さく見えるようになってきた。

清々しくイタリアに戻った感情は忘れない。


しかしその日にちは覚えてないのだ。

清々しい日より胸が騒いだ日の方が記念日となるようだ。


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今、オリーブの丘でオリーブを栽培して

オリーブの成長を観察しながら、私の人生史と重ねてしまう。


常につきまとう孤独感を植物たちと過ごすと

仲間のように感じてしまう。


きっと日本にいても、日本のどこかに逃げていたかもしれなくて

きっと植物に近いところで生きていただろうと思う。

だから何が変わったわけでもなく始まったわけでもないのだ。

距離をおくって必要だなと確信したことだけは

唯一自信を持って言えることである。


そこがイタリアだったのだ。

その到着日が1995115日なのである。


その頃はこの日が成人の日で祝日であった。

今や時代も変わり祝日がなくなっちゃって第二日曜日のようだが

成人を迎えられたみなさま、一先ず、おめでとうございます。



*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati

時の同居人 Camera Doppia

フィレンツェシスターズ Amica come Sorella vol.2

家の中の族 i Cerchi nella Casa



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私は思った・・・。


今、問題になっていること。


「ごみ」


なぜ、見直してみないのだろう?


もちろん、すでに始まっているさ。


私は、私なりに楽しみながらリサイクルをしている。


Non finisce mai la bellezza - parte

紙。


誰もが知っているように、自然からできている。


最終的には、糊や染色剤を使うことで

ナチュラルとはいえなくなるが

あのデリケートさは、自然からのモノ。



時々、私は散歩をする。


自然を感じながら、木々や草花を見たり・・・


自ら枯れた自然たちは、正に種が出来上がったところ。


色が満ちていたとき、初々しく美しい。


私は、枯れた自然たちも美しいと想う。


なんだか語りのある人生は美しいように。


montare sulla corrente - parte

私は、自然からできているはずの紙と

枯れた・・語りのある人生のような自然を

飾る・・創る・・ことにした。


この・・忘れがちな、見捨てられがちなことに注目したい。


Camminare nella divisione - parte

Io ho pensato.....


come sta diventando un problema,


è RIFIUTI......



Perchè non possiamo ripensare?


Certo che è già cominciato a pensarlo.


Io sto provando personalmente a riciclare divertendo.



La carta


La prima è fatta dalla natura come sappiamo.


Alla fine, usando la collatura e la tinta ecc.,

diventa meno naturale.


Ma delicatezza è quella della natura.


la sinuosità della natura - parte

Ogni tanto faccio una passeggiata.

Io guardo la natura, gli alberi l'erbe e i fiori...


Anche quelli che sono seccati da se.

Appena sono fatti i semi.


Quando erano colorati erano belli.


Ma io dico che anche quelli seccati sono belli

come una vita raccantata è sempre bella.



Io ho cercato di far stare insieme

la carta che era una natura e la natura come matura.


Io volevo prestare attenzione a queste cose dimenticabili.



**********


Ci sono i pensieri - parte

原始作造


まさに、これらを語っている。


「忘れがちなこと」


今日、私たちのまわりには、何でもある。


さらに快適なモノが生まれている。


たくさんの素晴らしいコトが発見されている。


私は、想う・・・

こんな快適さが無かった頃

どうやって生きていたのだろう?



原始作造の由来


過去や今日の見直し


純粋を感じる


自然と生きる


五感とそして第六感を使う


満足な人生を自身が創る


自分自身を高め成長させる


私たちは、自然と共に生まれたのです。



そんな私の想いを視覚的に創り上げてみました。


Pelle di Natura parte.jpg

GENSHISAKUZOU


E' proprio questo che racconta,

le cose dimenticabili.....


Oggi c'è tutto.

Sta nascendo ancora, è ancora più comodo.

Sicuramente hanno scoperto tante cose belle.


Io penso.....

ma...quando non c'erano tutte queste comodità

come vivevamo?????



GENSHISAKUZOU


è


guardare il passato ed oggi


sentire il puro


vivere con la natura


usare i 5 sensi e il sesto senso


creare la vita soddisfatta ognuno


crescere e migliorare in se stesso.


Noi siamo nati insieme con la natura.



Io creo i miei pensieri alla vista.



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


Catalogo fatto da me

2001

向こう側のヴィンチの丘に在住していた。


私が最後にフィレンツェで開催した個展のプロローグである。



Nel 2001

Makici viveva sull'altra collina di Vinci.


Questo è un prologo

della mia ultima mostra personale a Firenze.




*過去の関連記事はこちら↓*

出会いを祝ったSanValentinoの日

自然の皮 Pelledi Natura

流れにのる montaresulla corrente


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