農主、はやくやってよー、もう。。。
まだ、ブドウの剪定が終わっていない。
ということは、枝外しも終わってないし
枝縛りも始められない。
終わってる方の向こうの畑で枝縛りをしていたとき
あっちもこっちもやってない...ということが判明した。
今はさ、Luna Ascendenteだから剪定はよくない...などと言っているが
本当だったらそんなことを言ってる場合ではない!
農主はバイオダイナミック農法でワイン用のブドウを栽培している。
肥料は緑肥と牛の糞を角に詰めてねかせた調合材500という
最高の微生物を生んで散布する方法を使っている。
緑肥とは、マメ科やアブラナ科の種を蒔き
それらの根が呼び寄せたり生ませる微生物は
植物の成長によいホルモンを促す作用がある。
おまじないのように散布する牛の調合材500を毎年やらなくたって
緑肥と丁寧な作業をしていれば
きれいで豊満なブドウは生まれる。
土がだんだんそれ化していくようだ。
そのLuna Ascendenteとは、月が天体上の黄道の春分地点から
秋分地点までの14日間だが、我々の目ではその向きはよくわからない。
地上にエネルギーがみなぎる時期だ。
そしてLuna Discendenteとはその逆で
黄道の秋分地点から春分地点までの14日間だ。
この期間は、地下にエネルギーがみなぎるので
地上での剪定作業などの負担が少ないといわれている。
農主は、そのバイオダイナミック農法カレンダーでは
特に、ワインの瓶詰め作業を重んじている。
Giorno di Fioreと呼ばれる花の日に瓶詰をすることで
生きたブドウ酒は保存料が微量でも生き続けるのである。
かなり前々から、この日は空けといてと予約される。
先日も瓶詰め作業を、近所の瓶詰めマシーンを持ってる農家で
ワサワサ作業をしてきた。
ヒトは、箱を作ったり、空瓶をマシーンに置いていって
ラベルまで貼られて出てきたら、1本1本箱に詰めて
箱を閉じる作業をするのである。
いわゆる梱包作業Confezionamentoと呼ばれる作業である。
瓶詰め作業をImbottogliamentoという。
というわけで、時間はとっとと過ぎ
Luna Discendenteの2週間に突入した。
しかし、農主は週末ミラノでワイン市があるといって行ってしまった。
先週末はローマに行っていた。
その間、私は高価な電動ハサミを借りて剪定を手伝った。
どちらかというと古い方のブドウ畑なので樹形が
Cordone Speronatoと呼ばれるトスカーナ州の伝統的な樹形が多い。
農主は、Cordone SperonatoよりGuyotと呼ばれる樹形が
毎年新しい枝で空間作りもしやすいことから
徐々に樹形を変更しているので、ミックスな畑だ。
Cordone Speronatoは、主軸(Cordone)から生えてきた
位置づけされた梢(Sperone)を
毎年毎年その新梢を追っていくから、上の方にいったり
隣の梢と近くなってきて込み合う。
気ままなブドウたちは、好きな方へ生まれ育つ。
私たちは、架線のある中心へ近づけ、なるべく直立しているものを選ぶ。
芽掻き作業で次回の剪定で使えるような新梢が残されていたら
常に低く均等に樹形が保たれるが
そうでないと込み合って病気になりやすいか
芽掻き作業で病気になる前に取り除かれてしまう。
梢の長さは、確実に花が咲く芽を二つ残す。
もう一つ梢の付け根にあるのだけど
芽が覚めるかはそのブドウの気分次第。
Cordone Speronatoの利点は、枝の縛り付作業がないというところにある。
私が剪定をしている間に、剪定された枝を架線から外す作業
StrecciaturaとかStralciaturaと呼ぶ。
枝を外すだけで簡単そうに思うが
いや...簡単だが、注意をしていないと架線を切ってしまうことがある。
派遣チームを呼ぶと必ずと言っていいほど切る。
さらに、嵐の後のように枝が散乱し
トラクターで処理できる範囲にない。。
それでは明日は枝縛りに行ってきます。
もう早熟品種のSangioveseの芽は膨らんでいる!
☆
私が監修しましたオリーブオイルの再注文が可能となりました!
トスカーナ州独特の品種のオリーブオイルは
味がはっきりして濃厚なのに喉ごしがとてもいいです。
...とコメントも同様にいただいております。
それは、無農薬の純粋なオリーブの味に
じつはオリーブオイルの味の超決め手となる搾油所を
私のこだわりで厳選させていただき
そこでの凄腕搾油技術の結果なのです。
味がしっかりした濃厚なこちらのオリーブオイル
ポリフェノールが1100mg/kgもあるそうです。
数字が出てきたとき、頷いてしまいました。
はじめてこのブログを見てくださっている方も
こちらのオリーブオイルに是非出会ってほしいです。
このオリーブオイルと出会うということは
私(セミ生産者)と出会うということなのです。
このオリーブオイルの監修をしようと思ったのは
日本にいる友たちに、私が学んだ美味しくできる方法で
そしてここの搾油所で搾油したオリーブオイルを
届けたかったことがはじまりです。
私は、農園を開業する力がありませんでしたが
私の気持ちを応援してくださる農園さんと
インポーターさんに出会い、その彼らの支えの元
監修という形で私のオリーブオイルを
日本に送り出すことができました。
どうぞよろしくお願いします。
ご購入してくださったみなさま、ありがとうございました。
Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。
人気ブログランキング
にほんブログ村
まだ、ブドウの剪定が終わっていない。
ということは、枝外しも終わってないし
枝縛りも始められない。
終わってる方の向こうの畑で枝縛りをしていたとき
あっちもこっちもやってない...ということが判明した。
今はさ、Luna Ascendenteだから剪定はよくない...などと言っているが
本当だったらそんなことを言ってる場合ではない!
農主はバイオダイナミック農法でワイン用のブドウを栽培している。
肥料は緑肥と牛の糞を角に詰めてねかせた調合材500という
最高の微生物を生んで散布する方法を使っている。
緑肥とは、マメ科やアブラナ科の種を蒔き
それらの根が呼び寄せたり生ませる微生物は
植物の成長によいホルモンを促す作用がある。
おまじないのように散布する牛の調合材500を毎年やらなくたって
緑肥と丁寧な作業をしていれば
きれいで豊満なブドウは生まれる。
土がだんだんそれ化していくようだ。
そのLuna Ascendenteとは、月が天体上の黄道の春分地点から
秋分地点までの14日間だが、我々の目ではその向きはよくわからない。
地上にエネルギーがみなぎる時期だ。
そしてLuna Discendenteとはその逆で
黄道の秋分地点から春分地点までの14日間だ。
この期間は、地下にエネルギーがみなぎるので
地上での剪定作業などの負担が少ないといわれている。
農主は、そのバイオダイナミック農法カレンダーでは
特に、ワインの瓶詰め作業を重んじている。
Giorno di Fioreと呼ばれる花の日に瓶詰をすることで
生きたブドウ酒は保存料が微量でも生き続けるのである。
かなり前々から、この日は空けといてと予約される。
先日も瓶詰め作業を、近所の瓶詰めマシーンを持ってる農家で
ワサワサ作業をしてきた。
ヒトは、箱を作ったり、空瓶をマシーンに置いていって
ラベルまで貼られて出てきたら、1本1本箱に詰めて
箱を閉じる作業をするのである。
いわゆる梱包作業Confezionamentoと呼ばれる作業である。
瓶詰め作業をImbottogliamentoという。
というわけで、時間はとっとと過ぎ
Luna Discendenteの2週間に突入した。
しかし、農主は週末ミラノでワイン市があるといって行ってしまった。
先週末はローマに行っていた。
その間、私は高価な電動ハサミを借りて剪定を手伝った。
どちらかというと古い方のブドウ畑なので樹形が
Cordone Speronatoと呼ばれるトスカーナ州の伝統的な樹形が多い。
農主は、Cordone SperonatoよりGuyotと呼ばれる樹形が
毎年新しい枝で空間作りもしやすいことから
徐々に樹形を変更しているので、ミックスな畑だ。
Cordone Speronatoは、主軸(Cordone)から生えてきた
位置づけされた梢(Sperone)を
毎年毎年その新梢を追っていくから、上の方にいったり
隣の梢と近くなってきて込み合う。
気ままなブドウたちは、好きな方へ生まれ育つ。
私たちは、架線のある中心へ近づけ、なるべく直立しているものを選ぶ。
芽掻き作業で次回の剪定で使えるような新梢が残されていたら
常に低く均等に樹形が保たれるが
そうでないと込み合って病気になりやすいか
芽掻き作業で病気になる前に取り除かれてしまう。
梢の長さは、確実に花が咲く芽を二つ残す。
もう一つ梢の付け根にあるのだけど
芽が覚めるかはそのブドウの気分次第。
Cordone Speronatoの利点は、枝の縛り付作業がないというところにある。
私が剪定をしている間に、剪定された枝を架線から外す作業
StrecciaturaとかStralciaturaと呼ぶ。
枝を外すだけで簡単そうに思うが
いや...簡単だが、注意をしていないと架線を切ってしまうことがある。
派遣チームを呼ぶと必ずと言っていいほど切る。
さらに、嵐の後のように枝が散乱し
トラクターで処理できる範囲にない。。
それでは明日は枝縛りに行ってきます。
もう早熟品種のSangioveseの芽は膨らんでいる!
☆
私が監修しましたオリーブオイルの再注文が可能となりました!
トスカーナ州独特の品種のオリーブオイルは
味がはっきりして濃厚なのに喉ごしがとてもいいです。
...とコメントも同様にいただいております。
それは、無農薬の純粋なオリーブの味に
じつはオリーブオイルの味の超決め手となる搾油所を
私のこだわりで厳選させていただき
そこでの凄腕搾油技術の結果なのです。
味がしっかりした濃厚なこちらのオリーブオイル
ポリフェノールが1100mg/kgもあるそうです。
数字が出てきたとき、頷いてしまいました。
はじめてこのブログを見てくださっている方も
こちらのオリーブオイルに是非出会ってほしいです。
このオリーブオイルと出会うということは
私(セミ生産者)と出会うということなのです。
このオリーブオイルの監修をしようと思ったのは
日本にいる友たちに、私が学んだ美味しくできる方法で
そしてここの搾油所で搾油したオリーブオイルを
届けたかったことがはじまりです。
私は、農園を開業する力がありませんでしたが
私の気持ちを応援してくださる農園さんと
インポーターさんに出会い、その彼らの支えの元
監修という形で私のオリーブオイルを
日本に送り出すことができました。
どうぞよろしくお願いします。
ご購入してくださったみなさま、ありがとうございました。
Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。
人気ブログランキング
にほんブログ村