大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:イタリア

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今年の六月に日本のパスポートが切れる。

五年前は、日本の小さな市役所でつくったっけ。
こんな田舎でも窓口には
外国人の並ぶ姿が増えていて
見慣れない光景だった。
スラスラ日本語が話せなくたって
日本に滞在していることが嬉しそうだ。

それと、バックが青い写真の息子は
まだ11歳でにんまり微笑んでいる。
かわいかったなぁ。。。

...そんなことを、パスポートを眺めながら
思い出していた。

私は、五年に一度日本に帰国する
...と今年は日本に帰国する年だ。
パスポート番号を登録する航空券を手配する前に
有効期限内パスポートを更新することにした。

パスポートさえ取得しておけば
行くか行かないかは後で決めればいい。
なにしろ飛行機代がやたら高いので検討中。

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そういうわけで以前は、息子のは
日本の小さな市役所で取得した。
私は、ローマの日本大使館の
フィレンツェ出張サービスで
受け取ったことがある。

あやふやに記憶をたどっていくと
確か当時は...
大使館に切手を貼りつけた返信封筒を送って
オリジナルの申請用紙に記入して
提出しなければいけなかった。

旅券の期限が切れての新規更新だったからかな、何も変更がなくても戸籍謄本も日本から取り寄せて提出しなければいけなかったし、写真の顔の位置やサイズも決まってて、なんなら写真屋さんの指定までもあった。
フィレンツェは、ミラノとローマの真ん中辺だけれども、ローマの日本大使館の管轄で、出張サービスがない頃は、朝一でローマに向かい、確か午前11時ぐらいまでに提出して、午後4時ごろ受け取ることができる、という方法だった。そういった経験もある。

そんな不便な時代も過ぎ...昨年度あたりから、オンライン申請システムを導入したようで、スマフォに専用アプリをダウンロードして、申請ができるようになった。
しかしネットで、パスポートをイタリアで更新と検索しても、アナログ風申請用紙をダウンロードする紹介ページがメインで、そのメインページにオンラインシステムの紹介ページがリンクされているので、正直よくわからなかった。
ので、申請書を指示通りに印刷して、ローマの日本大使館にアポメールをしてみると、紙の申請書の提出だと二度出向かなくてはならないので、フィレンツェ在住(ヴィンチ村はフィレンツェ県内)であれば、オンラインをおすすめします、とのことでオンラインシステム一本でじっくり研究することになったのだ。

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申請アプリをダウンロードしても
ダイレクトには作動しない。
OPRnetとかいう在留届に
Emailとパスワードをつくって登録
IDができあがって
(既に登録済みであればIDを持っているところへ)
旅券の申請・発行から
パスポート申請アプリに飛ぶのだ。

やり直しや見直し、確認、パスポートが出来上がってQRコードを見せなくてはいけないときも、とにかく最後の最後まで、この流れでアプリをあけるので、在留届にとべるページをスマフォの中に保存しておくと便利だろう。
息子のパスポート申請だが、本人はメールアドレスもあるので、本人が申請者として登録。親が、家族の分を申請することもできる欄があったので、申請者ごとに登録することはないようだ。

旅券=パスポートの
期限内更新は1年前からできるそうで
切替更新とよぶそうだ。

その切替更新のメリットは、申請時
前回のパスポート取得と同じ内容で
本籍を一字一句間違えずに書ける人は
戸籍謄本の提出が必要ないのだ。

戸籍謄本はたいてい発行されてから6か月以内のものが有効とされるので、私みたいに5年前に日本に行って取ったものなんかダメだし、コピーもダメ、オリジナル(原本)しかダメとなると、日本から取り寄せるしか方法はない。
今回、取り寄せずに済んだので、取り寄せる場合、依頼人がいればいいけれど、いない人や頼りたくない場合、カード決済で市役所が直接海外まで輸送してくれるのかは、わからない。さらには、いつ届くかわからないし、本当に届くかわからない。
私にとって、ここの部分(戸籍謄本提出)がいっちばん困ったところであったので、戸籍謄本の提出が免除されたことは、すごくスムーズにパスポート取得ができたことのひとつである。

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そして、オンライン申請のメリットは
何ミリまで要求される顔写真撮影が
自分でできることである!

顔写真は、日陰でいいから日中の外の白い壁をバックに、きもち白い壁を多めに、自撮りレンズを使わずに撮る。なぜなら、室内だと照明がちゃんとないと顔の中に影ができやすい。白い壁を多めにすることは、若干の縮小・拡大は申請アプリの中でできるから。自撮りレンズはダメなようなことが書いてあった。
写真を撮影した後の補正で、トリミングはしなかった。青系グレーっぽい白壁はハイライトを強くして見た目上白にした。そうすると、顔の色味が減るので、血行よくさせた。

自筆サインも
白い紙に黒ペンでサインをして
写真を撮る。

補正するとき、あまりトリミングしない。サインも申請アプリ内で多少の縮小・拡大ができる。白い紙は、写真を撮るとグレーっぽくなるのでハイライトを多めにいれたりホワイトを強くしたりする。
黒い字も影はダメとあるので、ハイライトで影は消えるだろうし、コントラストを強くしてみるといいかもしれない。

イタリアの Carta d'identità の前と後ろの
写真ファイルを一枚ずつ用意。
こちらは添付ファイルとなる。

息子はイタリアのパスポートを
取得したことがあるので
期限が切れていてもパスポートの写真を撮って
写真ファイルを用意しておく。
有効なイタリアのパスポートを...とあるが
期限が切れたイタリアのパスポート
と素直に添付ファイルのタイトルにした。

申請者が未成年の場合は
リンクされている親権者同意書という用紙を
旅券申請時に必要なものとあるページから
ダウンロードしてプリントアウトして
自筆で書いてサインして
(共同親権者がイタリアの方は
戸籍謄本に記載の通りに書くとよいかも。
我が家の場合はカタカナで。)
それを、写真に撮って添付ファイルに。

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さて、在留届のOPRnetから
申請アプリにとんで
申請時に用意するもののところで
下にスクロールして
顔写真ファイル
自筆サインファイル
をアプリ内にダウンロードしておくと
その場に本人がいなくても
素敵な証明書写真を提出することができる。

現在有効な
電子チップ付きパスポートを読み込むときだ。

私はiPhoneなのだが、申請アプリの指示通り画面を上にして、見えないけど電子チップがある固いページにある太線に合わせて、iPhoneのカメラレンズの横辺りにそういうのを読み込む機能があるらしく、近づけてみたり置いてみたり。申請アプリでは8秒以上かかると言うけれど、けっこうな時間を要した感覚だった。なかなか読み込み完了しないから、本当に読み込んでいるのか疑問がわいてくるが、ただ無言にゆっくり読み取っているだけなようなので待ってみよう。最後には、読み取り完了!と出てくる。

読み込まれると
ある程度自動的に入力されている。

二重国籍の場合も素直に入力していこう。
いつからイタリアの国籍を取得したか
誕生日でいいようだ。
イタリア共和国で生まれ
片親が同国籍であるような項目など
二つぐらいチェックした。

で、最後に、前述した添付ファイルを
添付して完了だ。

機械処理で足りないことをピックアップしてメールにて報告されるのか、ひとつひとつ職員が目を通してメールを送ってくださっているのかはわからない。
しかし、申請完了の翌日、選択した受け取りはミラノ領事館ということで、領事館の方から確認の電話があった。正直に、ついでにミラノの友人に会うためと伝えると、すぐ了承してくれた。

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二度も不足内容メールがきて、そのたびに前述した在留届ページから申請アプリを開く手順で、不足項目をうめていったという感じであった。
その不足内容は、顔写真やサイン写真を枠内(顔やサインの赤線枠内ではなく、バックの白地部分の全体のこと。だから顔やサインギリギリのトリミングは必要ないのである。)に埋めること、つまり写真自体ははみ出ててもいいのだ。国籍を取得した年月日、Carta d'identitàの後ろの写真とイタリアの期限切れパスポートの写真の提出...いろいろあったw

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全て準備が整うと
旅券発行手数料の支払いはどうするかだ。
カードで日本円(¥11000)で支払うか
現地でユーロ(€79)払いか。

その日のレートではなく
もう値段が決まっているのだ。
まるでPlay Stationをこっちで買うように。

この頃、見たことのないほどの円安で
1ユーロ160円!
どんなに手数料とられても
円で払った方が得だ。

カード決済を選択して
カード内容を打ち込み
決済自体は、旅券を受け取った時に実施。

旅券の受け取りは6ヶ月以内。
日にちに束縛される生活でなければ
格安チケットが出てるような日に
特急電車で向かえば
プチ旅行がさらに満喫できるというわけだ。

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ミラノ領事館、初めて来た。
素敵な建物の中にある。

領事館のガードマンはイタリア人だ。
わざとそうしているのか
早速怒ってる風で感じ悪っ。

イタリア語でごちゃっと言われ、いつも丁寧で優しい日本人がいるところに来たと私と息子はイメージしていたので、は?と驚いている内に、お前らイタリア語わかんのか?まで言われ、むしろイタリア語しかわからない思春期青少年はカチンとした口調でトスカーナ訛りで返答w まぁまぁまぁまぁ。

窓口の方は
そのまんま親切な日本人の
外務省の職員の方で、ほっ。
丁寧に私の質問にも答えてくださって
ありがとうございました。

突然の申し出にお付き合いしてくださった
ミラノ在住のMさん
半日でスピーディミラノプチ観光
めっちゃ楽しめた!
全部私たち好みのスポット巡り
最高でした。ありがとう!

今度は、私のパスポートの番。
またミラノでプチりたいとおもう。
Saloneの時期に!

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今日の一曲




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ある日、インスタのリールを次から次へとみていたら、エコロジー生活をしているというイタリア人女性(Elisa Nicoli)のリールがでてきて、彼女のプロフィールページにとんでみた。

イマらしくどれも編集動画でリール投稿だ。
どうやらそれに関する本も出版されているようである。

たくさんの方が似たような投稿をしていても、私の場合はイタリア在住なので、イタリアという国の組織の中で、生きていかなくてはいけない。
だから、この手の情報フィードは、日本での日本語の投稿より興味深々、私のSNSアルゴリズムはこの手に集中する。

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名はエコ・エッセイストとあり
グリーンクリエイターとも称し
地球と人類を尊重したいそうだ。

タイムラインをざっとみると...
メインは
ゴミにまだまださせないモノ
ゴミをつくらない方法
ゴミを分けるなら

そして
環境汚染を自らつくらない方法
つまり
ナチュラル洗剤などのつくり方
生活スタイル

ビーガンではないでしょうけど
ベジタリアンレシピ
などを紹介していた。

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興味があるからどんどんみるけど
どれもこれも
私の生活だった。

私はトスカーナの丘に魅了され
ヴィンチの丘で、今生きている。
ハッシュタグは、田舎暮らしだ。
イタリア語だとvivere in campagnaにしている。

でも、森の奥地で自給自足をするような根性はない。
息子はヴィンチの幼稚園から中学校まで通い、私は今まで近所の農家を手伝ったりして、地域の方たちと暮らし世話になっている。

だから田舎暮らしでも、ちょっと外を歩けば、ヴィンチの住民たちと、手を振って挨拶できる
集落と村を結ぶ丘の上を走る主要通りに住んでいる。

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その投稿の例をあげてみようとおもう。
例えば、ゴミの分別だ。

ここ数年気がつけば、イタリアきっと南北全国的に、ゴミの分別やゴミの出し方が規制強化されている。

≪ la raccolta differenziata 回収分類≫
vetro ガラス類
plastica プラスチック類
alluminio e metalli アルミや金属類
carta e cartone 紙や段ボール類
frazione umida o organica 生ゴミ類
secco indifferenziato 分類できないリサイクル不可なゴミ
rifiuti ingombranti 粗大ゴミ
rifiuti elettrici 電化系ゴミ
rifiuti speciali 特殊なゴミ


PLASTICAとカテゴリーされているプラスチックは、リサイクル可能なプラスチックをメインに、商品の表示にPLASTICAへとあればそちらへ、かといって全てリサイクル可ではなかったりする。

小物系おもちゃ的なプラスチックは、ほぼINDIFFERENZIATA(リサイクル不可なゴミ)
プラスチックだからといってPLASTICAにどんどんぶち込まない。

特に食品などの商品には、ゴミの分別表示が載っているのでわかりやすいだろう。という投稿。

表プラスチックでも裏アルミなんていう複素材は、リサイクル不可なのでINDIFFERENZIATAとなったりする。表示があるものは表示に従う。

例えば、牛乳パック系は
キャップ→PLASTICA
紙っぽい容器→紙(CARTA)

歯磨き粉のチューブってPLASTICAへとあるけど、実際のところリサイクルできないそう。
だったらアルミのチューブの方がリサイクルできるよ!とエコ・エッセイスト推薦。

歯ブラシだって、竹製品がナチュラル!と思いがちだけど、ブラシの部分がプラスチックだから結局どこにも捨てられず一般ごみのINDIFFERENZIATAへ。
最近だと、ブラシの部分だけ交換できる歯ブラシがあるので、それを薦めている。

色々あるけど、わからない人や間違える人が多いので、ゴミ処理場で作業員たちが分別しているレポート投稿もある。
私はだいぶ前に、テレビのレポート番組でみたことがあるので、人の手で分別されていることは知っていた。
それを知ると、思いやりの気持ちがうまれる。汚れたゴミを洗って捨てたり。

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着なくなった服の処分は、ネットで売ったり
イタリアでは、道端にある黄色い古着回収ボックス(宗教団体が運営しているCARITAS)の他に、ミラノなどの大都市では、HUMANAと書かれた古着回収ボックスにもね!と、団体の活動内容なども紹介していた。

もしくは、雑巾にしたり布巾にして、最後まで布を活用する

シミがついてていくらなんでもまた別のどなたが着るのはちょっと...というようなものは、千切って雑巾、なんていう古着の箱が我が家には常備。
パンツだって最後は雑巾となって役目が終わるのだ。役目が終わるとリサイクル不可なINDIFERNZIATAへ。

私のボロ布習慣は、幼少期おばあちゃんと暮らしていた頃からずっとだ。
こういう習慣は幼少期に身につくものだ。

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エコな洗剤は

PERCARBONATO(過炭酸ナトリウム)
漂白、除菌、消臭ときて、40℃以上(もっと。ほぼ熱湯でも)の湯に混ぜて(湯に混ざるとAcqua Ossigenata(過酸化水素)とCarbonato(炭酸ナトリウム)に分解されるのだそう)、ジュワ~としてる液体に汚れ物を浸す。
それに、Sapone di Marsiglia(マルセイユ石鹼=オリーブオイル石鹸)をさらにちょっと加えて洗濯すると、エコ・エッセイストはいう。

私は、ecoと書かれた洗濯洗剤か食器洗剤を加えている。
現在、自作オリーブオイル石鹸は勿体ないので頭から足まで使えるボディ石鹸に。

ACIDO CITRICO(クエン酸)
イタリアの硬水、石灰だって溶かしてしまう、キッチンや風呂場、トイレなどの水回り必需!
洗濯機に加えることで(柔軟剤のとこ)柔軟効果と洗濯機につく汚れ落とし効果。
臭いがないので、水筒やポットも洗える優れもの。

BICARBONATO(重曹)
漂白・除菌・消臭効果は無いんだって!ずっと除菌と消臭効果はあると信じてた。
重曹は研磨効果があるらしいので、洗剤的には、それらと混ぜて使うのだそうだ。
あとは、私は柑橘系が入る焼き菓子つくりに入れる。
歯磨き粉がきれたぐらいの間隔の歯磨き粉に。

私はついでに紹介させてもらうと
単品のCARBONATO(炭酸ナトリウム)と湯(ほぼ熱湯)で、油っこいキッチン用品やキッチン周りの油汚れや焦げ、めっちゃ落ちるので、試してほしい。

ちなみに、オリーブを搾油する所(フラントイオ)では、Carbonatoで洗浄し、Acido Citricoで、ステンレスの機械やタンクをこすらずピカピカにする。なぜなら、両方、効果抜群の上に無臭。

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私が何故、エコ洗剤にこだわるかというと

我が家は、元ワインセラーを一旦解体して、外観の雰囲気は残しつつ住宅に改築したので、住宅用の水道・ガス・排水などを設置するなど、敷地も大工事であった。

我が家はそういうわけでヴィンチの丘にある。
このように田舎で新築的な工事を行う場合、従来の野放し的排水法ではなく、現代の自然問題を生かした排水法を適用しなくてはいけない。

その排水設備を、イタリア語でFitodepurazioneという。
ググってみると、直訳ではないが、人口湿地と呼ぶようだ。

改築した我が家の下水は、一旦地面に埋まってるトイレ用廃水槽とキッチン用廃水槽に流れ、どれも汚水のみ人口湿地に辿り着き、人口湿地に植えてあるダンチクの栄養となり、そのダンチクたちが我が家の下水を浄化して、大地に放つという仕組みなのである。ちなみにトイレの液体ではない汚物は、バキューム業者に依頼する。

最近では、トイレットペーパーも別で捨てていたりする。

この排水システムを人口湿地で処理していると、下水を含む水道代がほんの少し免除される。

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それと、庭をもつ田舎暮らしをしていると、市で回収してくれる生ゴミORGANICAの他に、臭いが発生する動物系の生ゴミ以外の、野菜や果物の皮、庭の枯れ葉などは、自分でコンポストして自分で活用させるようコンポストキットが無料で(?税金の一部だね)市から配られる。

コンポストをしている家庭のゴミ税金は、ほんの少し免除される。

ゴミの税金は、住居人の人数と住居の面積数で計算される。

企業などはすごいだろうし、小さな会社たちだって割に合わないぐらいすごいのだろう。。。

田舎や自然にぼっとり捨てにくる人がいる。
小さなゴミだって歩いていれば見つけるよ。

ヴィンチの丘に捨てに来る人はたくさんいる。。。
ある日夫はそれをひとつずつ拾って回収場に持っていったら、困られたそう。市役所に届を出して、掃除会社に依頼するのだそう。

ゴミの回収は、各自の責任と税金の割り出しなので、個人名が登録される。やたらに自分のゴミ以外のものは持っていけない変な仕組みがあるので、助けられない場合もある。

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まだまだたくさん細かくあるのだが、インスタのリールで出会った彼女の投稿と私のヴィンチの丘エコ生活も混ぜて一部を紹介してみた。

イタリアでは、なかなかゴミを燃やす習慣はなく、むしろ焼却場は地域の住民は断固反対、大気汚染の心配をしているからである。

現在の日本の状況は知らないが、何十年も前から日本はゴミを燃やしている。ゴミ焼却場にはたいてい温水プールが併設されていた。
どんなにフィルターで煙が濾過されても、EUの人たちは納得いかないのだ。地球を温めることもいけないし、燃えることで出るCO2の排出も抑えなくてはいけない。

そしてリサイクルをしているとはいえその裏でもビジネスがあり、本当にリサイクルされているのかはなかなかに明らかにされていない。EUのゴミは処理されているのかと思いきや、東南アジアでゴミの回収ビジネスが生まれていたり。

毎日毎日必ず一個は出るゴミ。
各自各々にゴミの出どころと行方を認識して、ゴミを減らしたり出さない生活を心がけるべきだとおもう。

細かくて面倒なんだけどさ、ひとりひとりの気持ちと行動が環境保護をしていることになる。
これだって十分、自分にできることのひとつだとおもっている。誰にも見られてなくったって、ひとりだって、どこに行っても、自分にできることのひとつは、ゴミの処分。



* 能登半島地震、心よりお見舞い申し上げます。



Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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近頃、じっとした体勢で
手だけを動かす作業をすることが多い。

だから、身体がとにかくなまっていくので
ウォーキングを週末に
平日はストレッチングを
心がけるようになった。

その心がけをやろうと思える余裕も
近頃もてるようになった。

それでも相変わらず左肩は
痛いし上がらないしねじれない。
節約しながらの国民保険(ASL)を使った
検査と検診と治療を選択しているので
時間はかかるが
手先の作業には問題はない。

この手先作業の仕事を
イタリア人にもまれながらやりはじめた頃
歳的に人生経験はあっても
仕事内容も大勢のチーム関係もはじめてだ。
この歳で毎日が緊張の日々だった。

苦手なヤツらは
人の悪口言うヤツ
仕事も好意も文句言うヤツ
いい歳こいて嘘をつくヤツ
自分ばかり喋るヤツ

そういうヤツらに気をとられなければ
私は冷静でいられるし
余計なこと言って変な環境つくるより
だったら黙ってた方がいい。
でも大人だからタイミングをみながら
向き合わなければいけない。
話し過ぎもダメだし
ずっと沈黙過ぎてもダメ
うまくつきあわなければいけない。
こういうところで自分のもつささやかな
コミュニケーション能力を発揮させなければいけない。

そういうのが少しずつ慣れてきた様だ。
そういう環境に疲れなくなってきた様なのだ。

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11月2日木曜日の17時頃から22時頃
ちょうど帰宅時間で夕飯時間だ。

あの日、物凄い大粒の物凄い量の
雨が降った。

私はスーパーで買い物をしていて
大雨が降ってきたなぁ
少し収まるまで
わざとゆっくり買い物したぐらいなのに
一向に収まらない。

待ってても仕方がなさそうなので
勇気を出して車を運転しはじめた。

時速30㎞だろうに
大粒と大量過ぎて前が見えない!
川の氾濫どころか雨水がどんどん溜まって
既に洪水状態...

私たちは丘の上に住んでいるが
丘に辿り着くまでには
平地にある道を通らなくてはならない。

私が帰ってきた時間はまだ
溝もどぶも平地からの雨水は
あふれかえってなかった。

しかしあの日、家の族の男子たちを
また街に迎えに行かなくてはいけなかった。

奴らは、大きな建物の中にいたから
物凄い大雨が降っている状況がわからない。
のこのこ20時頃電話してきやがった。

私はそれまで
家の中の雨漏りの対応に追われていた。
地盤が緩んだのだろう
家が少し沈んだようだ。
接続部分に亀裂が入っている。

私は、一か八かで運転しはじめた。
しかし、丘の上でも大雨と
ブドウ畑から流れてくる雨水で
丘の道さえも洪水状態で
私も車も台無しにするのは御免だ。
お前らは、街に残ってろ!

結局、義弟の車体の高い車で送ってもらって
帰ってきた。
義弟も家の族男子も無事だった。

丘の上だから雨がやめば水は引いていく。
家が崩れ落ちていかない限り
丘の被害はそうなかった。
平地の方の被害はよくわからない。

各地に住む思春期青少年の友チャットで
回ってきた映像に愕然とした。
あれからSNSでもいっぱい目にした。

思春期青少年が通う学校の地域は
そう被害はなかったようで
休校にはならなかった。
が、道中での被害や交通混乱
川が氾濫した地区の学友たちを想い
自粛させた。

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あんな怖い思いをした台風でもない大雨は
はじめての体験だった。

それでもときどき秋晴れとなり
ブドウの葉は秋色に変わっていく。
葉は透けだして
ブドウ畑が雨上がりでキラキラ黄金になる。

私は、今また無事でいられることに感謝し
秋晴れを歩くのだ。

歩いてストレッチをして
やってないより体の調子はいい。
肩が不自由なのが悔しいけれど。

今週もがんばろ。









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《 こちらのブログは2023年6月の情報です 》



今年の晩春と初夏は雨降りが多く
たくさんの地域で洪水や土砂崩れなどの
被害が出るほどであった。

私は、ブドウの芽掻き作業Scacchiaturaを
手伝いに行っているはずだったのに
気がついたら一人で黙々と4ヘクタールを
長々とやっていた。

反対に、時々農主の娘さんが
私を手伝いにきてくれる
という形になっていた。

一人でやってると時間がかかるだけではなく
気が滅入ることもあったりする。
何度も何度もそんなとき
工場とか窓のない室内で毎日
働いている人のことを考えた。

農主は、草刈りも緑肥刈りもする時間がないほど
展示会に出店し、セラーの仕事をし
転んでしまった94歳のお母様の
ヘルパーさんがいないときの世話をしながら
あっぷあっぷしていた。

でも、気候と成長のタイミングで作業をしないと
特に草刈りなんかは
せっかくブドウの空間をつくっている
芽掻き作業の効果がすぐ出ず
その空間に空気が回らなく
湿気が貯まりすぎて
カビなどの病気が発症しやすくなる。
例えばPeronosporaは厄介だ。

草が多くていいのは、干ばつのときだ。
草がほどよい保湿を与えたりする。
前にそんな例があったから
急がなかったのかもしれない。

ブドウの開花・結実時期の降雨はよくない。
反対にオリーブは、いい。でも今年は不作。
去年のオリーブオイル大切に使え
と、農業関係者にあちこちで言われた。

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夫は腕をチェンソーで怪我をしてから
だいぶよくなったはものの
いまだリハビリに通っている。

きっと人にもよるのだろう。
夫は「痛い」のトラウマとなり
怪我した辺りの筋トレを
なかなかしない。
だから治りが遅いような気がする。

エニマルな夫は、力仕事ができなくなって
悔しい想いで相当イライラした。
雨が降るともっとイライラした。

そんなイライラと本人は葛藤し続け
私が落ち込むと必ず自分の例をだした。
そんな気持ちだったのか
と、私も理解に努める。

晴れると、やっぱり気分は盛り上がり
やりたいことがいっぱい出てくる。
私もそうだ。
思春期青少年なんかもっとだ。

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ある日、温泉地のイベントのお手伝いの話が
思春期青少年に舞い込んできて
そのイベント先のサイトをみていると...

Montecatini Termeモンテカティーニテルメという温泉地が
ヴィンチから20kmちょい、車で40分ぐらいの所に
温泉と温泉で使われていた17世紀建造物の恩恵で
とっても裕福な町で、5つ星4つ星ホテルが並ぶ
富豪が訪れる観光地がある。

ゴージャスなホテルはゴージャスなスパ付きであろうが
一般市民は、国のユネスコ文化財を見学したり
18世紀建造物とは別に建てられたスパ総合施設で
泥テラピー、マッサージ、オゾンジャグジー
リハビリテーション、室内プールなどなど
利用が可能だ。

イタリアは、温泉国でもあることから
国の医療費控除や免除で
温泉療法という治療も控除枠内なのである。

本当に困っている症状や病気は
ホームドクターにチケットを発行してもらって
施設にアポをとって
超格安で、例えば12回50ユーロで
受けることが可能なのである。
失業者は無料。

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以前...20年ぐらい昔
モンテカティーニテルメの隣町
Monsunmano Termeモンスンマーノテルメという
これまた温泉が沸き出る...というか
洞窟内の気流や吹き出すものが
温泉効果並みに体にいいそうで
そういうわけでそこにもスパ施設があり
私もふくらはぎの血行が悪いという理由で
オゾンジャグジーを12回、その医療費控除で
利用させてもらったことがある。

夫の持病は痛みにまで発症する皮膚病なので
昔も今も理由は同じだ。

夫はそのモンスンマーノテルメでは
メインの洞窟の中のサマーベットの上で
寝っ転がっているだけ。
リラックスもしくはサウナ感覚。

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今回、私も便乗したかったが
そういうわけでブドウのお手伝いがハードで断念。

昔は、12回いつでも行けたけど
今は、チケットが発行されてから18日以内に
12回分を消費することと厳しい条件がある。

モンテカティーニテルメのスパでは
夫は、泥んこテラピー(fango)と温泉に浸かる(vasca)
泥んこテラピーは、ダイレクトに皮膚に塗るのではなく
ラップされた必要な部位だけ塗られ
泥んこのところは40度以上に温められ血行を促すことで
痛みが緩和されるという効果があるんだそうだ。

効くか効かないかは、人次第であろう。
とにかく、根本からリラックスすることが
温泉療法の基本なようだ。

温泉療法をCure Termaliクーレテルマーリとよぶ。

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私もついでにどうしても行きたいので
休みの日や畑にいられないほど暑い午後なんかに
夫は一人の方がリラックスできると言いやがった
けど、数回温泉プール(piscina)の方に浸かってきた。

私は、一般なので1回1時間15ユーロ。
平日は予約なし、土曜日や祭日は要予約。

プールはけっして大きくない。
子ども連れのファミリーがいると
また違うほっこり感はあるけれど
断然ほぼ誰もいない平日がオススメ。

プールには、肩こり解し用の滝があったり
足腰用ジャグジーもあったりする。

温泉水は、飲む温泉水と同じみたいで
ミネラル豊富そうな塩っぱい水。
一瞬、自分の汗かと思ったけど
温泉水が塩っぱいことを後で知った。

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何度も来ているなら観光しよーよ!ということで
私の温泉プール最終日
1700年代建造のTerme Tettuccioテルメテットゥッチョという
ユネスコ文化財の温泉水が飲める建造物を
見学しに行ってきたのである。

プールとほぼ同じ温泉水を飲む体験&見学は15ユーロ
見学のみは6ユーロ。

さすがユネスコ文化財だけあって圧巻。
18世紀なんて近代ヨーロッパなのに
ローマ帝国風でやたらわくわくする。

飲む温泉水の壁にあるタイル画
まさしくもテルマエロマエ風画で
今も昔も絵は同じかい!とニヤニヤ日本人。

30分から1時間ぐらいで回れる
決して大きな場所ではないけれど
昔はたくさんの庶民がここに集まって
塩っぱい温泉水を飲んだり汲んだり
わいわい賑わってたんだろうなぁ
とタイル画を見ながら想像する。

とにかくゴージャスで気分は賑やかな時代に
なんだかタイムスリップするわけだ。

そんな時代の建築物を大切に保存され
見学したり体験できることは
大袈裟だけどやっぱり生きてる価値みたいな
エネルギーをもらってしまうのである。
昔と今を共有できるってのが
今いることの特権だとおもう。

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そのテルメテットゥッチョがある界隈は
静かな優雅な公園となっていて
ちょっと進むと
Terme tamericiテルメタメーリチという
元温泉水が沸き出てたところは
現在素敵なカフェとなっており
ここでイベントや展覧会とか良さげ!
と勝手に盛り上がる。

変に手入れされてない
屋根からの草の茂みが神秘的で
ジブリのポロンポロンしたサントラが
頭の中で勝手にBGMってくれた。

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私は久々の観光と温泉は
束の間の最高の温泉療法だったとおもう。

でもまた現実の日常に帰ってくるのである。。。


⭐︎

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今日のトレーラー。




Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




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フィレンツェの警察署(Questuraクエストゥーラ)に
紙の家族用永久滞在許可書から
(permesso di soggiorno permanente per motivi familiari)
電子カード(permesso di soggiorno elettronico)に
更新する手続きの申請に行ったのが二月のはじめ。

申請の時に渡された
申請番号(numero di pratica)なんかが書いてある半券の裏に
≪ poliziadistato.it のサイトで
カードができているか確認してから
月と金の9時から15時半の間に
引き取りに来てください ≫
とある。

噂ではとっても時間がかかるそうなので
とりあえず、三週間後にチェックしてみた。
(poliziadistato.it を検索エンジンにかける。
permesso di soggiorno のところをクリックすると
numero di pratica を打ちこめるページにとぶ)
まだ、できていない。。。

そうこうしている内に私も忘れちゃうので
テーブルに出しっぱなしにして
ちょくちょく気にするように
一ヶ月過ぎた頃にまたチェックした。

おぉ、できているじゃないか!
随分フィレンツェの警察も手際よくなってきたもんだ。
ここまでのオンラインシステムは向上したとおもう。

「カード出来上がってます!
SMSで引き取り方をお知らせします」と
まるでオンラインショッピングの注文完了のように出てくる。

私は、在住者のSNS情報や
自分の長年のイタリアあるある感に頼る。
みんなどうしてるのかなぁ。。。
そんな風に思いながら過ごすことって多々あるとおもう。
特にグループに所属してない孤独派だったり
日本人がいないこんなど田舎に住んじゃって会うこともない。
みんな忙しいだろうなぁと変な気ばかり使って連絡不精...

それでも、私より三か月前に申請に行っていた
フィレンツェ在住の友にどうしているのか連絡することにした。

さすがフィレンツェ在住者だ。
そのSMSはこないまま
申請時期はバラバラだが申請者三人で
クエストゥーラに突撃(!)したそうなのだ!

で、取得できた、という。...ほう。

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私は、半券の裏にある時間通り
金曜日の9時半頃出向いた。
うぅぅ、絶句するほど長蛇の列。

とりあえず、ドアマンしている若造警察官にたずねる。
アポはあるのか、と聞かれ
できてるってオンラインで確認してきてますけど、と
スクショしてある「できてます!」ページをみせる。
これはアポじゃない
今日は人がいっぱいいるから月曜日の朝早く来い
と追い返される。

でもこの長蛇の列の方たち...
私も彼らの真似して並ぶことにした。
角まであって先は見えない。
一瞬前進したように思ったのだけれど
ときどきドアマンしてる若造警察官やってきて
アポありの人を確認し
あとはさっきのように追い返しているのだった。

私だけ田舎から出向いてきてて...とは言えず
みんな何時間も待っているだろうし...
この先、何時間も待って若造警察官が言う通り無駄だったら...
なんとなく気落ちして
今日は諦めて退散することにしちゃったのだ。
突撃、失敗。

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でもこの日は9時から17時まで電車のストライキ。
ヴィンチに帰れない。。。

でも、なかなか会えない友に、行くことを知らせてあったので
田舎者がフィレンツェにやってきた!やぁやぁやぁ
と、急遽集まってランチを共にすることができたのであった。
嬉しい...孤独派にも気にしてくれる友はいる。

久々の日本人同士の会話。
そんなこんなんで警察や滞在許可書の報告をしあう。

私は、そう日本に帰ることもなければ旅行することもない。
国境を超えるための滞在許可書の提示には急いではいないが
仕事をしたり手当をいただいたり
イタリア人同様な手続きの申請のときに
私はイタリア国籍はないので滞在許可書の提示が必要
なのである。

ふだんは carta d'identità という紙の身分証明書と
tessera sanitaria というマイナンバーカード
この二つだけで事は済む。
その carta d'identità の発行申請時に
滞在許可書が必要なのである。

で、この carta d'identità も電子システム化され
(carta d'identità elettronica = CIE)
5年の期限が切れ次第、続々カード発行されている。

もしくは、うっかり我が思春期青少年のように
その紙の身分証明書を紛失した際の発行は
カードで再発行するのであった。

イタリア国籍をもつ未成年は
両親のサインで提出してあれば
そのカードでEU内をパスポート無しで自由に行き来できる。
片親のサインのみではそのカードでは
イタリアから出ることはできないそうだ。

この電子IDカード carta d'identità elettronica は
SPID(Sistema Pubblico d'identità digitale)の代わり
ともなるので、面倒なSPID取得より
CIEにしてしまった方が便利だね
と友たちと情報交換。

で、友の話によると
日本からイタリアに戻ってくるとき
当時紙の滞在許可書提示の前に
当時すでにカード化させていた電子IDカードを
ドイツかなんかのイミグレーションで提示したら
ぴっと機械でチェックしてすんなり通れた
というエピソードを聞いて
EUは繋がってるんだねぇと今さら思い知る。

その日、今日も
イタリアはEUの海の玄関であるニュースが流れた。

私は、17時に終わる電車ストライキにあわせて駅に向かった。
駅には、旅行客、仕事終わりの物凄い人でごった返していた。

私は、ホーム番号が出た瞬間
そのホームに駆けつけ乗り込んで
一人だったのでオラオラと前に突き進み
座ることができた。

それでも20分遅れ
エンポリの駅まで25分だけれども
立ってるのはイヤ!

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三人でSMS連絡なしで突撃した友に
報告がてらもっと詳しく時間帯などを聞くと...

友は11月の申請で半券には12時~15時半
友の友は昨年の6月申請で半券には14時~15時半
そのまた友の友は、郵便局申請だから時間指定なし

んで、三人は月曜日の11時半にスクショをみせて
30分並んで、整理券配られて中で3時間待ち
ということなのだ。

ランチ友は、コロナ禍に申請して
SMSが一年以上経って送られてきて
日時通りに行って中で2時間待ち

私は、SMSを待とうか迷ったが
2023年8月3日に紙の滞在許可書は無効になるという
お知らせもいただいたり
時間があるときに、出向いて取得しておかないと
また仕事を休まなくてはいけないこと
あとは、無効になっては急に必要な時に困る
と思って、腹をくくって再度フィレンツェへ
クエストゥーラに出向くことに決心したのだ。
本当にそんな気重い感じなのだ。

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私は、友の真似をした。
月曜日の11時半に出向いて、スクショを見せた。

ドアマン若造警察官はまた同じことを言った。
金曜日に来い、と言った。
もちろん私は今回ばかりは返答した。

アポはとれないのか、と訊いたら
アポを送るSMS作業は郵便局がやってるから
警察側は何とも言えないんだ、という。
責任を擦り付け合うイタリアあるあるだ。

もうわかったぞ、想像はつく
郵便局は半年に一回ぐらいまだ取りに来てない人
例えば300件を処理してるんだろうな、とか。

金曜日の9時半よりは全然人が少なくて
もしかすると4分の1ぐらいだ。
中から指令される若造ドアマンとしゃべってるより
並ぼうとおもった。

今日こそ引き返さない!
だって、この並んでる人たちも私と同じ
フィレンツェ県内に住む外国人で
滞在許可書の取得に来ているんですもの。

私の後にも同じ目的の人たちが数人並びはじめた。
あまり後ろは見ないからよくわかんないけど
じわじわと前に進んでくる?入ってくる南米系の青年がいる。
整理券を常に配っているわけではないから
前には進まないけど、グループで来てたりすると
たまに抜けたり入ったり隙間ができる。
そこに割り込んで進んでいるのだ。

私を追い越して
前の前にいる女の子の隙間を指さして
詰めろと言っている。
彼女は、いやいやここには壁に寄りかかっている
パキスタン人たちがいるから、と
無言でジェスチャーしている。

私の前には、アルバニア人ぽい男性が並んでて
その男性も追い越そうと青年はしてたので
その男性が声を出し、青年の腕を後ろにひっぱった。
青年も声を出したので
私も声を出したw
みんなが正しいよ
アンタは私の後ろにいたでしょうが!
後ろに行きなさい
私の前でケンカするのはやめて

というやりとりを見ていた私の後ろにいた中国人の女性も
じわじわ前に詰めてきていたが
後ろに引っ込んだw

んっもう、こんなことで。。。

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一時間後、整理券を配り始めた!

若造ドアマン、私の方をちらっと見て
「良かったね」と言った。
私はごちゃごちゃ言いたかったけど
「グラーツィエ」と言った。

整理券の番号からして70人前にいた。

彼らも一人に要する時間が把握できないから
人数制限しながら中に入れているのであろう。
一日に対応する人数を減らしたいのかもしれない。
とりあえず追い返しとけ。

午後時間が指定されていた半券をいただいた人は
期間や人数、時間ごとに調整されたのだと想像する。
はたまた贔屓か!

申請に来た時より中はだいぶガランとしていた。
座るところもまぁあった。

本を読んではちょっと居眠りを繰り返し3時間!
内、14時から15時10分ぐらいまで
窓口の方たちのランチタイム。

番号を呼ばれたときはウキウキだった。

カードの滞在許可書は封筒の中に入っていて
その中身を確認して、指紋も確認して
1分ぐらいで完了。っふー。

永久の滞在許可書だけれども
これからは、10年ごとに更新。

10年後、もう少しオーガナイズできてることを
祈るばかりです。
もう懲り懲りだけど。。。



今日の一曲。




Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




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