大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:オリーブ畑

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オリーブにとって過酷な年であった2021年。

春、ちょうどイースターが過ぎたぐらいの頃
突然にして連夜、氷点下となり芽を凍らせた。
樹皮に近い樹液も凍り
幹だってギブアップして枯れたオリーブもいた。

それでも開花したオリーブたちは花粉まみれとなり
ハチたちが集まっていたのを覚えている。

花の数より断然少なく結実した小さな小さな実は
初夏からの猛暑で落下し始めた。
緑の小さな実がポロポロ落ちていく。
茶色い種のような姿になってくっついていたりもした。

フルーツだってたいして生まれなかったヴィンチ周辺は
カメムシやメイガだってオリーブに寄ってきたけれど
アイツらは手加減しながらオリーブの葉っぱを食べたり
実をチューっと吸って、でも苦いオリーブには居座ない。

夏の猛暑と干ばつは、オリーブの成長を抑制させ
実が膨らまなかったりした品種もあった。

でもオリーブという植物はカラカラした太陽が大好きだ。
太陽に向かって成長していく。
空間のある剪定をすると、バランスよく成長している。

ジリジリした灼熱の夏は、ヨーロッパに見られるオリーブに寄生する
オリーブミバエを退化させ、撃退させたか成長を狂わせた。
だから初秋の雨や湿気にドキドキはしたけれど
灼熱だった夏に私は賭けた。
そして、その初秋に入ってぐんと気温が下がったことも
生き残ったオリーブミバエの産卵の抑制をてつだった。

それでも少ない実をミバエなんぞに食われてたまるか!
とミバエ予防した農園はチラホラいた。
有機栽培ではミネラルな予防対策となるので
するにこしたことはない。
できることなら8月の最終週に対策したい。

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初秋の雨と気温が下がったこともあって
生き残ったオリーブの実たちは
膨らみ、色づき、油分を形成させた。

実がちっともない木と
異常気象なんてなかったような平気な顔をしてフツウな態度な
ワサワサぷっくり綺麗に育ったオリーブがいる。

早朝の霧に濡れたオリーブは傾いた眩しい朝日に輝いていた。
私たちは、オリーブが乾き出す頃に出動して準備をはじめた。

ゴロゴロとブドウのように実がひしめきあっていたり
私が残した実のなる枝に、そこだけに成っていると
よしよしと撫でてやりたくなる。
そういうオリーブを収穫することは
私のある意味Benessereベネェッセレ(幸ある健やかさ)であり
収穫が楽しくて仕方がない。

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私たちは、収穫はもう慣れたもんだ。
手順や要領がわかってくるとやっぱり速くなる。

私は、一日中手で持つタイプの振動機で
大きな櫛になっている先をオリーブの枝たちに差し込み
髪の毛をとかしたりほどくように動かしてあげ
地面に敷いてある目の細かい網に落としていく。

落ちたオリーブの実を踏まないようにしなければいけないから
まるでツイスターゲームみたいで自由に動けない。
だから全身運動となるオリーブの収穫である。

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夫は、軍手をしない。
本当は軍手をしなければいけないのだけれど
オリーブの実を触るのが好きなのだ。
生の実に触れることでエネルギーを感じるのだそうだ。
ある意味彼のBenessereなので許す!

「いて!いてててて!」
そう日本語に聞こえてきた。
「カマキリにかまれた!」
軍手しないからだよ!

25メートルの長さのある網に落ちたオリーブを集めて
枝のついている葉っぱを取り除いたり
枝にまだくっついている実を取り外してあげる。

葉っぱがなければないほど
搾油所で計る重さはオリーブの実だけとなり
正確なResaレーザ(搾油率)が出る。
実を取り外してあげれば、葉っぱを除去する機械で
葉っぱだけが除去され実は守る。

葉っぱの除去作業が
生の手でオリーブを一気に撫でることのできる瞬間だ。

夫は几帳面だからそういうところを時間をかけてでもやる。
搾油所に持っていくとき自慢なんだそうだ。

オリーブに費やす労力の代替えが
この収穫の結果となるから
誇りあるキレイな実だけを持っていきたい。

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搾油所ではそんなこともおしゃべりをする。

「みんなの今年のオリーブはどうよ?」
「全然少ないし全然人が来ないよ。実も小さいしさ。
でもキミたちのはずいぶんキレイだねー!」
そこで夫は大満足して、逐一私に報告するw

搾油時間は90分ぐらいかかるので
抽出された油を入れる容器を置いて一旦家に帰ってくる。

で、また搾油所に現れると、搾油所の人が夫に指をさして
「搾油所イチが来たぞ!」といったそうだ。
「なになに?」
現段階で「搾油率が今まででキミたちのが一番イイ!」
ということだった。15.6%。

私たちも初めてじゃない?と過去を見直した。
搾油率がイイとき必ず私が確認することは
バイオダイナミック農法のカレンダーである。

この日、Fiore(花)の日で
Luna Ascendente(1ヶ月に14日間月が黄道上の春分点側にいる)
の期間であった。この期間は地上にエネルギーが集中し
収穫には向いている期間なのである。
逆に剪定などは傷口の治りが悪くなるといわれている。

搾油率の良さで他に思い当たることは
色づきが順調で、実の膨らみ具合が油分がありそうに
見るからにもわかったこと。

毎年剪定を少しでもしているおかげで
込み合っていなく、全てのオリーブの実が
太陽に晒されていること、この理由は大きい。
太陽のチカラってスゴイのだ。

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Novelloノヴェッロ(抽出されたまさに搾りたてで
48時間以内のノンフィルターオイル)を味見をした。
ものすごい濃厚で苦くて辛い。

フィルターにかけた。
不純物などの澱が取れてぐっと滑らかになる。
それでも超濃厚で苦くて辛い。

搾油率は良かったが、この濃厚さとパンチは
猛暑と干ばつのせいだろう。


【お知らせ】

2021年より、私が監修しましたヴィンチ村15㎞圏内の
トスカーナ産エキストラバージンオリーブオイルが
日本のみなさまへ数量限定で
olivewellness.storeより販売が決定いたしました。
生産過程がこのように垣間見れるオリーブオイルは珍しいことと思います。
この機会を是非ご利用ください。
こちらのリンクにて予約注文ができます。



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☆こちらの記事もどうぞ☆
生まれ変わったオリーブ la raccolta delle olive 2020 vol.2
加速温暖化オリーブの収穫 la raccolta delle olive 2019 vol.1
生き返ったオリーブたち la raccolta delle olive ①





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トスカーナは、早いところは10月半ば頃から
オリーブを収穫している農園はいるが
20日以降一斉に収穫がはじまり
11月の半ば頃までピークが続く。

私はここ数年10月中には終了させている。
なぜなら、温暖化の影響で成長が年々早くなっていることもあるし
11月に入ると霧の出る日が多くなり天気が悪い。
それと、サマータイムが終了し一気に日が短くなって
収穫できる時間が減った気分になるからである。

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2021年のトスカーナ産オリーブオイルは
50%も激減なのだそうだ。
ニュースで、国に支援を求めていることが報道されていた。

理由は、突然の春の寒波と初夏からの猛暑に干ばつ
この異常気象にオリーブはストレスを受け
成長が乱れてしまったという。

私が管理している畑でも、元々弱っていたオリーブは枯れてしまったし
結実していた実が初夏の時点でたくさん落ちてしまった。
カメムシやメイガも寄ってきたが
だいたいは春の寒波が影響しているようだ。

こういう事態は、土地を耕しても肥料を撒いても
どんなに水を与えても、ダメなものはダメなのだ。

それでも、生き残ったオリーブたちは
強くたくましく濃厚に美味しく出来上がっていると
ニュースでインタビューを受けていたオリーブオイル鑑定士が
口をキィキィさせたりキューっとさせて頷いていた!

私のオリーブたちも私が監修させていただいたオリーブたちも
日に当たってツルツルひしめきあっている。
全体的には不作だが、健康なオリーブには
どっさりついていたりもするし、美味しそうだ。

はやくオリーブオイルを口にしたい!

013 Assaggiare l'Olio Novello

この度、出会いとタイミングと発想から
私が監修したオリーブオイルを日本のみ
数量を限定して発売することが決定した。

どうして私が監修をしてオリーブオイルを
日本のみなさまに届けようと思ったのか。

私は、オリーブ文化のイタリアでオリーブの栽培や剪定を学び
オリーブオイルができるまでを自分で手掛けてきて
だんだん年数が経つ内
市場に出回っているオリーブオイルの事情や
農園が直面していることや対応していること
そして消費者さまたちのオリーブオイルに対しての認識不足
などなど様々なことがみえてきた。

この情報過多な世の中なのに、実際のところ生産過程というのが
あまりみえてないところに気がつきはじめ
そこで、私が言葉や写真で発信する他に
オリーブオイルが届けられたらいいなと強く想いが募ったのであった。

とはいえ、私は土地なし農民であるし
土地や倉庫となる不動産、それをリフォームする資金
それだけじゃない、トラクターなどの設備から人手の確保
ほんのちょっとの資金ではとうてい無理無理w

たいていの農園は、代々受け継がれていたり
ど起業家や想像もつかないお金持ちさんたちが農園を開業して
自分のためのワインやオリーブオイルを造って
華やかにもてなすための嗜好品となっているのが
イタリアの現状だ。

従って、無理をせず、自分の想いをアピールする方法は
一からはじめることではなく、全て整った農園の
ほんの少しだけを日本に送っていただけるといいな
たったそれだけのことであった。

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しかし、見ず知らずの農園には交渉できない。
そこで、私が数年かけて信用を得てきた友農園をたずねた。

ここの農園は、ヴィンチ村15㎞圏内に畑がある。
トスカーナらしい品種4種がメインで
草っぽい風味のするFrantoio
単種だったら私はこれが一番好きなMoraiolo
我が家でもお馴染みの癖のないLeccino
実は小さいけど隔年性にあまり影響されないPendolino
上の2種は遅く成熟する品種で
割合的にFrantoioが多めということで
遅咲き品種を早咲き品種と同時収穫となると
ポリフェノールやクロロフィルが多めで
苦味辛味のパンチが効いたザ・トスカーナオイルとなる。

そういうわけで今年は大不作なので
ありったけの生き残りツルツルオリーブの収穫は
一昨年味見したオイルとはまた違うだろうと期待している。
そこがオリーブオイルのおもしろさだったりもする。

収穫の時期は、ちょっとだけパンチ味を抑えるために
ほんの少し遅くして10月の最後の週に予定している。
今年はやや成熟が早いように見受けられるので
ほんの少しの効果はあるであろう。

搾油所は、私がいつも依頼している信用のあるところを指定。
スピリト的に有機栽培しか受け付けないこだわり派で
混ぜこね工程のグラモラ機は
より酸化を抑えるだろうといわれる珍しい縦型式
油分と水分を分ける分離機も精密で超濃厚なオイルが抽出され
全工程21度というこれまた超がつくほどコールドで
大切にしたい成分をより壊さないよう配慮されている。

そして抽出後24時間以内にフィルターにかけられる。
フィルター機を農園は購入されていて自慢していた!
そこで2回フィルターしてもらって
余分な澱を即取り払って新鮮さを1年間保たせるのである。

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この農園の主は、数少ない女性しか参加できなかった
農業士養成講座の女仲間で、彼女が唯一農園を開業し
オリーブ畑で私が落ちこぼれていたトラクターを乗り回しているw

Agriturismoと呼ばれる農園宿泊施設を現在リフォームしていて
日本のみなさまにもおもてなしができることを心待ちにしている。
私も是非畑や周辺をご案内したりして
こちらの有機栽培のワインやオリーブオイルで
お食事を楽しめたらと夢を一緒に描いている。

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このように身近な農園ですぐに足が運べたり
作業の時は一部始終様子が伺えて
オリーブオイルを味で選択した紹介ではなく
栽培や作業を日本の食卓用に一緒にチェックして
お伝えしていくオリーブオイルの紹介は
なかなかできないことではという発想であった。

こちらのOliveWellness社では
『レオナルドダヴィンチのふるさとヴィンチの丘で オリーブ剪定』
というタイトルでWEBINARに登壇させていただいた。

この会社は、オリーブとは
幸せをももつ健康を私たち人類に提供する植物であることを
知ってもらいたい一心で
WEBINARなどを開催したりコンサルトしたりしていて
私の自然愛熱に共感してくださったとこから
彼らの温かい支えの元、このようなコンセプトで
私が監修したオリーブオイルの発売が決定した運びである。







農園から監修した部分のみのブランド化を図り
ラベルを独自につくりあげた。
ラベルにもいろいろ規制があって
それはそれは、農園も私もOliveWellness社も
みんながみんな勉強になった。

イタリア産オリーブオイルは
黒いラベルや白地にポツンが多いということだったので
太陽のイメージ、オレンジ色
でも私らしくシンプルに
そしてレオナルドダヴィンチのふるさとヴィンチが
ひっそりわかるようにデザインされているので
是非とも見つけてほしいw

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ただただ味を語るオリーブオイルではない
私の、農園の、OliveWellness社の、想いを伝えるメッセージ的な
エキストラバージンオリーブオイルとなることを目指しています。

どうぞヴィンチの丘よりよろしくお願いします。

予約注文はこちらまで



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ある展示会の企画セミナーで
あるオリーブオイル協会のある方の
(どこのだれだか忘れちゃったw)
発表するテーマが

「世界一のオリーブオイルをお教えします!」
というのがあった。

外国の方でプロフィール写真も
スーツ姿にスマイルで貫禄があって
経験がありそうなシニョーレであった。

世界一のオリーブオイル???
それはそれは興味があった。
しかし、コロナでその食品展示会は中止されてしまい
内容を知ることは不可能となってしまった。

どんなことを話そうとしてたのか気になって仕方がない。
私が想う世界一美味しいオイルと同じか
答え合わせをしてみたい。
謎に終わってしまったから
自分の考えがいまだ想いの大前提となっている。

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私が想う世界一美味しいオリーブオイルとは
各土地の各主のパッションだと想っている。
そしてそのパッションには透明性があって
嘘がないことだと想っている。

だから世界一とは自分からみた世界一なんだと
私は想っている。
それと生産者を信じて味わった人が想う世界一なんだと
私は想っている。

オリーブオイルは、毎年同じオイルは生まれない。
そして土地によっても畑によっても品種によっても気候によっても
栽培主によっても搾油所によっても、全てが関係して
今年のアナタのオリーブオイルが誕生するのである。

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オリーブ栽培や剪定を
オリーブ文化のイタリアで学び
自分でかってでてオリーブの管理をし
年数も経ちだいぶ慣れてきたのでメモっておきたい。

毎年同じ畑の同じ品種なので似たり寄ったりはある。
しかし、降水量が多い年、夏が涼しい年
猛暑な年、オリーブミバエが発生した年
いやいや、春の結実時期の気候、初秋の降水量
収穫するタイミング、フィルター加減
搾油所のマシーンにもよるし、搾油するときの温度
それはもう全て様々な状況次第なのだ。

愛好家や趣味も含む生産者だけの技術
搾油所の技術だけではないのである。

しかし、気候ばっかりはヒトは操作できない。
それではどうパッションを表にした
自称世界一オリーブオイルをつくるのだ。

剪定は毎年少しずつでも行っているのか
肥料の考え方はどんなもんか
有機栽培で行っているのか

収穫のタイミングで何を重視しているのか
濃厚クロロフィルや辛味苦味のポリフェノールを意識するのか
オイルは抽出されて元がとれているのか

収穫の時間はどのくらいかけているのか
収穫した実をどのようなかごに入れているのか
明日搾油してもらう場合はどのように保存しているのか
落ちた実を拾ってしまっているのではないか
そんでもって
自分んチのオリーブをオイルにしてるのか

搾油所は低温で搾油してくれるところか
有機栽培と農薬栽培をきちんと分けてくれているのか
清潔な搾油所か

搾られてきたオイルを入れる容器は何で洗ってる?
まさか食器洗剤ではないよね?

フィルターを自分でドロップ式にするとき蓋閉めてる?
オイルの保存の状態は???

これをクリアしてれば、どれも世界一だと想う。

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あるこだわり屋は、日中の気温で収穫することで
実が発酵していくのを防ぎ、夜に収穫している人もいるって
ラジオで聴いたことあるけれど
オリーブもヒトもみんなの睡眠時間に作業をすることは
私はあえて自然に反しているようにおもう。

クロロフィル/ポリフェノールを意識しすぎて
まだ油分の形成真っ最中の緑のときに収穫して
搾油率が3%(通常トスカーナは15%前後)なんていうのも
どこかで聴いたことある。

搾油してからフィルターにかけるまでの
超フレッシュのあの状態をNovelloというならば
そのNovelloを意識してフィルターにかけない
ノンフィルターにして保存すると
あのフレッシュな味は1ヶ月もつかもたない
どっちをとる?

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コンクールで受賞したオリーブオイルはきっと美味しいに違いない。
全部の条件を知らなくたってなにかしらハーモニーを感じ
審査員の心を射止めたんだから美味しいのだ。
では、国や審査協会や団体を変えてみるのはどうだろう。
もしかすると、志向が違うかもしれない。

私は辛味苦味に
パンチのあるトスカーナ産オリーブオイルが好きだ。
もしかすると人がよくいう南イタリアのオリーブオイルは
パンチがないのでトスカーナの人は不向きだと聞く。

その逆もあって、南イタリアの人はトスカーナ産が無理ってのも
知っている。地方出身の方たちはわざわざ出身地のオリーブオイルを
取り寄せているんだから、イタリア人の故郷愛は
根強く伝授されていく郷土料理にも繋がるのであろう。

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だから、オリーブにもヒトにも無理のない栽培と収穫で
土地の味と生産者の貫いたパッションがあれば
みんな世界一なんだと私は想う。

だから私は、できたら生産者と出会うことや
土地を歩くことを勧めるのである。





OliveWellness社よりWEBINARのお知らせです。
2021年10月16日(土)日本時間16:00~

前回は、オリーブってどんな植物なの?というお話でした。
花や葉や実の形や大きさや時期
そして見分けにくい品種のことなどお話してくださいました。
今度は、オリーブの栽培と搾油のお話ですって!

もうすぐトスカーナもオリーブの収穫です。
春が寒くて夏が猛暑、初秋は雨が降って膨らんでます。
どんなオリーブオイルになるのか楽しみですね。

それでは、WEBINARの詳細とお申し込みはこちらより。
どうぞたくさんのご参加をお待ちしております。






☆こちらの記事もどうぞ☆
果実の色づき Invaiatura
オリーブオイルの搾油率 essere olio extravergine
オリーブオイルを美味しくさせる Consiglio di Frantoio Bio




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雨が降った。
なんてことない一文だ。

しかしヴィンチでは、前に雨が降ったのはいつだったか
思い出せない。2か月近くは経っているような記憶がある。

天気予報では、Temporaleテンポラーレ(嵐)マークが出ていたが
どこかではもしかすると荒れているのかもしれないような
雲に覆われているが、思ったより静かな雨が降った朝だった。

この日、Vendemmiaヴェンデンミア(ブドウの収穫)をする予定だった。
しかし、延期された。
それは、出だしからすると、雨が降ったからだと思うだろう。

が、ちがう、、、この一週間3社からもVendemmiaの依頼がきてるが
毎日延期されて、仲間たちも呆れているが
早熟品種のブドウの酸度が足りていないという理由からであった。

ProseccoプロセッコやVino Frizzanteヴィーフリッザンテなどスパークリング系は
糖分が必要なアルコール度数より
成熟されていない果実にある酸度数に重点を置くようだ。

そう知ると、イタリア北部の生産が多いことに気がつく。
ProseccoやSpumanteスプマンテなどは独特な生産技法
特にセラーでの技術や装置が必要であるみたいだから
トスカーナの小さな農園が試みるスパークリングワインは
セミスパークリングとなるVino Frizzanteとなるようだ。

なんでそのようなワインを生産しようとするのかというと
シンプルに市場が良いからである。

特に、アペリティフにはシュワシュワからはじめたい。
縦に次から次へ昇っては消えていく小さな泡をみつめながら
細いグラスを片手に、立って移動して自由におしゃべり...

イタリアはグリーンパス(コロナ免疫or陰性証明)の出現wで
あの頃(ロックダウン)夢のようだった(?)アペリが
秋だって冬だって店内で過ごせちゃうこととなった。
(大丈夫なのかなぁ)

まだまだ海外からの観光客が少なくったって
外食やイベントが可能になると農産物の需要も増えてくる。
特にワインなどの嗜好品部類は。

農業はロックダウンに影響されなくても
イタリアの特産物であるワインの生産は
店や流通がふさがっていると、全く商売にならない。

一年の作業はしなきゃならないのに、収入がない。
やる気があるプロ的季節労働者の人材確保も一苦労...
その逆に、払いの悪い保障のムズい仕事...
...と悪循環に世の中はなっていくのである。

一見、脅迫的なグリーンパスにもみえなくもないし
不透明な点がいくつもあってどこまで効果があるのか疑問がわく
コロナ禍経済対策であって、静かに超賛否両論に分かれている。

その中で、一つ同じ想いは
早くコロナ消えてくれ。

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気温が10日前より10℃も下がった。
雨が降ったのだから当然だ。

夏の大地は、干ばつで深く割れていた。
耕作しなくても、干ばつで地面が割れ
酸素に触れ水分とのの距離を縮めている。
地面の割れは、大地の口だったのか。

オリーブの木が一部思いっきり枯れている。なぜだ。
この主幹はここ数年元気がなかった。
だから私は、ちょうどよく生えてきた地面からの新枝を残していた。

仲間の推測だと、きっと春の寒波かもしれない、という。
きっとそうかもしれない。
弱った体には堪えきれなかったのだろう。
しかし、あんな枯れ様を見たのは初めてであった。

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オリーブの葉が干ばつで反り返っていた。
人の肌だったら粉が吹きそうなぐらい乾燥して
握ればもろもろになりそうなようにも見えた。

オリーブの実は、品種によってはプリッとして
先っぽが尖っていてなんだか挑戦的だ。
もう品種は、ひよわに小粒で、水分不足のせいにして
シワシワに身を寄せている感じだ。

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昨年、大豊作だったので、今年は不作決定である。
しかし、全部が全部その隔年性の性質ではない。
毎年同じように実がつく木もある。

ここの畑だと真ん中辺が肥沃ではないようで
成長度も遅いし、なかなか実がうまくつかないし
そういうわけで一年ごとに実がなる隔年性だ。

必要に応じて有機ミバエ対策をするけれど
無肥料・無農薬、草刈りと剪定のみのオリーブ栽培だけれども
愛おしく実がなる息子たちである。

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しかし、この愛おしく生まれたオリーブの実たちも
春の寒波、猛暑、干ばつ、そしてオリーブ好きな虫に
立ち向かわなければいけない。

春に芽生えてから順調にみえたオリーブも
早くに小さな緑のまま実が落ちちゃったのもあるし
生き残れても水分不足で仲間の水分や成分をとって
強い実だけが生き残っている。

そして、開花はしたはものの、結実しすぎて
そのオリーブの木の許容を超えてしまうと
これまた生存させるわけにはいかないようで
降り落としていくのだそうだ。
なんだかこの手のオリーブフィロゾフィは
現代の人間社会にもおもえて、胸が痛くなる。

そして、オリーブ好きな虫は、きっと干ばつだから
果実から栄養と水分を補給しているようで
オリーブにしがみついてチューチュー吸い取っている
ようにみえる。きっとそうだ。
こいつらをニッポンカメムシと呼ぶ。
(Cimice Giapponese o Asiatica)
オリーブの栄養分をチューチュー吸い取られると
実だけ枯れて落下してしまう。

それから、オリーブミバエは春の寒波から突然の夏そして猛暑
産卵期を逃して、今、もしかするとこの涼しさに
あいつらも体調を整えているかもしれないw
9月の予想天候次第でミバエ対策をするか
Biologico(有機栽培)の...極めつけの選択が迫っている。

オリーブの実の中に卵を産み付けて生まれた幼虫は
オリーブの実を食べながら大きくなって
飛び立っていくんだけどさ
実は痛んで腐って落下する。
もしくは収穫が近くなってくると
痛んでる実が混ざったり
卵や幼虫がいる実が混ざってしまう
とってもとっても厄介なハエ野郎なのだ。
見た目は小ぶりで可愛いハエなんだけどね。

あともう一つ、スマートな蛾Tignolaティンニョーラの仕業。
1年に何回も産卵するする虫ていっぱいいるってことを
じつは大人になって...農業士養成講座で知った。
その産卵回数にただただ驚いたことを思い出す。
ミバエは1年に最高8回もジェネレーションがかわり
この透き通るようなスマートな蛾は3回あるそうだ。
くぅぅ、この厳しい自然の中で共存していくって
このくらい強く子孫を産み残して生き残らないといけない。

このスマートなオリーブメイガ(?日本名わからず)
こいつもおとなしそうで小さい割には厄介な虫で
新枝の柔らかい先っぽの葉っぱを食べる
花を食べる、実を食べる
ヤバイじゃんコレ!と思うんだけど
100%の収穫が欲しい農園は、徹底的に対策するだろうが
オリーブミバエの収穫間近の産卵よりはまだましだ。

葉っぱは、上へ向いている新枝を食べる。
それは剪定する枝だし実のなる枝じゃないし
あまり気にならなかった。

オリーブの実を早々と食べて落としてしまうのも
気をつけなければいけないが、そんな量ではない。
それでも今年は落ちてる量が半端ないなぁと地面を眺めた。

そして観察した。
そのオリーブメイガの仕業だろう被害があった部分て
家の真横にでんと居座るボスオリーブのまさしくも家側。
なんでだろう。
家の明かりで、むしろ栽培主がおびき寄せているようだった。
カメムシも。

オリーブメイガのビオ対策はない!とあるw
それは30℃超えると活動しなくなるそうだ、ほっとけとw
我が家の明かりに集まってくるスマートメイガは
そのオリーブメイガかわからないけど
Gecoジェーコ(ヤモリ)がソロソロと現れパクついている。

早期落下の原因はそういうわけでたくさんある。
イタリア語でCascola Precoceカスコラ プレコーチェという。
全部に対応してると労力も費用も採算があわない。
私たちも虫と同じようにオリーブ好きで
取り合っているだけなんだ。
欲張らずにある程度は自然に任せたい。
初秋のオリーブミバエだけ目を光らせている。

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先日、Olive Wellness社の第三回目のWebinarに参加した。
私は、第一回目にトスカーナのオリーブの剪定というテーマで
登壇させていただいた。
第二回目は、オリーブのルーツを探るような
古代に遡って、オリーブの歴史第一弾であった。
そしてこの三回目は、オリーブのルーツ第二段で
近代・現代のオリーブの広がりの話であった。

日本のオリーブの品種にミッションが多い理由
日本でオリーブオイルの需要が高まった理由
日本ではスペインのオリーブオイルが
たくさん輸入されていること
いわゆるオリーブ文化の国と日本のオリーブ栽培の違い
いったいぜんたい日本でオリーブ栽培するのは適しているの?!
というところに迫って、終了した。

その日本で栽培する欠点に、夏の天候の違いを筆頭に
オリーブの木が大好きなアナアキゾウムシは
根元の方に食べたり寄生して、木を丸ごと枯らしてしまう。
そしてカメムシのことも話していらっしゃったので
イタリアから聴いていた私は苦笑してしまった。
そのカメムシがイタリアに渡ってきているのだ。

1. 「オリーブの道」(終了)
オリーブが世界にどのように広がっていったのか?


2.「 オリーブを知る」9月11日(土)!
オリーブは、そもそもどのような植物なのか?


3. 「オリーブの栽培」
世界最先端のオリーブ栽培・収穫、搾油方法を解説


4. 「オリーブの力」
油だけではない、実や葉の活用、健康・美容・医療・SDGSにまで及ぶ
オリーブの新たな可能性を解説


5.「 オリーブガストロノミー」
オリーブと食の関係を文化的、科学的に考察

とプログラムが組まれていて
世界からの講師をお招きすることもあるとおっしゃられていた。
世界の専門家の話が聞けることは素晴らしいことである。
是非、月に一回ぽっきりずつのセミナーを見逃すことなく
参加してみてはどうかと改めてここにご紹介した次第である。

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あっという間に雨は止み、ひんやりした空気だけ残して
眩しいけれど控えめに太陽が出てきた。

雨の前に第一弾Fichiフィーキ(イチジク)を摘み
しばらくの間、日中外で日が暮れたら室内で干した。
ファスナー付きの日本で買ってきた乾燥ネットは便利!

しかし我が家は、日々つまみ食いしちゃうから
冬に食べる用の保存食にはならないが
丸ごとフレッシュで置いておくとカビが生えて
二日ももたないから、干しながらがいいのかもしれない。

家の目の前にあったイチジクの木は
日本のオリーブの木を食べちゃうアナアキゾウムシの
イタリア版イチジク好きゾウムシに食べられちゃって
二本枯れてしまった。

ヴィンチの山Montalbanoモンタルバーノ山の向こう側
Pratoプラート県のCarmignanoカルミッニャーノという土地は
干しイチジクの産地なのだが、そういうわけで
そのアナアキゾウムシイチジク好きに襲われたのだった。

全部が全部じゃないことを祈って
私たちは管理しているオリーブ畑になっているイチジクを
大切に食べたいとおもう。
けど、すでに競争相手に
美味しそうに熟れている実は突かれている。

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「見てくれ、こんなに実がついてるよ。」
うん。通常2房のとこ3房。
「おぉ、幹からも房付きのこんな元気な新枝が生えてるよ。」
うん。そうだね、でも使えないんだよね。

あれからずっとScacchiaturaという芽掻き作業をしている。
といっても今年(2021)は一ヶ月遅くにはじまった。
今ではグングン急成長でAllaciatura誘因作業までしている。

ブドウの芽掻き作業とは
ブドウの幹(イタリア語だとLegno vecchioとかGambo)から
生まれてきた新芽=新枝の未来(来年)使える枝と
1本の木につき合計で14~16房できるように枝の数を調整しながら
あとは全部取り除く(掻く)ことで
今年実のなる(すでにこの頃なっている)枝にリンパが集中して流動する。
そうすると、果実は濃厚になることと、未来の枝が元気になる。

もう一つのメリットは、込み合わなくなることで
風通しがよくなり、病気になりにくくなる。

オリーブと違って、冬の剪定では樹形を整えることしかできない。
ブドウは、このScacchiaturaがとても重要になってくるが
農園のやり方考え方によっては、機械でやってしまったり
農薬に頼ることで病気や寄生虫を退治したり
化学肥料で太らせることで、秋にはプリプリのブドウが
情熱の人の手でプリプリにさせたブドウと見た目同じになる。

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そして、今年は、四月の芽生えの頃のたった一晩の寒波により
早生の品種、特にSangioveseは打撃を受けた。

要は、空気に触れている部分、表面が凍ったかんじで
それと、リンパの行き止まる先端方面はリンパが集中しているので
そのあたりのリンパも凍った感じだった。

それから、ブドウは時間をかけて空気をよみ
一気に、普段生まれないところまで芽を出して
生まれた枝にはあるったけの果実をくっつけて生まれてきた感じだ。

今年が豊作だったのか、それとも
寒波のせいで、エネルギーの放出で実をならせたのか
自然の力とか大地の恵みとは、頭だけでは理解できないことがある
と、一人作業をしながら、ブドウを眺めるのであった。

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思春期青少年が、突然ブドウ畑に現れた。
私は、早く終わらせたい気持ちでいっぱいだから
ちっとも気がつかず、青少年の声で振り向いた。
「お母さん、一人ぼっちで炎天下なにやってんの?」
そう言われると、そうだ。
ロックダウン隔離慣れのモヤシくんには、理解不可能だろう。
かと言って私も、一人ぽっちでなにやってんの?とおかしくなった。

思春期青少年は、鍵がなく家に入れなかったから畑に来た。
理由がなければもう来やしない。
ま、お母さんがどこにいるか一人でなにやってんのか
久しぶりに見れたことでも
一つの収穫だろうと前向きに考えることにした。

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農主は農主で、セラーでやらなきゃいけないことがある
瓶詰作業と段取り、納品に行かなきゃいけない、事務
そして無農薬団体のボランティアのリーダーを今期しちゃってる
トラクター作業、甥っ子のブドウ畑のトラクター作業
などなどと、ちっともブドウ畑に来てくれない。

たまに午後お昼のあと、Sigaro(葉巻タバコ)をくわえながらやってきて
いっぱいの作業と終わらない作業に失望し
でも、ブドウの姿にうっとりみとれて感嘆の声まで漏らしている。

農主はそうやってときどきやって来てうっとりみとれてるから
私より遅いじゃないか。
それでも、一人でやるより人がいる方が
当たり前だけど、早く終わる。
一人でやってると、気が遠くなるほど
終わらない気がしてならない。

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本当だったら、労働安全的にいうと
作業は二人でやること、なんだそうだ。
何年経っても都合のいいことは忘れない。
なぜなら、もし!なにかあったとき
二人いれば助けられる。救急隊を呼べる。

そうそう何かが起こるわけではないが
ブドウの収穫のときには、成人病などの持病もちの仲間が
炎天下で体調が悪くなって、仲間が救急病院に
連れて行ったということもある。
変なボタボタの汗が蒼白した額にいっぱいあって焦った。
手をハサミでぐっさりきって大騒ぎになったこともある。

ブドウ以外には、オリーブ畑のはしごからの落下事故
特に、おじいちゃんなどに多く、それをきっかけに畑引退して
オリーブ畑が野放し化していく。
トラクター作業での事故、などなど
事故現場は様々なシーンがあるのだが
一人ぽっちで事故って誰も気がつかないより
二人の方がそういうわけで心強いのだ。

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そして休憩だって必要。休日だって必要。
というわけで、週末オリーブ友と会って
友の畑に行ってやいのやいの意見交換して
友宅でランチをご馳走になり、久々に人に会って話が弾んだ。

初夏っぽい陽気にテラスで食べるミックスサラダには
友の専属農学士のオリーブオイルはパンチが効いてて
美味しかった!私はやっぱりトスカーナオイルが好き。

私が持って行ったMalvasiaの白ワインもほどよく冷えてて
ピリッとジュッと舌に伝わる酸味が、眩しい光にピッタリだった。

ときどき自分が考えていることを家族以外の人に話すって
断言するようで、とても前向きになれる。
会うからダラダラ話せるけど
電話やビデオ通話じゃ、なんか時間を奪っているようで
私は申し訳なくなっちゃって、連絡不精になってしまう。

そう、こんな眩しい光に当たりながら友と会っていて
そう、夏に向かうにつれてコロナがバカバカしくなってきて
そう、みんながマスクしてTVの人たちもマスクして滑稽だ。
もう、コロナにうんざり。
ここにきてコロナ嫌々ストレス。
一刻も早くコロナを収束させたいと人はワクチンを打つ。
私は生活に起こる様々な問題を解決してから
焦らずワクチンと向き合いたいとおもっている。

今日はオリーブを介して幸せになった。
ビオディナミワインを呑んでいい気分になった。
だからトスカーナの農作民は誇りをもって産み続けているんだな。
今週もマスクをつけてがんばろ。





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