大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:オリーブ

私と夫、二人でオリーブを収穫する。

口を利いている時間がない。

Dopo Filtrato

オリーブからオイルへ、時間が短ければ短いほど美味しいオリーブオイルができあがる。

その日に収穫したものが、その日に搾油できれば最高である。

しかし、どのFrantoioフラントイオ(搾油場)200Kg以上もしくは300kg以上からの個人のオリーブを搾油する。

少なければ少ないほど搾油費用はかかる。

Consegna al Frantoio

オリーブオイルを美味しくさせる収穫時間は48時間以内。

まずは難しい地に網を敷く。

よーい、ドン!カチッ、カチッ、カチッ、カチッ・・・・・・

Durante la Raccolta
私が選んだVinciヴィンチFrantoioBALDUCCIOバルドゥッチョ社は、こだわりの規則を搾油希望者に要求する。
Balduccio nell'Oliveto

農薬栽培のオリーブはダメ。(農薬=毒と書いてあった。)

腐ったオリーブはダメ。(状態の悪いオリーブは返される。)

搾油後オリーブオイルを入れる容器にて

  - 汚い容器はダメ。

  - 臭いのある容器はダメ。

収穫を始める前に、搾油日時を必ず予約する。

Partono

そして、収穫時と搾油後のオリーブオイルが美味しくなるアドバイスをしている。

地面に落ちているオリーブは拾わない。

収穫したオリーブは、風通しの良いカゴに入れる。

1224時間内の収穫から搾油を目指す。

24時間以上になる場合は、オリーブを10cmの高さで保存することで、オリーブの発酵を妨げる。

搾油後のオリーブオイルを保存する容器は、キレイで無臭であること。
   - 絶対に食器用洗剤や酢を使用しない。
    - Soda(Soda Solvey炭酸ソーダ=Carbonato di Sodio炭酸ナトリウム)で洗い、Acido Citricoクエン酸を入れた熱湯もしくは熱湯のみで何度もゆすぐ。

Aspettare Tappando

フィルターで漉すことで、1年後も緑色のフルーティな辛味のあるオリーブオイルを味わえる。

オリーブオイルは、風・熱・光・臭いのないところで保存する。



予約の時間が来れば、ここの畑の収穫が終了してなくても、一旦止めて、Frantoioに持っていって搾油(Frangituraフランジトゥーラ)してもらう。

そしてまた天気予報とFrantoioの状況を見合わせながら収穫する。

Sta per piovere


カテゴリー【オリーブ】を参考に。

オリーブの収穫2016

ハーブで瓶を洗う

オリーブのハエ除け作業Moscadell'Olivo

オリーブを剪定するPotaturadell'Olivo

オリーブオイルの保存

オリーブオイルを試飲する

オリーブの収穫(2015)


ありがとう↓ 

111日イタリア、諸聖人の祝日(Festa di Ognissantiフェスタ ディ オンニサンティ)

トスカーナ快晴。

Olive in alto con Panorama
オリーブ畑では、カタカタカタ・・・カタカタカタ・・・とオリーブの実を振動で落とす機械(Abbacchiatoreアッバッキアトーレ)の音や、おしゃべりの声が聞こえてくる。
Raccolta Oliveto a Vinci
各畑、どんなオリーブが収穫されただろうか。そして、どんなオリーブオイルが出来上がっただろうか。

何にせよ、家族や親戚、友人・知人が栽培する100%のエキストラヴァージンオリーブオイルが出来上がって、Olio Nuovoオリオ ヌオーヴォが嗜めるのは、この上ない楽しみであろうと想像する。

Caro mio Olivo

私が管理している20149月の雹で打撃を受けたヴィンチのオリーブ畑の収穫をこの天気の良い10月最終週に行った。

傷だらけの樹体のオリーブの剪定を控えめにし、実のつくだろう枝をたくさん残した。

そうしたら、実のつくだろう枝は、小粒でも実をつけていた。

ばい菌が入ってしまってバッサリ剪定をした幹の反対側に、実をつけられる枝を残しておいたその枝からも大粒の実が成っていた。実を産もうとする体()は、こうやって果たしていくのだという想像が当たった。

自分の息子のように、観察しケアをしてきたオリーブの樹。

栽培者が変わると56年は時間がかかると聞いたことがあるが、ジワジワ私の気持ちに反応しているような気がしてならない。

Belle Olive
我が家の庭にあるボスのようなオリーブの樹は、鈴生りのように実がついていた。

8月終わり頃、オリーブのハエ(Mosca dell'Olivoモスカ デッロリーヴォ)騒動で、大抵の栽培者は手を打っただろうと想像する。

私は、Biologicoビオロージコ(オーガニック)を目指しているので、Rame e Calceラーメ エ カルチェ(銅と石灰)で予防をした。

その感も当たったか、その後のハエは寄り付かなかったようだ。

実が遠目で見える期間が少ないこともあり、元気で鈴生りの実を収穫することが、嬉しいような・寂しいような・・・。

Sono Belle

朝、霜で濡れていることが常だから、朝日と共に始められない。少し乾き始めた頃に開始。10月最終土曜の夜にはサマータイムが終わり、日の沈む時間が早く来る。

オリーブの収穫期は約6時間で作業を進めなくてはいけない。

ランチはPaninoパニーノ。ヴィンチのお庭のRucolaルーコラを挟んで。

Poco Pausa

Frantoioフラントイオ(搾油場)は、昨年度同様Balduccioバルドゥッチョ社に依頼した。

Balduccio-cartella

今年も満足なオリーブオイルが仕上がった。

Mio Olio Nuovo 2016

祝日の今日、ヴィンチのお庭でカリカリにさせたパンにOlio Nuovoたっぷりランチ。

シンプルなんだけど。

最高。

Pane e Olio

まだまだ続くオリーブの収穫。雨が予報されている次週の天気。全部終了できることを祈る日々。


カテゴリ オリーブ】を参考に。

オリーブの収穫』(2015

オリーブオイルを試飲る

オリーブオイルの保存

ハーブで瓶を洗う

オリーブの木の剪定Potatura dell'Olivo

オリーブの木のハエ除け作業Moscadell'Olivo


ありがとう↓


夏も終わりそうな頃。

いやいやもっと前から。

オーガニックだったら殺虫はできないから、私たちの「感」で予防する。

Uva da Tavola

食卓用ブドウのお裾分け。
2016年のVinciヴィンチの夏は過ごしやすかった。

農業に無縁の人はラッキー。

農業に関わる者は天候の一つで生活が変わる。日に日に気が気でない。

収穫に近づくトスカーナの農産業ブドウとオリーブは、大地の住人をソワソワさせる。

una controllata di uva

ブドウの収穫を間近に控え、日ごとアルコール度数=熟度をブドウ農園は調べている。

私たちは既に二軒控えている収穫期に、あちこちと収穫依頼の連絡が入る。しかし、体は一つ。

Trebbiano prima di vendemmia
白ワイン用のブドウの熟度が赤より早いそうだ。

農園は準備に入る。


私は個人的に管理するオリーブに気を付ける。

8月の半ばあたりからオリーブにつきまとうハエ情報を耳にする。

我が庭のオリーブの木を毎日何度も観察する。

いくつかやられてしまったオリーブの実を発見して、結局のところ8月の半ばを過ぎた頃、ハエ除け作業を実施した。

colpito dalla Mosca dell'Olivo

オリーブに寄生するハエBactrocera Oleaeバクトロチェーラ オレアーエ別名Mosca dell'Olivoモスカ デッロリーヴォと呼ばれているハエは、私たちがよく目にする食べ物や糞につきまとうハエではなく、オリーブの実に卵を産み、幼虫はオリーブの実を食べながら成長し、立派なハエとなって飛び立っていく、ハエである。

彼らの産卵期・成長期を過ごす適温は、2528度と湿度。日中3133度あっても朝夕の湿度を共にした気温のトスカーナは、彼らの活動適温。

Larva di Mosca dell'Olivi

ハエのジェネレーションは、年に8回以上もあったりする。

しかし、細かく地域ごとに発生率が変わるので、トスカーナとも言い切れなければヴィンチとも言い切れない。

今回ハエのメス率を調べなかったが、調べてからハエ除け作業をしてもいい。


伝統的なハエ除け材料Rame e Calceラーメ エ カルチェ(銅と石灰)で行った。

Sono salvate

ミネラルな銅は、消毒作用があるので、収穫後や剪定後の傷がつく作業の後は、銅を多めに使う。

ミネラルの石灰は、殺菌作用や付着作用がある。そして、白色がハエの視覚を惑わす効果もあるのでハエ除け作業の時は多めに使う。白色のやはりミネラル素材Caolinaカオリーナ(カオリン)のみだってハエ除けに適しているが、高価な材料なので割に合うかは畑の主の判断による。

Rame e Calce

青白いオリーブ畑を見かけたら、オーガニック畑のはずだ。

オーガニック以外の農園は、効き目のあるRogolローゴルと呼ばれるハエの殺虫剤を吹き付けているであろう。この農薬は、樹に浸透させるのでオリーブが汚染される。そして現在、少量でも農薬免許の呈示が求められる。


ハエは3週間で飛び立っていく。

収穫前に再び悩まされるかもしれない。

あと一ヶ月強。どうなることやら~~~~~。

Potaturaポタトゥーラは、剪定の意。

Olivoオリーヴォは、1本のオリーブの木。Ulivoウリーヴォともいう。
複数で、
Oliviオリーヴィ=Uliviウリーヴィとなる。

ちなみに、Olivaオリーヴァは、オリーブの実のこと。複数で、Oliveオリーヴェとなる。


立春の土用は、冬から春へ向けての18日間をいうそうで、不安定な天候を繰り返しながら少しづつ季節が変わっていくとのこと。

土用の頃は、雨が降りやすく湿気が体の中にまでたまるそうだ・・。(マクロビオティック)

ここイタリアでも日本の四季と同様のことが窺える。


Potatura dell'Olivoポタトゥーラ デッロリーヴォ=オリーブの木の剪定は、そんな土用の頃(2月~3)がベストだそうだ。

元々オリーブの生まれ育った土地は、温暖な地中海性気候。

寒さに弱い植物だから、冬まっしぐらの頃より春の走りの土用の頃から、ぼちぼち始まるトスカーナのオリーブの木の剪定。

春を待ち望む芽たちが目覚める前に、リンパの流動の道標をつくるのが、剪定かもしれない。

しかし、この2月の雨続きには、参った。・・・滅入った。

合間を縫って、剪定の”気”に入るが、なかなか天候が許さない。

3月の今も雨で悩む。夜降って翌日晴れても、樹は濡れている。


オリーブの木にも、過去・現在・未来はあるが、ブドウの木とはまた違う。
(ブログ『ブドウの木の剪定Potatura delle Viti)

実をつけ果てた枝、実が成る枝、この枝から実をつけさせようと意図して残す未来の枝。


オリーブの木の場合、一本一本の細い枝が下へ伸びていき、たいてい2年目以降からの部に実が成る。

先っぽの葉がくっついている部分が2年目だったら、今年以降実が成る。落葉した部分にも芽が生まれると、そこからだって実が成る。

葉と枝の間にある芽は、実かもしれないし、枝かもしれない、あるいは眠り続ける怠け者かもしれない・・そうだ。
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まず、Polloneポッローネ(根の辺りから出る若枝)を剪定。

私は、農業講座の講師の教えに従い、この時期に剪定。

オリーブの木の剪定は、いろいろ考え方や方法があり、農園・剪定士に依っては、かなり違ってくる。

Polloneポッローネを残すといつの日か木になる。

そう、オリーブの木を放ったらかしにしておくと、オリーブの森ができあがる。

そのPolloneポッローネは、オリーブの木の状態や空間をみて、独り立ちさせることがある。
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オリーブの木の剪定は、上から始めるのがコツだそうだ。

Succhioneスッキオーネという若枝は、幹や枝のアチコチから生まれ上へ上へと伸び、栄養素を吸い取ってしまう若枝。その若僧の枝を剪定する。

幹の天辺のSucchioneスッキオーネを短めに残し、リンパの方向を位置づける。

Succhioneスッキオーネも2年目には実をつける。

状況(形や空間)をみて、ある若僧を残し、実の成る一人前に育てあげることもある。
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幹の辺りの空間は風通しが良くなるように。

夏のオリーブの木の下は、調度良いパラソルとなる。まさに地中海のイメージではなかろうか。


オリーブの葉は、たくさんの光を浴びて、オイルとなる実の葉緑素をつくる。葉が残るように剪定する。

たまにバッサリ剪定されている木を見かけることがあるであろう。病気になった木などの治療剪定であろうかと思う。


私は、剪定の”気”が、芽の目覚める前に完了できることを祈る。
今月の
Luna DiscendenteDSCN1902 picasa ldルーナ ディシェンデンテは31630日の15日間。(バイオダイナミック)


そして、この滅入る雨続きの湿気と暖冬で、オリーブに対敵の虫たちがぬくぬくと眠っているのではないかと心配である・・・・・・・・・。



イタリアのトスカーナ地方の11月は珍しく晴れ続きで気温が暖かい。半袖で働いている人もいる。私も汗をかきながら全身運動をしている。

しかし、晴れはいいけど、この時期こんなに暖かいのも何かを意味しているようで、田舎に住む者は何か察知する。


この時期トスカーナ地方は、オリーブの収穫時期である。

我が畑も収穫に大慌て。

この温暖のせいで、オリーブの実が日に日に膨らんで黒づいていくのがわかる。

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2014年のヴィンチ(Vinci)は、6cm大の雹が空から降ってきて、オリーブは不作の年と終わってしまった。一年間手をかけた者としては無念の想いである。

草刈・肥料・病気予防・剪定・収穫。そして搾油費用。

やることがいっぱいある上に、畑の主が技術をもっていないと、元が取れない。

さらに、ここイタリアだって田舎は老人が増え、老人達は畑の管理ができなくなり、売却しなくても畑の全ての管理を委託するケースが増えてきた。

私は、農業講座でオリーブとブドウの剪定の技術を身につけたので、我が家の隣のオリーブ畑と5km離れたチェッレートグイディ(Cerreto Guidi)という地域にあるオリーブ畑、合計で120本のオリーブの木を委託され夫と管理している。


私たちは、ヴィンチの田舎道を入ったオーガニックの搾油工場Balduccio(バルドゥッチョ)で搾油することにした。

今まで私たちがこだわって管理してきたのだから、こだわりの搾油工場でいい。こだわりの低い搾油工場からすると、搾油費は上がるが。

こだわりの搾油工場は、オリーブを持ってくる側にもこだわって欲しいコトがいくつかあった。オリーブ栽培はオーガニックであること・オリーブの実の収穫からの時間・搾油後の容器などなど。

農業講座で、オリーブ栽培の指導をしてくれたSani Graziano(サーニ グラツィアーノ)氏の自ら手がけるオリーブもオーガニックだけに、オーガニック栽培を中心に教えてくれた。収穫に関し、Balduccio搾油工場と同じこだわりを伝授している。

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搾油後帰宅し、Sani Graziano氏から伝授したオリーブオイルソムリエたちがやる試飲の技で試飲をした。

搾油工場の出来がいいのか、栽培の出来がいいのか・・・すぐに口の中に刺激のある辛味のある私が求めていたオリーブオイルが出来上がった。

2015年のオリーブオイル(Olio Nuovo=オリオ ヌオーヴォ)が我が家の食卓に並んだ。
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引き続きヴィンチ村の上レオナルド・ダ・ヴィンチのふるさと、生家があるあたりfaltognano地区のオリーブの収穫のお手伝いが続く。

これが私の全身運動である。

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