大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:オリーブ

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Extra Virgin Olive オイルの略である。

イタリア語でも Olio EVO と略される。
Olio Extra Vergine di Oliva

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EVOオイルである条件としては

酸度が0,8%以下であること

劣化成分の過酸化物指数が20meg/kg以内であること

どの方法の収獲中搾油中に化学物質が混入していないこと

定められた容器とキャップを使うこと

原産地を筆頭に定められたラベルの内容であること

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EVOオイルを目指すには

オリーブの実が健康で、収穫時地面に触れていないこと
麻袋なんかに積まないでw現代風に風通しの良いカゴに積む!

できたら収穫したその日に搾油できたらいいけれど
48時間以内であれば数値の差はほとんどない。
それ以上の日数だと摘んでから発酵し続けるオリーブの実は
傷みから腐りはじめる。

できたら搾油所は最新技術の機械化されたところで
できるだけ酸化を防ぐ方法を選ぶ。伝統式には申し訳ないけれど。

コールドプレスという呼び方で知られている
Spremitura(Estratto) a freddo
搾油時抽出時の工程の温度が27度以下であること。
熱が高くなることで油は抽出できるが
せっかくの良い成分や風味が減少してしまう。

搾油されたらすぐにフィルタリングし劣化を急がせてしまう澱を取る。
フィルタリングされていないEVOオイルの賞味期限は少ないはずだ。

窒素充填できる真空タンクがなければ
早く市場用の小瓶に詰めてしまう。

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ラベル表記の義務であるEVOオイルの保管や消費の条件は
消費者さんに委ねられる。

開栓していない状態での賞味期限は18か月
開栓したら早めに消費すること
保存は、風通しの良いできたら気温が一定に近い暗室や棚の中

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「エクストラヴァージンオリーブオイルってなんですか?」
「一番搾りってことでしょ?」
「どれを買えばいいのですか?」
「冷蔵庫に保存してます。」
「顔にもつけて大丈夫ですか?」
「飲むと体にイイって聞いたんですけど...」
「大切に使ってます。」

日本でオリーブオイル会を開催したときに多かった質問と
この度プロデュースオリーブオイルをご紹介させていただいて
ご購入してくださった一部の方々のメッセージである。

オリーブオイルそのものの味の比較は
やっぱり実際味わってみないとわからないものだが
知識的に知っていれば
オリーブオイルの選び方や使い方がぐんと簡単になってくると思う。

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「エクストラヴァージンオリーブオイルってなんですか?」

そういうわけで、一般の方がEVOオイルを選ぶ際
EVOオイルと記載されていること。
記載されていることで、EVOオイルの条件が
揃っているということである。

しかし、オーガニックの基準も相当緩いのと同じで
EVOオイルの基準も相当緩い。

味の差は味覚でわかるが、酸度や過酸化物指数やポリフェノール数などは
表記の義務はないので他と比べようがない。

そして、どんなふうに栽培されているのかも収穫されているのかも
搾油機も時間もなんにも見えないしわからない。

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「一番搾りってことでしょ?」

EVOオイルに一番搾りとか二番搾りはない。

エキストラバージンオリーブオイルの他に
シンプルにオリーブオイルと表記されているものは
EVOオイルの条件にそぐわなかったもの。

他Sansaオイルは、それこそ二番搾りとなり
コールドプレスで出てきたオリーブペーストに
熱を加えて最後の最後まで抽出させた
成分を期待してはいけないオリーブオイル。

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「どれを買えばいいのですか?」

どこで良質EVOオイルを購入するかは、ラベル表記をよく見るか
信用のある生産者、輸入者、販売者からとなる。

しかしオリーブオイル文化の国イタリアに暮らすイタリア人でさえ
何を基準にしてよいのかわからなかったり
これを美味しいEVOオイルなんだということを知らなかったりする。

信用のある人が生産者や輸入者、販売者でも
オリーブ栽培のことや収穫・搾油のこと美味しさのことを知らないと
追及されたEVOオイルはなかなか産まれもしなければ届きもしない。

私が監修をさせていただいたEVOオイルは
全工程を知れて、指示さえもできることは
私は自信を持って紹介できるし
この質問に答えることができてまず嬉しい。
...とこの場を借りて伝えておきたい。

そして、欧州であればBIOマーク、日本であればJASマーク
私は、有機栽培を個人的にお勧めするが
自分の食意識にあわせればいい。
けど!有機栽培のリクエストが増えれば生産者も輸入者も販売者も
有機栽培に力を入れて環境にも健康にもよいので
ぜひ生活にオーガニック意識を取り入れてほしい。

しかし、BIO表記は義務ではないので
完全なるオーガニックだけど表記にこだわらないことがある。

店の棚に並ばないとか他の商品と比較しないとか
知人へ、口コミなどの販売方法にある。
生産者への信用のみである。

理由は、申請の労力や費用の節約にある。

BIO申請のメリットは、生産者をよく知らなくても
商品の情報の一つとして、拡散されやすい点であろう。

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「冷蔵庫に保存してます。」ダメです。

EVOオイルの保存は
冷蔵庫ダメ、もしくはガスコンロの近くもダメ
気温ができたら15~20度ぐらいの一定に保てそうな
日の当たらない暗い所がベストである。
開栓してあっても保管条件は同じ。

イタリアの住居はセントラルヒーティングなので
どの部屋も一定に温かい。
ガレージとかで保管しない限り室温は安定している。

それに反して、日本の住居は各部屋に暖房機を置く記憶がある。
廊下は寒かった思い出があるし、トイレも寒かったw
だから、人がいるようなところだと
18度ぐらいで保たれているのではないだろうか。

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「顔にもつけて大丈夫ですか?」

今季に収穫された新EVOオイルは
成分がホヤホヤにつまっているので辛味や苦味が強い。
つまり刺激が多すぎて、肌にはピリピリ感じるはずだ。

私は、特に新モノは食で使うことを勧める。

私は、昨年のEVOオイルをスキンケアに使っている。
それでも効果抜群!

Ricotta con Olio Extravergine di Oliva

「飲むと体にイイって聞いたんですけど...」

わざわざオイルだけ飲まなくても
サラダやスープ、パンや生チーズなどなど
生で遠慮なくドバっとかけて食べることをオススメ。

開栓時最初に、オリーブオイルソムリエさんや専門家さんのように
小さなカップに入れて手で軽く温めて香りをかいだり
シンプルにティスプーンなどで味を知っておくと
違う種類のEVOオイルと出会ったときや
料理にあわて使い分けたりの参考となるので
一度はオイルだけで舐めて味を覚えておくといいかもしれない。

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「大切に使ってます。」ありがとう。

オリーブオイルは毎年毎年産まれ1年で鮮度が落ちる。
ワインのように何年も寝かすことができないし旨みが増すわけでもない。

5年前のオリーブオイルを食べることはできるけれど
あの産まれたときの味も香りも色も成分も鮮度は消える。
一年経ったオイルと搾油したばっかりのオイルさえも違う。

だから生産者は、毎年新しいオイルを売りたいしさばきたい。
一年で使いきっていただけると満足この上ない。

手頃なモノではないからじゃんじゃん使って!とは言えないが
良質なEVOオイルは、食卓調味料のようにほぼなんにでも
生でかけて食すのがオリーブオイル文化である。

野菜のお浸しを、塩とEVOオイルとか
ステーキ肉に、塩とEVOオイルとか
七草粥に、塩とEVOオイルとか

食材をシンプルに召し上がりたいときに
塩とEVOオイルのハーモニーが乙なのである。

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私が監修させていただいたトスカーナ産EVOオイルは
酸度 0.2 % p/p
過酸化物指数 5.5 meg/kg
ポリフェノール 1100 mg/kg
成績はなかなかいい。

ポリフェノールがとても高い数値だが
トスカーナ特有の土地や気候、品種が関係している。

数値が高い割には、口に含んだ瞬間の激しさがなく
奥に押し込んだ時に辛味苦味が広がる感じだ。

そして、酸度も数値だけではなく
味の調和がとれていると思う。

こちらのEVOオイルに興味がある方は
OliveWellness社に問い合わせください。

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OliveWellness社よりWEBINARのお知らせです。
2022年1月22日(土)日本時間16時より

「オリーブの力」…油だけではない
実や葉の活用、健康・美容・医療・SDGSにまで及ぶ
オリーブの新たな可能性を解説してくださるそうです。

詳細・お申し込みはこちらよりお願いします。
どうぞたくさんのご参加をお待ちしております。



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オリーブオイルの保存と管理 l'oliosta nel buio
オリーブオイルを選ぶとしたら Ecco L'Olio Nuovo



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オリーブの収穫が終わると途端気が抜ける。
オイルとなって変身して生まれ変わるオリーブは
木にくっついていたオリーブとはなんだか
思えなかったりもじつはする。

今年は不作だ!と嘆きつつも
それでも存在感のあるオリーブたちが木からなくなると
寂しく感じるのは、私だけではないだろう。

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そんな寂しい気持ちで収穫後の畑を散歩する。

収穫の時はこんなに黄色じゃなかったお隣のブドウ畑が
静かなオリーブ畑の合間から輝いていた。

オリーブの木は秋に紅葉しない。

三年ぐらい緑のまま生きていて、その三年の間に
外側の一番美味しくて新鮮な空気を吸い求めて
毎年新しい葉たちが生まれる。

だから三年前の葉っぱたちは奥にやられ
黄色くなった瞬間舞っていく。

その黄色くなるタイミングは、秋とは関わらず
一年中のタイミングで、彼らのサイクルで交代していく。

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今年は不作だっただけに収穫時間や期間を短くして
搾油所に持っていく回数も減ったし減らした。

つまり、全部一粒残らず収穫したのではなく
あまりにも少ない木やゾーンは収穫しなかったのである。

網を敷いたりする作業が一番時間がかかるのだが
その手間と時間と搾油料金に見合わなければ
収穫しないことなんて全然ありえる。

というわけで、その収穫されなかった木のオリーブを
塩漬け用に摘みに行ったというわけである。

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オリーブオイル用の収穫の時も気がつくけど改めて思うのが
オリーブの実が成る位置と枝である。

位置は、とにかく太陽が当たるところ。
上だったり、外側だったり。

枝は、とにかく新しい枝に実は成りやすいし大きい。
枝は、今年生えてきたやつじゃなくって
去年生えてきたやつじゃなくって
おととしかその前に生まれてきた枝だ。

わざと残した枝にようやく実がついていたりする。
それを見たときは本当に嬉しい。

逆に、上の収穫しにくいところにきれいな実が成っていると
納得して、反省もいちいちしながら収穫する。

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その残っていたオリーブを散歩がてら摘んだ。

日当たりが良くって新しい枝のオリーブは
そういうわけで大きい実なので、つまみ用に味をつけようとおもう。

小さめの実は、ジビエ系煮込みに使おうとおもう。

摘む時期は、遅ければ遅い方が苦味は少ないだろう。
しかし私は12月にはつまみはじめたいので
11月半ばに摘みに行く。

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まずよーく洗って、干しながら乾かす。
2~3日かかってもいいから完全に乾かす。
水道の水が残っているのが一番腐りやすい。

そして、瓶の半分ぐらいになるようにオリーブの実を入れて
塩を小さじ3~4杯ぐらいであろうか。全体になじめばいい。

そのとき私はつまみ用にアントネッラのオーガニックニンニク
大きめの小球をひと瓶につき一片バージョンを。

そしてニンニクプラスローズマリーも加えたバージョンも。

煮込み用はシンプルに塩だけにした。

それから10日から2週間ぐらい一日一回はシェイクし
しばらくしたら味見しながら塩漬け終了を決める。
シェイクすることで、苦味が抜けていく。
塩味が苦味より勝ってくる前に終了しよう。

洗って、またよく干しながら乾かす。

乾いたら、瓶に詰めてオリーブオイルに浸けて保存。
オリーブオイルに漬けることで、塩味や苦味がまろやかになる。
できたらオリーブもオーガニックならば
オリーブオイルもオーガニックにしたい。
漬け用オリーブオイルは、去年のでもその前のでも大丈夫。
苦味が弱い方が、漬かる素材の味が引き立つ。

もしくは冷凍庫に保存する。小分けしなくても
お互いにくっついてないから必要な分だけとれて便利だ。
保存するまでのオリーブオイルがないときなんか
冷凍保存の方法でいいかもしれない。
この場合は、塩漬け期間を上手にやらないと
しょっぱいまま眠ることになる。

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味見してみてわかったこと。

ニンニク入りがとーっても美味しい。
ニンニクの甘味エキスが出て
オリーブの苦味がまろやかになってる!

オリーブの実なんかちょっとあればできるので
テラス栽培や庭に一本のオリーブの木からも
ひと瓶二瓶ぐらいのつまみ用黒オリーブができるだろうから
是非試してほしい。
私は1㎏ちょいを摘んだだけ。

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黒オリーブは、シチリアや南イタリアの方で
まさしくもオイル用のオリーブの収穫後マンマたちが
落ちてる実や収穫残しの実をあとあとで摘んで
こうやって食用に保存する主婦ならではの生活の知恵だ。

私もカラブリア州出身のご家族をもつ
トスカーナ在住の友から教わった。

オリーブの木があるんだからやらない手はない。


【お知らせ】


Obata Makiが監修しましたヴィンチ村15㎞圏内の
トスカーナ産エキストラバージンオリーブオイルが
日本のみなさまへolivewellness.jpより販売されております。
イタリアで生産過程がこのように垣間見れるオリーブオイルは
珍しいことと思います。 残り僅かとなりましたが
是非この機会をどうぞご利用ください。
こちらのリンクにてご注文を承っております。



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サマータイムが終わった10月最終の週末、11月入っての週末
オリーブの収穫をしている一般の家族たちで賑やかだ。

イタリアは..といってもトスカーナ事情しかよくわからないが
一般の人でも普通の野菜畑のようにオリーブ畑をもっている家が多い。
30~150本ぐらいが相場であろう。
ひと家族だけの場合もあれば大家族でシェアする場合もある。

トスカーナの伝統は、11月1日の祝日OgnissantiとかTutti i Santiと呼ぶ
聖人の日以降にオリーブの収穫をはじめるのが通常である。

しかし今では、温暖化の影響で成熟が早くなり
こだわり派はポリフェノールやクロロフィルの効果高を意識して
10月の半ばからはじめる農園や愛好家が出だした。

私もそのかじりで、10月の22日以降
できたらサマータイム内の週末までに終わる目標を
ここ数年たてている。

二家族のオリーブ畑を管理している私は
2021年は10月の第4週末に終わらせることができた。
50%減だからということもある。

でも逆に、とりあえず網は地面に敷く作業は同じだし
ポツポツあるオリーブに振動機を差し込む作業だって同じだ。

ただ、その労力をするほどまでの価値のない数量の
オリーブの木やゾーンは諦めることにした。
時間がきたら予約した搾油所に持っていかなくてはならないので
ちびちびだらだら収穫していられない。

その見極めとか時間の配分は案外難しく
搾油所に持っていくオリーブの実300㎏まで足りないとか
オリーブの木2本の収穫ができなかったとか
毎年よく聞く嘆きである。

こちらの森のようなオリーブ畑のオリーブは
日当たりが悪いので、同じ早熟性の品種だけど
成長が日当たりが良いところより遅い。

だからまだ色づき中で緑交じりが多かった。
一週間遅く収穫してもよかった。

結果は搾油率13,5%だった。
思ったよりあったので
そういう年なのかもしれない

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イタリアには..トスカーナにはそういうわけで趣味や愛好家
家族でだってオリーブ畑をもっているオリーブ文化には
そこらじゅうに搾油所がある。

ヴィンチ付近で持っていけそうな距離に
ざっと思い当たるだけでも10軒はある。

その中で私はもうここしかお願いできないほど
一番信頼している搾油所がある。

なぜここの搾油所に惹かれたかというと
とにかく搾油機がすごいのである。

カット工程がソフトに攪拌されていき
 混ぜこね工程のグラモラ機がより酸化を防ぐだろうといわれる
縦型式であるところは他になかなかないであろう。

そして水分と油分に分ける遠心分離機が
ものすごい精密で、濃厚なオリーブオイルがどわどわと出てくる。

さらには、全工程21度でできているところは素晴らしい。
エキストラバージンオイルは27度以下と規定がある中
6度の差は肌で感じる程である。
その分、成分が減っていない証拠なのであるのである。

もう一つは、オリーブ愛でいっぱいの主は
農薬のことを毒とよぶほどで
有機栽培の人しか絶対に受け付けない。
それと、ぐちゃぐちゃになったオリーブも受け付けない。
だからオリーブ愛で栽培・収穫されたオリーブを
持ってくる人しか来ないし残らない。

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なんにもわかっちゃいない頃
数軒の搾油所に持って行って試したし
最後の2本分をお隣さんと混ぜてもらったこともある。

しかし
口に入った瞬間舌触りから味まで、ぜんっぜん違うのである。

こんなに違いがあっていいの?というぐらいだ。
だから、同じオリーブでも搾油機が違うだけで
こんなにも差がでるなら、オリーブオイルの値段が変わっても
ちっともおかしくないし、搾油所選びというのはとっても大事だ
ということがはっきり言えるようになったわけである。

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しかし濃厚なオイルは
水分と油分がパキッと分けられているが
Novello特有の澱がけっこうあるので
すぐフィルターにかけたい。

フィルターに濾されて出てきたオイルは
キラキラ輝く金のような黄緑色のオリーブオイルができあがり
滑らかな舌触りでかつフレッシュで
清い苦味と清い辛味が味わえるのである。

そしてそれが持続するのである。
フィルターにかける意味はそこにあるのである。

どの搾油所で搾油してもらっても
私はすぐにフィルターにかけることをお勧めしたい。

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愛用の搾油所は、エコロジーにも力を入れていて
除去された葉っぱは肥料に
Sansaといわれる油分が抜かれた実のペーストも肥料に
ペーストと種も分離して、その種はチップストーブに!

広大なオリーブ畑に搾油所をもてたら
オリーブの肥料はオリーブということになる。

オリーブ農園にしては少ない5000本の
オリーブ愛からはじまったオリーブ事業。

エコシステムができているのも
私のお気に入りの搾油所なのである。

世紀に渡ったようなオリーブの剪定も素晴らしい。


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オリーブにとって過酷な年であった2021年。

春、ちょうどイースターが過ぎたぐらいの頃
突然にして連夜、氷点下となり芽を凍らせた。
樹皮に近い樹液も凍り
幹だってギブアップして枯れたオリーブもいた。

それでも開花したオリーブたちは花粉まみれとなり
ハチたちが集まっていたのを覚えている。

花の数より断然少なく結実した小さな小さな実は
初夏からの猛暑で落下し始めた。
緑の小さな実がポロポロ落ちていく。
茶色い種のような姿になってくっついていたりもした。

フルーツだってたいして生まれなかったヴィンチ周辺は
カメムシやメイガだってオリーブに寄ってきたけれど
アイツらは手加減しながらオリーブの葉っぱを食べたり
実をチューっと吸って、でも苦いオリーブには居座ない。

夏の猛暑と干ばつは、オリーブの成長を抑制させ
実が膨らまなかったりした品種もあった。

でもオリーブという植物はカラカラした太陽が大好きだ。
太陽に向かって成長していく。
空間のある剪定をすると、バランスよく成長している。

ジリジリした灼熱の夏は、ヨーロッパに見られるオリーブに寄生する
オリーブミバエを退化させ、撃退させたか成長を狂わせた。
だから初秋の雨や湿気にドキドキはしたけれど
灼熱だった夏に私は賭けた。
そして、その初秋に入ってぐんと気温が下がったことも
生き残ったオリーブミバエの産卵の抑制をてつだった。

それでも少ない実をミバエなんぞに食われてたまるか!
とミバエ予防した農園はチラホラいた。
有機栽培ではミネラルな予防対策となるので
するにこしたことはない。
できることなら8月の最終週に対策したい。

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初秋の雨と気温が下がったこともあって
生き残ったオリーブの実たちは
膨らみ、色づき、油分を形成させた。

実がちっともない木と
異常気象なんてなかったような平気な顔をしてフツウな態度な
ワサワサぷっくり綺麗に育ったオリーブがいる。

早朝の霧に濡れたオリーブは傾いた眩しい朝日に輝いていた。
私たちは、オリーブが乾き出す頃に出動して準備をはじめた。

ゴロゴロとブドウのように実がひしめきあっていたり
私が残した実のなる枝に、そこだけに成っていると
よしよしと撫でてやりたくなる。
そういうオリーブを収穫することは
私のある意味Benessereベネェッセレ(幸ある健やかさ)であり
収穫が楽しくて仕方がない。

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私たちは、収穫はもう慣れたもんだ。
手順や要領がわかってくるとやっぱり速くなる。

私は、一日中手で持つタイプの振動機で
大きな櫛になっている先をオリーブの枝たちに差し込み
髪の毛をとかしたりほどくように動かしてあげ
地面に敷いてある目の細かい網に落としていく。

落ちたオリーブの実を踏まないようにしなければいけないから
まるでツイスターゲームみたいで自由に動けない。
だから全身運動となるオリーブの収穫である。

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夫は、軍手をしない。
本当は軍手をしなければいけないのだけれど
オリーブの実を触るのが好きなのだ。
生の実に触れることでエネルギーを感じるのだそうだ。
ある意味彼のBenessereなので許す!

「いて!いてててて!」
そう日本語に聞こえてきた。
「カマキリにかまれた!」
軍手しないからだよ!

25メートルの長さのある網に落ちたオリーブを集めて
枝のついている葉っぱを取り除いたり
枝にまだくっついている実を取り外してあげる。

葉っぱがなければないほど
搾油所で計る重さはオリーブの実だけとなり
正確なResaレーザ(搾油率)が出る。
実を取り外してあげれば、葉っぱを除去する機械で
葉っぱだけが除去され実は守る。

葉っぱの除去作業が
生の手でオリーブを一気に撫でることのできる瞬間だ。

夫は几帳面だからそういうところを時間をかけてでもやる。
搾油所に持っていくとき自慢なんだそうだ。

オリーブに費やす労力の代替えが
この収穫の結果となるから
誇りあるキレイな実だけを持っていきたい。

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搾油所ではそんなこともおしゃべりをする。

「みんなの今年のオリーブはどうよ?」
「全然少ないし全然人が来ないよ。実も小さいしさ。
でもキミたちのはずいぶんキレイだねー!」
そこで夫は大満足して、逐一私に報告するw

搾油時間は90分ぐらいかかるので
抽出された油を入れる容器を置いて一旦家に帰ってくる。

で、また搾油所に現れると、搾油所の人が夫に指をさして
「搾油所イチが来たぞ!」といったそうだ。
「なになに?」
現段階で「搾油率が今まででキミたちのが一番イイ!」
ということだった。15.6%。

私たちも初めてじゃない?と過去を見直した。
搾油率がイイとき必ず私が確認することは
バイオダイナミック農法のカレンダーである。

この日、Fiore(花)の日で
Luna Ascendente(1ヶ月に14日間月が黄道上の春分点側にいる)
の期間であった。この期間は地上にエネルギーが集中し
収穫には向いている期間なのである。
逆に剪定などは傷口の治りが悪くなるといわれている。

搾油率の良さで他に思い当たることは
色づきが順調で、実の膨らみ具合が油分がありそうに
見るからにもわかったこと。

毎年剪定を少しでもしているおかげで
込み合っていなく、全てのオリーブの実が
太陽に晒されていること、この理由は大きい。
太陽のチカラってスゴイのだ。

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Novelloノヴェッロ(抽出されたまさに搾りたてで
48時間以内のノンフィルターオイル)を味見をした。
ものすごい濃厚で苦くて辛い。

フィルターにかけた。
不純物などの澱が取れてぐっと滑らかになる。
それでも超濃厚で苦くて辛い。

搾油率は良かったが、この濃厚さとパンチは
猛暑と干ばつのせいだろう。


【お知らせ】

2021年より、私が監修しましたヴィンチ村15㎞圏内の
トスカーナ産エキストラバージンオリーブオイルが
日本のみなさまへ数量限定で
olivewellness.storeより販売が決定いたしました。
生産過程がこのように垣間見れるオリーブオイルは珍しいことと思います。
この機会を是非ご利用ください。
こちらのリンクにて予約注文ができます。



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トスカーナは、早いところは10月半ば頃から
オリーブを収穫している農園はいるが
20日以降一斉に収穫がはじまり
11月の半ば頃までピークが続く。

私はここ数年10月中には終了させている。
なぜなら、温暖化の影響で成長が年々早くなっていることもあるし
11月に入ると霧の出る日が多くなり天気が悪い。
それと、サマータイムが終了し一気に日が短くなって
収穫できる時間が減った気分になるからである。

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2021年のトスカーナ産オリーブオイルは
50%も激減なのだそうだ。
ニュースで、国に支援を求めていることが報道されていた。

理由は、突然の春の寒波と初夏からの猛暑に干ばつ
この異常気象にオリーブはストレスを受け
成長が乱れてしまったという。

私が管理している畑でも、元々弱っていたオリーブは枯れてしまったし
結実していた実が初夏の時点でたくさん落ちてしまった。
カメムシやメイガも寄ってきたが
だいたいは春の寒波が影響しているようだ。

こういう事態は、土地を耕しても肥料を撒いても
どんなに水を与えても、ダメなものはダメなのだ。

それでも、生き残ったオリーブたちは
強くたくましく濃厚に美味しく出来上がっていると
ニュースでインタビューを受けていたオリーブオイル鑑定士が
口をキィキィさせたりキューっとさせて頷いていた!

私のオリーブたちも私が監修させていただいたオリーブたちも
日に当たってツルツルひしめきあっている。
全体的には不作だが、健康なオリーブには
どっさりついていたりもするし、美味しそうだ。

はやくオリーブオイルを口にしたい!

013 Assaggiare l'Olio Novello

この度、出会いとタイミングと発想から
私が監修したオリーブオイルを日本のみ
数量を限定して発売することが決定した。

どうして私が監修をしてオリーブオイルを
日本のみなさまに届けようと思ったのか。

私は、オリーブ文化のイタリアでオリーブの栽培や剪定を学び
オリーブオイルができるまでを自分で手掛けてきて
だんだん年数が経つ内
市場に出回っているオリーブオイルの事情や
農園が直面していることや対応していること
そして消費者さまたちのオリーブオイルに対しての認識不足
などなど様々なことがみえてきた。

この情報過多な世の中なのに、実際のところ生産過程というのが
あまりみえてないところに気がつきはじめ
そこで、私が言葉や写真で発信する他に
オリーブオイルが届けられたらいいなと強く想いが募ったのであった。

とはいえ、私は土地なし農民であるし
土地や倉庫となる不動産、それをリフォームする資金
それだけじゃない、トラクターなどの設備から人手の確保
ほんのちょっとの資金ではとうてい無理無理w

たいていの農園は、代々受け継がれていたり
ど起業家や想像もつかないお金持ちさんたちが農園を開業して
自分のためのワインやオリーブオイルを造って
華やかにもてなすための嗜好品となっているのが
イタリアの現状だ。

従って、無理をせず、自分の想いをアピールする方法は
一からはじめることではなく、全て整った農園の
ほんの少しだけを日本に送っていただけるといいな
たったそれだけのことであった。

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しかし、見ず知らずの農園には交渉できない。
そこで、私が数年かけて信用を得てきた友農園をたずねた。

ここの農園は、ヴィンチ村15㎞圏内に畑がある。
トスカーナらしい品種4種がメインで
草っぽい風味のするFrantoio
単種だったら私はこれが一番好きなMoraiolo
我が家でもお馴染みの癖のないLeccino
実は小さいけど隔年性にあまり影響されないPendolino
上の2種は遅く成熟する品種で
割合的にFrantoioが多めということで
遅咲き品種を早咲き品種と同時収穫となると
ポリフェノールやクロロフィルが多めで
苦味辛味のパンチが効いたザ・トスカーナオイルとなる。

そういうわけで今年は大不作なので
ありったけの生き残りツルツルオリーブの収穫は
一昨年味見したオイルとはまた違うだろうと期待している。
そこがオリーブオイルのおもしろさだったりもする。

収穫の時期は、ちょっとだけパンチ味を抑えるために
ほんの少し遅くして10月の最後の週に予定している。
今年はやや成熟が早いように見受けられるので
ほんの少しの効果はあるであろう。

搾油所は、私がいつも依頼している信用のあるところを指定。
スピリト的に有機栽培しか受け付けないこだわり派で
混ぜこね工程のグラモラ機は
より酸化を抑えるだろうといわれる珍しい縦型式
油分と水分を分ける分離機も精密で超濃厚なオイルが抽出され
全工程21度というこれまた超がつくほどコールドで
大切にしたい成分をより壊さないよう配慮されている。

そして抽出後24時間以内にフィルターにかけられる。
フィルター機を農園は購入されていて自慢していた!
そこで2回フィルターしてもらって
余分な澱を即取り払って新鮮さを1年間保たせるのである。

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この農園の主は、数少ない女性しか参加できなかった
農業士養成講座の女仲間で、彼女が唯一農園を開業し
オリーブ畑で私が落ちこぼれていたトラクターを乗り回しているw

Agriturismoと呼ばれる農園宿泊施設を現在リフォームしていて
日本のみなさまにもおもてなしができることを心待ちにしている。
私も是非畑や周辺をご案内したりして
こちらの有機栽培のワインやオリーブオイルで
お食事を楽しめたらと夢を一緒に描いている。

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このように身近な農園ですぐに足が運べたり
作業の時は一部始終様子が伺えて
オリーブオイルを味で選択した紹介ではなく
栽培や作業を日本の食卓用に一緒にチェックして
お伝えしていくオリーブオイルの紹介は
なかなかできないことではという発想であった。

こちらのOliveWellness社では
『レオナルドダヴィンチのふるさとヴィンチの丘で オリーブ剪定』
というタイトルでWEBINARに登壇させていただいた。

この会社は、オリーブとは
幸せをももつ健康を私たち人類に提供する植物であることを
知ってもらいたい一心で
WEBINARなどを開催したりコンサルトしたりしていて
私の自然愛熱に共感してくださったとこから
彼らの温かい支えの元、このようなコンセプトで
私が監修したオリーブオイルの発売が決定した運びである。







農園から監修した部分のみのブランド化を図り
ラベルを独自につくりあげた。
ラベルにもいろいろ規制があって
それはそれは、農園も私もOliveWellness社も
みんながみんな勉強になった。

イタリア産オリーブオイルは
黒いラベルや白地にポツンが多いということだったので
太陽のイメージ、オレンジ色
でも私らしくシンプルに
そしてレオナルドダヴィンチのふるさとヴィンチが
ひっそりわかるようにデザインされているので
是非とも見つけてほしいw

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ただただ味を語るオリーブオイルではない
私の、農園の、OliveWellness社の、想いを伝えるメッセージ的な
エキストラバージンオリーブオイルとなることを目指しています。

どうぞヴィンチの丘よりよろしくお願いします。

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