大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:クリスマス

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新しく出会ったイタリア人みんなが口を揃えて各々に
「日本てNatale(クリスマス)を祝うの?」と訊く。

「意味はわからずにハロウィンみたいなイベントとなって
パーティーして
子どもたちの一つの楽しみにプレゼントして...
イルミネーションもヨーロッパとおんなじ。
私たち仏教が基本だけどカトリックの人もいるし
なんちゃって仏教の人ばかりだから、なんでもOK!
私は無宗教だけど、周りを尊重してなんちゃってクリスマスして
同じ気持ちになるように過ごしている。」
と、答えているけど、みんなはどうだろう。

日本語だとクリスマスという言葉はクリスマスだけに使う用語だとおもうけど
イタリア語のクリスマスは、Nataleナターレと呼び
Nascita Nato Nascere などの誕生の意からきていて
Nataleは、イエス(gesù)の誕生 と
起源となる土地や街の誕生もNataleを使うことがある。

ミサに行くイタリア人こそ少なくなっちゃったそうだし
イタリア人さえも日本っぽく意味不明なイベント化していることが多い。
それでもイタリアのクリスマスの習慣は
日本の正月のように家族で過ごすことが多い。
ましては、親戚一同であつまることもままならない。

誕生のクリスマスを機に、家族が集まって
乾杯して、たらふく食べて、元気に笑って、満足して
一日が過ぎていくのがイタリアのクリスマスだろう。

私は典型的なイタリアンクリスマスをしないので
こんなにクリスマスについて語る身でもないのだが
私もクリスマスを機に家族でご馳走を食べて
息子にプレゼントをこっそり渡す
イタリアンクリスマス風を過ごし、思春期青少年にも
普通のクリスマスを過ごしている感が染みついているはずだ。

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「マキんとこは、クリスマスなに食べんの?」
とまぁそんな話になる。

みんなが一通り、何を作るのか、何を食べるのか
どこに行くのか、誰が来るのか、何人集まるのか
プレゼントはなんなのか話した後に
アンタの番よ! みたいに振られる。

「24日のクリスマスイブ(Vigilia di Natale)は通常お魚食べるんでしょ?」
「そうだねぇ。」
「だから、お寿司を握ろうとおもう!」
というと、今度はSUSHIの話題だ。

この辺の人は中国系日本食レストランしか知らないので
話がズレることもあるし
「あぁ、私は生の魚はキライッ!」と耳もかさない人もいるw
お醤油がダメな人もいれば、海苔がダメな人もいる。。。

大好きな人は熱狂的にSUSHI好きで
話を聞いていると、SUSHI好きはどうやら酢飯が好きみたいだ。

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イタリアではそういうわけで、クリスマスイブには魚料理を食べる。
本番のクリスマスにお祝いとしてお肉を食べるので
前日は軽く食べる程度かもしくは断食でもいいぐらいなのだそうだ。
それは、クリスマスを尊重してのことらしい。
魚料理を食べる習慣になったのは
食べないっていうわけにもいかないしねぇ。。ということらしい。
お肉よりお魚の方が軽いでしょ!ということだw

というわけで、我が家のクリスマスイブはランチからお寿司だ。
SUSHIではない!お寿司だ。

一週間前に購入し冷凍しておいた生のサーモン
ほどよく柔らかくなった食べごろのアボカド
卵焼きと、白いのはある野菜で
薄くスライスして湯通してほんの少し柔らかくした。

この野菜は、日本語ではセルリアックというそうだ。
イタリアではあまり話題にならない野菜だが
スーパーにこっそりごろっと棚に並んでいる
見つけやすい食材だ。

イタリア語では Sedano Rapa 直訳するとセロリカブ
二つの野菜をくっつけた名前になっている。

ピリッとした辛味とセロリの味とカブの食感。。
この野菜でいろんな料理ができそうだ。
日本食にも合う。

夜は、タコを茹でて残りものを加えて寿司丼だ。

夜のデザートに日本のシフォンケーキのようなPandoroパンドーロを。

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クリスマス当日は、御呼ばれされている人は行くだけだし
招待しているところは大忙しなクリスマスの朝。

我が家は、オーガニックファームのアントネッラのところの
ニワトリ(Polloポッロ)を一羽譲ってもらった。
アントネッラも自分ではエイッとできないので、ひとに頼む。

そんな有難いニワトリちゃんの首頭と足は別で出汁をつくる。

本体は、オーブンの丸焼きだ。
前日、塩を擦りこみたっぷりのオリーブオイルでマッサージ。
朝も、オリーブオイルでマッサージ。

200℃で20分後に白ワインコップ一杯
その後180℃に下げ、20分後に出汁をコップ一杯
それを3回ぐらい繰り返してできあがり。

その間に、ニワトリのレパー一式を玉ねぎとニンニクで炒め
首頭と足の出汁でゆるめてペーストを拵えて
パンにぬって食べるCrostiniをつくった。

その鳥出汁はまだまだ活躍。

生パスタは100gのSemola粉とタマゴ1個でこね
薄く伸ばして四角く切り
はたまた近所の農家で譲っていただいた
Salsicciaサルシッチャ(ブタの生肉腸詰めソーセージ)を詰めた
Tortelliniトルテッリーニを拵えた。

その生パスタTortelliniを5分ぐらい茹でて
その鳥出汁(Brodo di pollo)で
シンプルにいただいた。

エニマル夫は、乾杯するたびに嬉しそうだった。
プレゼントのときだけ飛び跳ねている思春期青少年も
アントネッラのニワトリを頬張っていた。

全部平らげた後は、伝統のPanettoneパネットネーネ
(ドライフルーツが入った発酵パンケーキ)。
菓子職人さんがつくったパネットーネは
何日もかけて発酵させて空気を入れてと手が込んでいるので
本場イタリアだって高級菓子である。
今年はホンモノに近づいたパネットーネを食べることができ
私たちは幸せだ。

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クリスマスの翌日は
Giorno di Santo Stefano(聖ステファノの日)でイタリアは祭日だ。

今まではよく家族ぐるみのお友だち家族とヴィンチに集まって
食事会をしていたものだ。
コロナから、ぷつっとその習慣が途切れ
そうこうしている内に、少年は思春期青少年と日々成長している。

まぁいいさ。
今日も美味しいものを食べて満足しようじゃないか。
私が家にいる時は料理をしてあげようと
なんとなく心に誓った。なんとなくだ。

サントステーファノは
お肉屋さんでぶつ切りにしてもらったウサちゃんのフライだ。
ウサちゃんも先にオリーブオイルでマッサージ。
そして塩をまぶしておいた。

小麦粉と片栗粉を水に溶かしたつなぎにべちゃべちゃくぐらせて
余ったパンのパン粉につけて低温で揚げる。

オリーブオイルで揚げるのでもっと揚げたい。

よく遊びにきてきれた元イタリア在住の日本の友が
最後につくってくれた美味しいコロッケを真似て
野菜コロッケも拵えた。

彼女から教わったヴィーガンコロッケ。
つなぎのタマゴの代わりに溶いた片栗粉でやることを。

低温でじっくり揚げるとカラッと揚がるものだ。

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つまみは、オリーブの塩漬けだ。

11月終わりに摘んだオリーブの塩漬けが出来上がっている。
10日間、粗塩とニンニク2片を突っ込んで毎日シェイクシェイク。
10日過ぎたら、洗ってまた干す。
完全に乾かして、冷凍庫かオリーブオイルに漬けて保存。
 ニンニク入れるとオリーブの苦味が緩和されむしろ甘味が出る。

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こうやって丁寧に料理をしていると
時間なんてあっという間に過ぎていく。
一日中キッチンでなんかやっている状態だ。

他にもやりたいことやらなくてはいけないこといっぱいあるのに
丁寧な料理をするときは
無の状態で他のやりたいことを諦める覚悟が必要だ。

だからやっぱりお母さんたちってすごいとおもう。
だからやっぱり手抜きの日とご馳走の日があるのだ。

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2022年のブログはこれで最後となります。
いつも読んでくださってありがとうございました。
来年も引き続きゆるりと続けたいとおもいます。
どうぞよろしくお願いします。

みなさまにとって穏やかに年が越せますよう
お祈り申し上げます。



日本のみなさまに愛を込めて特別につくった
obatamaki監修EVオリーブオイルが販売されております。
ご注文はこちらのサイトよりどうぞ。






今日の一曲。




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今週も素敵な一週間をお過ごしください。




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イエローゾーンが主になり国が華やかになったかんじだった。

レッドソーンはたった1州だったような気がする。

オレンジゾーンに戻ったトスカーナだけれど

まだまだ自由な行動ができなかった。

そんな中、商店に向け、一斉イエローゾーンが4日間あった。

もうどこにもいかない生活に慣れてきて外出欲はあまりなかった。

しかし、毎日のようにニュースで

冬休みのカラースケジュールが流れ

ふと思えば、この4日間に動かなくては村からまた出れなくなる

と、私たちは用意をしはじめた。


私たちは、ちょっと離れた一番のPanettoneパネットーネ

(クリスマスに食べるでっかいパンケーキ)を買いに行きたかった。

しかし、動く前に電話をしたほうがいい。

イエローゾーンとはいえ、たった4日間開けるかどうかわからない。

開いてるけど、予約制で売り切れた、ということだった。

イエローゾーンがわかっていれば予約できたのに。

近所のPasticceriaパスティッチェリーア(ケーキ屋さん)により

最後の一個を手にした。

明日にはもう移動が制限される。

売り切れてよかった。ヴィンチのケーキ屋さん。


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そして私はフィレンツェへソワソワしながら電車で向かった。

昨日まで自粛してて突然許可が出て行動するんだもの。

この機会を利用して、私の写真を採用してくださった

トスカーナ日本人会が発行しているアルノ今月号を受け取りに

そのついでに友ともあった。いっぱい話した。

いっぱい相談したいことがあったし

いっぱい私の現在の妄想を聞いてもらった。


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ソフトロックダウンでもいつも家族とだけ過ごし

友たちとも会うこともなく、連絡する気にもならず

ネットでは憂鬱に過ごしている世界を目にすることもあれば

ひとがオンラインで活躍する世界をながめたりもする。

影響されたり、過去を振り返っちゃったり

オンラインやsnsだけに頼らなくてはいけないのか

なんだかんだ妄想が広がっていくのである。

よくいえば、夢がわーっと膨らみ

わるくいえば、妄想し過ぎだよっ!ということになる...


春のロックダウンでは家族と一緒にいられることを幸せに~

なんてロマンティックに思ってたけど、時間が経つほど

人というものは独りになりたくなるものだということがわかった。

家族のそれぞれが誰もいない時間が少しでも欲しいと

思うようになったのである。

なんか好きなことができない空気。


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近頃、思春期少年は鬱っぽい。

すごく母の私にあたるのである。

私が使うな!違う言葉で言えと教えてきたのにも関わらず

汚い言葉をずーっと連発し続けるし、嫌なことを言うし

ちーっともこっちのいうことを聞かない

そんでもって、眠り続けるのだ。

どうしちゃったんだろう...

腹が立つというより、きっと理由があるんだろうなと思ってあげた。


ある日、白状した。

サッカーがしたいのにできない...

宿題がいっぱいある、勉強しなきゃいけない、数学がわかんない

クリスマスのプレゼントが無さそうだ   ww

どっか行きたい...


私も気づいたことがある。

もうこれからは親からの刺激より友や社会から刺激を受けるものだ。

家にいてはいけない時期なのだ。

だからお友だちと自転車で集合できるときはいつでも行ってこい。

外で我慢して母の私に八つ当たりしているのであろう。

自分のイライラを分けたいんだろう。

こんな時期だけに、怒らないようにして

汚い言葉の効力は無いと伝え、右から左にしてあげている。

私はマイペースに生活をすることにした。


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クリスマスイブの夜ミサがあった。

ニュースの時間にミサを生中継していた。

クリスマスはキリストが誕生した日で我らの兄弟になった日です

全部詳しく覚えてないのだが、フムフムと聞いていて

世の全子どもたちの誕生への祝福

キリストが兄弟となるように、生まれることはみな平等であること

人はみな自由と平和をもっていること

そして暗闇の中で生まれたのは、世に光をもたらすこと

なのだそうだ。キリスト信者ではないが、うん、とうなずいた。

それと、このコロナ時世の困難をみんなで支え合っていきましょうと。

このような信仰の国に在住して、人々の行動を振り返ってみた。

この三行ぐらいしかキリスト教のことがわかんないけど

人の原本的行動、モラルの表現

など宗教関係なく通じるところが、居心地がいいのかもしれない。


世界の子どもたちに具体的じゃなくていいから夢や希望をもって

明日という近い未来にすすんでほしい。

大の大人たちも、新しい生活と新しい時世に

突然難題を突きつけられ、妄想後の案が実現するのか

そりゃぁ心配だ。

一つづつ見つめて勇気をもって立ち向かっていきたい。

それは自由と平和と平等だから。

誕生を祝うクリスマス

新しい輝く世の中が生まれますように。メリークリスマス。

BUON NATALE a tutti





こんな素敵な絵本が無料公開で
SNSに飛び込んできた。

プレゼントになるかな、シェアしたいと思う。




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生命の誕生BuonNatale

母のクリスマスleschansons de ma mère

幸せを求めFixYou / Christmas is here



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イタリアは、16日のEpifaniaエピファニーア(祝:公現祭)

ふぅぅ、冬休みが終了する。

日本だったら7日の七草の節句が

最終日だったことをよく覚えている。

毎日毎日大好きなお雑煮を正月中食べ続け

この七草粥を最後に、正月料理が終了しちゃうのが

寂しかったこともよく覚えている。

母は、七草粥というより七草入りお雑煮を拵えてくれた。

私のお餅大好きのために毎年そうしてくれていた。


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餅米がなかったので、普通のイタリア米にお水多めにして炊き

ボールの中でついたw

本物のお餅とは比べ物にならないほど、ちっとも伸びないが

おはぎが汁の中に入ってるような感じで

噛みやすいお雑煮となった。

なんちゃって正月だけど、雰囲気だけでも日本っぽく

明けましておめでとうスタイルを思い出にさせたいと思う。

私が少女の頃の思い出すように

少年も今のことをいつか思い出してくれるに違いない。

夏、香川県の伊吹島に行った時にいりこツアーでしっかりと

いりこ漁業を見学させてもらった

あのいりこ干しを煮出して、出しをとった。

それだけで少年と盛り上がる。

わーい、おぞうにだー!

夫は、ozuuniと繰り返しているw

少年のもう一つの楽しみは、ついている最中

丸めてお醤油で食べることである。

どんどん食べてしまうのでストップ!お皿に盛ることにした。

なんちゃってお餅がいっぱいできたから

小豆なんかも炊いておしるこのおやつを用意して

なんちゃって正月は過ぎていった。


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近頃、私も含め家の族がニマニマになる料理をつくる

創作意欲が湧いてきた。

どこに行くわけでもないし、家で美味しく時間が過ごせたらな

という想いからであった。

クリスマス料理を一工夫の案から、生パスタをつくることにした。

生パスタのイメージ写真があるSemola di gran duroという

黄色がかった粉100gに卵1個、3人だと200gくらい

を混ぜて捏ねて30分密封して寝かせて

(密封時サランラップはゴミになるからカッポリお皿でもOK!)

小分けして伸ばして包丁で切るだけ。

うどんより生地がしっかりしてるから切りやすい。

こんなに簡単だとは思わなかった。

というわけで、じゃんじゃん生パスタを作り出したのであるw

ほうれん草を混ぜて緑パスタにしちゃおう。

赤いトマトソースでなんとクリスマスらしい。

ラビオリもつくっちゃおう。

餃子みたいなもんじゃないか。

トルテッリーニもつくっちゃおう。

YouTubeで巻き方調べたら、折り紙王国日本人には超簡単。

ラザーニャもつくっちゃおう。

大きい一枚を茹でて取り出すときが一苦労だけど噛みごたえ抜群。

ラーメンの麺だってつくっちゃおう。

茹でるとき重曹加えれば中華麺風味になるって聞いたぞ。

コシがあっていい感じだ。

卵やめて、ぬるま湯で捏ねてみよう。

ゆるくなるけど、ちょっと太めにちょっと固めに茹でれば大丈夫。

濃厚ジビエ、イノシシの煮込みはこれでいい。


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というわけで、すぐに包丁が使えるまな板が欲しい。

IKEAで大きいまな板もゲット。

30分だけで寝かし充分というのが

スピーディにできる利点だと思う。計画性がいらない。

ピッツァ生地のように醗酵時間が長いと

朝に思いつかないとその料理はできない。思いつきではできない。


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そう、思いつきでは伝統を守れない。

七草の日には、七草ピッツァで春を迎えたいと思う。

そう、塩とピリっとする我が家の自家製オリーブオイルで。



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七草粥にオリーブオイルRisotto alle erbe

ボリジ Borragine

ハーブうどんにオリーブオイルUdon con Dashi, Erbe e Olio di Oliva



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コレクションしたかったけど、唯一眺めることしかできないコレクション

記念切手集め。

一通につき2.40ユーロする国際郵便を

残念ながら節約することにした。

そして時代に乗って、チャットに添付することにしてしまった。

理由は、節約だけではない。

一年後に戻ってきてしまうことが、今も発生するからである。はぁ。

メリークリスマスとか良いお年をと挨拶しても

その日までに届くことは期待してなくても一年後とは。

戻ってきてしまうことが一番残念である。


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私は、そういうわけで、ずっとクリスマスカードを年賀状のように

お歳暮のように、友や親戚、お世話になってる人なった人に

送り続けている。

今やリアルタイムなSNSやチャットがあるから

タイムとコストをみれば割の合わないことであろう。

受け取る側は、どう思うかわからないが

私はやっぱり紙となって世界を渡ってくる方が嬉しい。

友からの手紙もある意味私のコレクションだったりする。

写真を印刷しないと写真とは呼べないんじゃないかと思うように

手紙も紙に書かないと

手紙とは呼べないんじゃないかと思ったりする。

そう想うと、切手の値上がりは、私には悲しいことなのである。


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少しでもたくさんの友に送った気分

受け取った気分を味わってもらおうと

2019年の12月1日にSanto Natale(クリスマス)の

記念切手が発売された頃

ネットで気に入った切手をチェックしておき

街の郵便局に出向いてチョイスした切手を紹介したいと思う。

記念切手の内容やグラフィックに興味の沸くものは

毎年たくさんあるから、選ぶのも一苦労なのだが

送る方の人数に合わせて、合計金額に合わせて調達する。

ほとんど日本行きは記念切手2枚では足りないことが多いから

すぐにポストに投函できない。

しかも、細かい切手はもう存在しないそうだ。

20セント足りないと、窓口で封筒に20セントと

記念切手を邪魔するように印刷される。そこも残念。

だから記念切手は送る用ではなくコレクション用みたいだ。

切手にも、もう値段は記されていない。

ランク付けでAとかBとか記されている。これも残念。


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2019年はさすがレオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年

ということもあって、レオナルドやメディチ家に関わるもの

フィレンツェの美術館などもあった。

これらはコレクションし甲斐がありそうだ。

もし旅行に来たら、記念切手を買うか

自分宛てにイタリアから送るのも思い出に残るかもしれない。

自分から自分へ。

メキシコやオーストラリアに行った時自分に送った思い出がある。


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ヴィンチから最寄りの街は、渋滞で全然すすまなかった。

スーパーは人でごったがえしていた。

家族が集って親戚が集まって盛大にクリスマスを祝うイタリアは

食べることに関しても贈ることに関しても

伝統のクリスマスは、キリストの誕生とともに

とりわけ平和を願うのである。

私たち小さな家族は、クリスチャンではないけれど

なんちゃってクリスマスだけど、平和だけは願いたいから

この日は小さなテーブルで大きく平和と新年を願いたいと想う。


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お歳暮のようなコレクション切手のクリスマスカードは

翌年来る年に届くことを予想するが

気持ちは平和の祈りであるから

四季のどこかで受け取れば私は十分である。

イタリアの郵便事情をこんな気持ちで構えるといいだろう。


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世界の平和を祈って、Merry Christmas!

Buon Natale a tutti!!!!!



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母のクリスマス les chanson de ma mère

生命の誕生 Buon Natale

イタリアからの手紙 Francobolli Filatelici 2017


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寒い、寒い。

年明け、冬らしい冬を迎えている。

零度を下回る夜が続き、息が凍る。

暗い夜から青い早朝そして白い朝またしばらくするとだんだん橙色に。

今日は靄で私たちまで白く包まれた。

少年は、白い丘の上でスクールバスに乗り登校した。

賑やかな冬休みもようやく終了。ほっ。


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この寒さの中、お粥とかお茶漬けを朝ごはんにすることが多い。

温かい料理は即効で体が温まる。

ランチで食べるときは

スープをしっかり拵えてご飯にかけて雑炊にしたりする。

夜は、スープを濃くしてラーメンにしている。


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クリスマスのランチでは

オーガニックファームのアントネッラの鶏を一羽

オーブンでカリカリに焼いた。

オリーブオイルでマッサージし、塩を擦りつける。

オーブンのときはシンプルに、ハーブは使わない。

オーブン中、ビオディナミの白ワイン一杯と、野菜出汁を数回かけて。

オーブン皿に網を敷いた底には、脂と汁のスープが出来上がっている。

肉は、皮がパリッとして、中がジューシー。

パサつく胸肉には、そのスープをかけてもいい。

我が家は食べきれず、胸肉はちぎってサラダに。

スープは翌日分離した脂を取り除いてラーメン汁の出汁に。

全部たいらげた。

頭と足は、あらためて出汁つくりに使う。

ラーメンの麺は、五分で茹で上がる卵入りのFettuccine a nido

細いきしめんパスタを使っている。

中華麺の風味を出すには、重曹を入れたりするそうだが、お好みで。


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我が家の小さな庭で七草を摘み、七草粥を拵えた。

ご飯は至って残り物だが、お湯を足してお粥にする。

七草を軽く茹で、刻んで混ぜる。

ニラだけ生でパラパラと。

塩だけで味付けをして、オリーブオイルをかける。

生き生きした七草の緑に、玄米入りご飯

黄金のオリーブオイルの組み合わせは

お粥とは思えないほど見栄えがした。

「お粥にオリーブオイル、美味しいじゃない!」

「今頃気が付いたの?」

あ、そっか、義母はいつもこうして食べていた。

夫は、幼少からお粥とオリーブオイルで育っていたのである。

少年の小学校の給食にも

ライスにオリーブオイルがよく献立されていた。

イタリアでは、フツーのことのようである。


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塩とオリーブオイルだけの味付け

これほどシンプルで素材の味を活かせる食べ方はない。

オリーブオイルは生で摂れば、成分の効能が発揮する。

ハーブのっけうどんにもオリーブオイルをかけてこくを出し

スープだけにもオリーブオイルをかけると濃厚さが増す。

パスタにも仕上げにグルグルとオリーブオイルをかける。

パスタの場合、調理に使うオイルは控えめに

仕上げにたっぷり使うと逆にサラッと仕上がる。

こうやってオリーブオイルを知らずと生で摂取して

健康な体を維持しよう。

ニュースでインフルエンザや風邪の話をしているが

冬こそ元気な我が家でございます。



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ハーブうどんにオリーブオイル Udoncon Dashi, Erbe e Olio di Oliva

イタリアで餅を食べる

ニンジンポタージュ Cremadi Carota



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