大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:ハーブ

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猛暑、激暑、酷暑、極暑、災暑...
どの言い方があっているのだろう。。。
そんなものはどうでもいい
暑い、暑い、とにかく暑いのだ!

夜というのか夕方というのか、まだ日は落ちてない20時頃
セントラルヒーティングのデジタル気温計は
日陰35℃をさしていた。。。

その気温計の日陰31℃になったら
家中の窓を全開するようにしているのだが
20時過ぎても窓が開けられない。。。

そろそろ開けないと、息が詰まってくる。
なるべく火を使わない料理をしたって
においはだんだん充満してくる。
北側だけそろそろ開けることにした。

で、夕飯を食べるときには、暑かろうが窓を全開にして
外で食べてる気分だけ味わう。
西日にサロンや庭があるデメリットは
なんと、真夏なのである。。。

友を呼んでの会食は、夕日から夜にかかって涼しくなるが
家族の夕飯にかかる時間は、15分だ。
庭があって藤棚があってよしずもあるしテーブルも椅子もあるが
今年は、いまだかつて外で食べていない。
暑いのと、夕日の頃は蚊が飛び回るからだ。

我が家は、大きな窓をいくつも、良いのか悪いのか西側につくった。
家の中にいたって、なんとなくテラス気分は味わえる。
サンセットテラス。。。

その夕日を眺めながらの食事をしていたある日
落ちていく太陽は燃えるように赤く
霧のような煙の中に浮かんでいた。

全国ネットでも州ネットでもニュースで確認したところ
トスカーナでも住宅に近い大きな山火事があった煙が
風で北トスカーナを覆っていた。

我が家の近所でも、きっとタバコのポイ捨てであろう道路脇が
野暮火事で黒くなっている箇所が点々とある。
消防車のサイレンも頻繁だ。

ヒトへも節水中なのだから火を消す水こそ節水したい。
こう干ばつで草木が乾燥してきて燃えやすいこと
良いのか悪いのか風はあって、火が飛びやすいので
とにかく私たちの行動をまず気をつけること
と消防隊員は静かに話す。
摩擦など自然発火もありえるので注意しましょう
ということだったが、狂った放火魔にも目を見張らしたいところだ。

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この暑さは、2003年以来とニュースでもあちこち耳にする。
私は、20年以上イタリアに在住するが
2003年以上だとおもう。
だって5月からずーっとだ!
んで、今のところまだ猛暑は終わる気配がない。
少しでも雨が降ってくれれば。。。

2003年の猛暑の記憶があるのは
7月に口頭試験(外国人用)の普通運転免許を取るってんで
あの頃は二人暮らし用のアパートを探している最中で
夫の実家の夫が過ごした子ども部屋に転がり込んで
3ヶ月ベットの上で猛烈に毎日毎日そして一日中
ずーっと勉強していたものだった。

夫は仕事に行っていて、私は閉じこもって勉強するが
義母が、隣の夫の弟の部屋の窓を開けたり
各階にあるトイレ付シャワールームを掃除しに来たり
というわけで、毎日ある時間になると顔を出し
姑と嫁のおしゃべりがはじまるのである。

そこでよく義母の生まれ育ったバジリカータ州の山奥の生活
もし家を建て直すとしたら...の夢の話
今は亡き義父の愚痴
を聞いていた。ときには3時間越えのときもあった。

義母は外出をしない人であった。
でもおしゃべりをしだすと止まらない。
嬉しそうだったし、私も山の生活の話は
想像をしながら聞け、まるで映画か本の中のようで
勉強の息抜きをしながらも楽しく聞いていた。

きっと、息子以上にいろいろ話をしてくれたかもしれない。
親子って、そうそう話をしたりしないものね。

あの時、おしゃべりができてよかった。
今義母は、山の方のプライベートのグループ施設で
なんというのだろう...仲間とケアの方たちと暮らしている。

そう、その夫が過ごした子ども部屋は3階の西側にあって
午前中涼しいので義母は用を済ませに来ていたのだ。

午後、お昼ご飯の後ぐらいから猛烈に暑くなる。
シャッター風の雨戸を下して、窓は開けっ放しにしていたが
それがいけない...まだ若かった...
熱風が充満する中、私は汗だくになりながら
午前中勉強できなかったことにちょっと後悔もしながら
過ごしていた2003年の夏なのである。

久々のマニュアル車に緊張プラス猛暑で、手のひらは汗でびっしょりだ。
タクシードライバーのように白い軍手を買ってきてはめて
後ろのガラスに P と手描きのA4サイズの紙を貼って
練習していたのをよく覚えている。
Pとは、Provaプローヴァ この場合 練習中 の意。

ちなみに、その当時のイタリアでの普通運転免許取得の話をすると
年によっては、日本の免許書をイタリアの免許書に交換もできたそうだが
私は、ときどき日本に帰国したかったし
そのときには、身分証明書としても使いたかったので
実際のところどうなっていたのかわからないが
日本の免許書は失いたくなかった。

それまで毎回の帰国で国際免許を発行してもらっていたが
一年ごとの更新であったりとそれはそれで面倒だったし
移住の意思がかたくなってきていたので
イタリアだって身分証明書としても扱われる普通運転免許書を
取得することにしたのである。

交換制度は2003年にはないものの
外国人は、百問三択していくペーパー試験ではなく
口頭試験で、イタリア語だけれども自分が言えるレベルで
答えていく方法であった。
しかも一人ずつ呼ばれて試験をするのではなく
そのときは、アフリカ人の男性と一緒だった。

アフリカ人の方も私並みのイタリア語だったと記憶する。
でも、私ほど用意してなかったのだろう。
間違いが多かった。

私はなにしろ日本人なので(!)暗記の仕方がニッポン人流だ。
口頭試験なのに、問題集やテキスト本をほぼ丸暗記している。
あ といわれたら い とすぐ返せるのである。

2,3問出して答えるスピードと正解力があれば
5問ぐらいで終わる。
間違ったり迷ったり悩んだりしていると
チャンスをくれているかのように何度も質問される。
が、そのアフリカ人の男性であった。

彼が合格したかどうかはわからなかったが
口頭試験の次は、実技試験だ。
個人で応募しているので
個人でブレーキが両座席にある専用の車を手配して
それで試験をしてもらうのである。
当時、その専用車のレンタル費用は80ユーロだった。
よく覚えている。ちょうどリラからユーロに変わった頃あたりで
なんだか忘れられない。

この普通免許は、125㏄までのバイクや普通自動車が運転できる。
更新は、10年ごとの誕生日。
簡単な目の検査と質問診察、目当てのお金を払って、おわり。
免許センターとか警察での更新ではなく
自動車学校とかでの更新だから、値段もまちまち?!
あぁイタリアよ。

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私は家からスクーターで15分のところに今勤務している。

朝、丘の上はうっすらピンク空で満月が涼しい顔で浮かんでたりする。
さらに朝顔みたいに涼しい時間に涼しそうな色で咲くチコリが満開だ。
スクーターだからけっこう分厚いジャケットを着なければ寒いほどだし
視界からも涼しくなる要素がいっぱいあるのである。

帰りは、熱が大地からモワモワと体に当たり
絵を描くならオレンジ色に塗りつぶしたくなる暑さだ。
早朝と午後で20度差はありそうなほど。

何度もいうが、午後、猛烈に暑いが、風は吹く。
だから乾燥しているので
アジアのような30℃で汗が噴き出す蒸し暑さはない。

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そうだ、7月といえば、小さな洋ナシPera Cosciaの季節だ。
ちょっと緑の内に食べると
さっぱりしていて日本の梨風味だと私はおもう。
熟してくると塩系のものとマッチする甘さが増して
噛み応えも柔らかく、その塩系の例えばチーズなんかの邪魔にならない。

管理しているオリーブ畑の中にあるナシの樹を見に行くと
わんさか成っている!
これは、はじめての出来なのではないだろうか。
実は大きくて豊作だ。

農業士養成講座でじつは果樹も習っているが
ブドウやオリーブほどではなく
それでも、実が成る芽と枝を教わった。

冬の剪定のときに、上へ向いている徒長枝を除去し
下へ垂れさがろうとしている枝を残した。

下へ垂れさがるということは熟そうとしている枝なんだそう。
だから確実に実はなる。
実のなる枝はオリーブのように3年ぐらいかかる。
それは芽をみればわかる。
そのへんは、リンゴと同じで、同じ剪定でよいのだそうだ。

日の当たりの良い実は、赤くまでなっているが
裏を見るとまだ緑だったりする。
全体的に緑なので、それでも薄黄色がかったものを選んで
洗ってそのままスライスして、干した。

イタリアのレシピには
スライスして茶色くなるのが嫌だったら
レモン汁をかけるのも一つの手段だそうだ。

しかし、レモンのすっぱさがやっぱりうつっているので
それはもう好みの判断であろう。

一日天日干ししただけで、もうカリカリで小さくなっていた!
翌日の極暑の午後もう数時間干したけど
干せば干すほど固くなるので、この猛暑には
あとは、家の中でそのままザルの上で
つまみ食いをしながら乾燥させて瓶の中で保存。

噛んでいる内に甘味が出てきておいしい!

ドライにするメリットは、保存だけでなく
ビタミンやミネラルが生よりぐんと上昇することだ。
まさしくも歳を取るにつれて必要な成分。

オーブンや乾燥機でやる方法ももちろんあるけれども
この猛暑、激暑、酷暑、極暑、災暑にやらない手はない。

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ヨーロッパ中、まっかっかに表示された熱波は
イタリアよりフランスやスペインの方が暑い
とニュースのインタビューで旅人が語る。

イタリアも負けずに暑いが、なにより雨が降らない。
こうも雨が降らないとだんだん深刻になる。
農業も工業も家庭も節水がはじまったところがあるそうだ。

我が家の庭や畑はだからあまり水を必要としない
植物を植えている。

ラベンダーは少し早めに満開期で
虫たちがラベンダーにたかっている。
太っちょのBomboというハチは
夜ラベンダーに抱きついて眠る。
早朝、そのじっとラベンダーにしがみついて
眠っているBomboはいじらしく
そっとしておきたくなる。

唯一畑で育てているトマトも
あまり水を必要としない野菜で
刈った草を敷き詰めて日除けし、少しでも朝の湿度を保ち
ゆっくりゆっくり...うーん、ゆっくり...成長している。

鉢植えで育てているバジリコやパセリ、ニラだけは
水が数日おきに必要だが、野菜を洗った後の
きれいな排水を与えている。

トマトにもきれいな排水を列ごとに日を変えて
与えたりしている。

私たちは普段、節水生活を心がけているので
今にはじまったことでない。
節水もリサイクルも節約も習慣化すれば
不意に訪れる危機に、割と対応しやすいと
歳をとるにつれて、納得がゆく。

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激暑でも、あえてその暑さを感じに
オリーブ畑を歩いてみる。

夫はずいぶん綺麗に草を刈ったもんだ。
火災を防ぐためにもできるものなら畑の主は草を刈ること
田舎の暗黙の了解だ。

この暑さと干ばつで、やっぱりオリーブの実が
せっかく結実したのに黒く枯れちゃっているのもある。

気候が原因か、たっくさんの花を咲かして
結実の許容量を越えたために
自ら実を振り落としているのか
よくわからない。

観察していて気がついたことは
葉がたくさんあって生き生きしているところは
実をつけていて
葉が少なかったり葉の大きさが小さいオリーブの品種には
実がまばらだったりしている。
降水量が無い分葉の役割が左右した結実期だったようだ。

こういう結実期の干ばつ時に灌漑設備があると
いいかもしれない。
セミナーでよく耳にする項目だ。
温暖化には仕方ない人工に対応する部分なのであろう。

オリーブ畑の小さな洋ナシが今年はたわわだ。
自分の剪定にうっとりしてしまう、こうたわわだとw
洋ナシは剪定だけして自生し実がなる。
オリーブも同じく。
畑の仲間だ。

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6月のちょうど満月に近かった頃
となり街(Empoliという名の)に用事があって出向いたとき
街だけど、もわ~んと甘い香りに気がついた。

街路樹を見上げると、まばらに黄色く花粉が降り注ぎそうに満開だ。
イタリアではよく街路樹に使われるリンデンの樹は
植えれば自生し、夏には緑で埋まり冬には日差しを送る
ヒトや街にも丁度良い樹だ。

この街路樹に便利なリンデンの樹の花は
じつは私の常備薬でもあり、昨年ヴィンチの友アントネッラが
収獲しなかったということで手にすることができず
その常備薬を切らしていて困っていた。

リンデンの花は、鎮静作用があり頭痛や不眠
咳やたんなども抑えてくれ、体調がおかしいなと思ったとき
ひとまずリンデンティーを飲んでおけば、精神的に眠れる
薬嫌いの私と息子には、不可欠なハーブティーなのである。

きっと旅行にするときでも持ち歩くかもしれない。
日本に一時帰国したときも、持ち歩いたほどだ。

この日、アントネッラが街でマーケットを出している。
野菜やタマゴを買いつつ、リンデンの催促をしてみよう。

私はいつもスーパーの紙のタマゴケースを貯めて
アントネッラに寄付してあげる。
今日も大量に持って行ってあげた。
アントネッラは嬉しそうだ。

「街のリンデンは満開みたいだけど、もう収穫は済んだの?」
「あぁ、もう面倒だからリンデンの収穫はやめたわ。」
「えー!なに言ってんの?!私たちの安静剤なんだから!アレないと困る!」
と、文句を言うと
「じゃ、自分で収穫して自分でつくんなよ。」
と、勝手にしやがれ風に収穫に招かれた。

というわけで、さっそくその日の夕方
Tiglioティッリィオ(リンデン)の花の収穫を私一人でした。

確かに面倒だけど。。。
気がつけば2時間は経っていた。
日が沈まないから時間がわからない。

できたら早朝の方が虫がいないから収穫しやすいそうだ。

今日明日には収穫しないともうティー用には使えないという。
文句を言ったタイミングが今日でよかった。。

写真のように花は葉っぱの真ん中から生えているので
その尖った葉っぱごと収穫するんだそうだ。
こんな風に生えてんだね、気がつかなかった。

なるべく開花したての花を選ぶ。
開花したての花は小枝の先端の方に集中していた。

乾燥させるのは、網の上で風通しのよい室内がよいそうだ。
天日干しではない。
1週間から10日間ぐらいかな、様子見で。

アントネッラが干す網も場所も提供してくれた。
今日文句言っておいてよかった。。
ありがとう、アントネッラ。気風のいい人でよかったわ。

私は、ハチミツもリンデンの花の蜜のハチミツを選ぶ。
アレルギーで喉がおかしいときは
そのリンデンハチミツをダイレクトに舐めたりする。

我が家にもリンデンツリーが欲しいなぁ。
この暑さには日陰も欲しいし
リンデンツリーがなんでも叶えてくれる万能な樹。

甘い香りと緑のグラデーション、ハチと競争しながらの収穫
たのしい、癒しのひとときを過ごすことができました。

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春から夏へ太陽の距離を感じる。
日中は暑い。
ある時間半袖が心地よいほどだ。
油断するとすぐ日焼けしそうにジリッと差す。
それでも空気は春のまま。
この釣り合いが気持ちいいい。

黒い影が素早く横切る。
大地を平行に走り抜けたと思ったら
もう空をブーメランのように舞っている。
ピンと張った黒いツバメたちを
私も胸が前に張るように追うと
季節とか誕生とか自由とか
そんなことが目まぐって
なんだかポジティブな気分になり
ひとり自惚れる。

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この間の雨で地面は水分を補給して
せっせと草木に送っている。
たった数日で草なんかはみるみる成長する。
可笑しくなるぐらいの勢いだ。
草刈りをする人はうなだれているだろう。

洋ナシがいっぱい結実している。
今年はナシが食べれそうだ。

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つい去年ぐらいまでいっつも一緒だった家族は
バラバラに過ごすことが多くなって
それを望むようになった。

私は、これも成長のひとつだと思っているし
ひとりの時間に発見したことを
さりげなくアピールすることが
あえて新鮮にも思えるのである。

私は早速家族のいない日
それでも家族のことを想いながら、例えば
草の背丈が伸びてきたから
きっと草刈りも時間の問題だ。
早くひとりメルヘンチックに満喫しなきゃ!

奴らは野草メインの料理が苦手だ。
だから私はここぞとばかりに野草パスタを
いただくことにした。
喜んで野草を摘んで盛りつけを楽しんだ。

パスタに絡めそうな小さめのBietola(フダン草)と
Borragine(ボラジ)をFinocchi(フェエンネル)
を切らずにパスタと時間差で茹で
フェエンネルだけ取り出して刻んだ。

別でAglio(ニンニク)をOlio(オリーブオイル)で炒めて
パスタに和えた。

パスタのお湯は捨てないで
グルグルお湯を回してタマゴを落としグルグルし続け
Uovo in camicia(ポーチドエッグ)をのっけた。
こういうの大好き。

そして、ほのかにキュウリの味がする
ボラジの花を散りばめて
Tarassaco(西洋タンポポ)の花びらを散りばめて
仕上げに軽く塩とたっぷりオリーブオイルをかけて
できあがり。

旬の野草というよりも
イマ庭に生えてる野草を食べることが
私ひとりのBenessere(幸ある健全さ)で
できたら誰にも文句を言われない
ひとりの時にあえて実行したい。
このひとときに瞑想がどんどん膨らむのである。

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時間があればオリーブ畑を一周し観察する。

今オリーブはMigne(複:オリーブの芽)がでてきて賑やかだ。
昨年不作だったので今年は豊作かな?!

剪定されて空間ができたところは
元気な色をして空間を占領しようとしている。

やっぱり大胆に枝を剪定してよかった。
すごく生き生きしている。

プロの剪定は、欲張らずに勇気をもって
見極めて剪定することが必要だ。
....と改めてオリーブの木をながめて想った。

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今週は、ブドウの芽掻き作業の合間に
トマトを畑に植えたい。
今植えないと7月には食べられない。

私が種から育てているトマトは
サンルームが寒いのか成長が遅い。
今植える分だけ畑の半分は
苗を調達してこようとおもう。

いそがしいな、春って。
メルヘンチックなランチは
そうそうできるものではない。。。
だから記念撮影なのである。

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現在思春期青少年がまだまだ小学校低学年の少年の頃
お隣さんチの庭にタンポポがいっぱい咲いてて
そのタンポポの種を我が家の庭にふぅふぅしまくり
ましてや庭にこすりつけたりしたw
だから今、親子で人工的にばらまいた種が植わって
繁殖し続けている!

TarassacoとかDenti di Leoneとイタリア語では呼ばれている
西洋タンポポは、フツーによくある野草なのに
葉も芽も花もましてや根っこまで食べれちゃって
さらには栄養価抜群だそうなので、どんどん繁殖してもOK!

我が家の庭には食べられる野草で埋め尽くしたい。
現在そのタンポポとルーコラとボラジ、チコリやレモンバーム
野生のニンニク、そうだ、野生のフェンネルも増えてきた。

この野草たちは、夫に草刈り機で刈られても
しぶとく生えてくる強い草たちだ。
それだけに、成分も栄養も大地や大気のエネルギーを
吸いまくっている。だから野草を食べるといいのだ。

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きょうは
時間差で咲き続けている満開のタンポポの開いた花を摘んで
タンポポシロップをつくった。

このご時世、きっと誰もがネットでヒットする
一つのレシピだけで挑戦することはないであろう。

私もその一人で、いくつものサイトを参考にして
サイトによって数量は違っても何体いくつなんだ?
ということがわかったり、要領がわかれば割と自分流にできる。

それと、西洋の薬草レシピはできるだけ
唯一わかる西洋の言語の一種イタリア語で検索する。

イタリアの野草だから生活の一部のように取り入れている方が多く
代々受け継がれたようなレシピがあって頼もしい。

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写真のタンポポの花束はだいたい100本。
花の部分をもぎとって計るとだいたい50g。

イタリア語レシピには花をグラムで書いてあることが多い。
でもいったい何本ぐらい摘めばいいんだよ!
と思うのは私だけではなかったはずだw

私の自己流おおよそレシピをここにメモると

タンポポの花 約200本
を花の部分だけもぎとって
水 約1000ml
を水から煮出すデコット法で20分煮て一晩放置。

瓶は煮沸消毒して乾かしておく。

タンポポ液は搾って 850mlぐらいになってて
キビ砂糖 550gぐらい (家にあった分w)
オーガニックのレモンぶつ切り 2個分
を1時間半ぐらい煮る。

そのくらい煮て冷ませば、ハチミツみたいにドロ~となる。
キャラメル状になるまで煮つめない。

私は、レモンが崩れ始めた頃レモンを抜き出した。

この分量で、底に書いてある314mlの蜂蜜瓶 2瓶ができあがった。
冷蔵保存とあるが、どのくらいもつかはわからないw

たいていのイタリアのレシピは
デコットからの水と後で加える砂糖 1:1とあるが
私がやった分量でもぜんぜんできた。

レモンを入れるとレモンの味がメインになるので
コーヒーに入れようと思ったらレモンなしがいいかもしれない。
レモンのないレシピもあった。

タンポポシロップ用に搾った花は、私はコンポストに入れたが
そのまま攪拌機でドロドロにしてジャムにする人もいる。

ジャムの場合はダイレクトに砂糖を加えて煮詰めていくだけだ。

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タンポポシロップの効能の基本は、利尿作用や浄化作用だそうで
体内の余分な水分や老廃物を排出してくれる効能があるのだそうだ。

つまり、解毒作用をしてくれて体内の働きを良くしてくれる
それは、精製されていないハチミツと同じ効果をもつことから
イタリアでは《偽のハチミツ》とまで名がついている。

思春期青少年があまり病気をしないのは
私は、精製されていないハチミツを買い続けているからだと
それぐらいハチミツの栄養と効果を信じているし
甘いもの好きでもハチミツだったら許している。

そんなハチミツと同じ効果があるならばつくらない手はない。

しかも自分の手でばらまいた種で強くなれるなんて
思春期のジャンクフード欲頭脳には理解不能だろうが
母はこっそり偽のハチミツまでつくるのである! 〇



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Se piove il tre aprilante, quaranta giorni di durante.
四月三日に雨が降ると、40日間雨続き。

La nebbia di marzo non fa male,
ma quella d'aprile toglie il pane e il vino.
三月の霧は問題ない、四月の霧はパンとワインは頂けない。

Marzo alido, aprile umido. 
三月カラカラ、四月ジメジメ。

などなどなどなど、イタリアの四月はことわざがいっぱいある
果実には決定的なドキドキの季節。

まだ記憶にも浅い...
去年(2021年)の四月の初め頃、パスクワの直後あたりだ

イタリアは南北気候がやや異なるので必ず地域を限定したい
イタリア中部トスカーナ州やマルケ州を襲ったと伝えられたが
私が住むこの目で見たヴィンチのことだけをいうと

ポカポカ目覚めた木々たちは樹液もボトボト流動して
春を満喫しはじめた途端、二日間夜中に突如寒波が襲った。

風はなく氷点下の冷たい靄が、丘のところどころを囲んだ。
そう...風がないから、静かに...白く包まれた春の息吹たちは凍っていった。
そのとき生まれていた芽はパリパリと枯れていった。

その木はのち、エネルギーの放出にいっぱい新枝を生んだ。
目覚めの前だった木たちは、寝ぼけながら生まれてきた。
全体的にブドウなどの果実の収穫が少なく色味が味わえない年だった。

私のオリーブも一本弱っていた木は、この機に
子孫を一本残して枯れたんだ。

オリーブの産出はその寒波の影響とは別に
前の年が豊作だったので今年は不作という
隔年性に沿っただけだとおもう。

隔年性になるということは異常気象が原因と学んだ。
異常気象に耐えられる強い木に育ててあげたい。
我が子が強い子になってほしいのとおんなじ気持ち。

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そんな雨の日、オリーブオイル石鹸と
Calendulaカレンデュラ(キンセンカ)のオイル漬けをつくった。

昨年のつまり2020年のオリーブオイルがもう手元に少ない。
コスメで使うものは、刺激のあるポリフェノールが
マイルドになった一昨年のものを私は使う。

小瓶に分けてあったオリーブオイルはまだまだ美味しそうだ。
キャップを開けた瞬間プワーとまだまだフレッシュ感たっぷりの
あのオリーブオイル独特の香りが鼻に入ってくる。
この香りがやっぱり好き。
小瓶を開けた瞬間がやっぱり好き。

スプーンにたらして味見をした。
まだまだ全然いける。
小瓶で分けるメリットはここにある。
オリーブオイルの賞味期限は18か月。
これだったら大丈夫だ。

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カレンデュラオイルとは
2月半ば以降濃いオレンジ色か濃い黄色の花が咲く
Calendulaという野草の咲いた花を摘んで
オイルに漬けて成分を抽出したオイルだ。
イタリア語だとOleolito di Calendulaで馴染み深い。

初夏に準備するラベンダーやローズマリーの
オイル漬けのレシピとほぼ同じだが
まだ太陽が弱い時期のフレッシュの花だとカビる可能性が高いと
イタリア語のサイトでよくみかけるので
フレッシュの花を使う場合は瓶の蓋を開けたり太陽に晒したり面倒なのと
せっかくのオリーブオイルの効能がとんでしまうのも勿体無いので
ラベンダーやローズマリーの時と同じく
花をしばらく干して乾燥させて
水分を蒸発させてからオイルに浸けて
蓋を閉めて暗室で2か月ぐらい漬けて抽出することにした。

Calendulaの花は、バイオダイナミック農法の農主のブドウ畑にある。
太陽のある日や午前遅くとか時によって
とってもミネラルが豊富そうな香りをぷんぷんさせて
ブドウに寄り添うよう上に向かって花が咲く。

ブドウ畑の作業がお休みの時わざわざ摘みに行った。
この日、太陽は出ているけどなんだか今一
花が咲き乱れる日ではなかった。
そういうタイミングをもつ野草だということは
ブドウの作業をしているときに気がついていた。

咲いている花だけを摘んだが
もっともっと咲いていたらもっともっと摘めたのにな。
またもう一度もっと暖かくなって
成分がマックスの頃に摘みに来ようとおもう。

カレンデュラオイルの効能は...

なぜカレンデュラオイルをつくろうと思ったかって
私は、いつからか関節の皮膚アレルギーが
首のあたりや肘の内側や膝の内側とかに出るようになって
それが痒くて知らずとかきむしってしまう...
皮膚アレルギーの通常の現象だろうが、苦痛だった。
しかし、アトピーみたいに慢性ではなく時期的に現れ
イタリアのErboristeria薬草屋さんに相談したら
アレルギーを治す薬ではないけれど
皮膚の炎症や痒み止めにいいわよ、と勧められたのが
カレンデュラクリームだったのである。
それがまたよく効いた!

クリームはカレンデュラオイルに蜜蝋を混ぜて作ればいい。
オイルだけでもそのままつかえる。

夫も皮膚病だし、息子にもニキビや日焼け後や虫刺され
などなどいろいろ万能なので
今年は花摘みの時期を逃さず実行した!ということなのである。

サイトで調べればわんさか出てくるが
妊婦さんのマッサージや赤ちゃんのおむつかぶれなど
皮膚に超敏感な方々に勧められているところが
この野草の効能の素晴らしさと優しさであるところが
私は気に入っている。ので今年実行できて嬉しい!

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そして、オリーブオイルを引っ張り出してくるなら...と
あと2個しかなかったから、オリーブオイル石鹸をつくった。

私はたいていレシピの蒸留水のところを
蒸留水でデコットしたラベンダーやローズマリーの抽出液を使う。
デコットとは、水からハーブを入れて沸騰5分火を消して10分で煮出す方法
私は、冷めるまで煮出し放し!自己流濃厚抽出液にする。

今回の抽出液は、ラベンダーの茎!
花を摘むんで残る茎とちょっとついてる葉っぱ。
花と同時に乾燥させてあって
花を摘むんで骨だけになったような茎を刻んで保存してあったのだ。

だって、茎も葉っぱも花より成分は落ちるけど
効能は同じって書いてあったんだもん。
シンプルな蒸留水だけよりは成分足せたかな!

蒸留水のハーブ抽出液 300g
苛性ソーダ 128g
を室外で混ぜて、むんとした熱い反応が収まったら

オリーブオイル 1000g
に投入して、ハンドミキサーでドロドロになるまで攪拌する。

型に流し込んで、包んだりして保温できる状態と環境で48時間
冬の48時間以下だとまだ中が固まっていないこともあるので
カットしたときに刃物にくっつく。

1週間以上経ってしまうと、固くなって欠けたりするので
この時期だと3日目4日目あたりに石鹸サイズにカットして
風通しのよいところで1ヶ月ぐらい寝かせる。

この石鹸で頭も体も顔も手も洗ってる。
こういうナチュラル化粧品を使うことで病気は治せないが
肌に優しく労わって、幸をもつ生活向上意識Benessereベネェッセレ
環境にも優しい暮らしをしていると想うだけで
役に立つことの一つだと信じてつくっている。

今までにも自家製コスメの投稿をしているので
カテゴリーよりのぞいてみてくださいね!

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Sapone all'Olio di Oliva con Infuso di Lavanda 3



私が監修しましたオリーブオイルの再注文が可能となりました。

トスカーナ州独特の品種のオリーブオイルは
味がはっきりして濃厚なのに喉ごしがとてもいいです。
...とコメントも同様にいただいております。

それは、無農薬の純粋なオリーブの味に
じつはオリーブオイルの味の超決め手となる搾油所を
私のこだわりで厳選させていただき
そこでの凄腕搾油技術の結果なのです。

味がしっかりした濃厚なこちらのオリーブオイル
ポリフェノールが1100mg/kgもあるそうです。
数字が出てきたとき、頷いてしまいました。

はじめてこのブログを見てくださっている方も
こちらのオリーブオイルに是非出会ってほしいです。
このオリーブオイルと出会うということは
私(セミ生産者)と出会うということなのです。

このオリーブオイルの監修をしようと思ったのは
日本にいる友たちに、私が学んだ美味しくできる方法で
そしてここの搾油所で搾油したオリーブオイルを
届けたかったことがはじまりです。

私は、農園を開業する力がありませんでしたが
私の気持ちを応援してくださる農園さんと
インポーターさんに出会い、その彼らの支えの元
監修という形で私のオリーブオイルを
日本に送り出すことができました。

どうぞよろしくお願いします。





Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




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