大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:ハーブ

この畑はOrticaオルティーカ(イラクサ)とオリーブが共存している。

オリーブがイラクサを上から守り、イラクサがオリーブを下から守る。

Prima di Potare

この畑に着くと、そーっと歩きたくなる。

光がチラチラと注がれ、妖精たちがかくれんぼうをしているような。

妖精たち、少しの辛抱。森のリフォームをするよ。

終わったらキレイに片付けるから。

リフォームが終わったら、枝から枝へ、もっと自由に飛べるよ。光と風とともに。

Guardo anche Cielo

この間まで120本のオリーブ畑の管理だったところが、また80本増え、200本を私一人で剪定しなくてはいけない。さらなるお声もかかっている。

畑の主が老いると、管理しきれない。体力的に、経済的に。

剪定料、剪定後の片付け料、肥料料、草刈料、治療・予防料、収穫料、搾油料・・・。

オリーブ畑の管理とは、これ↑全部をやって、常に良質生産可能な生きているオリーブ畑を保つ、ということである。放ったらかしのオリーブ畑をいつか売ろうとしたときには、オリーブ畑として価値がなくなり売れなくなってしまうのである。すぐに売らないのは、きっと息子たちに残したいのであろう。老後しばらくは、畑があるのとないとでは、生きがいも違うかもしれない。

Dopo Potato Entra Sole e Aria

現在200本の剪定を一人でするにあたって、バイオダイナミック農法のカレンダーに沿ってやることが不可能になった。

だから畑をBioBiodinamicoで分けることにした。ブドウ農園さんもそのように分けて作業をしている。

Viva Ortica

そこで私は、このイラクサがオリーブを守っていることを信じて、この時期にやることにしたのである。

またバイオダイナミックの剪定期に入ったら、さらなるケアの必要な畑に対応したいと思う。

Foglie sono Sane

葉を見ると、生き生きしている。

Combinazione di Colore

イラクサも生き生きしている。

踏まれても切られても丈夫な草。

刈られた後も大地の栄養となるイラクサ。

どの畑にも蒔きたいぐらい。

でもね、リフォーム中、イラクサ怒って私をチクチク刺したわ。

こんなこと我慢・我慢。彼らの方が大迷惑よね。

Che Contrasto


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オリーブの収穫2015 ←畑の管理の話が。

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オリーブの収穫 Raccoltadelle Olive 2016 その2』←ここの畑です。

日本人女剪定士Corsodi Agriformazione』←剪定士を生んだ講座。

オリーブ剪定士Potina


 ↓ありがとう↓ 


春がウインクする。

Wink

上を見ると、私もウインクする。

Germogliati Salici

Vinciのお庭でランチをしようか。

Pranzo in Giardino

お日様見ながら、夏を食べようか。

Salsa di Pomodoro

タンポポサラダを食べようか。

Insalata di Tarassaco

朝だって、春を待ち遠しく、夏を食べる。

Torta con Marmellata di Fichi

でも、まだ二月なんだ。空気が冷たい。

2017

春のいたずら。

Margherita

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夏を食べる・・からCocciorinodi Tamami Azumaさんの土鍋を思い出す。

トマトを保存するConservare i Pomodori

イチジク Fichi

Tamapisanのピンクの土鍋の春シリーズ流に小洒落てみよう。

タンポポの若葉と鳥のササミ、煎り擂り白ゴマとお塩と我が家のオリーブオイルで。


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タンポポを噛みしめるTarassaco

Vinciのお庭ディナー


ありがとう↓

タンポポを食べる。

自生しているタンポポを食べる。

アチラコチラのタンポポを食べる。

Grazie

彼らの生きる本能は、彼らの生きるための知恵である。

Alzato

背伸びをすることもできるし、飛ぶことだってできる。

地に馴染むこともできるし、気流に合わせることもできる。

一休みすることさえ知っている。

踏まれても切られてもまた生えてくる。

Venatura di Foglie di Tarassaco

生きるためのチカラを持つタンポポを食べる。

Tarassacoタラッサコ/Denti di Leoneデンティ ディ レオーネ(セイヨウタンポポ)全草にビタミンAB1B2CEK、鉄分・カリウム・カルシウム・リンなどが含まれ、健胃・利尿・便秘・貧血・強壮、胆汁分泌促進、血液の浄化、食欲増進などに効果が期待。>

Fiori e Foglie e Compagni

花も。(フライはカリカリ大人も子供も。)

Trassaco UP

葉も。(まだ花をつけない若葉はサラダにもってこい。)

Ottimo per Insalata

根っこも。(コーヒーでお馴染み。土の味がチカラを奮わせる。)

Libro di 2°Elementare

タンポポのチカラの話は、子の本に登場する。

タンポポの生き様を、人間が学ぶ。

Belli anche da dietro

タンポポの湧き出る本能を、生きる知恵としてお借りする。




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カテゴリー【ハーブ】【Vinciの空

ボリジBorragine

旬な草フェンネルFinocchiSelvatici

白の時間Oradi Bianco


ありがとう↓

私の小さな菜園、庭、我が家の周り、ブドウ畑・・・Borragineボッラージネ(ボリジ)が一年中咲いている。

ブログにも度々姿を現す、紫のスター型の花に茎や葉はトゲトゲしているハーブ。

Fiori di Borragine

花言葉に「勇気をもたらす」とある。

ハーブの作用に気分を明るくする効果があることから由来しているのかもしれない。

Scheletro di Borragine

最近ボリジ食することが危険だといわれている。それまでは、咳やのどの痛み、痰をとるなどの浄化作用は、Tisanaティザーナ(煎じ茶)や食事で大地の住人たちは積極的に摂っていた。

Borragine e io

ハーブには、ビタミンCやカリウムを多く含むミネラル成分がある。

畑で咲く花としては、緑肥効果がある。

そしてボリジのスター型の花はハチをよび、受粉の助けとなる。

繁殖率の高いハーブだが、そのまま放置しても役に立つハーブ。

Gemme di Borragine

そんなボリジの葉を数枚、自生しているBietolaビエトラ(ふだん草)Cima di Rapa Selvaticaチーマ ディ ラーパ セルヴァーティカ(菜の花のようなカラシ菜のようなアブラナ科)Grespino Spinosoグレスピーノ スピノーゾ(オニノゲシ)タンポポの葉、サラダ用に栽培している春菊とRucolaルーコラで、七草粥の日、七草雑煮をこしらえた。

7Erba per Soup

今回はお魚で出しをとったが、千葉育ちはどうしても醤油味に海苔や鰹節をかけて食べる。

あ~~~美味しかった。

Mochi con 7Erbe

今年もBefanaベファーナ(16Epifaniaエピファニーア救世主の御公現の祝日。ボロボロお婆ちゃんBefanaさんが親切にも靴下にお菓子を届けてくれる。)が過ぎ、七草粥の日が過ぎていった。



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Denti di Leone

タンポポ

師走のはじまりの朝、冷たい空気は、彼らの呼吸を凍らせた。
 

Foglie di Borragine 

ボラジ

体中の吐息は白く、清らかな粒は細い線に分かれた。
 
Finocchi Selvatici

フェンネル

彼らの冷たくなった吐息は、まるでクリスマスツリーのデコレーションのようだった。踏まれる草もよく見ると、こんなにステキな姿をしている。

Foglie di Fico 

イチヂク

落ちた葉も彼らの呼吸で濡れる。
 
Primo Dicembre

青白い大地は彼らの吐息をキュッと固め、彼らの可憐な姿を演出させる。


ありがとう↓

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