オリーブ剪定士をイタリア語で
男性Potinoポティーノ(フツーな光景)
女性Potinaポティーナ(ワオ)
男女・男男Potiniポティーニ(ご家族揃って?)
オンナたちPotineポティーネ(ありえない)
小学館の伊和辞典で調べてみると・・・アレ?載ってない!
「木を剪定する」Potareポターレ
剪定士は動詞が変形してつくられた呼び方であろう。
とりわけオリーブを剪定する人のことを呼ぶ・・呼んでいるような。
“Io sono potina.”イオ ソノ ポティーナ
「私はオリーブの剪定士です。」
なんて言うと、イタリア人でさえ目が点になる。
女性が自分の体より大きい樹を相手に剪定することは珍しいことである。
そんな樹、こんな樹、オリーブの樹の剪定を、二月の*Luna Discendenteルーナ ディシェンデンテから開始した。地下にエネルギーがいくため傷を伴う地上の作業は、この期間にやる。(バイオダイナミック農法より)
Prima Dopo
三ヶ所オリーブ畑を管理する中、ここは日当たりが良いこと、オリーブの実の熟度が他と比べて早かったこと、さらに2014年の巨大雹の大打撃で樹の体は傷だらけでむしろ剪定を控え目にしたことから、今年はキチンと整えてあげようと、丁寧にそして時間をかけて彼らと向き合いたかった畑から始めた。
このドラマチックなオリーブたちが一生懸命に実をつけようとすると、Bravo・Bravoと一本一本撫でたくなる気持ちで一杯になる。
今年は、その痛んだ枝が生きようとしているか尽き果てたかを見極め、生まれた新しい枝たちが元気に育つよう空間をつくる剪定をしている。
私もガンバル。
君たちもガンバレ。
アメニモマケズ、カゼニモマケズ
みたいな気分で剪定に精進いたしまする。
*Luna Discendenteルーナ ディシェンデンテ
天球上の経度=黄経こうけいの秋分点180度から冬至点270度の期間。西洋占星術トロピカル方式回帰運動27.3日サイクル中、半分の期間。
(バイオダイナミック農法用カレンダー参考)
*関連記事*
『オリーブの収穫Raccoltadelle Olive 2016 その1』
『日本人女剪定士Corsodi Agriformazione』
『地球と体を守る会Corsodi Agricoltura Biodinamica』
↓ありがとう↓