大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:収穫

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オリーブオイルの搾油率とか抽出率のことを

イタリア語でResaレーザという。

収穫量に対して搾られて抽出された油の量との比率のことだ。

オリーブオイルだけでなく農作物など全般に使われることが多い。


収穫日によって違ってくる。

タイミングによっても違ってくる。

品種によっても違ってくるだろう。

果実の状態にもよるであろう。

そして天候にも大いによる。

搾油所で比べると、機械でも相当異なる。


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私が信用しているいきつけのFrantoioフラントイオ(搾油所)は

搾油時21℃ときている。

Estrazione (Spremitura) a freddo

エストラツィオーネ (スプレミトゥーラ) ア フレッド

といわれるコールドプレス(低温圧搾法)は、みなさんもご存知

一番自然なままに成分を壊さずに搾り出される方法だ。


ソフトにオリーブの果実を撹拌し

我がFrantoioは最新の超最新で縦に練っていく。

その間に上昇する熱を低温にコントロールする技術である。


Estratto a freddoと記せる温度はMax27℃であるが

低温であればなおさらいい。

Frantoioの最新技術の自慢どころでもあるだろう。


熱を加えて抽出するEstarazione a caldoカールド

オリーブの果肉を練って上昇する気温を29〜30℃に調整し

熱を加えることで発揮するEnzimiエンジーミ(酵素)の力で

油分水分を抽出しまくるのである。

質より量の産業的目的で使われている。

搾られた後、そういうわけで産業的にもろもろと添加しちゃえば

たいしてあれもこれも変わらなくなる。

そんなところが危険だし、そういうものが安く出回っているのである。

印象悪いのでw 表記していない。


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そして、油分と水分を分けるデカンター(遠心分離機の部)の

この確実性も物をいう。

ここで油分をより多く抽出させ、水分をどこまで除去できるか。

この辺の技術もマシーンによっては全っ然効果が違ってくる。

水分混じりのオイルの抽出量が多そうにみえて

オリーブオイルの品質にまで大いに関係してくるので

重要な部分である。

この技術は、Frantoianoフラントイアーノ(搾油所の長)も

よく説明できないだろう。マシーンの技術だから。

そうそうFrantoioもころころ投資はできない。

あるもので続行するため、搾油してもらう客が

あちこち試すしかない。


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オリーブの品種はざっと2つに分かれる。

Precoceプレコーチェ(早熟性)かTardivoタルディーヴォ(晩熟性)


ひとつひとつの品種がわからなかくても

せめてこのどっちかがわかると、適切な収穫時期がわかるだろうし

植える時も収穫しやすいように植えられるだろう。

これが混ざっていると、仕方ない

早か晩の割合で一気に収穫してしまう。


どちらも油が形成される時期になってから収穫をするのが最適。

早すぎると、キンキンクロロフィル(葉緑素)の成分が強いまま

体にイイといわれるポリフェノールなんかは強力に抽出できるが

肝心な油分が未熟でオイルの量が抽出できないのである。


Invaiaturaインヴァイアトゥーラ(果実の色づき)が目安にもなるが

毎年違ってたりするので、やっぱり一年を通しての判断になる。


この収穫期の見分けと判断は、栽培者の知識と経験による。


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その一年を通して、何を記憶に残して置かなければいけないか

芽生えの時期、開花の時期、結実の時期、そして成長期

この4つの期間の天候と気温である。


雨ばっかりもダメだし、晴ればっかりもダメで

できたら結実期にピッタリ雨が降ると結実しやすい。


成長期は地中海性気候のカンカンで身が締まり

時に雨が降ってくれると油分の形成に役立つ。

油分の形成をイタリア語でInolizioneイノリツィオーネという。

9月いっぱいまでじわじわ形成されているそうだ。


夏はカンカンで、近頃異常気象の晩夏にどーっと雨が降り

プックリ果実が膨らんでキレイな姿となって豊満に重くなっても

あぶらがのってないこともあるのである。


果実の豊富さは、不思議と

前年の種子が翌年の果実となる芽を操作しているのだそう!

これは私たちには説明しきれない果樹のメカニズムなんだそう。

そういうミステリアスなところも魅力的なオリーブ。


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さあ、いざ今収穫したオリーブの実をFrantoioに持っていき

ワクワクしながら、300kg用のかごに入れ替え、計る。

小さい搾油所はたいてい300kgをベースにマシーンを動かす。


では例えば実が300kgだったとしよう。

大かごの重さを抜いて教えてくれる。

そして出来上がったオリーブオイルの重さを計る。


40kgのオリーブオイルが出来上がってきたとしたら

40kg(オリーブオイル)÷300kg(オリーブ)=0.13333x100(%)

=13.33%となるのである。


この抽出率は搾油所が出してくれるので

自分で計算することはない。

この抽出率をみんなで言い合って自慢しあって反省しあって

収穫の時期、一番交換し合う情報である。


そういうわけで、毎回搾油するごとに違う数字がでてくる。

同じ畑でも違うのは、収穫日にもよるだろう

天候や湿度にもよるであろう、品種の割合にもよるであろう

土地の部分の地質が違うのであろう

星座や月が操作しているかもしれない。


油の抽出量と今日持ってきたオリーブの重さは

オリーブの油分はすでに決まっているところを

今日のオリーブの状態の重さってことも十分にあるのである。

葉っぱがいっぱい入っちゃってても一緒に計られてしまう。

だから夫はきれーいに取り除く。


そして、40kgのオリーブオイルをわかりやすいリッターで考えたい時

1Little=0.916kgなので、1kg=1.0917Littleで

40kg x 1.0917Little=43.668Littleとなるのである。


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2020年10月19日10.1%、22日13%、29日11.7%

どれも早熟性のオリーブを早めに摘んだ。

きっとそれが理由であろう。期待の搾油率より少ない。


2019年10月24日11.4%、28日14%、30日14%

1番が早熟性品種で2・3番目が晩熟性の品種


2018年10月22日13.1%、24日14.5%

11月5日16.9%などと出ている。2019年と順番は同じ。


ある年9%のときもあった。

平均は12~13%ぐらいのように思う。


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搾油所の搾油作業の値段は

持ってきたときに計ったオリーブの実の重さで計算される。


たいてい100kg単位で、この辺のトスカーナでは15~25ユーロ

300kg分だったら平均60ユーロの搾油費はかかるのである。

だからResa=搾油率がとーっても関係し

オリーブオイルがたくさん抽出できれば

事実上の費用の重みが薄れていくのである。


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そして最後にフィルターがけをした場合

オイルはフィルターに残ってしまう。


人には渡せないフィルターに残ったオイルは

自分で再度濾して、生食用ではなく調理用に利用したりする。

農園としては、使い物にならない部分である。


それを引くと、れっきとしたオリーブオイルの抽出率って

とっても低く、とっても高価なものなのであるのである。


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オリーブオイル文化のイタリアでも、オリーブ栽培に関わっていないと

なんのこっちゃわからない人が大半であるが

生産させている人は、味や出来の他に、こんな搾油率で

喜んだり残念がったりしているドラマがあるのである。


例年のオリーブの量からたっくさんのオイルが抽出されれば

それだけ商品となる。売れればの話だけど。

どのくらい生産できるか搾ってみないとわからないところも

オリーブの魅惑的な一つでもある。


商品棚に並んでいるオリーブオイルから

こういったドラマはみえないが

味だけで物を判断されてしまう純な生産物には

大地の恵みの他、育てている者の努力と祈りが

込められているのである。



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オリーブオイルを選ぶとしたら Ecco L'Olio Nuovo

強調するときの国民性 Frantoio Svizzero




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気温が下がると感染しやすいのか。

接触が増えると感染しやすいのはわかる。

コロナもオリーブの悪玉菌と同じように感染するようだ。


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医療崩壊に近づきこのコロナの拡散を制御するために

レッドマークの州では門限付き夜間外出禁止令が

学校が始業されて一ヶ月後発足された。

それをイタリア語でCoprifuocoコープリフオーコという。


Lockdownという言葉もこのパンデミックで知って

次はコ、コ、コ、コープリフオーコだと!

Mangiafuocoマンジャフオーコ(火を口から吹く

ストリートパフォーマンス芸人とかピノッキオの登場人物)

耳にしたことあったけど!コープリなんとかってのはよく使うけど!


何年いても知らない単語なんていっぱいある。

夜間外出禁止がCoprifuoco

 (Copri覆うとか包む、Fuocoは火)

どう関係があるのか知りたくなった。


中世、ろうそくの火を夜、火の用心のために

火を消すための道具や灰で消していたそうだ。

そんなことから、自衛隊や戦争などの緊急事態

夜間、家に留まってくださいよ、外出しないでください、用心してね

という意味なのだそうだ。とイタリア語でググってみるとそうでてくる。



このカーフュー(そういうわけで夜間外出禁止の英語版

きっとそう呼ばれてくるかもしれない

どこかのニュースでそう呼ばれていた。)

夜の23時から早朝5時までがベースのようだ。

ヨーロッパ中で実施中。あるところではもっと早かった。

カラスが鳴いたら帰りましょ、みたいな。

サマータイム終わっちゃってめっきり暗いヨーロッパ。

こんな時間、一般庶民の私は出歩かないから

歳を追って疲労している私には何がなんだかわからないけど

おおいに関係している若者はピリピリしはじめた。

という訳で、暴動が起きた。

火を消すどころか火が点いた。


コロナ感染無症状の若者ピリピリイタリアは

とどのつまり、首相令で全国的に

18時以降の飲食店での飲食が不可能となり

友との夜のホーム会食もできなくなった...。うぅ。

徹底的に青春をおくっている若者を縛り付ける勢いだ。そうみえる。

バール、レストラン、ジム、プール、アマチュアスポーツ...

若者が集合する場所がどれも行きにくくなる。

また暴動やデモが起きた。

今度は経営者がピリピリしている。

規則に従ってやってるじゃん!クリスマス近いのに!



私も振り返ると、若い青春時代

そんなところでいっぱいいっぱい消費していたことを思い出す。

エステもサロンもファッションも飲食も娯楽もスポーツも。


学業は、中学生まで通常登校できるけど

高校生以上は、75%リモート授業...

ネット環境が悪い、接続が途切れる、先生の説明がわからない

友たちに会えない、つまらない...


なぜ中学生までは通常かというと、学業の低下を恐れている。

コントロールが難しい年齢の意欲の低下を警戒しているのだ。


ヤングたち、経営者、少年少女

コロナに振り回せれている大人たち、経済難、そしてコロナ犠牲者

犠牲者にまつわる医療関係者

なんだかまた悔しくなって胸が苦しく目頭熱くなってきた。


ナポリを中心とするカンパーニア州の州長が

若者が集まるアメリカニズムなハロウィンパーティーを

けちょんけちょんに言っていた。

ちょっと個人的意見が強すぎる個性派州長で

時にはおもしろいけど、時に驚くこともある。


ロックダウンが迫ってきたヨーロッパ。フランス、ドイツ...

イタリアはやらないと思う、やらないと思う、やらないと思う

アーメン...南無阿弥陀仏...ブツブツ...


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そんなてんやわんやなイタリアコロナ臭の中

青さと濃さが混じった青春オリーブを私は引き続き収穫した。


青春たちは、生き生きしてて張りがあって

個性的にカラフルで、光っている。

どこからでも目立つし、うっとりしてしまう。


このオリーブ畑は、2014年の9月、巨大の雹が降ってきた

トルナードに襲われた畑だ。

未だに傷跡が残っているけれど

傷は塞がれ健康を取り戻したようだ。

そう、6年の歳月が経ち、やっと...やっと...実がついた

といっても過言ではない。


去年は不作だった。

おととしは豊作だったけど、実が小さかった。

こうやって記憶をたどっていくと、果樹によくある

去年は不作、今年は豊作というように

交互性のある畑となってしまった。


仕方ない。あんな冷たい石が天から降ってきたんですもの。


雹などの傷口から生まれやすい感染する菌にも

思いっきり剪定などして、そこから生まれた枝から実が成っていた。

生まれ変わった枝からは、もっともっと潤ったオリーブが成っていた。

勇気を持って剪定することは大切だ。

収穫しながら、ここの畑の剪定も構想がはじまっていた。


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ストーップ!

Frantoiano(搾油所の長)が 「中途半端な量持ってこないで」

というから、量を気をつけながら収穫した。

ひとかごだいたい20kg、それを目安に全体量がわかる。

収穫中、編みを動かすたびにかごにいれて、数えていた。


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日当たり良く風通しが良く健康に育てた青春オリーブ

搾油率がなかなかよかった。

肥料なんかわざわざ与えなくたって

自分自身で生きる力を蓄えているようだ。

甘やかしすぎるのはよくない。

過保護はよくない。

ハングリー人生がいいようだ。

ど根性と小さな発見という幸せ。

ウイルス菌に勝つ免疫力と抗体をもつ強い体をつくろう。

オリーブとヒトが重なってしかたがない。



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生き返ったオリーブたち la raccolta delle olive ①

我が息子たちよ la Raccolta delle Olive 2017 ①

オリーブのウイルス菌対処 Potatura degli Olivi ②』 




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なにをそんなに急いでいるのだろう。

なぜ急ぐのだ。


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10月に入って、搾油所(Frantoio)の所長(Frantoiano)から

直々電話があって、早く搾油日の予約入れないとなくなっちゃうよ

と急かされ、慌てて空いている日に割り込ませてもらった。


私が理想に思っているオリーブの収穫日程は

10月の20日から11月の初め頃までに終わらせる

だから、それより一日早い搾油日となり、まぁよしとしよう。


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毎日何回チェックするであろう天気予報は、収穫日晴れだった。

しかし、なぜこの時期に限って霧が毎日出てくるんだ!

と朝からイライラしたものだった。


濃霧は、案外雨より厄介で

微粒な雫は、ワサワサの細かい部分にまで入り込みへばりつく。

微粒の雫だから日の力で乾きやすいけれど

乾くまで辛抱なのである。


濡れているそばから傷を伴う収穫をはじめると

菌が入って病気になりやすい。常に慎重である。


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今年は、オリーブ豊作でゴロゴロと成っていた。

まるでブドウの房のようであった。


5月の開花時、満開過ぎて花粉だらけで

アレルギーに襲われていたことを思い出した。


結実して、小さなツブツブだった頃、豊作のイメージが沸かず

欲張ったことも思い出した。

あれぐらいが、これぐらいになるのか。


私が剪定のときに残した果実の成る枝にはどれも実っていた。

立春、呪文をとなえるように

これは果実の枝(fruttiferoフルッティーフェロ)といいながら

剪定をしていた自分を思い出し

次回の剪定を、実の成り具合をみながら構想した。


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しかし、もう1週間待ってもいいぐらいオリーブたちは

色づきの真っ最中、青春真っ盛りにパステルだった。

全部が全部ではないのだけれど。

子どもっぽいのもいれば、大人じみたのもいる。

一本のオリーブの木から、果実の性格のような

特徴とか成長の違いがみえてくる。


品種にもよるのだけれど

Leccinoレッチーノという品種は、ゴロゴロ大粒に膨らんでいた。

Pendolinoペンドリーノという品種は、小粒がジャラジャラ連なっていた。

葉っぱより果実の方が生まれる確率が高いようだ。

葉っぱも大事なんだけど...


日の当たりで色づきも相当異なる。

このオリーブの森のような密集したオリーブ畑は

やっぱり上の方が色濃くついていた。

だから上部が元気で実の成る枝も生えやすい。


太陽が好きなオリーブはカンカンな日に当たると調子がよく

カラカラの風に当たると元気を保つ。


このオリーブの森は、ひとつ元気のヒミツがある。

住宅地のど真ん中に居座っていて

日当たりも風当たりもあまりよくないのだけれど

人の声が聞こえてきて、人の通りがあるところにいる。

ネコちゃんの墓場まであるしw 以前はニワトリも駆け回っていた。

平和の木オリーブを愛した亡き奥様が手掛けた

スピリチュアルなオリーブの森は

精気を発しているように思えてならないのである。。


夏の干魃のせいか、実の成りがしっかりしていた。

なかなか取れやしない。

それでいい。丈夫がいい。


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硬くパステル混ざりな青春オリーブを収穫した。

しかし、青春オリーブは熟れたあぶらは少なかった。

きれいだね、きれいだね、と何度も夫と畑の中でつぶやいた。

でもキミたちにはまだあぶらはのっていない。

しかし、若さの成分ポリフェノールの豊富さを感じる。

うーむ、若さの味覚パンチのある辛味を感じる。

ソフトな品種のオリーブの森を一番に収穫をはじめて

それは正解だった。


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収穫には早いと思っていたのに、、あちこちで収穫がはじまっていた。

あんなにのんびり収穫をしていた農家までも。

なぜそんなに急いでいるのだろう。

オリーブオイルつくりにこだわり心が生まれたか。

それともロックダウンを警戒しているのか。

Frantoianoいわく

パネットーネ(クリスマス用のケーキ)がもう売られているはなしから

「パネットーネときたらノヴェッロ(新油)でしょ。」

え、精神的な問題w


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天気の合間を縫って、青春オリーブが収穫された

トスカーナのオリーブオイルは美味にスタートです!



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オリーブの森Boscodegli Olivi

早摘みオリーブlaraccolta delle olive 2018 ②

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虫がわらってるようにみえた。
無表情でせせらわらっているように感じた。

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三軒目の農園でブドウの収穫(Vendemmiaヴェンデンミア)が
ついに初秋二度目の雨降りの前に終了した。

こんな私でも文句をいっぱい言った。
雨で一年間の苦労が台無しになっちゃうよ。
週末だってブドウを摘んだ。

雨のあとは湿気が残り、陽が出ると虫が飛び回る。
曇ると蚊が日中でも近寄ってくる。

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世の中にはいろんな人がいるもんだ。
いろんな人がいるから似た者同士をみつけることができたり
注意をしながら生きたり
じつは様々なことができるんじゃないかと思う。

固定観念に縛られないよう柔軟に受け入れて
逸れないように自分の意志を固めていく。
間違っていることに気がついたらフレキシブルに受け止めるべきだし
意見を交換しあって気がついていくものだ。

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日曜日のヴェンデミアで、農園の主宅でお昼をご馳走になった。

近所付き合いが深いこともあって、突然なのに我が思春期少年も
誘ってくださった。あっという間に現れた。
一応、クールに照れながら挨拶をして着席した。

主の奥様と息子さんが、じーっと私と少年を見つめている。
「すんっごいソックリ。」奥様がぽろっというと
横にいる息子さんがうんうんと頷いた。

私に似てるのか...。
きっと顔だけではない。何かオーラも似ているはずだ。
とりあえず「輪郭はお父さんだよね。」と私は付け加えた。
何が似ているんだろう...。

ご馳走になっている間、終了するまで
席を立たず座っていてくれただけでも安心した。
主の家族はみんなどっかへいってしまった。
主のおばあちゃんとソファーに座って何か話をしていた。
そういうときは、優しい少年にみえる。

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思春期少年とぶつかることがしばしある。
ぶつかるといっても、お互いが一方的なようにみえるけど。

一度言われたら覚えろとこっちは思うがそこは家族
甘えてスルーになってしまうことが日々の暮らしの欠点のように思う。

どこで覚えてくるのか乱暴な汚い言葉をお経のように羅列する。
そうだ。私の躾だと思っている命令は
それもお経なのかもしれない。

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近頃そういうわけでうるせーやつらがブドウ畑にも家にもいて
ふと思い出した。「うる星やつら」w
イタリアだとLamùで知られている。

イタリアでも'70年代'80年代の日本のアニメは
現在40代50代のイタリア国民は
ほぼリアルタイムで釘付けになっていた。

それが相重なってニッポン好きがイタリアにはいっぱいいて
どの日本人とでも話があったりするのである。

残念なのは主題歌が日本語のオリジナルではなく
子どもたちが覚えやすく歌えやすいイタリア語で
イタリアンミュージックになっちゃているので、鼻歌しても通じない。
アニメのタイトルも違ってたりするので
こっちが首を傾げることが多々ある。

120602835_786444112176636_7538863267092504075_n
これは一部。ググったときにでてきたのを画面コピーしたもの。

話はとんだが、農園の主には息子と娘がいる。

息子は以前、今の仕事に就く前
一年のブドウの作業も手伝って収穫にも精を出してくれていた。
トラクターも運転できるし、力仕事のSvotasecchiズヴォタセッキ
(摘んだブドウが入ったバケツをトラクターに移す作業)もやっていた。

しかし、息子だからお給料制ではなかったようだ。
必要なときに与えてたそうなんだ。

だんだん友たちが自立していくにつれて
なんかおかしいことに気づいた。

まず自分がやりたいことではなかったこと。
社会経験をしたくなったこと。
お給料が欲しかったこと。
自立したくなったこと。

彼は車関係が好きだったので車の販売員になった。
もう農園は手伝っていない。

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娘が今回のヴェンデミアに顔を出した。
前にもいた。前は私は2・3日手伝っただけだったので
全てをよく知らないけれど、私と列を組んだ時
彼女は指を鋏で切った。軍手をしていなかった。

今回は、軍手をしていた。
そして、トラクターを運転して、女子なのにSvotasecchiまでした。
しかし、来たり来なかったりで当てにならなかった。

勉強も完了させることができなかったそうだ。
農園とは別の仕事も親戚のコネで働かせてもらっていたそうだが
辞めちゃったそうだ。

驚くほど社交的に成長して、体格もよく美人な彼女は
まだやりたいことがみつからないのであろう。

彼女だって、農園には全く興味がない。

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いつも世話になっている(?)世話をしている
長老がブドウ畑を歩く農園の農主も年金者だ。

あんなに継承を心配していたところが
ひょっこり娘さんが現れ、農園を手伝い始めた。
農主だって40歳後半になって農園を引き継ぎはじめ
今は娘さんが農主と同じく気が変わって受け継ごうとしている。

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私が思春期少年とぶつかるにあたって
まずは自分の好きなことはなにか、優先順位と選択の意志を
言葉少なく教えていこうと想った。

相談する人が身近にいなくても
なんとなく身近な人たちが
遠回しに教えてくれているような気がする。

人と触れ合うことが少ない環境だからこそ
人の行動や言葉がよくみえるしよくよめる。

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ブドウの隙間に小さなトカゲがこっちをみてた。
逃げずにこっちをみてた。
そして後ろ向きになって、まだブドウの隙間に残ってた。
私がちょん切らないことがわかるんだ。
ニヤっとわらったように感じた。

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言葉少なくBisteccaビステッカ(Tボーンステーキ)を口にした日
その日に思い出した20周年結婚記念日であった。
結婚記念日のおかげで美味しい夕食だった。
Dolceドルチェ(お菓子、デザート)まで買ってきた。
ヴェン友オススメのPasticceriaパスティッチェリーア(お菓子屋さん)で。


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あぁ、この虹に出会うために今日があったようだ。


あぁ、こんな言い伝えに出会うために果実を摘んでいるのだろう。



虹は、奇妙に二色のようにみえた。

黒っぽい雲ともくもく白い雲と薄く染まった青い空と

弱った黄色い光りの複雑な空を

農園の主は何度も何度も不安そうに眺めた。


そんな空に現れた虹をみて

ブドウだけをみつめている私たちに

「赤い色が太いとブドウが豊作で

緑色が太いとオリーブが豊作なんだ。

みてごらんよ、今日の虹は二色しかない。どっちも豊作だ。」

そんな言い伝えが昔から言われてたよなぁ、と主はつぶやいた。


私は男たちと虹をみあげた。

若いブドウの木の収穫はブドウが低い位置にあった。

私たちは腰が痛くてすぐにはピンと伸ばせなかった。

でもその二色のような虹をみたかった。

腰に手を当て、虹とその話にききよった。


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ここの農園は、半分機械化するためのブドウ畑に

ここ数年仕上げてきた。

半分は生産用に残しておく。

その古いブドウ畑のブドウを手で摘んでいる。

手摘みをしている間に、待望の収穫マシーンが

到着するはずだった。

しかし、ここはやっぱりイタリア。予定日の朝には来なかった。

雨が降った前日の夕方にピカピカに到着した。


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なぜブドウ畑を機械化することにしたか。

農園の主兄弟、答えは一つだった。

毎年、人手を集めるのが困難になってきたからだそうだ。


がんばり屋な人材が確保できない。

天候に左右されて毎日続くわけでもない。

いつはじめるかもブドウ次第で正確に伝えられない。

がんばり屋はたまたま失業中で出会ったけど

すぐ仕事をみつけてそっちにいっちゃう。

若者は肉体労働ができる根性はあまりなくって

二日もしたら来なくなる。

個人で本業でやってる人材をキープするのも難しい。

だから熟れた男たち、早く年金に入った男たちに

声をかけちゃうそうなのだ。


人材を呼び込む方法はもっともっとありそうだけど

なかなか違うことに投資はできないし

ITの世界にとびこめる世代の農園はなかなかいない。


去年なんかBracciante(季節労働を仕切るボス)率いる

パキスタングループをよんで、わーっと収穫したそうだ。

我が家の隣の農園なんか

そのパキスタングループを雇って満足してたから

ここの主兄弟も喜んでいるのかと思ったら

「アイツはさ、作業が早く出来てりゃいいんだよ。ウチは違う。」

ボスは労働者に水もあげないでさ、怒鳴ってて

それ見て心が痛くなっちゃった...と悲しそうにいう。...そっか。


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ここの主兄弟の農園は、我が家の一番近くの農園で

以前夫が手伝いにいってた農園だ。

小さな息子を引き連れた私は、当時断られた。


その頃のヴェンデミア(Vendemmiaヴェンデンミアブドウの収穫)は

毎日がお祭り騒ぎのようなランチ付きで

夫は毎日、今日は何を食べたとか私たちに報告する。

収穫終了の夕食会は、私も息子も誘ってくれて賑やかだった。

みんな顔を真っ赤にして踊ってた。

これぞ収穫祭だった。


夫の仕事力とコミュニケーション力がすこぶる頼もしかったことと

近所ってこともあって、それから近所付き合いがはじまった。

そこで誰も知人のいない田舎暮らしでも

何かあったらあそこんチに逃げるんだよ!と息子に教えたほどだ。


私がブドウとオリーブの剪定の勉強をして

あっちこっちで経験を積んでいることを気にしてくれていた。

息子も一人で動く思春期少年に成長し

やっと仕事に集中できるときを待っていた様子だ。

でも遅かった。

手摘みから機械化に世代交代しちゃうなんてぇ...


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機械化に更新するにあたって、新しくブドウ畑を耕すことによって

国からの助成金を実際の経費の三分の一ぐらいかな

もらえるらしいんだけど、申請も工程も経過も調査されるらしい。


そこで、代々受け継がれたヴィンチの丘では珍しい

Pergolaペルゴラ(樹形;ブドウ棚)も解体しなくてはいけないそうだ。

高くて腰を曲げずに作業ができたのに!

趣があってここの農園の謳いどころのような気がするのに。

家の裏にあって、夏場の逃げ場だったそう。

そこからのヴィンチ村の眺めは最高だ。


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雨が降った。

私はまた寝た。

午前中の二度寝は金縛りにあったかのように爆睡して

体温がほどよく保たれて、すっごく気持ちがいい。

ずっと続いてたブドウの収穫で疲れていた。


風が吹いた。

私は歩いた。

オリーブが膨らんで色が変わってきた。

風で下に落ちちゃったオリーブもあった。

それでも強く育てたオリーブたちは何事もなく風に揺れている。

これで気温が下がれば、おいしく熟れる。

虹の緑色はオリーブだ!



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