農主の親戚である大家族一家のブドウの収穫を手伝う。
五月のブドウの開花時、雹が降った。
2014年の嵐の時のように、雹が舞った竜巻は、通りをつくった。
通りには、ブドウは成らなかった。
通り以外には、満足のいくブドウが成った。
一家の収穫は、親戚一同だから、大賑わい。
子供の習い事、学校のこと、村のこと、村人のこと、仕事のこと、経済のこと、政治のこと、治安のこと、病気のこと、天気のこと、ブドウのこと・・・いろんな会話が飛び交う。
日本人は、仕事中におしゃべりはしないだろうから、なかなか慣れない。
私は聞きながら一緒に笑い、相槌を打ち、問われたら、そりゃぁ私だって会話に加わる。
それがランチの時もずーっと続く。四六時中しゃべっている。
しかし、作業は早い。
子供の頃からずぅっとブドウの収穫をしているからであろうか。
一家のブタたちはゴロゴロし、一家は賑やかに大鍋を囲んでパスタを茹でたりお肉を煮込んだり。
一家自家製のProsciuttoプロシュット(生ハム)やSalameサラーメ(サラミ)など添加物が一切入ってないので、安心して食べられる。
おまけの我が少年は、このProsciuttoだけで十分なようだ。
美味しい。
ホンモノの味がする。
ランチの後には必ずフルーツとデザートが用意されている。
私は毎日お腹一杯で太ってしまった!
一家のブドウ畑からCerreto
Guidiチェッレート グイディ(ヴィンチ村から5km離れた隣村)村が見渡せる。
さらに横を見ると、丘の天辺にある教会が正しくもトスカーナのイメージ。
この教会と丘は、どの空にも合って風情がある。
私の好きな丘。
向うの雲が怪しい。
雲と雨がいたずらのように、私たちを困らせた。
傘まで用意して、雲のいたずらに対応した。
一家のブドウの収穫は、大雨前に一家の熟練が効いて、無事終了した。
夫は、農主とRimontaggioリモンタッジョ(赤ワインのみ黒ブドウの皮を濡らす撹拌作業)を交代で始めていた。
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カテゴリー【ブドウ】
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