大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:夏

DSCN0381

暑くはじまって、まだ暑いまま。

数年前からヴェンデミア(Vendemmiaブドウの収穫)が
8月からはじまりだして、気候の変化に嘆きはじめた。
“La vendemmia di Agosto...mamma mia!”
暑くて、具合悪くなっちゃう人が出て
体の強さとか外の仕事の慣れとか
そんなことが浮き彫りになる季節労働だった。

去年はどうにかこうにか9月にはじまって
10月のはじめに終わったのをよく覚えている。
オリーブの収穫が間近で、オリーブの話をいっぱいした。

DSCN0371

DSCN0375

今年は8月の終わりから私たちはずっとヴェンデミアをしている。
具合の悪い人が出ないように
暑い日の労働時間を午前中に集中させて
水もいっぱい提供してくれた。
あまり少ない労働時間だと収穫にならない。
セラーのタンクをいっぱいにしなければいけないからだ。
早朝から長めの休憩をはさんで14時まで通し。

その休憩のときにイタリア式第二のColazioneコラッツィオーネ(朝食)を
するのである。Merendinaメレンディーナ(ちょっとおやつ)ともいうし
Merendaメレンダ(本気おやつw)ともいうかしら。
ランチタイムがない分、その休憩でワイワイダラダラするのである。

DSCN0364

DSCN0366

仲間が「昨日摘んだやつだよ!」と
Merlotメルロー品種のブドウのスキアッチャータ
(Schiacciata con l'uva)をつくって持ってきてくれた。
おいしくできたじゃん!
本当のレシピはこのブドウの品種でつくるとおいしいよ
というのがあるのだが、なんでもよさそう!
甘くてフルーティなCanaioloカナイオーロなんかもイケそう。

塩派の人は、私がPizzaのときにほぼ必ずつくる数日保存できる
Schiacciata secca(カリカリスキアッチャータ)白ごま入りが
気に入ってボリボリおせんべえのようにつまんだ。とまんないねw

あとは疲労や日焼けに必須、ビタミンたっぷり旬の果実を
みんなで分け合った。
プルーン(Prugneプルーニェ)だったり、洋ナシ(Pereペーレ)だったり
すっごい栄養価のあるナツメ(Giuggioleジュッジョレ)だったり
この時期に成るイチゴ(Fragolaフラーゴラ)て美味しいんだよね!
どれもトスカーナの田舎の家にはメジャーすぎるほど
植えてある果実たちである。

Uva da tavolaウーヴァダターヴォラ(生食用の実が大きいブドウ
テーブルグレープ)をみつけると、それをみんなで分け合った。
テーブルグレープて買うととても高いよね、という話になった。

トスカーナ、特にキアンティのワイナリーでは、この手の品種は
畑のところどころに植えられていて、偶然発見することが多いw
あ、こんなところに!
で、忘れちゃうことが多いので、その場で食べちゃうことが多いw

スーパーや果物屋さんでみかけるテーブルグレープは
たいてい南イタリア、特にシチリア産が多いそうだ。
しかし、見た目重視のフルーツは農薬をいっぱい使いがちだそう。
農薬反対運動をしているここの農園の主が力説していた!
種無しブドウは農薬プラスホルモン調整された人工的ブドウだそう。
ということで、庭にテーブルブドウを植えて育てて食べた方が
安心だね、ということになった。
藤もいいけどブドウの棚もよくみかけるトスカーナ。

DSCN0389

DSCN0383

ニワトリを飼ってるという仲間が
フレッシュタマゴをお裾分けしてくれた!ありがとう!
そのタマゴを生卵ご飯に、房総・富津の金谷で出会った
漁師料理かなやのワカメとカジメのインスタントスープで完璧である
と、仲間にいうと...
ウェェ...と嫌な顔してこちらを見る。
そう、こちらの人は、生でタマゴを食べれる人が少ないのだ。
アツアツごはんに生卵、最高じゃん!と豪語すると、もっと引くw
茹で卵より生卵のほうが消化にいいんだよ!といっても興味ナシw

DSCN0379

食べ物の話はどこに行っても共通の話ですぐ盛り上がる。
たいてい食べ物の話をしだすのは、お昼近くなってきてからだ。
空腹時にグルメ情報交換して
妄想しながら収穫している私たちを想像してほしいw
10時頃のおやつが消化して、気温も上がってきた
13時から14時の間が一番辛かった。
でも無言になることはないおしゃべりイタリア人。

そして、遅いランチの後の昼寝がまた気持ちいいのだ。

DSCN0359

そろそろあっちこっちでもヴェンデミアがはじまる様子だ。
準備をしてるのかトラクターの音が聞こえてくる。
暑くてもなかなかアルコール度数が上がらなかったブドウが
いい状態になってきたという話をきいた。
近所のブドウの収穫も手伝ってこようと思う。
これからはいよいよ気温が初秋に入りそうな予報だ。
通常労働時間に戻り
早くヴェンデミアを終了させることが先決となる。



*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati*


Grazie di aver visitato!

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram
 ≫≫≫ obatamakivincirealmakici


DSCN0315

DSCN0348

DSCN0356

「マキ、ヴェンデミア終わっても友達でいてね!
何度も何度も会いたいなぁって思ってたんだけど
時間ばっかりすぎちゃって、再会するのは
またヴェンデミアになっちゃった...。それがすごく残念なの。」

うぅぅ、なんと素直な人なのだ!
私も、これは彼女と行きたいなとか食べたいなとか
この話は彼女としたいなとか、そんなときが一年にいくつもあった。

ブドウの収穫(Vendemmiaヴェンデンミア)をやってると
ランチタイムも四六時中一緒にいるわけだからテーマは尽きない。
それを全部ココに書き残したいぐらいおもしろい。
似た者同士の集まりでもなく、友だちでもなく
ただただヴェンデミアの仲間なんだけど
話せば話すほど、家族のように心配しあって考えあって意見して
そんな仲間の正直な意見や思考が
自分を知るいいチャンスにもある。
しかも、イタリア人だけじゃない、多国籍だからおもしろい!

「フェデ、二人でさ、ハメッドの生まれ育ったモロッコに行かない?!
南仏とスペイン横断してさ、船で渡ろうよ。
物価安いらしいからレンタカー借りてさ!」
きゃぁ、いいね、いいね!SI, SI!!!
隣の列にいたモロッコ人のハメッドが
調子よくいろいろアドバイスをしてくれる。
「ハメッドも一緒に行くんだよ!案内してくれなきゃ!」

「マキ、キャンパー手配してさ、次のヴェンデミアは南仏行こうよ!」
SI, SI! 私も考えてたところ!
ピエモンテ(州)にリンゴの収穫でもいい!
マルケ(州)にモモの収穫でもいい!

こうやって私たちは、叶えられそうな願望をいいあう。
これを若い内にやっておけばよかったなぁと想った今日この頃だった。
我が思春期少年に仲間との話をポロッとしたら一番喜んでいた。
きゃぁ、いいね、いいね!ボクも行くー!
話さないほうが良かったかな
このままだと勉強放棄して本当にアドベンチャーしそうだ。

このパンデミックで外国人の季節労働者が減って
トレンティーノ(州)のブドウの収穫は人手不足で困っているそうだ。
職難なはずなのに。
こんなに人間味のある仕事なのに。

あるヴェン友がボクの誕生日だからと
ご自慢のピッツァとフォカッチャを焼いて持ってきてくれた。
休日の翌日は、昨日焼いたというお菓子をみんなで頂いた。

パンデミックのせいでワインの売上はお手上げだ。
レストランは開いていない、観光客は誰もいない
セラーには去年のワインでいっぱいという農園がたくさんいる。
しかし、収穫はしなければ...。
日照りや不作だった農園にブドウの実やモスト(搾りたて果汁)を
泣く泣く売買するところも多いようだ。
そのお金は、この収穫費用に当てられる。

DSCN0352

DSCN0358

DSCN0299

近頃よくおもうことがある。
それは家族のそれぞれがもつ独り時間である。
だんだん親との距離が必要になってきた
思春期少年の成長とともにはっと気がついた。
あえて独りと表したかったのは、ただ単に一人になるのではなく
独りの世界に浸ることが私の気持ちだ。
寂しいのではない。あえて望むのである。

近頃思春期少年にきちんとしたおこづかいをあげることにした。
それは友だちと出かけたり、好きなものを手にしたり
もしくは我慢したり貯金してみたり
お金の管理をとにかく自分でしてほしかったからだ。

もっともっと小さかった少年期に一日のお給料と
ジャラジャラ小銭をあげて、たまに両替して
またジャラジャラ小銭給料なんていう時期もあった。
いつの頃かそれでは足りなくなってくる歳を迎えていた。
友たちのお誕生日会は小銭給料の別払いであった。

思春期少年は毎月のおこづかいが楽しみなようだ。
特に交換条件は無くはじまったがゆえ、嬉しいに決まっている。
思春期少年は、スマフォ機器をゴチャゴチャ買いはじめた。
機器を一人で調べて一人で買いに行ってるようだ。
自分の分身のようなそしてお守りのようなスマフォを
そうやって強い見方にして、独り時間を楽しむようになった。

どこにでも行けそうな気がするし
どこでも誰かと一緒なような気がするのであろう。
そのバーチャル感が彼の独り時間なのかもしれない。
私がヴェンデミアであくせく働いているとき
そのスマフォ機器を並べて音楽をガンガンに聴いているようだ。
おかしい。機器には時代の差があっても
やってることは両親の時代と同じだ。
夫もそれを知って微笑むしかなかった。

私は未来をバーチャルさせてヴェン友と妄想に喜び合う。
去年日本で収穫体験できたのでそう遠い妄想ではないはずだ。
いつかまたあの頃のような旅をしたいと想うし
さらにはオプションをつけて旅したい。
そう想うとこれからまたがんばれそうな気がするし
10年後や10年間が楽しみで仕方がない。

DSCN0332

DSC06235

DSC06231

DSC06229

イチジクが熟れだすと夏の終りを感じる。
この夏の思い出を保存したい。
ひとつは晩夏の日に照らして。
もうひとつはコッチョリーノの土鍋さんでジャムにしよう。

この土鍋さんを通して出会いもあった。
友から友へ、情から情へ
それを温め煮込みたいと想った。

友たちは遠くにいても友たちで、独り時間でも想いが込み上げ
バーチャルの中にも存在して
その想いを積み重ねながらまた新しい友と出会うのだ。

パンデミックの夏でも出会いがあったり
友情を確かめあったり、想いを送れる
灼熱とはまた温度差のある余熱感の今
わたしはとてもきもちがいい。

DSC06267

DSC06254



*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati*


Grazie di aver visitato!

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram
 ≫≫≫ obatamakivincirealmakici




DSC06116

暑い、暑い。毎日暑い。
乾燥してても空気が熱い。
刺さるような直射日光は焦げるようでもっと熱い。

家でじっとしてるのが一番かもしれない。
暑い夏がまるで私のロックダウンのようだ。

午前、窓を全開する。
しかし、北東側の鎧戸は閉めっぱなし。
朝日が移動したら、思春期部屋だけ鎧戸を開けて
光をそそぎ、LED電球も電気はつけさせない!

猛烈に暑いときは11時頃には日陰で32℃を
センタラルヒーティングの温度計が示している。
私には限界気温で、外気温を遮断する目安温度だ。
猛暑・酷暑に達する40℃になる前に
32℃で手を打つのが田舎暮らしのエコ生活のの知恵でもある。
ちなみに去年までは31℃が限界気温。
だんだん体は慣れてくるのであろうか。

午後、窓を締め切っている間は、扇風機が一台ずっと回っている。
エアコンは設置予定の場所は確保してあるが取り付けていない。
きっと取り付けることはないだろう。
外気温がきっと38~40℃あっても
室内は30℃に保たれている。
我が家には十分である。お客さん来ないし。
それでも暑いけど、料理をしない限りまだいける。
8度も差があれば、やっぱりその差は感じるのである。
猛暑から帰宅する夫は、ものすごく差を感じるようだ。
玄関のドアを開けた瞬間、ただいまより
あぁぁぁと感嘆しながら入ってくるw

我が家は立て直しのリフォームをしてるけど
居間とキッチンがオープンスペースになっていて
通常いるこの空間の上は、隣のおウチのテラスで屋根がない。
だから直射日光が叩きつけ、熱くなる。
屋根の役割を学ぶ一つである。
寝室は、隣のおウチの下になるから、居間部とは異なる。

この暑いオープンスペースには、サンルームのように
いくつもの大きい窓に囲まれ、本当だったら開放感とか現代的とか
素敵感でいっぱいなところが、デメリットはそういうわけで
午後からの熱い日差しがメリメリと差し込むことである...。
そして、なにしろ現代的な鎧戸ナシ設計w
南側は、通りからも見える側だから遮光カーテンをつけたものの
西側は、他人が通らない位置からしてそれこそ開放感を求め
カーテンも何もつけてない無防備な丸出しw

しかし、直射日光を受け入れるのはあまりにも酷だったので
築2年目か3年目には、未来の藤棚をDIYったのである。
藤が成長するまで、藁シートを置いて日陰をつくった。
その藁シートをシーズンだけ敷いて
冬場は西側のメリットを有効にした。
取り外しが面倒だけど、、藁シートは何年も使えて経済的である。
そして、藁シートがあるとないでは、明るさも視覚も全然違う。

その藁シートを敷くだけで室内が3℃下がった。
今こそ、藤棚の三分の一藤が順調に成長したことで
またさらに1℃下がった。
緑効果って素晴らしい。
アリとか落ちてくるけど。

しかし、日本風にヘチマとかではダメなのだ。
湿気の多い気候のアジアの植物は、やっぱりアジア特有で
カンカン、カリカリの土地には全然合わないのである。
毎日水やりで手間が掛かる、暑すぎて成長がストップ
葉が小さい 、だから日陰にならない.....。
灌漑不要な木になる植物、フジやブドウなどが
イタリアには、そういうわけで適しているというわけなのである。
だからよくみかける。

猛暑の一日は長い。
18時になっても19時になっても
その32℃から下がらないことがよくある。
しかし、日が傾いてくると直射日光という点だけで暑さが減少し
窓を開けたってへっちゃらになってくるし
今度は風が通るだけで一息つける雰囲気なのである。

DSC06102

たまに襲う雨は狂った雨が多く
恵みの雨なんだけど怒りの雨のような。
雨が降ってる最中は自由が奪われたようで
喜ぶことはあまりないけれど
雨が降った後には安堵が込み上げるのは私も植物も本音である。

DSC06086

DSC06084

DSC06081

さて、とにかく暑いんだ!と言いたかったところが、藤棚の話へw
本題の、ギラギラと照っている自然農法の畑に植わってる
ワタシのトマトたちは、小さなほっぺを真っ赤に熱ほてらして
ぎゅっと木にくっついている。
このトマトたちは、果皮がパリパリと厚い。
そして、果汁はキューッと濃い。
しかし、プチっと小ぶりで、人は心配になる。
だって、見慣れてないんですもの。

自然農法は藁をいっぱい敷くから灌漑不要らしいけれど
ヴィンチの自然農法は、ある程度の水分は必要と判断。
それと、脇芽を除去する作業はもっと減らしてもいいかもしれない。
来年は、いつ降るかわからない天からの水だけに頼らず
貯めてある雨水を適度に与えようと思う。
なぜなら、トマトの実は小ぶりでも
どこにも負けないぐらい美味しいからいいのだけれど
木が枯れ始めちゃったことと
日差しが強すぎて花が焼けちゃったからである。
トマトに日陰用シートをかけてる畑をよくみかけるけど、あれだ。
そんな濃縮小ぶりトマトを摘みながら、来年の構想を練った。

DSC06114

面積的に量的に少ないトマトたちだけど
本当に味だけは、濃厚で美味しい。
この濃厚トマトを食べたら、他が食べられなくなっちゃうほど
愛しいトマトたち。

暑さに耐えた熱くなった厚いトマトw
そんなトマトを猛暑には生で食べる。
火は使わない。・・ことが多い。
我が家の定番、パンにこすりつけて塩とオリーブオイルで食べる
Pane e Pomodoroパーネエポモドーロ
もしくは、ヒヨコ豆サラダに入れてもいいし
モッツァレラチーズと食べてもいい。

そんな食べ方を、もう少し前もって用意しておくととっても便利な
Sugo di Pomodoro Crudoスーゴディポモドーロクルード
生トマトソースは、火を使わずに簡単にソースとして使えちゃう。
トマトを細かく切って
ニンニクのみじん切りを入れて
バジルを千切りぐらいに切って
塩をふって
しばらく冷蔵庫で置く。
すると、トマトの汁がいっぱいでてきて味が染み込んでて
そのまま茹でたパスタを流水で冷ましてから和えて
オリーブオイルで仕上げるの。

写真は、小粒にしたモッツァレラチーズを入れてプロテインプラス。
このトマトの冷や汁ソースとルーコラサラダもイイ!
そのときは、食べる直前にあわせると、シャキシャキルーコラと
ベチャベチャトマトソースがドレッシングになって美味しい。
そう、生トマトドレッシングだと思えば、活用は増える。

DSC06117

猛暑にはビタミンたっぷりのトマトはとっても便利。
毎日食べても飽きないし、食べ方が豊富で何しろ便利。
ヴィンチの家の族、トマト大好き!
だから我が家の畑は、トマトだけなのだ。
保存ができないほど食べまくる。
真っ赤なトマトさん、来年はもっと長生きできるよう工夫します。


*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati*


Grazie di aver visitato!

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram
 ≫≫≫ obatamakivincirealmakici


DSC05496

今日は七夕だった。

これもSNSで思い起こされた。

近頃どうも時間ばかりが過ぎ、気がついてみると6月は終わり
7月に入り、一昨年のことばかり思い出して
先のことはみえないまま、今日を過ごし明日を迎えている
そんな近頃の日々の暮らしにふと気がついた。


夫は7日間仕事している風で自分のことでいっぱいだし
少年は、リモートスクールのときにできた勉友と離れ
夏休みの夏友の中のチャリ友、しかも遠距離体力派に所属し
(ロックダウンで太って体力なくなっちゃった友が続出だそう)
毎日チャリで数あるヴィンチの丘を制覇することに力を入れ
チャリ友が集まらない日は退屈そうに
気が抜けたように一日中ゴロゴロダラダラして
出かける日も家にいる日も、私の声は右から左・・・

DSC05492

それでは七夕でも・・と思ったときには、誰も家にいなかった。

この日、そうだ、母の命日だった。

私の人生で、母が生きていた時間と
母が死んじゃってイタリアにきた時間の方が長くなっちゃって
母の容姿とかだんだん薄れてきて
私の中の思い出は、母の姿が登場するというより
日常的な出来事の自分を中心に描いた心の内の思い出
それは鮮明というより、フェードがかった
完成されない記憶を繋ぎ合わせているようだった。


この完成されない記憶は、どこか今の日常と似ているぐらい
ボヤボヤした日々の暮らしなのである。

もしかすると、今の世の中がそうなのかもしれない。

コロナのせいで、季節のイベントはどれもこれも中止となり
例年だと今頃ヴィンチを囲む村々はイベントだらけで活気に溢れていた。
イベントに行かなくたって
情報が入ってくるだけで活気を感じていたのだな
と、今更ながらに気がついた。
人が集まる社会から個人で行動する社会になっちゃって
個人の力で動けない場合のそれが
今の私なのかもしれない。

この夏にやってみようかなと思うことやはじめてみようかなということが
なんとなく手がつけられず、時間ばかりが過ぎていって
幸い家族がいるから焦ることはないんだけど
気落ちしちゃってる自分に気がついた。

DSC05497

私は、聖ヨハネの日のハーブをドライにして
もうしばらく私に香りづけさせ、あの日を思い出したい。
いつもいるテーブルの上に置いて
いつでも目を向けられて
座るとポワンと香りが漂ってくる。
ほんの少しの頭痛ぐらい、この香りで癒やされるのだ。
癒やされている間に、もっともっといろんなことを思い出したい。
もっともっと自分をみつめたい。

DSC05489

すると、友たちが集まってきた。
友たちと和食風料理を持ち寄り、テーブルを囲んだ。
白ワインを持ち手がないグラスで日本酒風に乾杯した。
私は、とろけるようなものが食べたかった。
噛みしめるより、ムニャムニャと飲み込むような。
茄子の蒸し焼きと豆乳からつくる自家製豆腐の冷奴
胡瓜の冷や汁の胡麻和えそうめん
今の私の気持ちを表したメニューである。

お肉を食い千切る気分ではないのだ。
だから、夫がいない日に女子だけで集まった。
いつも一緒家族だけど、最近バラバラのこの機に丁度いい。
時に自分の好きなものをつくって食べて話すことは
なんだか刺激的でいいじゃないか。
またやろう。

DSC05442

私の願いはあるようでないけれど
繋ぎ合わせた不完成な記憶と明日の自分へ
今日という天の川を渡ろう
と、独り心におもふ七夕でありました。



*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati*



Grazie di aver visitato!

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram
 ≫≫≫ obatamakivincirealmakici


DSC05478

私はカトリック信者ではないが

月のエネルギーをつかったり草花の効能をつかった西洋のお呪いは

カトリックに基づくだろうが是非ともとりいれたい。


バイオダイナミック農法などにもつかわれている

古代からのアルケミー(錬金)術は伝承させたい術だと思う。

しかし、奥が深い。

時間をかけて実践しながら

それこそ目に見えないエネルギーを、体で実感したい。


DSC05454

夏至とは一年で一番日照時間が長いうえ

植物、生物、私たちのもつエネルギーが

一番活発になる時なんだそうだ。


世界の夏至祭では太陽を表す火として

焚き火祭りが多いとされている。

その祭りは夏至から624日の聖ヨハネの誕生日頃に

行われるという。


そして、長い太陽が火と象徴されるならば

短い月も水と象徴される。


その太陽のエネルギーを浴びた大地の草花を前夜
23日に摘み

一晩泉水に浸け月夜のエネルギーを吸い込ませた液体を

Acqua di San Giovanniアクア ディ サン ジョヴァンニ

ヨハネの聖水と呼ばれている。


その聖水を
24日の夏至祭でもある聖ヨハネ祭に浴びる

という伝統が何百年経った今でも続けられているイタリア。


その聖水の魔法は

新たな季節のはじまりと自然界のパワーを得ることから

自身への浄化、生活へ幸福を導き、健康や愛の向上

そして作物へ豊作祈願、魔除けなど

日常の実は切実な神頼みを込めた祈りの聖水なのである。


DSC05459

DSC05460

私もイタリアの友やSNSなどで毎年みかけ

これなら私にもできそうと今年こそはやってみることにした。

調べてみると、だいたい季節のハーブであればよさそうだ。


メインは、この頃に花が咲く
Ipericoセイヨウオトギリ

ローズマリー、ラベンダー、セージ、ミント、マロウなど。

あとは、バラ、バジリコ、フェンネル、ボリジ、シャジクソウ類

カモミール、キャラウェイ、ニワトコ、ケシ、バーベナ、などなど。


家の周りを歩いていると、可憐なハーブたちとたくさん出会った。

私は田舎暮らしをはじめた頃まだ賃貸のとき

散歩をすれば、手にはいつの間にか野花を握りしめて歩き

家に帰っては空き瓶に飾って部屋中が花やかだった。


しかし、歳を追うごとに、食べれる野草を摘むようになった。

だから家に飾ることはなく、庭や畑や野原で花を鑑賞している。

今回、花ばかりを集めた野花でも

花を摘む自分を懐かしく思った。


大きなお気に入りの大皿に湧き水を入れ

まずバラの花びらを散りばめた。それだけでも乙女チック!

その隙間に野花を差し込んでいった。なんか楽しい!

祈願x祈願と欲張ってw 野花でぎゅうぎゅう。

その間に緑をと、ハーブを摘んで差し込んで。

オリーブ豊作祈願とオリーブの次剪定する新枝の先っちょも追加。

なんだか素敵に完成して、記念撮影。


DSC05446

DSC05464

夕暮れ時も暗い夜空の下でも

野花が詰まった大皿が輝いているようにみえた。

新月から生まれた細い月だというのに。

そして、その細い月は太陽を追うように西へ沈んじゃったけど

澄んだ空気は野花の聖水をとり巻いていたようにも思う。

幻想的で神秘的だった。


DSC05476

DSC05472

朝、5時起きの夫のうるさい目覚ましで私も起きた。

ヨハネの聖水をみにいくと

まだカンカンに日が出てないうっすらとした空のきんとした空気の中

浮いているかのように佇んでいた。

野花が生き生きしているようにもみえたし

聖水が浸透しているようにもみえた。


洗うというより手を浸し顔には当てるという

なんだかしぶきを立ててはいけない静寂感が漂ってきた。

この静寂が自然と祈りを込める。


自身への幸福もそうだけど

幸福の源、家族と世の中の人々が幸せに生きることを

今だからこそ、祈りたい。




*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati

熱いヴィンチに月染まるFesta dell'Unicorno

望へ向けてMiniPomodori e Lentil Tòfu

スーパームーンSuperLUNA




Grazie di aver visitato!

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram
 ≫≫≫ obatamakivinci ☆ realmakici

↑このページのトップヘ