ESCHERエッシャー
あまりにも有名で今更・・かもしれない。
しかし、時代を受け継ぐ若者たちには
知って欲しい近代アート界の一人である。
少年を連れて、ピサへ。
エンポリから特急電車で30分程度。
フィレンツェへ行くより、少し距離が伸びる。
3時間はたっぷり観賞したい。
その後、ピサの斜塔まで散歩しようか。
お弁当のパニーノは、ガラガラ電車の中で食べてしまおう。
ピサの古い通りは
クリスマスの街頭と雨で白黒の似合いそうな町並みと化していた。
ESCHERの作品は
学生時代デザインの授業で出会った記憶がある。
今見る中年の私には
彼の奥行きのあるビジュアルイメージは
瞑想を駆け巡る現実とマッチしない時代
それは人生の若き頃、全ての若者におけて見えた。
彼の生い立ちや精神的な実状をこの展示会でじっくり知った。
私たちのいるこのイタリアにも深く関係していたなんて。
版画家ESCHERは
ここトスカーナ、シエナやサンジミニャーノを愛していた。
そして、ティレニア海も。
展示会ではトリック体験もあり
少年は身をトリックに操られていた。
じっくり読み、じっくり観賞し、優に三時間の時は経過していた。
予想通り。
三時間前と明るさが変わらない曇り空の下
親子は腕を組みながら散歩をした。
乾燥した展示会の後
カラカラの喉に、ジェラートはたまらなく美味しかった。
雨降り続きの冬休み。
雨の中、親子でデートするのも悪くない。
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『SanMiniatoで白トリュフ TartufoBianco』
Grazie di aver visitato!
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ありがとうございました。