大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:農業士

DSC07884

DSC07883

猛暑、激暑、酷暑、極暑、災暑...
どの言い方があっているのだろう。。。
そんなものはどうでもいい
暑い、暑い、とにかく暑いのだ!

夜というのか夕方というのか、まだ日は落ちてない20時頃
セントラルヒーティングのデジタル気温計は
日陰35℃をさしていた。。。

その気温計の日陰31℃になったら
家中の窓を全開するようにしているのだが
20時過ぎても窓が開けられない。。。

そろそろ開けないと、息が詰まってくる。
なるべく火を使わない料理をしたって
においはだんだん充満してくる。
北側だけそろそろ開けることにした。

で、夕飯を食べるときには、暑かろうが窓を全開にして
外で食べてる気分だけ味わう。
西日にサロンや庭があるデメリットは
なんと、真夏なのである。。。

友を呼んでの会食は、夕日から夜にかかって涼しくなるが
家族の夕飯にかかる時間は、15分だ。
庭があって藤棚があってよしずもあるしテーブルも椅子もあるが
今年は、いまだかつて外で食べていない。
暑いのと、夕日の頃は蚊が飛び回るからだ。

我が家は、大きな窓をいくつも、良いのか悪いのか西側につくった。
家の中にいたって、なんとなくテラス気分は味わえる。
サンセットテラス。。。

その夕日を眺めながらの食事をしていたある日
落ちていく太陽は燃えるように赤く
霧のような煙の中に浮かんでいた。

全国ネットでも州ネットでもニュースで確認したところ
トスカーナでも住宅に近い大きな山火事があった煙が
風で北トスカーナを覆っていた。

我が家の近所でも、きっとタバコのポイ捨てであろう道路脇が
野暮火事で黒くなっている箇所が点々とある。
消防車のサイレンも頻繁だ。

ヒトへも節水中なのだから火を消す水こそ節水したい。
こう干ばつで草木が乾燥してきて燃えやすいこと
良いのか悪いのか風はあって、火が飛びやすいので
とにかく私たちの行動をまず気をつけること
と消防隊員は静かに話す。
摩擦など自然発火もありえるので注意しましょう
ということだったが、狂った放火魔にも目を見張らしたいところだ。

DSC07890

この暑さは、2003年以来とニュースでもあちこち耳にする。
私は、20年以上イタリアに在住するが
2003年以上だとおもう。
だって5月からずーっとだ!
んで、今のところまだ猛暑は終わる気配がない。
少しでも雨が降ってくれれば。。。

2003年の猛暑の記憶があるのは
7月に口頭試験(外国人用)の普通運転免許を取るってんで
あの頃は二人暮らし用のアパートを探している最中で
夫の実家の夫が過ごした子ども部屋に転がり込んで
3ヶ月ベットの上で猛烈に毎日毎日そして一日中
ずーっと勉強していたものだった。

夫は仕事に行っていて、私は閉じこもって勉強するが
義母が、隣の夫の弟の部屋の窓を開けたり
各階にあるトイレ付シャワールームを掃除しに来たり
というわけで、毎日ある時間になると顔を出し
姑と嫁のおしゃべりがはじまるのである。

そこでよく義母の生まれ育ったバジリカータ州の山奥の生活
もし家を建て直すとしたら...の夢の話
今は亡き義父の愚痴
を聞いていた。ときには3時間越えのときもあった。

義母は外出をしない人であった。
でもおしゃべりをしだすと止まらない。
嬉しそうだったし、私も山の生活の話は
想像をしながら聞け、まるで映画か本の中のようで
勉強の息抜きをしながらも楽しく聞いていた。

きっと、息子以上にいろいろ話をしてくれたかもしれない。
親子って、そうそう話をしたりしないものね。

あの時、おしゃべりができてよかった。
今義母は、山の方のプライベートのグループ施設で
なんというのだろう...仲間とケアの方たちと暮らしている。

そう、その夫が過ごした子ども部屋は3階の西側にあって
午前中涼しいので義母は用を済ませに来ていたのだ。

午後、お昼ご飯の後ぐらいから猛烈に暑くなる。
シャッター風の雨戸を下して、窓は開けっ放しにしていたが
それがいけない...まだ若かった...
熱風が充満する中、私は汗だくになりながら
午前中勉強できなかったことにちょっと後悔もしながら
過ごしていた2003年の夏なのである。

久々のマニュアル車に緊張プラス猛暑で、手のひらは汗でびっしょりだ。
タクシードライバーのように白い軍手を買ってきてはめて
後ろのガラスに P と手描きのA4サイズの紙を貼って
練習していたのをよく覚えている。
Pとは、Provaプローヴァ この場合 練習中 の意。

ちなみに、その当時のイタリアでの普通運転免許取得の話をすると
年によっては、日本の免許書をイタリアの免許書に交換もできたそうだが
私は、ときどき日本に帰国したかったし
そのときには、身分証明書としても使いたかったので
実際のところどうなっていたのかわからないが
日本の免許書は失いたくなかった。

それまで毎回の帰国で国際免許を発行してもらっていたが
一年ごとの更新であったりとそれはそれで面倒だったし
移住の意思がかたくなってきていたので
イタリアだって身分証明書としても扱われる普通運転免許書を
取得することにしたのである。

交換制度は2003年にはないものの
外国人は、百問三択していくペーパー試験ではなく
口頭試験で、イタリア語だけれども自分が言えるレベルで
答えていく方法であった。
しかも一人ずつ呼ばれて試験をするのではなく
そのときは、アフリカ人の男性と一緒だった。

アフリカ人の方も私並みのイタリア語だったと記憶する。
でも、私ほど用意してなかったのだろう。
間違いが多かった。

私はなにしろ日本人なので(!)暗記の仕方がニッポン人流だ。
口頭試験なのに、問題集やテキスト本をほぼ丸暗記している。
あ といわれたら い とすぐ返せるのである。

2,3問出して答えるスピードと正解力があれば
5問ぐらいで終わる。
間違ったり迷ったり悩んだりしていると
チャンスをくれているかのように何度も質問される。
が、そのアフリカ人の男性であった。

彼が合格したかどうかはわからなかったが
口頭試験の次は、実技試験だ。
個人で応募しているので
個人でブレーキが両座席にある専用の車を手配して
それで試験をしてもらうのである。
当時、その専用車のレンタル費用は80ユーロだった。
よく覚えている。ちょうどリラからユーロに変わった頃あたりで
なんだか忘れられない。

この普通免許は、125㏄までのバイクや普通自動車が運転できる。
更新は、10年ごとの誕生日。
簡単な目の検査と質問診察、目当てのお金を払って、おわり。
免許センターとか警察での更新ではなく
自動車学校とかでの更新だから、値段もまちまち?!
あぁイタリアよ。

293837890_746641183285956_513678039307881663_n

294416634_3255421588034373_8621183778038078292_n

私は家からスクーターで15分のところに今勤務している。

朝、丘の上はうっすらピンク空で満月が涼しい顔で浮かんでたりする。
さらに朝顔みたいに涼しい時間に涼しそうな色で咲くチコリが満開だ。
スクーターだからけっこう分厚いジャケットを着なければ寒いほどだし
視界からも涼しくなる要素がいっぱいあるのである。

帰りは、熱が大地からモワモワと体に当たり
絵を描くならオレンジ色に塗りつぶしたくなる暑さだ。
早朝と午後で20度差はありそうなほど。

何度もいうが、午後、猛烈に暑いが、風は吹く。
だから乾燥しているので
アジアのような30℃で汗が噴き出す蒸し暑さはない。

293436056_1753676098302025_4997506322339277897_n

293178161_847031866286329_521651529026437373_n

293475696_609143290632738_1524563919708206429_n

DSC07879

DSC07877

そうだ、7月といえば、小さな洋ナシPera Cosciaの季節だ。
ちょっと緑の内に食べると
さっぱりしていて日本の梨風味だと私はおもう。
熟してくると塩系のものとマッチする甘さが増して
噛み応えも柔らかく、その塩系の例えばチーズなんかの邪魔にならない。

管理しているオリーブ畑の中にあるナシの樹を見に行くと
わんさか成っている!
これは、はじめての出来なのではないだろうか。
実は大きくて豊作だ。

農業士養成講座でじつは果樹も習っているが
ブドウやオリーブほどではなく
それでも、実が成る芽と枝を教わった。

冬の剪定のときに、上へ向いている徒長枝を除去し
下へ垂れさがろうとしている枝を残した。

下へ垂れさがるということは熟そうとしている枝なんだそう。
だから確実に実はなる。
実のなる枝はオリーブのように3年ぐらいかかる。
それは芽をみればわかる。
そのへんは、リンゴと同じで、同じ剪定でよいのだそうだ。

日の当たりの良い実は、赤くまでなっているが
裏を見るとまだ緑だったりする。
全体的に緑なので、それでも薄黄色がかったものを選んで
洗ってそのままスライスして、干した。

イタリアのレシピには
スライスして茶色くなるのが嫌だったら
レモン汁をかけるのも一つの手段だそうだ。

しかし、レモンのすっぱさがやっぱりうつっているので
それはもう好みの判断であろう。

一日天日干ししただけで、もうカリカリで小さくなっていた!
翌日の極暑の午後もう数時間干したけど
干せば干すほど固くなるので、この猛暑には
あとは、家の中でそのままザルの上で
つまみ食いをしながら乾燥させて瓶の中で保存。

噛んでいる内に甘味が出てきておいしい!

ドライにするメリットは、保存だけでなく
ビタミンやミネラルが生よりぐんと上昇することだ。
まさしくも歳を取るにつれて必要な成分。

オーブンや乾燥機でやる方法ももちろんあるけれども
この猛暑、激暑、酷暑、極暑、災暑にやらない手はない。

293786619_757010455446187_9162268046877788586_n

DSC07885



今日の一曲。





Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
今週も素敵な一週間をお過ごしください。




人気ブログランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ
にほんブログ村

DSCN8675

トスカーナは、早いところは10月半ば頃から
オリーブを収穫している農園はいるが
20日以降一斉に収穫がはじまり
11月の半ば頃までピークが続く。

私はここ数年10月中には終了させている。
なぜなら、温暖化の影響で成長が年々早くなっていることもあるし
11月に入ると霧の出る日が多くなり天気が悪い。
それと、サマータイムが終了し一気に日が短くなって
収穫できる時間が減った気分になるからである。

DSC07336

2021年のトスカーナ産オリーブオイルは
50%も激減なのだそうだ。
ニュースで、国に支援を求めていることが報道されていた。

理由は、突然の春の寒波と初夏からの猛暑に干ばつ
この異常気象にオリーブはストレスを受け
成長が乱れてしまったという。

私が管理している畑でも、元々弱っていたオリーブは枯れてしまったし
結実していた実が初夏の時点でたくさん落ちてしまった。
カメムシやメイガも寄ってきたが
だいたいは春の寒波が影響しているようだ。

こういう事態は、土地を耕しても肥料を撒いても
どんなに水を与えても、ダメなものはダメなのだ。

それでも、生き残ったオリーブたちは
強くたくましく濃厚に美味しく出来上がっていると
ニュースでインタビューを受けていたオリーブオイル鑑定士が
口をキィキィさせたりキューっとさせて頷いていた!

私のオリーブたちも私が監修させていただいたオリーブたちも
日に当たってツルツルひしめきあっている。
全体的には不作だが、健康なオリーブには
どっさりついていたりもするし、美味しそうだ。

はやくオリーブオイルを口にしたい!

013 Assaggiare l'Olio Novello

この度、出会いとタイミングと発想から
私が監修したオリーブオイルを日本のみ
数量を限定して発売することが決定した。

どうして私が監修をしてオリーブオイルを
日本のみなさまに届けようと思ったのか。

私は、オリーブ文化のイタリアでオリーブの栽培や剪定を学び
オリーブオイルができるまでを自分で手掛けてきて
だんだん年数が経つ内
市場に出回っているオリーブオイルの事情や
農園が直面していることや対応していること
そして消費者さまたちのオリーブオイルに対しての認識不足
などなど様々なことがみえてきた。

この情報過多な世の中なのに、実際のところ生産過程というのが
あまりみえてないところに気がつきはじめ
そこで、私が言葉や写真で発信する他に
オリーブオイルが届けられたらいいなと強く想いが募ったのであった。

とはいえ、私は土地なし農民であるし
土地や倉庫となる不動産、それをリフォームする資金
それだけじゃない、トラクターなどの設備から人手の確保
ほんのちょっとの資金ではとうてい無理無理w

たいていの農園は、代々受け継がれていたり
ど起業家や想像もつかないお金持ちさんたちが農園を開業して
自分のためのワインやオリーブオイルを造って
華やかにもてなすための嗜好品となっているのが
イタリアの現状だ。

従って、無理をせず、自分の想いをアピールする方法は
一からはじめることではなく、全て整った農園の
ほんの少しだけを日本に送っていただけるといいな
たったそれだけのことであった。

DSC07364

しかし、見ず知らずの農園には交渉できない。
そこで、私が数年かけて信用を得てきた友農園をたずねた。

ここの農園は、ヴィンチ村15㎞圏内に畑がある。
トスカーナらしい品種4種がメインで
草っぽい風味のするFrantoio
単種だったら私はこれが一番好きなMoraiolo
我が家でもお馴染みの癖のないLeccino
実は小さいけど隔年性にあまり影響されないPendolino
上の2種は遅く成熟する品種で
割合的にFrantoioが多めということで
遅咲き品種を早咲き品種と同時収穫となると
ポリフェノールやクロロフィルが多めで
苦味辛味のパンチが効いたザ・トスカーナオイルとなる。

そういうわけで今年は大不作なので
ありったけの生き残りツルツルオリーブの収穫は
一昨年味見したオイルとはまた違うだろうと期待している。
そこがオリーブオイルのおもしろさだったりもする。

収穫の時期は、ちょっとだけパンチ味を抑えるために
ほんの少し遅くして10月の最後の週に予定している。
今年はやや成熟が早いように見受けられるので
ほんの少しの効果はあるであろう。

搾油所は、私がいつも依頼している信用のあるところを指定。
スピリト的に有機栽培しか受け付けないこだわり派で
混ぜこね工程のグラモラ機は
より酸化を抑えるだろうといわれる珍しい縦型式
油分と水分を分ける分離機も精密で超濃厚なオイルが抽出され
全工程21度というこれまた超がつくほどコールドで
大切にしたい成分をより壊さないよう配慮されている。

そして抽出後24時間以内にフィルターにかけられる。
フィルター機を農園は購入されていて自慢していた!
そこで2回フィルターしてもらって
余分な澱を即取り払って新鮮さを1年間保たせるのである。

DSC07375

この農園の主は、数少ない女性しか参加できなかった
農業士養成講座の女仲間で、彼女が唯一農園を開業し
オリーブ畑で私が落ちこぼれていたトラクターを乗り回しているw

Agriturismoと呼ばれる農園宿泊施設を現在リフォームしていて
日本のみなさまにもおもてなしができることを心待ちにしている。
私も是非畑や周辺をご案内したりして
こちらの有機栽培のワインやオリーブオイルで
お食事を楽しめたらと夢を一緒に描いている。

DSCN1060

このように身近な農園ですぐに足が運べたり
作業の時は一部始終様子が伺えて
オリーブオイルを味で選択した紹介ではなく
栽培や作業を日本の食卓用に一緒にチェックして
お伝えしていくオリーブオイルの紹介は
なかなかできないことではという発想であった。

こちらのOliveWellness社では
『レオナルドダヴィンチのふるさとヴィンチの丘で オリーブ剪定』
というタイトルでWEBINARに登壇させていただいた。

この会社は、オリーブとは
幸せをももつ健康を私たち人類に提供する植物であることを
知ってもらいたい一心で
WEBINARなどを開催したりコンサルトしたりしていて
私の自然愛熱に共感してくださったとこから
彼らの温かい支えの元、このようなコンセプトで
私が監修したオリーブオイルの発売が決定した運びである。







農園から監修した部分のみのブランド化を図り
ラベルを独自につくりあげた。
ラベルにもいろいろ規制があって
それはそれは、農園も私もOliveWellness社も
みんながみんな勉強になった。

イタリア産オリーブオイルは
黒いラベルや白地にポツンが多いということだったので
太陽のイメージ、オレンジ色
でも私らしくシンプルに
そしてレオナルドダヴィンチのふるさとヴィンチが
ひっそりわかるようにデザインされているので
是非とも見つけてほしいw

DSC07380

ただただ味を語るオリーブオイルではない
私の、農園の、OliveWellness社の、想いを伝えるメッセージ的な
エキストラバージンオリーブオイルとなることを目指しています。

どうぞヴィンチの丘よりよろしくお願いします。

予約注文はこちらまで



☆ ブログ過去記事『オリーブOLIVI』のカテゴリーを
どうぞ参考にしてください ☆




Twitter・Instagram・Facebook・Ranking・BlogmuraをFollowすると
Blog UpdateのNotficasionが受け取れます。どうぞご利用ください。




Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram
 ≫≫≫ obatamakivincirealmakici




  

DSC06829

二つも目覚ましをかけておいたのに
寝坊したのではないかと、鳴る前に目が覚めた。
しかも一分前に起きた、というより時計と朝日を確認しに立ち上がった。
寝ている間も寝坊しちゃダメと
眠りは浅かったようにおもう。

ずっと夢をみ続けていたようだ。まだ覚えている。
小さな漁船に乗って、港から離れていき、魚の写真を撮ろうとしていた。
でもなぜか私は一人、高く積み上げられた麻の荷袋の上にいて
落ちそうでずっとドキドキしながらその麻袋にしがみついていて
写真が撮れなかった。
なぜか男性カメラマンは荷袋の下にフツウにいて
港を離れるところとかの写真もフツウに撮っていた。
私は、なぜこんなとこにいるのか、夢の中でもわからなかった。
でもみんなより高く違う目線で船も海も眺められて気持ちがよかった。
しがみついててカメラには触れないけど、優越感はあった。

前日ニュースで、撮影隊のヒトを囲んで
クジラファミリーが踊るように弧を描いて泳ぐシーンに
わーとなって、私は夢の中で見に行ったのだとおもう。

DSCN1122

早く起きた日、ウェビナーに登壇する日であった。
日本時間で16時ということは
イタリア時間は9時より開始であった。
1時間前に最終ミーティングをして
あとは待機するだけであった。

ミーティング前に練習しようとおもって、目覚ましを6時にセットしたんだ。
結局オロオロウロウロするだけで落ち着かず
オリーブの様子を見に畑を歩いた。

オリーブは、春の寒さと最近の暑さで
開花しきれなかった花芽は蕾のまま枯れてしまったみたいだけど
開花できた花たちは、結実に成功したようだった。
花を帽子のようにかぶって実が膨らむ姿がいじらしい。
私はそこでニマッと笑み、ありのままの彼らを見て、心が落ち着くのである。

観察しておいてよかった。
ウェビナーのあとの質問コーナーで質問があった。

DSCN1083 - Copia

楽しかった。
ドキドキが楽しかった。
リスナーさんは見えないけど
静かに聴いてる画面の向こうの人たちに
こっそりオリーブ愛をささやいているようだった。

リハーサルを2回した。
台本やスライド写真やスケッチができあがるまで
毎週毎週ミーティングした。

一人でオーガナイズしているわけではない。
ダメと言える人がいて、わかりやすいと言えるわからない人がいるw

カタカナ用語や難しい用語は使わない。
できるものなら子どももわかるぐらいシンプルに。

伝えたいことはいっぱいあるけれど
たくさん言うと混乱するから、今日はここまで、の濃度。

自分の自己紹介や気持ち、考えを伝えて
エピソードもふんだんに入れ込むことで
話題全体の内容を頭で理解できるようにする。
これは理想。
私が受けた講座の講師がそうだったから。

スクリーンショット (424)
olivewellness.jpより

ミーティングも楽しかった。
オリーブオイルの専門家とオリーブ栽培の専門家といるんですもの。
編集やビジネスの話も浮上する。
私の提案に注目してくれる。
専門分野や得意分野を発揮してチームを組んで
テクニックも気持ちも向上しあうて、最高!

久しぶりにワクワクしてドキドキした。
本気で真面目に実現させていくって、時間はかかるけど
チームを信用しあって、応援しあって、支えあう。
きれいごとのようで、必要な活力だと改めて思う。

近頃、その活力に欠けてたんだろうな。
どこかでだれかがバカにしていたり
面倒なことはアイツにやらせればいいとおもってる人がいたり
誰も手伝ってくれないなら私もやらない、とすねてみたり
負が負を引き起こすような連鎖反応。

ヒトのココロて、ヒトが関係していて
気持ちを表現して、気持ちで答えることなんだと気がついた。

スクリーンショット (400)
olivewellness.jpより

ウェビナーの参加者の声が一部DMで届いた。

➤農業は、人柄が反映するから、主の背景を知れたことはよかった。
➤オリーブ文化の伝統あるイタリアの話が聞けてよかった。
➤わかりやすかった。
➤興味深かった。
➤もっともっと聞いていたかった。
➤オリーブ愛が伝わってきたw
➤オリーブオイルが欲しいww
素敵なコメントをいただけてなんともありがたい。

➤なぜ横向きだったの?
www
みなさん不思議に思ったようだが、研究に研究を積んだ結果が横向きであったw
録画をして自分を見たことがあるだろうか。
アドリブだったり、実演しながらのセミナーだったら
Webcamをみつめてカメラ目線でいられるけど
話しっぱなしで、台本をみたり、スライドをみたりして、あっちこっちと泳ぐ目が
見ている方は話に集中できないものである。
YouTubeで横向きで画面の皆さんと交流しながら録画されている方をみて
コレもアリだなとシンプルに導入したw
雑誌でもTVでもインタビューの時は横向きだしね。

➤聞きやすかった。
www
これも録画して練習したものである。
一呼吸うつぐらいゆっくり話して、顎を下向きに
声は、いつもより大きくだす。
青少年に「お母さんの声、ダメ。早過ぎて、全然わかんない。」と言われ
声は変えられない...と失望した。
研究したり練習すれば少しよくなることがわかったw

➤後ろにあるオブジェはなに?
www
セミナーオーガナイザーの監督のようなチームメンバーに
立ち位置、明るさ、背景の指導があり
思春期青少年の寝室を掃除してw
棚になっているポッコリあいている白壁に
自己紹介でも出てきたCartaPestaという紙の造形の
壁と私と同系色の作品を置いてみたのだw

スクリーンショット (404) (1)
olivewellness.jpより

ポロッときこえてきた「オバタ先生」にドキッとした。
先生?そうか、セミナーでお話する人って先生なんだ。

私の母は養護学校の教員をしていて教頭先生になって
「おっちょこちょいのお母さんでも教頭先生になれるんだ。」
そんなことを母に言っていたことを思い出す。
リトミック教育案で講演が全国に開催される予定であった。
一番ノリに乗っていた頃、病が悪化し結局実現できずに死んじゃった。
それが今の私の歳と同じくらい。

私は、人に教えることって私の人生ありえないなとずっとおもっていた。
聞きなれたオバタ先生て母とか祖父母のことだった。

自分で今何をしているか気がつかなければならなかった。
習ったことを伝授しようと人を集めると先生になるんだ。
やってみないと気づかないもんだ。
ちっとも先生気分ではないけれど
足跡を残していくには、こういう手段もあるものだと
いい体験をさせてもらったことに感謝である。

スクリーンショット (410)
olivewellness.jpより

Zoom内にいただいたコメントや質問などは
後日olivewellness.jpからメールでお返事する予定でございます。

もし要望企画などございましたら
お問い合わせフォームからリクエストしてみてくださいね。

今後、様々な企画を配信するそうです。
私もときどき
冊子や動画など参加させていただく予定です。

オリーブオイルプロジェクトも考案中です。
私もワクワクドキドキしております。
皆さんも楽しみにしていてくださいね。
引き続きフォローよろしくお願いします!

この度は、ウェビナー参加者のみなさま、ありがとうございました。
参加しなかった方できなかった方も
次回のOlive Wellness社の企画を楽しみにしていてください。



☆ こちらの関連記事もどうぞ ☆

Olive Wellnessとの出会い primo WEBINAR
今に舞う impollinazione
ワタシ流オリーブ剪定論 Potatura degli Olivi 2020 ③



Twitter・Instagram・Facebook・Ranking・BlogmuraをFollowすると
Blog UpdateのNotficasionが受け取れます。どうぞご利用ください。



Grazie di aver visitato!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram
 ≫≫≫ obatamakivincirealmakici



私は、トスカーナ日本人会という

1995年にフィレンツェ在住の日本人より

邦人の身分の証明(認知度の向上と保護)

目的に発足された協会の会員である。


1995
年といえば

私がイタリアという国に足を踏み入れた年である。


そんな頃にはもう、長年の在住者が

移住してこの地で生きていくには、と団結していたのである。


移住したって私たちの母国とは切り離せない。


日本国のアピールというより

イタリアにいる日本人の保護的な役割を

果たしているのではないかと思う。


DSCN0313

その保護的な大きな役割の中に

トスカーナに在住する日本人の子に日本語教育を助けている。


私の息子もお世話になっている

フィレンツェ日本語補習授業校だ。


当時の在住者の尽力で

フィレンツェ市のある小学校を借りて安全に授業ができ

日本の政府にも認められ援助金まで受けている。

このような組織を保つことだって意外と大変なことである。


そこで私たちは、この組織に頼り、子を通わせているわけで

たいていは、子を日本語補習授業校に通わせる日本人が

会員である。が、婚姻者がイタリア人というケースに対応し

お父さんの日本語教室(お母さんが伊人もいる)

最近では、日本語を学びたい一般のイタリア人にも開放し

それがとても評判良く、イタリア人の多くも会員になっているようだ。


DSCN0232

そのトスカーナ日本人会が年に二回発行している

会報アルノ「L'ARNO」という誌がある。


秋口、会報の取材班長から私のところへ取材依頼があった。


といっても、班長はママ友で、毎週土曜日に顔を合わせる

日本語補習校の馴染みのママである。


こうやってボランティアで役員をし、活動なさってくれている。


こんな方たちがいるから、会が保たれている。


しかし、ボランティアといえども、内容は本格的で

役員となったら仕事のようにキャリアは上がると私は思う。


私への取材目的は

トスカーナ州主催の農業士養成講座でスキルを取得

土地無し農業人をやっていることである。


DSCN0231

取材日、会報の班長と

これまたママ友で本業でジャーナリストをされているインタビュワーの

お二人を、せっかくだからヴィンチの丘へ招待した。


ちょうどオリーブの収穫の前の週で

連なるオリーブは重たそうに美味しそうに風に揺れていた。


ボランティアで毎号毎号取材をされているお二人に

そして、毎度毎度会員の私たちは楽しみにしている会報のお礼に

空気がまだ心地よかった黄葉の景色の中、ランチをご馳走した。


ローズマリー風味のポテトのっけフォカッチャ

自然農法の畑で採れたトマトの超シンプルトマトソースパスタ

お庭の野草を添えた自家製豆腐サラダをオリーブオイルと塩で

そして、冷えたビオディナミワインの白を。


私たちは、人生相談を交えながらおしゃべりをした。


ママ友だし、班長の子とは少年と同じクラス

ジャーナリストの子とも2歳ぐらいの差、オリーブのこともよく知ってて

話は意気投合し、もっと話していたいくらいだった。


インタビュワーは、メモ帳を横に置き、時々メモっていた。


DSCN0873

その後、忙しいジャーナリストが作り上げた文章は素晴らしかった。


ちゃんと会話式に構成されてて

彼女のグローバルな目線でとてもポジティブに

そして、文章がオシャレになる内容とカタカナで表現されている。


プロはやっぱりスゴイなぁと、出来上がりに感心してしまった。


私はわからないイタリア語なんかを辞書で引いて

無理やり日本語にしていたことが恥ずかしい。


日本語で例えるニュアンスが違うことは多々ある。


英語=カタカナにしてしまえばいいのだ!


DSCN0226

私は秋頃、その黄色い景色を見ながら思い耽っていた。


私は、農業士のスキルを取得したが、土地無し農業人である。


ブドウ農園で時々手伝わせてもらい、オリーブはどうにかこうにか

面倒の見切れない家族の畑を管理させていただいているが


自分で当てのないことをしているのではないか


経験を積むことに今は専念しているが


年数ばかりが過ぎていくようで体が老化していく不安


土地無しフリーランス農業人をどう活動させるか




私は、目の前の畑で働きたい

子育てをしながら家の近所で働くことが最初の目的だった。


農業人となり幸いにも畑に出向くチャンスに出会い

独自で畑を管理をするにあたって農薬取り扱い免許を取得し

そこで、農薬の威力を学ぶ。


2014
年九月の竜巻
に襲われたことから人生の危機感を感じ

SNSを始める。まずはFacebookから。

いつのまにか私は農薬反対運動のグループに所属していた。

ヴィンチのG.A.S.グループとも出会い

彼らの無農薬に対する強い意識に影響される。


ヴィンチの山モンタルバーノを囲む複数の自治体の中の

地域を守る団体たちと山を歩いたりして

彼らの地域を守りたい意識に強く感銘を受ける。




ただ家で手作りのご飯やおやつを作ってるだけではいけない

原材料はどこでどうやって作られているのか

今生きている私たちができること

それは、どうして大地を守らなくてはいけないのか

伝えていかなくてはいけないような気がして

モワモワムラムラ湧き上がってきたのである!




そんな時に、取材の依頼があって

伝授の第一歩になればいいなと思ったのである。


ジャーナリストの親しみやすい語りは

第一歩の私にはちょうどいい仕上がりとなった。


DSCN0314

トスカーナ日本人会の会報担当のみなさま

機会を与えてくださり、ありがとうございました。


イタリア国内では、日本大使館や領事館

日本食料理亭、イタリア語学学校など


日本国内では、イタリア大使館や領事館

イタリアと日本に関する文化協会などに配布しているそう。


機会があったら是非、手にとって見てください。


・・・・・ 追記 ・・・・・

ヴィンチ村のインフォメーションオフィスにも配布させていただきました。

Si può trovare questo giornalino "L'ARNO"
dell'Associazione Giapponese in Toscana

< in Italia >
Ambasciata del Giappone a Roma
Consolato del Giappone a Milano
Istituito giapponese di cultura
Scuole della lingua italiana a Firenze
☆Ufficio informazione a Vinci
ecc..

< in Giappone >
Ambasciata d'Italia a Tokyo
Consolato d'Italia a Osaka
Istituto italiano di cultura a Tokyo e Osaka
Associazione Italo-Giapponese
ecc..





*私がセレクトした過去の関連記事Best 3 Archivi Selezionati

日本人女剪定士の生み親 Corsodi Agriformazione

天国という名の大地 Terrasi chiama Paradiso

地球と体を守る会 パート1:農薬による危険性



Grazie di aver visitato!

最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。




にほんブログ村 海外生活ブログ ヨーロッパ情報へ


Instagram ≫≫≫ obatamakivincirealmakici



少年が小学生になる頃、職安に行った。

ちょうどその時期(2013年冬)Fondo Sociale Europeo / Programma Operativo Regionale2007-2013によるCorso di Agriformazione(農業士養成講座)の募集があることを知った。応募の締め切りは翌日だった。

私を導いたあの日、最後の年の最後の日の最後の応募だった。
(現在2017年の今プログラムは改正され、1826歳までと年齢制限がある。)

「女性の場合は、ひょっとして?!ということもありえるわよ。」とフェミニストな女性の指導員は応援してくれた。

定員15人中女性5人の枠。しかも日本人の私なんて・・・。

Depliant  -Corso di Agriformazione


試験があった。会場には、大学入試を思い出すような人だかり。貸し切った
Empoliエンポリ(ヴィンチ村から10Km。地域では中心となる街)のある高校は無職の・・農業を学びたい人たちでごった返していた。


数日後、試験にパスした連絡が入った。

私の履歴書を持ちながら、本気でやる気があるかを強く問う。(6歳までの子を持つ母親にベビーシッター制度もあった。少年は7歳になったばかりだった・・・。)

この講座は、450時間の講義・実習・研修を一年かけて学び、最後は認定試験があり資格まで取得できるホンモノの講座である。ヨーロッパの社会基金をトスカーナの地方開発事業に当てられているため、授業料は無料。


数日後、連絡が入った。

5人の中に選ばれたのである。

本命の大学には落ちたけど、こんなところで受かるなんて。日本人の私だったからか・・・。


ほとんど休まず通った。

時に少年も私の横で講義を聞いていた。実習の畑にもついてきたっけ。

講座の仲間が助けてくれる。講師軍も日本人の私を応援してくれた。

言語のセンスのない私は、イタリア語で専門用語を覚えるのが大変だった。

時々テストだってある。イタリア語の説明じゃぁ面倒!と何時間も日本語サイトで調べたっけ。


植物のカラダの話は、だんだん小・中・高の理科の授業へタイムスリップしていった。

生態系・植物の病気・虫・・大人になって勉強すると、毎日歩いている大地の生き様を思い知って恥ずかしくなる。


オリーブの話は、おもしろかったな。特に試飲の授業。こんな風に五感を使うのか。

実習までオリーブの木をまじまじと見たことがなかった。どこから実が生まれるのか。定義がわかると彼らのカラダを眺めることができる。


ブドウの剪定は、誰よりも早く覚えたような気がするよ!

1年目の枝・2年目の枝・・最初はさっぱりわからなかった。頭で考えてるだけでなく、目で彼らのカラダの色や形、手で固さを感じ、リンパの流れを理解してあげる。


トラクターだって訓練した。傾くトラクターを運転している私は自然に身を任せられなかった。トラクターや機械は、農作民の力を代行する。


テストの前は血眼となって勉強した。

女パワーは輪だってつくる。集まって勉強会をしたことも。


2014年の初夏、私は認定試験に無事合格し、Certificato di Competenze(資格認定書)を授与した。


Certificato di Competenza


トスカーナの農産物、ブドウとオリーブを中心に。

剪定をするにはいろんなことを知ってなくてはいけない。剪定を学ぶということは、栽培を学ぶことと同じだ。

オリーブ剪定・・講師Sani Graziano

ブドウ剪定・・・講師Tamburini Daniele

植物・生物学・・講師Achilli Massimo

トラクター・・・講師Lupi Sandra & Maccanti Sergio

現在活躍中の講師軍。彼らの経験談を聞くために休んでられなかった。


この講座の目的は、知識のある人材を増やすことにある。安全な農業で安全な生産をすること。安全に働き、安全な食物を提供し、地球を安全に守ることである。

代々継がれることの多い農園は知識が狭いだけでなく、外部の薬品を売るバイヤーたちの話にのり、地球の生態系を崩壊し、大地も空気も水も私たちのカラダまで汚染させてしまった。

そんな状況にやっとやっと気付き、やっとやっと動き出したのである。


私は、人間社会で大切な職業は、農業であると思う。農業をやってる人がいないと食べていけない。

食物を生産するということは、人のいのち以上に地球のいのちにも関わってくる切実な職業だと私は思う。


世の中は、やっと少しずつ動き出す。


Proiettarsi

私は講座を受けたはいいものの、所有の土地は我が家の小さな菜園のみ。

ヴィンチの目の前の大地で、果実からアルコールへ、果実からオイルへと姿の変わる魅惑な植物を小さなカラダと小さな時間で語り合うチャンスを持つことができた。

日本人の私に投資をしたトスカーナ。何ができるか勿論試行錯誤。

まずは、地球と体を守る知識を紹介することから始めようと思う。

この場を借りて、ブログをはじめた理由(その1)をお伝えすることができた。


Luna Nuova di Gennaio

日本とイタリア、地球の反対側だって、同じお日様に当たり同じお月様を見つめている。

グルグル回る地球で、たくさんの「つなぐ」輪が生まれるよう、どうか暖かく応援してください。


最後まで読んでくださいましてありがとうございました。

*関連記事*

カテゴリー【オリーブ】【ブドウ

オリーブオイルを試飲する

オリーブオイルの保存

オリーブの木の剪定

オリーブの木のハエ除け作業Moscadell'Olivo

オリーブオイルを美味しくさせるConsigliodi Frantoio Bio

肥える日Concimare

ブドウの枝の誘引Allacciatura

ブドウの芽かきScacchiatura

ブドウの木の剪定Potaturadelle Viti

ブドウの木の紅葉

ありがとう↓

↑このページのトップヘ