大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:Conservare

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雨が降った。
なんてことない一文だ。

しかしヴィンチでは、前に雨が降ったのはいつだったか
思い出せない。2か月近くは経っているような記憶がある。

天気予報では、Temporaleテンポラーレ(嵐)マークが出ていたが
どこかではもしかすると荒れているのかもしれないような
雲に覆われているが、思ったより静かな雨が降った朝だった。

この日、Vendemmiaヴェンデンミア(ブドウの収穫)をする予定だった。
しかし、延期された。
それは、出だしからすると、雨が降ったからだと思うだろう。

が、ちがう、、、この一週間3社からもVendemmiaの依頼がきてるが
毎日延期されて、仲間たちも呆れているが
早熟品種のブドウの酸度が足りていないという理由からであった。

ProseccoプロセッコやVino Frizzanteヴィーフリッザンテなどスパークリング系は
糖分が必要なアルコール度数より
成熟されていない果実にある酸度数に重点を置くようだ。

そう知ると、イタリア北部の生産が多いことに気がつく。
ProseccoやSpumanteスプマンテなどは独特な生産技法
特にセラーでの技術や装置が必要であるみたいだから
トスカーナの小さな農園が試みるスパークリングワインは
セミスパークリングとなるVino Frizzanteとなるようだ。

なんでそのようなワインを生産しようとするのかというと
シンプルに市場が良いからである。

特に、アペリティフにはシュワシュワからはじめたい。
縦に次から次へ昇っては消えていく小さな泡をみつめながら
細いグラスを片手に、立って移動して自由におしゃべり...

イタリアはグリーンパス(コロナ免疫or陰性証明)の出現wで
あの頃(ロックダウン)夢のようだった(?)アペリが
秋だって冬だって店内で過ごせちゃうこととなった。
(大丈夫なのかなぁ)

まだまだ海外からの観光客が少なくったって
外食やイベントが可能になると農産物の需要も増えてくる。
特にワインなどの嗜好品部類は。

農業はロックダウンに影響されなくても
イタリアの特産物であるワインの生産は
店や流通がふさがっていると、全く商売にならない。

一年の作業はしなきゃならないのに、収入がない。
やる気があるプロ的季節労働者の人材確保も一苦労...
その逆に、払いの悪い保障のムズい仕事...
...と悪循環に世の中はなっていくのである。

一見、脅迫的なグリーンパスにもみえなくもないし
不透明な点がいくつもあってどこまで効果があるのか疑問がわく
コロナ禍経済対策であって、静かに超賛否両論に分かれている。

その中で、一つ同じ想いは
早くコロナ消えてくれ。

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気温が10日前より10℃も下がった。
雨が降ったのだから当然だ。

夏の大地は、干ばつで深く割れていた。
耕作しなくても、干ばつで地面が割れ
酸素に触れ水分とのの距離を縮めている。
地面の割れは、大地の口だったのか。

オリーブの木が一部思いっきり枯れている。なぜだ。
この主幹はここ数年元気がなかった。
だから私は、ちょうどよく生えてきた地面からの新枝を残していた。

仲間の推測だと、きっと春の寒波かもしれない、という。
きっとそうかもしれない。
弱った体には堪えきれなかったのだろう。
しかし、あんな枯れ様を見たのは初めてであった。

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オリーブの葉が干ばつで反り返っていた。
人の肌だったら粉が吹きそうなぐらい乾燥して
握ればもろもろになりそうなようにも見えた。

オリーブの実は、品種によってはプリッとして
先っぽが尖っていてなんだか挑戦的だ。
もう品種は、ひよわに小粒で、水分不足のせいにして
シワシワに身を寄せている感じだ。

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昨年、大豊作だったので、今年は不作決定である。
しかし、全部が全部その隔年性の性質ではない。
毎年同じように実がつく木もある。

ここの畑だと真ん中辺が肥沃ではないようで
成長度も遅いし、なかなか実がうまくつかないし
そういうわけで一年ごとに実がなる隔年性だ。

必要に応じて有機ミバエ対策をするけれど
無肥料・無農薬、草刈りと剪定のみのオリーブ栽培だけれども
愛おしく実がなる息子たちである。

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しかし、この愛おしく生まれたオリーブの実たちも
春の寒波、猛暑、干ばつ、そしてオリーブ好きな虫に
立ち向かわなければいけない。

春に芽生えてから順調にみえたオリーブも
早くに小さな緑のまま実が落ちちゃったのもあるし
生き残れても水分不足で仲間の水分や成分をとって
強い実だけが生き残っている。

そして、開花はしたはものの、結実しすぎて
そのオリーブの木の許容を超えてしまうと
これまた生存させるわけにはいかないようで
降り落としていくのだそうだ。
なんだかこの手のオリーブフィロゾフィは
現代の人間社会にもおもえて、胸が痛くなる。

そして、オリーブ好きな虫は、きっと干ばつだから
果実から栄養と水分を補給しているようで
オリーブにしがみついてチューチュー吸い取っている
ようにみえる。きっとそうだ。
こいつらをニッポンカメムシと呼ぶ。
(Cimice Giapponese o Asiatica)
オリーブの栄養分をチューチュー吸い取られると
実だけ枯れて落下してしまう。

それから、オリーブミバエは春の寒波から突然の夏そして猛暑
産卵期を逃して、今、もしかするとこの涼しさに
あいつらも体調を整えているかもしれないw
9月の予想天候次第でミバエ対策をするか
Biologico(有機栽培)の...極めつけの選択が迫っている。

オリーブの実の中に卵を産み付けて生まれた幼虫は
オリーブの実を食べながら大きくなって
飛び立っていくんだけどさ
実は痛んで腐って落下する。
もしくは収穫が近くなってくると
痛んでる実が混ざったり
卵や幼虫がいる実が混ざってしまう
とってもとっても厄介なハエ野郎なのだ。
見た目は小ぶりで可愛いハエなんだけどね。

あともう一つ、スマートな蛾Tignolaティンニョーラの仕業。
1年に何回も産卵するする虫ていっぱいいるってことを
じつは大人になって...農業士養成講座で知った。
その産卵回数にただただ驚いたことを思い出す。
ミバエは1年に最高8回もジェネレーションがかわり
この透き通るようなスマートな蛾は3回あるそうだ。
くぅぅ、この厳しい自然の中で共存していくって
このくらい強く子孫を産み残して生き残らないといけない。

このスマートなオリーブメイガ(?日本名わからず)
こいつもおとなしそうで小さい割には厄介な虫で
新枝の柔らかい先っぽの葉っぱを食べる
花を食べる、実を食べる
ヤバイじゃんコレ!と思うんだけど
100%の収穫が欲しい農園は、徹底的に対策するだろうが
オリーブミバエの収穫間近の産卵よりはまだましだ。

葉っぱは、上へ向いている新枝を食べる。
それは剪定する枝だし実のなる枝じゃないし
あまり気にならなかった。

オリーブの実を早々と食べて落としてしまうのも
気をつけなければいけないが、そんな量ではない。
それでも今年は落ちてる量が半端ないなぁと地面を眺めた。

そして観察した。
そのオリーブメイガの仕業だろう被害があった部分て
家の真横にでんと居座るボスオリーブのまさしくも家側。
なんでだろう。
家の明かりで、むしろ栽培主がおびき寄せているようだった。
カメムシも。

オリーブメイガのビオ対策はない!とあるw
それは30℃超えると活動しなくなるそうだ、ほっとけとw
我が家の明かりに集まってくるスマートメイガは
そのオリーブメイガかわからないけど
Gecoジェーコ(ヤモリ)がソロソロと現れパクついている。

早期落下の原因はそういうわけでたくさんある。
イタリア語でCascola Precoceカスコラ プレコーチェという。
全部に対応してると労力も費用も採算があわない。
私たちも虫と同じようにオリーブ好きで
取り合っているだけなんだ。
欲張らずにある程度は自然に任せたい。
初秋のオリーブミバエだけ目を光らせている。

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先日、Olive Wellness社の第三回目のWebinarに参加した。
私は、第一回目にトスカーナのオリーブの剪定というテーマで
登壇させていただいた。
第二回目は、オリーブのルーツを探るような
古代に遡って、オリーブの歴史第一弾であった。
そしてこの三回目は、オリーブのルーツ第二段で
近代・現代のオリーブの広がりの話であった。

日本のオリーブの品種にミッションが多い理由
日本でオリーブオイルの需要が高まった理由
日本ではスペインのオリーブオイルが
たくさん輸入されていること
いわゆるオリーブ文化の国と日本のオリーブ栽培の違い
いったいぜんたい日本でオリーブ栽培するのは適しているの?!
というところに迫って、終了した。

その日本で栽培する欠点に、夏の天候の違いを筆頭に
オリーブの木が大好きなアナアキゾウムシは
根元の方に食べたり寄生して、木を丸ごと枯らしてしまう。
そしてカメムシのことも話していらっしゃったので
イタリアから聴いていた私は苦笑してしまった。
そのカメムシがイタリアに渡ってきているのだ。

1. 「オリーブの道」(終了)
オリーブが世界にどのように広がっていったのか?


2.「 オリーブを知る」9月11日(土)!
オリーブは、そもそもどのような植物なのか?


3. 「オリーブの栽培」
世界最先端のオリーブ栽培・収穫、搾油方法を解説


4. 「オリーブの力」
油だけではない、実や葉の活用、健康・美容・医療・SDGSにまで及ぶ
オリーブの新たな可能性を解説


5.「 オリーブガストロノミー」
オリーブと食の関係を文化的、科学的に考察

とプログラムが組まれていて
世界からの講師をお招きすることもあるとおっしゃられていた。
世界の専門家の話が聞けることは素晴らしいことである。
是非、月に一回ぽっきりずつのセミナーを見逃すことなく
参加してみてはどうかと改めてここにご紹介した次第である。

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あっという間に雨は止み、ひんやりした空気だけ残して
眩しいけれど控えめに太陽が出てきた。

雨の前に第一弾Fichiフィーキ(イチジク)を摘み
しばらくの間、日中外で日が暮れたら室内で干した。
ファスナー付きの日本で買ってきた乾燥ネットは便利!

しかし我が家は、日々つまみ食いしちゃうから
冬に食べる用の保存食にはならないが
丸ごとフレッシュで置いておくとカビが生えて
二日ももたないから、干しながらがいいのかもしれない。

家の目の前にあったイチジクの木は
日本のオリーブの木を食べちゃうアナアキゾウムシの
イタリア版イチジク好きゾウムシに食べられちゃって
二本枯れてしまった。

ヴィンチの山Montalbanoモンタルバーノ山の向こう側
Pratoプラート県のCarmignanoカルミッニャーノという土地は
干しイチジクの産地なのだが、そういうわけで
そのアナアキゾウムシイチジク好きに襲われたのだった。

全部が全部じゃないことを祈って
私たちは管理しているオリーブ畑になっているイチジクを
大切に食べたいとおもう。
けど、すでに競争相手に
美味しそうに熟れている実は突かれている。

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☆こちらの記事もどうぞ☆
オリーブをモスカから守る già invaiatura
行く夏未熟なブドウの収穫 Vendemmia 2020 vol.1
ドキドキが楽しいWEBINAR Grazie!



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ヴィンチの丘は黃葉で輝いていたのも束の間
風が吹き、枯葉は宙を舞い、落葉となった。
そして雨が降り、葉は土に還る。
土の中の見えない生き物が、その葉を食べ雨を飲み
道をつくり空気が流れ、途中排世し、また食べ雨を飲む。
見えない生き物たちの食べては出しの一生にも誕生と死がある。
そのサイクルが木々や草の栄養となるのである。

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11月も半ば、そろそろ熟れもいい頃になってきただろう
と近くのまだ実がくっついているオリーブの木を観察がてら
カゴを持って歩いてきた。
去年のような早く早く!と追い立てられた暖かい10月後半の
オリーブの収穫のような色付きであった。
まだまだ完熟ではない。
今頃収穫してもパンチの利いたオリーブオイルがつくれそうだな
とオリーブを眺めながら試したくもあった。
せっかくだから黒いオリーブOlive Nereオリーヴェ ネーレを選んで摘んだ。
収穫というか摘むという行為がとても大好きでとまらないw
ちょっとでよかったのに次から次へ...。
ぷっくりと傷がなく黒黒したオリーブを摘んだ。

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A

Olive nere al fornoオリーヴェ ネーレ アル フォールノ
(黒オリーブのオーブン焼き)にしてオリーブの実を保存したいと思う。

イタリア語サイトによると、シチリアのレシピだそうで
地面に自然と落ちた完熟しまくった黒オリーブを使うこととある。
それだけで大地の恵みを大切にした心が伝わってくる。
さすが南イタリアだ。マンマ(お母さん)たちが
地面のオリーブを拾っているシーンまで浮かんでしまったw
が、私は近所の放置された元気なオリーブの木から摘まんできた。


①オリーブの実を洗う。

②苦味をとるために、1、2箇所、縦に切り込みをナイフで入れる。

③1週間から10日間水に浸し、1日2回水を交換する。

④最後にお酢でゆすいで、ザルにあげる。

⑤オーブン板にオーブンシートを敷き、くっつかないように並べる。

⑥オーブン上下扇風にして150℃で、ときどきコロコロさせながら
オリーブがシワシワになり始めるまで焼く。20~50分ぐらいかな。

⑦できあがり!だけど保存するには
数日用には、ほんのちょっとのオリーブオイルにニンニクのみじんぎり
塩を加えて冷蔵庫で2週間だそう。
長期用には、オリーブオイルに漬け込む方法がベストだそうだ。

私は、まだ苦味が気になったので
オリーブオイルに漬け込むことにした。
その保存食用オリーブオイルは
去年のちょっと味が抜けたオリーブオイルの方が好ましく思う。

塩漬けされていないので、そのままパクつくか
オリーブペーストにしたときアンチョビ入れたり
ケッパーいれたりと、塩味を足すようだ。
ごちゃまぜでピッツァの上に散りばめてもいい!

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B

もう一つは、トスカーナに暮らす友の
南イタリア出身のマンマのレシピを伝授していただいた。
Olive Nere Sotto Saleオリーヴェネーレソットサーレ
私はこちらのレシピの方が好き。

①オリーブを洗う。

②乾かす。
これ大事で数日置いてもいいから完全に乾かす。
なぜなら、成分付きの水分は腐りやすいからである。

③振りやすいように瓶に1/3ぐらいオリーブを入れる。

④塩を多めぐらいに入れる。

⑤毎日振る。
振ることで苦味が取れていくそう。
10日間~3週間あるいはもっと、味を見ながら頃合いを決める。

⑥私は、その後ざっとすすいで、またよく乾かして、それから
冷凍庫で保存もしくはオリーブオイルに漬けて保存している。

プロのレシピでは3ヶ月の保存としかいわないだろうが
ぶきっちょ素人は一年経ってもなんのその
むしろ時間が経つことで、完全にオリーブの苦味は失われ
しかも塩味までまろやかになっちゃって
何個でもつまめちゃう万能オリーブと化してしまう。

こちらの塩味黒オリーブは、そのままでもパクつけるし
イノシシなどジビエの煮込みなんかにも入れる。
ピッツァにものせちゃうし
スキアッチャータにもシンプルトッピングしちゃったりもする。

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オリーブ文化の国イタリアでは、日本の梅干しのように
木があればそうやって保存して、一年中食卓に並べることができる。
イタリアの都会に暮らす方そして日本でも鉢植えで
丈夫なオリーブの木を育てている方が増えてきているようだ。
実がついたら嬉しいし、小さなオリーブの収穫体験もできる。
黒オリーブの保存法は、緑オリーブの塩漬けのような
苦味取り用苛性ソーダを使うこともなければ
腐りやすい水での保存ではないので
辛抱してA数日水を交換するかBシェイクするかして
是非ぜひ黒オリーブを自家製で保存してみてはいかがだろうか。



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「マキ、ヴェンデミア終わっても友達でいてね!
何度も何度も会いたいなぁって思ってたんだけど
時間ばっかりすぎちゃって、再会するのは
またヴェンデミアになっちゃった...。それがすごく残念なの。」

うぅぅ、なんと素直な人なのだ!
私も、これは彼女と行きたいなとか食べたいなとか
この話は彼女としたいなとか、そんなときが一年にいくつもあった。

ブドウの収穫(Vendemmiaヴェンデンミア)をやってると
ランチタイムも四六時中一緒にいるわけだからテーマは尽きない。
それを全部ココに書き残したいぐらいおもしろい。
似た者同士の集まりでもなく、友だちでもなく
ただただヴェンデミアの仲間なんだけど
話せば話すほど、家族のように心配しあって考えあって意見して
そんな仲間の正直な意見や思考が
自分を知るいいチャンスにもある。
しかも、イタリア人だけじゃない、多国籍だからおもしろい!

「フェデ、二人でさ、ハメッドの生まれ育ったモロッコに行かない?!
南仏とスペイン横断してさ、船で渡ろうよ。
物価安いらしいからレンタカー借りてさ!」
きゃぁ、いいね、いいね!SI, SI!!!
隣の列にいたモロッコ人のハメッドが
調子よくいろいろアドバイスをしてくれる。
「ハメッドも一緒に行くんだよ!案内してくれなきゃ!」

「マキ、キャンパー手配してさ、次のヴェンデミアは南仏行こうよ!」
SI, SI! 私も考えてたところ!
ピエモンテ(州)にリンゴの収穫でもいい!
マルケ(州)にモモの収穫でもいい!

こうやって私たちは、叶えられそうな願望をいいあう。
これを若い内にやっておけばよかったなぁと想った今日この頃だった。
我が思春期少年に仲間との話をポロッとしたら一番喜んでいた。
きゃぁ、いいね、いいね!ボクも行くー!
話さないほうが良かったかな
このままだと勉強放棄して本当にアドベンチャーしそうだ。

このパンデミックで外国人の季節労働者が減って
トレンティーノ(州)のブドウの収穫は人手不足で困っているそうだ。
職難なはずなのに。
こんなに人間味のある仕事なのに。

あるヴェン友がボクの誕生日だからと
ご自慢のピッツァとフォカッチャを焼いて持ってきてくれた。
休日の翌日は、昨日焼いたというお菓子をみんなで頂いた。

パンデミックのせいでワインの売上はお手上げだ。
レストランは開いていない、観光客は誰もいない
セラーには去年のワインでいっぱいという農園がたくさんいる。
しかし、収穫はしなければ...。
日照りや不作だった農園にブドウの実やモスト(搾りたて果汁)を
泣く泣く売買するところも多いようだ。
そのお金は、この収穫費用に当てられる。

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近頃よくおもうことがある。
それは家族のそれぞれがもつ独り時間である。
だんだん親との距離が必要になってきた
思春期少年の成長とともにはっと気がついた。
あえて独りと表したかったのは、ただ単に一人になるのではなく
独りの世界に浸ることが私の気持ちだ。
寂しいのではない。あえて望むのである。

近頃思春期少年にきちんとしたおこづかいをあげることにした。
それは友だちと出かけたり、好きなものを手にしたり
もしくは我慢したり貯金してみたり
お金の管理をとにかく自分でしてほしかったからだ。

もっともっと小さかった少年期に一日のお給料と
ジャラジャラ小銭をあげて、たまに両替して
またジャラジャラ小銭給料なんていう時期もあった。
いつの頃かそれでは足りなくなってくる歳を迎えていた。
友たちのお誕生日会は小銭給料の別払いであった。

思春期少年は毎月のおこづかいが楽しみなようだ。
特に交換条件は無くはじまったがゆえ、嬉しいに決まっている。
思春期少年は、スマフォ機器をゴチャゴチャ買いはじめた。
機器を一人で調べて一人で買いに行ってるようだ。
自分の分身のようなそしてお守りのようなスマフォを
そうやって強い見方にして、独り時間を楽しむようになった。

どこにでも行けそうな気がするし
どこでも誰かと一緒なような気がするのであろう。
そのバーチャル感が彼の独り時間なのかもしれない。
私がヴェンデミアであくせく働いているとき
そのスマフォ機器を並べて音楽をガンガンに聴いているようだ。
おかしい。機器には時代の差があっても
やってることは両親の時代と同じだ。
夫もそれを知って微笑むしかなかった。

私は未来をバーチャルさせてヴェン友と妄想に喜び合う。
去年日本で収穫体験できたのでそう遠い妄想ではないはずだ。
いつかまたあの頃のような旅をしたいと想うし
さらにはオプションをつけて旅したい。
そう想うとこれからまたがんばれそうな気がするし
10年後や10年間が楽しみで仕方がない。

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イチジクが熟れだすと夏の終りを感じる。
この夏の思い出を保存したい。
ひとつは晩夏の日に照らして。
もうひとつはコッチョリーノの土鍋さんでジャムにしよう。

この土鍋さんを通して出会いもあった。
友から友へ、情から情へ
それを温め煮込みたいと想った。

友たちは遠くにいても友たちで、独り時間でも想いが込み上げ
バーチャルの中にも存在して
その想いを積み重ねながらまた新しい友と出会うのだ。

パンデミックの夏でも出会いがあったり
友情を確かめあったり、想いを送れる
灼熱とはまた温度差のある余熱感の今
わたしはとてもきもちがいい。

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北風が吹いている。

帽子が飛んでいきそうだ。

オリーブの木が揺れて、オリーブの天辺にいる私はこわい。

木くずが目にはいる。

枝が散らばっていく。



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太陽が上の方でこちらを照らしている。

太陽は静かに放している。

木々や草花は太陽に向かって咲いている。

太陽の光は、私たちを導いている。



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春が来た。

小さな芽が拝むように誕生してきた。

莟がパカッと開き大きな深呼吸をしている。

大きな口を開けた花たちにハチは嬉しそうだ。



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春になったけど昨日とうってかわって10℃も下がった。

北風がビュービュー吹いて

時々熱くなる目頭を冷ましているようだった。

剪定中もコロナのことが頭を巡った。

駆け回る病院で働く人たちが肩を落としながら

「独りで死んでいく。」それをみるのが辛いという。

家族にも会えず、手を握ることもできず

そのままシーツにくるまれ去っていき、そして葬式もできない。

首相のメッセージで

第二次世界大戦以来この状況になったことはないという。

私たちの習慣や愛着を諦めて

封じ込めを信じてみんなで乗り越えましょう。

今日の戦いは明日に役立つ勝利へ繋がるはずです。

ローマ教皇が祈りを唱え、大統領は静かにみつめる。

悲しみに包まれた春は

そう、この北風によってほてりを冷まし明日へ向かう。

Ce la faremo

チェ ラ ファレーモ

乗り越えられる。



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疎開のような田舎暮らしとエコ生活とハングリー人生は

前も今も現在進行形。

我が家の庭も天国のようにマルゲリータやタンポポで満ちてきた。

花が咲くとパーッと明るくなるのは気のせいであろうか。

花から輝きまでを放しているようだ。

生きるエネルギーのようなものを感じる。

野花が咲きはじめると、草も一気に伸び始める。

夫が草を刈る前に摘んじゃおう。

しかし、野草は強い。根っこさえあれば、またひょっこり生まれてくる。



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タンポポの莟を摘んで、塩漬けにしようと思う。

今がチャンス!

花が咲き始めると莟も減るし、葉は苦味が増す。

莟にくっついているヒラヒラの萼がくも取るそうだ。

洗って、乾かす。

粗塩で詰めていく。

水とお酢で3分茹でるというレシピもあったので

お酢バージョンとダイレクトに粗塩バージョンの

2タイプを用意することにした。楽しみ。



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生まれたての葉っぱは

生でも私はムシャムシャルーコラのように食べる。

火に通すとちょっとしかなくなるので他の野菜と一緒に料理をする。

タンポポ特有の春の味ほろ苦さを

他の野菜や塩味代表アンチョビや梅干しの微塵切り

仕上げにコクを出すオリーブオイルをタラ~と2回し3回しかければ

苦味が苦手な少年も食べられちゃうのである!

「タンポポ美味しいでしょ?」

「えー、タンポポだったのー?!」 www



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フィレンツェのドゥオーモの天辺に行った時

人が創った街を眺めていた。

美しかった。

人の生活が街から伝わってきた。

何年も何年も何年も同じ街並みに今日人はいない。

人が創り出した街に人がいない。

人のいないことに慣れている田舎暮らしだけど

そんな田舎にも人はいない。

こんな寂しいことをはじめて体験して涙を流さずにはいられない。

なんという時代に生きているんだろう。

それでも芽は生まれてくる。

拝むようにして。



 あとがき ☆

悲しいブログになってしまってごめんなさい。

私は文章にすると気持ちやもやもやが少し落ち着くんです。

今の気持ちを記録させてください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。



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タンポポを噛みしめるTarassaco

精神を安定させるハーブMelissa

大地の春・草・味ErbaSpontanea



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新オリーブオイルOlio Nuovoオリオヌオーヴォをゲットしたら

オリーブオイルを選ぶとしたら Ecco L'Olio Nuovo

オリーブオイルを含味して『生オリーブオイルの魔法 Olio Crudo

料理のコクと旨味を引き出すキラキラオリーブオイルで

一品を仕上げようと提案した。

その次は『オリーブオイルの保存』である。


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オリーブオイル・・

特に今ゲットした今年のエキストラヴァージンオリーブオイルは

とってもデリケートで風味が一変しやすい。

そうならないよう生産者も『オリーブオイルを美味しくさせる 』よう

情熱を込めて、美味なオリーブオイルを産み出し

消費者の手に渡るまで細心を払う。

その生産者の元から離れ消費者に手渡るまでの間も

保管・運送・陳列など気を配る必要がある。

運送もワイン同様オリーブオイル相応の対応をしなくてはいけない。


Olio di Oliva Extravergine 2017 Filtrato con cielo fine autunno


あるイタリアのサイトでも紹介されているように

日本語でオリーブオイルの保存と管理の仕方を紹介するとしたら


徹底的に遮光する。

遮光瓶の場合、瓶にも依るが最近の結果だと

30%の遮光ぐらいしかされていないこともあるそうなので

遮光瓶の上からでもアルミホイルで巻いてガッチリ遮光する。

最近では瓶の表面に完全遮光加工された瓶が登場している。
きっと熟学の細心派であろう。

しかしコストが。オリーブオイルの10%が瓶で占めるのはどうだろう。

農家直売の5Lの透明瓶もすぐにアルミホイルで遮光する。

缶のメリットは遮光だが、使い勝手の悪さと見た目の悪さ

(素材的に缶の匂いが移るのではないかと個人的に好まない)

500ml以上で購入した場合、瓶に移し替えなくてはならない。

運送時軽量というメリットがあり、簡単に凹むというデメリットがある。

プラスティック容器は論外。

プラスティックの原料が溶け出す場合もあるから絶対に選ばない。

イタリアのオリーブオイル文化で3L以上は

Bag in boxという真空バックも最近では選択の一つだが

オリーブオイルに触れている素材はプラスチックで

その上にアルミニウムが覆ってある状態なので

オリーブオイル対応のBag in boxかどうかチェックする必要がある。

ワインもBag in boxでテーブルワインなんかよく利用されるが

ワインとオリーブオイルでは素材が違うそうだ。

昔むかしTerracotta(素焼き陶器)での保存が一般的であったが

呼吸する素材のようで

オリーブオイルの保存には不向きという結果が出ている。

保存というよりお持て成し感覚で使うのはいかが。


空気の流れがある暗室に置く。

頻繁に使う小瓶も棚にしまう。アルミホイルで覆われててもしまう。


15℃前後の室温が適度。

一年間あまり温度差(±5℃)が激しくならないところで管理。

キッチンのガスコンロの近くに出しっ放しはしない。

冷蔵庫にしまうのもNG


空気に触れないよう心がける。

キャップの開けっ放しや

容器から容器への移し替え作業を少なくする。

細心派のオリーブ農園でのオリーブオイルは瓶詰めしやすいように

蛇口付きの大きなステンレスタンクで

酸素を抜く真空機を装着して保存されている。

ということは、瓶の中のオリーブオイルも消費中の空き空間には

酸素が入り混じって酸化していくのである。

小瓶で購入して早めに使い切るのがベスト。

個人でマイオリーブオイルを造ってる人は、フィルター後(!)

いくつもの小さな瓶(最高5L)にいっぱいに詰める。

真空機の無い50L ステンレスタンクでの保存はあまり勧めない。


イタリアのサイトで賞味期限も書いてあるので日本語にすると

例えば、大量に5リットルを入手して小瓶に分けたら5ヶ月以内

一度開けたら6ヶ月以内

新エキストラヴァージンオリーブオイルとしては18ヶ月以内、とある。

あくまでも味が保つだろう賞味期間で、消費期限ではない。

18ヶ月以降も生のフレッシュ感を期待しなければ全然食べれる。

イタリアのマイオリーブ産出家は、豊作な年のオリーブオイルなんか

いつまでも消費しきれなかったりする。

幸いなのか翌年は不作の年だからそれはそれでよかったりする。

その不作の年に去年のオリーブオイルを分け合ったりするんだから

自然もうまくできている。

イタリアのオリーブオイル文化の国で暮らす我が家は

250ml瓶で食べる直前の仕上げに使っても

2週間以内に使い切ってしまう。

我が家の消費量は一年間35リットル以上。

それ以上に生産しないと、フライにも使えないしコスメにも使えない。

一度、家族の消費量を知っておくと

新オリーブオイル時に予約したり購入したりする量がわかる。


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最後に、搾油後すぐにフィルターで濾してない場合

Travasareトラヴァザーレ(容器を移し替える作業)をする。

伝統的農民は、Psquaパスクア(イースター/復活祭)

第一回目のトラヴァザーレをする。

年に二回はトラヴァザーレすると農民はいう。

底に残る茶色いニュルっとする沈殿物(Morchiaモルキア

酵素成分含む)は、不純物で劣化を急ぐだけである。

フィルターにくっついている不純物は数日には異臭を放つ。

使用後のフィルターをさらにフィルターにかけて

さらに絞り出したオリーブオイルをOlio Sansaという。

そのオリーブオイルも加熱料理やコスメに使える。

せっかくだからマイオリーブオイルをフィルターで濾して

長期保存と余計な作業を減らすメリットを

加味するのはいかがであろう。


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暗~いところでじっと待つオリーブオイル。

美味しさを保つということは

生産者の努力を長引かせていることと同じである。

少しでも長く美しい味のオリーブオイルを玩味してほしい。



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