Corso di Agricoltura Biodinamica
コルソ ディ アグリコルトゥーラ ビオディナーミカ
【バイオダイナミック農法講座】
「大地を活かすのだ!
たくさんの種を蒔くことで、大地のたましいは健やかで肥沃な土壌をつくる。根は資源を吸収し、痕跡をつくる。その痕跡は、天地の万物である。」
と、フィロソフィックに熱く語る現代バイオダイナミック農法を推進するAgronomoアグローノモ(農業経済学者)Leonello Anelloレオネッロ アネッロ氏。
Biodinamicoビオディナーミコは、生存するチカラを活用する。
私たちが生きるために食べていく食物を、化学肥料や農薬そして化学合成物質で味や栄養、成長を調整するのではなく、一つ一つの個体が持つチカラが調和されて、ホンモノの食物が生まれる。
農作は決して自然ではない。生きるために知恵を使って、常に人類の手で創り上げてきた。
森は自ら生きている。
私たちは生産しなければならない。
Agricoltura Biodinamicaアグリコルトゥーラ ビオディナーミカは、Sovescioソヴェーショ(緑肥→マメ科・アブラナ科・イネ科を肥料として蒔いて青刈りし、耕土に施し大地に栄養を与える)をすることで、土壌の性質が均一になり活性化するという。
冬の始めの霜月、大地のチカラが地下に滞る頃、大地の表面を耕し、緑肥作物を蒔く。深く耕さないことで泥からまないそうだ。
生産者は、視・聴・嗅・味・触の感覚を使ってよく観察する。
Elementiエレメンティ(エレメント→光・風・水・土)とEteriエーテリ(エーテル→熱・乾・湿・冷)のリズム、天体の動き(太陰暦+黄道座標・十二宮+惑星)を調和させる。
Rudolf Steinerルドルフ スタイナーが発表(1924年)したバイオダイナミック農法よりさらに研究された現代法(1991年現代バイオダイナミック農法で更新)で進化させたいようだ。
BiodinamicaはNaturalistaナトゥラリスタ(自然主義者)ではないとズバリいう。
トラクターや機械だって反対ではない。疑念があるならば、牛だって馬だって使えという。
土を耕すことにあるようだ。
土壌や位置、気候の違う大地で、まずは実験すべき、という。
そんなことを言われ、私が管理するオリーブ畑や小さな我が家の菜園が頭に浮かぶ。
私が住むVinciヴィンチや協力しているブドウ畑のCerreto Guidiチェッレート グイディは、バイオダイナミック農法を実施している農園が数多くある。彼らを参考に、できる範囲で大地を活性化させたい・・と、帰り道参加したG.A.S.グループと語り合った。
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Agronomoアグローノモ(農業経済学者)Leonello Anelloレオネッロ アネッロ氏は、多数の農園のTecnicoテクニコ(農作技術を経済も含め進行させる専門家)業以外に↓の協会で学者としても活躍している。
☆AssociazioneBio-Distretto del Montalbano
アッソチャッツィオーネ ビオ-ディストレット デル モンタルバーノ
Firenzeフィレンツェ県・Pistoiaピストイア県・Pratoプラート県を跨ぐ山-Montalbanoモンタルバーノを囲む10の市町村で結束された、環境・農業・生物・健全性を尊重し、オーガニック・バイオダイナミックでの生産を推薦し、地球と体を守る意識を広げる会。
◎誰でも参加できる集会や講演会を繰り広げ、ドンドン知識を増やしていく。
◎また、未来の地球を守っていく子供たちの学校給食を全てオーガニックにしよう!!という運動もしている。
☆Viticoltura Biodinamicaヴィティコルツゥーラ ビオディナーミカ
現代バイオダイナミック法のブドウ栽培を推進する協会
◎集会や講演を繰り広げ、普及させる。
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