大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:Giallo

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最近SNSで「毒親」という言葉をみかけることがある。

自分が現在親だけにはっとさせられる言葉である。

wikipedia参考より“ 毒になる親の略。

子どもに悪影響を及ぼす親、子どもが厄介と感じる親。

親の「自己愛」問題が主な共通点

過干渉、ネグレクト、ケダモノ、病んでいるの4タイプ ”


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虐待系のケダモノと精神的に病んでいる以外

過干渉と無関心は普通の親からも

知らない内に顕となってしまっているのではないだろうか。

社会的なことも関係してくるだろうし

身の回りの生活なことも大いに関係してくるであろう。

過か無でケダモノ化し病んでいくような気がする。


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私も過度になりすぎず放ってはおかないよう気をつけているが・・・

子どもの成長と親の対応は個々に異なり答えがない。

だからどの時代も双方悩むのだと思う。

私の母は、無関心そうに見えた。

母からのアドバイスは何一つ覚えていない。

怒られて家を裸足で飛び出した記憶があるけれど

でも母の怒っている声や顔をを覚えていない。

しかし、父がいなくて叔父さんたちが私を怒ることがすごく嫌だった。

母にしがみついて大泣きしたことはよく覚えている。

祖母もよく怒鳴っていた。

怒られるということは、素直に言うことを聞かなかったのであろう。

からかっているような態度を見せたはずである。

私も今、少年のバカにするような態度には腹が立ち

ぎゃんぎゃん怒る。

人が怒るときって、自分の理想の世界を崩されたときなんだと思う。

人がいなければ怒ることもしない。

ただ自分が理想の世界にいられないとイライラしてあたることも

怒る原因であると私は思う。

だから、なるべく幸せなゆっくりした時間を過ごすと

からかうこともないだろうし、怒ることもないのではないかと

また理想の世界を描く。


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少年の生活態度とこれからの進路に向かって

話さなくてはいけないことがいっぱいある。

しかし、日常の些細な問題と躾、少年も私も活動に励んでいると

時間の狭さに追いつかない。

削って埋めて削って埋めて。

そして、助言や知恵を与えるより

自らの発見の場を与えたいとまた理想を描くと

さらに時間のなさに絶望する。

やはり我に返って日々の生活を豊かにしようと

田舎暮らしでできることを提案すると

「お母さんのスタイルは'80年代。もうそんなこと誰もやってない。」

などというのであるw

服の嗜好もプレゼントの嗜好も、「お母さん古すぎ」。なぬっ。


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時代が急速に変わっていることは

地球温暖化のスピードと同じくらい感じる。

自分が見てきた世間体を

次世代に教えるのはまた違うかもしれない。

かといって私たちがもつ人生経験というのは

個々にあって貴重なもので、でもそれは教えるのではなく

表現することであると私は思う。これを無関心側に設定すると

無関心と捉えてしまった考え方も実は幼いかもしれない。


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先日、職業をテーマにした授業を中学二年生の

日本語補習授業校の子たちが勉強していた。

私は、農業についてインタビューをされたのだが

子どもたちが用意した質問事項がおもしろかった。

職業の説明、一日の仕事の流れ

この職業で困難なことは何か、反対に楽しいことは何か

そして、子どもたちにこの職業は薦めるか、という質問である。

私は、転職していること、大人になってから学んだこと

体力的に辛いけど好きだからできること

もっと将来は多方面に展開させたいこと、などを説明した。

あの勉強もこの勉強も、あのアルバイトもあの仕事も

たくさん歩いた国々も旅行も

どれも人生の中で役に立っていると私は思っている。

あえて細かくいえば、英語をもっと活用させた生活を

しておくべきだった・・とそこだけが一番後悔している

そんなことも未来を想像する小人ことなたちに伝えた。


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子どもの人生は子どもが歩んでいくものだし

失敗しながら学んでいくことも必要だと

そんなこと私たちはわかっている。

しかし、失敗の中でもこれは失敗しちゃいけないことを

人生経験のある大人から学んでいかなくてはいけない。

そこで私たちの教えが毒と感じるのか、毒となるのか

それはもう家族の幸せ度から

生まれてくるのではないかと思ったりもする。

やはり生活の質が根本にあるような気がする。

ぎゃんぎゃん少年に怒った後は

いつでもフォローするよお母さん、の姿に切り替える。

私も母にしか相談できないことがいっぱいあった。

今でも相談したいことがいっぱいある。

しかし今はもう、感情の記憶を掘り出して

現実と向き合わなければならない。

親子で話し合える環境をつくるのが一番なんじゃないかと

やはり原点に戻る。


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ヴィンチの丘が黃葉で輝いている。

色が抜け黄ばんだ葉は

最後の微塵なエネルギーを振り絞っているように見える。

風が吹いているのであろう、カタカタカタと首を振るように動く。

今にもポキンと折れそうに動く。

それも彼らの本能のように動く。

そして大地に舞い落ちていく。

ただただ本能で動ければいいけれど

コミュニケーションをとって動いていく。

それはタイミングもあって、そしてフォローし合って

今というチャンスに向かって動いていく。



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独り占めの幸せ 12°Compleanno

鍵っ子PeperoncinoAcrata

 『走れ、歩め!SetteErbe



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前の景色が、黄色く・・もっと黄色く・・私に魅せる。


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日がない日は


白く冷たく、寄り添うように彼らは上を見ている。


白と黄と黒と。


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日がある日

少年と黄色い樹を見に行こうと、落ち葉の上を歩いた。


一日目、失敗。

日は、雲に隠されてしまった。


二日目、よし、今だ!


すると、大地と同じ色の服を着た農夫が現れ

喋り込んでしまった。


老いたブドウ畑を新しくするのだそうだ。

どうりで。
まだブドウの剪定にはまだ早い。

あそこも向こうも、新しくするよ。

そっか。景色が変わっちゃうなぁ。

と、心の中でつぶやいた。


少年がこちらを見つめている。


私の誘いに付き合ってくれた少年との約束を守らなきゃ。


ボク、黄色い樹の下に着いたら帰るよ、宿題あるから。


二人で黄色の中を歩こうと、毎日見計らっていた。


少年は、この輝くような黄を見て何を感じただろう。


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私は、昔から何故か黄色が好きだった。


でも今は、何故黄色が好きなのか


わかったような気がする。


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生まれる黄色


生きる黄色


漲る黄色


輝く黄色


熟れる黄色


老いる黄色


褪せる黄色


透ける黄色


還る黄色


蘇る黄色


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黄色とは、人生まるごとだったのである。


人生まるごとに登場するホルモン色って


黄色だけではないだろうか。


変化をして黄色くなるのも、私には人生まるごとであり


生まれたときだけ黄色も、人生まるごとである。


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晩秋、ヴィンチの丘は黄に溢れ、包まれ

弱くなった日の光でも、十分に輝き


それは大地の一生を眺めているようで

私もいろいろと考えてしまう時期なのである。


一年を振り返ってみたり

生活を見直してみたり

今後にときめいてみたり。


私にとって黄は

感じる色であり

呼び起こす色であり

そして、静寂を与える色なのである。


この世から黄をなくして何を語るだろう。



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白と黄と黒と Bianco,Giallo e Nero

黄になるホルモン Autunno

お裁縫・秋服2016



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『節約 ・ 創作 ・ 満足』

Chiuso


首にグルグル巻きつけて

脇がたっぷり隠れる袖付き

を創ることが好き。

laterale


でもその形に合わせたジャケットがないと

冬を越せない。

Ghiaccio del pozzetto


生地を二枚にした。

私、大雑把だから

仕上がりをキレイに見せるためにねw

Retro


二枚生地の間に細い布を入れて遊んだ。

黄色系を入れるとパッとする気がする。

黄色系は私の好きな色。

光ってても濁ってても好き。

でも、単色で使うと

パッとしなくなる気がする。

Tasca 3D


このジャケット制作で一番費用がかかったのは

なんと、ボタン。

正規のお店で買ったから。

i Tessuti di Mercato


冬の生地も

何でも売ってるMercatoメルカート(市場)

生地屋さんで。

切り売りされてて

端っこの布と汚れている布と流行ではない布は

とっても格安に。

私は、流行ではない無地が好きなので

この格安コーナーで十分見つかる。

生地の質が違えば

同じ色でもイイ。



シンプルって

着るのも創るのも選ぶのも

簡単でイイ。



シンプルなのにオシャレに魅せるコツは

色の組み合わせ。

たったそれだけの感性で

シンプルに生きることができる。

Bambino Semplice

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モコモコ手作り BuoneFeste

羽織るように Giacchetto

新月の黒・冬のお裁縫 Coloredi Novilunio

お裁縫・秋服2016

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Olivo illuminato dall'Alba


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月のヴィンチの丘は

黒に支えられた黄が白に包まれる。

Panoram Bianco Giallo e Nero


ワタシの好きな色たち。

Foglie di Uva Fine


白く濡れた黄は、ヒラヒラと舞ってゆく。

Vigneto Bianco Giallo e Nero


舞った先は、黒が受け止める。

solo Bianco e Nero


白は黄を愛し

黄は黒を愛し

黒は白を愛す

Intrecciarsi


我が家の窓から、向うを見る。

Mimosa Bianco Giallo e Nero


白と黄と黒がいる。

Vite e Terra


行ってみよう。

Terra Brilla


小さな森は、愛し合っていた。

un Albero Bianco Giallo e Nero


木の葉たちよ

なんと見事な

Coesistere


なんだかそっとしておきたくなった。

Mimosa Nera


グローバルな愛は

無言に愛し合っていた。

un paesino Giallo


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白の時間 Oradi Bianco

落ち葉の上で

師走のはじまり

黄になるホルモン Autunno

ありがとうGrazie↓

ヴィンチの大地の黄に染まった樹たちが、私の目を奪って止まない。

Vigna Gialla

緑から黄へ透けるように変化し

trasparire

黄からヒラヒラと消えていく。

sventolato

樹の変化の姿が美しいならば、生命の姿が美しい。

Foglie di Uva 1

変化の姿は、ホルモンで作用される。

Vigna Gialla con me

成長し、抑制し、促進する。

Foglie di Uva 2 

光・風・水・土に合わせてホルモンは作用する。

今、黄の葉たちは、光の合図で自ら黄に染まり、自ら輝く。

Verso Vinci 

少しでも自を放ち、少しでも然を吸い込む。

美しく変化し、樹から離れる頃、命は次へと果たされる。

Vigna Gialla a striscia 

私も自ら放ちたい。



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ブドウの木の紅葉

ブドウを摘んでからFogliedi Uva


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