大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:Oliodioliva

Schiacciatina Semiintegrale con Semi di Sesamo
おやつ・おつまみ、あると便利なSchiacciatinaスキアッチャティーナ

フィレンツェ在住のスーパーお料理研究家shinomaiさんの『オリーブオイルのかりかりクラッカー』レシピを参考に!

我が家の定番Schiacciatinaは、Semintegraleセミンテグラーレ(全粒粉と強力粉を半々)のピッツァ生地で。

さらに白ゴマ混ぜて。

勿論オリーブオイルは、自家栽培のオリーブオイル。

Olio di Oliva 2016

我が家では、アボカドサラダやトーフペースト等々トッピングして、フルティー白ワインと一緒に、アペリティフでは大活躍!


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ありがとう↓

Sapone all'Olio di Oliva


地球と体に優しいオリーブオイル石鹸を作ろう。

オレイン酸で保湿効果、体の皮脂成分スクワレンを保護し、植物性グリセリンでアレルギー皮膚炎で悩む肌にも最適、頭から足まで使える便利なオリーブオイル石鹸。


Olio di Oliva(オリーブオイル)・・・1Kg

Aqcua Distillata(蒸留水)・・・300

Soda CausticaSodium Hydroxide(水酸化ナトリウム=苛性ソーダ)・・・128


1)苛性ソーダは、とても敏感ですぐ化学反応し、発熱・放出をするので、換気の良い部屋で手袋・マスクを着用する。

必ず、蒸留水に少しずつ苛性ソーダを入れる。この逆だと大変なことになる。


Soda custica nell'Aqcua Distillata


2)オリーブオイルに1
)を入れ、ハンドミキサーでドロドロになるまで撹拌する。


Mescolare con Olio di Oliva


3)型に流し込む。苛性ソーダの化学反応で起きた熱を逃がさないように覆う。


Stampo


4)きっちり固まるのは
48時間以降。その後は、型から外し空気にさらしながら、一ヶ月強熟成させる。


Tagliato con il Righello in Acciaio

Sapone all'Olio di Oliva da maturare


**********


いつもお世話になっている地域の地球と体を守るマーケットグループ
G.A.S.のメンバーが企画したオリーブオイル石鹸つくりのレッスンに参加。

レッスン費用は、G.A.S.の維持費と材料費に充てられた。


石鹸を調べてみると・・・またしても私の無知が思い知らされた。

石鹸で使われているオイルって・・・

廃油なんだそう。

地域のゴミ収集で使用済みオイルを別に収集しているが、ゴミだと思っていたオイルが再利用されているなんて。

そんな使用済みオイルを活用するということは、添加物満載であることは間違いないであろう。気分がスッキリするたくさん泡の出る薬、とってもいい香りがより長く持つ薬、インテリアに合う色を演出する薬・・・・・・


家族に皮膚アレルギー体質がいる。

食だけではなく、スキンケアだってピュアーに近いもの、信用のある製品を使っていこうと改めて想う今日この頃である。


Sapone all'Olio di Oliva 1


自家製石鹸だったら

オリーブオイルは自家栽培のオリーブオイルで

添加物一切無し

水に溶けても汚染しない


Belle Olive


生きる自然から放つ五感は、私たちの五感をさらに敏感にさせる。

地球と体に優しいオリーブオイル石鹸、あなたも作ってみてはいかが。


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ありがとう↓

2月に蒔いた小さな小さな種から生まれたトマトたちが、7月に入りようやく熟れてきた。

トマトのグラデーションが伺えて菜園を飾る。

2016-12016-3
2016-2
2月の
Opposizione Luna-Saturnoオッポジッツィオーネ ルーナ・サトゥールノ(土星と月の「衝」)の前日、小さなポットに5粒くらいずつ蒔いた。

そしてビニールをかける。

細い双葉が出、次にトマトらしいザクザクの葉が出てきて、ある程度しっかりしてきた頃、間引きせず、ポットを増やし株分けをする。
2016-12016-22016-3
トマトは、株分けにも移植にも強い。

ビニールの中では守られている為、ヒョロヒョロに背が伸びる。外気に慣れ始めると、茎がしっかりと太くなる。

外気温や天候を見ながら、5月のまたしてやOpposizione Luna-Saturnoオッポジッツィオーネ ルーナ・サトゥールノの前日、大地に植えつけた。土星と月の「衝」が近づくと、種蒔きと移植に良いんだそうだ。

雨降りの多かった初夏。根が腐るのではないか、トマトの味が水っぽくなるのではないかと心配した。

今年はこまめにわき芽をかいた。

混み合わず、茎の太いトマトの木に成長した。


Borragineボッラージネ(ボリジ)を生え放して受粉を手伝うハチを呼んだ。
Ape su Borragine 

クモが虫を食べている。そっとしておこう。

Ragno su pomodori

夫が待ちに待ったPane e Pomodoroパーネ エ ポモドーロをようやく自家栽培トマトでこしらえることができる。

夫の絶品料理!(簡単過ぎる・・・。が!彼の右に出るものはいないっ!)
Pane e Pomodoro di Roberto-1 

スライスしたパンに、トマトをこすりつけ、塩をふり、極上自家栽培オリーブオイルをかけ、再びトマトをこすり、味を均一にする。
Pane e Pomodoro di Roberto-2

山でも海でもこしらえる我が家の夏には欠かせないPane e Pomodoroパーネ エ ポモドーロ


ちなみにトマトの成分。

緑黄色野菜なのでビタミンAになるβカロチンがある。視力・粘膜・皮膚・髪の毛の健康を維持し、呼吸器系統を守る働きがある。

そして、皮にたくさん含まれているリコピン。抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化の予防をしてくれる。


さらに、日焼けや腫れなどに、トマトの果汁とオリーブオイルをあわせた液をマッサージすると痛みや腫れがひくそうだ。

エピソード≫

いつだかチューニア旅行のディジェルバ島の海でシュノーケリングをしていたらクラゲに顔を刺されてしまった。それでなくても大きい顔なのにドンドン赤く腫れていく。恥ずかしくってさらに赤くなる。そんな赤い私を心配して駆けつけてくれたチュージア人。何を言っているかわからなかったが、赤いトマトを一個持ってきた。目の前でスライスし始め、私にホレ、ホレと差し出す。ジェスチャーでわかった。私の赤い顔は、赤いスライストマトでうまった。

Oh!しばらくすると赤い腫れがひいたのだ!!!!!!

オリーブオイルこそその時はなかったが、トマトパックで腫れがひくのは間違いなし!!



そんな役に立つトマトにも欠点がある。

トマトには、ヒスタミン成分があるのでアレルギー持ちには要注意野菜なのである。

食べるか我慢するか。くぅぅぅぅぅ痛い選択。

2016
・・・やはり・・・イタリアの大地の恵みトマトの味はやめられない。

春真盛りの五月、旬のCarciofiカルチョーフィ(アーティチョークもしくはチョウセンアザミ)が終わる頃でもあった。

旬が終わる頃の畑のCarciofiは小さく実る。
DSCN2440 picasa
最後のエネルギーが濃縮した柔らかいつぼみは、今季最後だそうだ。

このつぼみたちを集めて、Sott'olioソットォリオ(オイル漬け)にする。


栽培にあまり手のかからないCarciofiは、田舎の住人たちの畑の端に一列に居据わっている光景をよく見かける。増殖も簡単だそうだ。

そんな田舎の元農婦=85歳のおばあちゃんが、”ORA”オーラ「今」だ、ということを教えてくれた。

我が家の前の空き地に今や野生化したCarciofiのつぼみを拝借。

野生化しているから虫の住家ともなっているようだ。
DSCN2429 picasa
外側の皮をむく。先を切る。茎もとる。

この作業中、色が変化しないようレモン水に浸す。


酢を混ぜた水を沸騰させ、10分ほど茹でる。

つぼみを下向きにして、しっかりと水切りをする。一晩置いてもいいくらい。
DSCN2430 picasa
私は、ニンニク・自家製Peperoncini*ペペロンチーニSiciliaシチリアの友人のMammaOriganoオリガノを混ぜ、我が家ご自慢の自家製オリーブオイルで漬けた。
DSCN2431 picasa
最低二週間は漬けるそうだ。じれったい。

私は、オリーブの保存*は暗室・暗瓶と遮光を徹底しているので、アルミホイルで遮光した。

DSCN2435 picasa
やってみると簡単である。


こういった保存法は、旬でなくても楽しみが増える。

何もない時いざという時に重宝する。

Carciofiは、体にいい成分だってたくさんある。生活習慣病の予防にもってこい。

Fibre(繊維)Calcio(カルシウム)Fosforo(リン)Magnesio(マグネシウム)Ferro(鉄分)Potassio(カリウム)・・・などなど。 


ORA”だから今の内にいくつもこしらえようと思う。

 

Peperoncino*・・・ブログ『Peperoncinoペペロンチーノ』

オリーブオイルの保存*・・・ブログ『オリーブオイルの保存

2015年のイタリアの夏は猛暑だった。

日本の梅雨期、雨降りの中を歩くと肌寒いほどの気温だっていうのに、電話の向こうにいる夫の声は「イタリアは40度近くで午後は外に出られん!」と嘆きの声を思い出す。


オリーブの実に卵を産み付ける種のハエ(Mosca dell’Olivoモスカデッロリーヴォ)は、猛暑の為産卵期を逃し、オリーブの実は順調に成長期を過ごした。

10月前半の豪雨明けには、収穫を始めているところもあった。ハエたちの心配もなく、トスカーナのオリーブの実は、無事にオイルへと絞られたことであろう。

暑さに強い植物であり、ハエの産卵期を乗り越え、2015年のトスカーナのオリーブオイルは、どの農園でも出来が良かったのではないかと私は想像する。


一般的に売られているオリーブオイルを大きく二つに分けてみると、一つは表記されていないFiltratoフィルトラート、もう一つはGrezzoグレッツォとかNon Filtratoノン フィルトラート表記されている

Filtratoフィルトラートは、一般的に市場に出回っているものだ。フィルターでオリーブオイルを漉してあるオイルで、余計な成分を取り除き長持ちする。

Grezzoグレッツォ=Non Filtratoノン フィルトラートは、その逆で、フィルターに漉されていない純なオリーブオイルということである。しかし、時間が経つと沈殿物ができ、その沈殿物を除去しなければならない。沈殿物の中にある成分は、オイルの劣化を進める成分がある。容器から容器へと移し、沈殿物を除去する作業をイタリア語でTravasareトラヴァザーレという。10リットル以上のの大量購入をした場合、年に1~2回はTravasareトラヴァザーレをすることを薦める。


イタリアの小さな農園で直売しているオリーブオイルは、たいていGrezzoグレッツォのオリーブオイルである。フィルターで漉すには手間と時間と費用がかかる。

しかし、私は、少しでも美味しさを保たせる為に、フィルターで漉したオリーブオイルを薦める。

フィルターで漉したオリーブオイルは、冷凍することもできる。11月の搾り立ての味が夏に味わうこともできるのだ。講座で、こんな目の飛び出るような話を聞き、講師オススメのFrantoioフラントイオ(搾油工場)でこだわりのオリーブオイルを購入し、早速冷凍してみた。(高価でこだわりのあるオリーブオイルは、たいていフィルターで漉されてあるものが多い。)

7月の私の誕生日に解凍し、待ちに待ったオリーブオイルを試飲。うぉぉぉぉぉ!!忘れもしない搾り立ての味。感動・感激!

これは、特許を得たAntinoriアンティノーリ社の技法だそうだ。

一度解凍したオリーブオイルは再度冷凍はできない。小分けにし冷凍してみるのもいいかもしれない。


オリーブオイルの保存は、緑の葉緑素が飛ばないように暗室で、透明ガラスの容器の場合はアルミホイルや新聞紙でも巻きつけ、とにかく遮光することは鉄則である。できれば、20度程度一定温度が保てる場所で保存し(冷蔵保存はNG)、火の近いところでは放置しない。

少しでも長くおいしいオリーブオイルを味わって欲しい。

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