大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:Pomodoro


あぁぁぁ、疲れた。


オリーブの剪定より

私の体は膨らんだ。


膨らんだところが痛い。


痛みと共に朝目が覚める。


うぅぅぅ、疲れがとれていない。


Buon appetito

今年は、遅れに遅れて

六月にトマトを独り立ちさせた。


私の愛しいトマトたちを

今年は自然農法というやり方で

大地に植え付けた。


Orto Sinergico in preparazione

その自然農法・・・

イタリア語ではOrto Sinergicoオルト シネルジコといい

若者や小さい畑なんかでは実践されている。


本も出ているし、ネットでも簡単に検索できる。


この自然農法とは、実は日本で生まれた農法。


虫を敵にしない


土を耕さない


が基本。



はいはい、虫は敵ではありません。


土を耕さないなんて最高です。


で・・でも、う・・畝作り・・が、た・・大変。


Orto Sinergico piantato Pomodori

我が庭は、カッチカチの粘土質土壌。


人力で土を掘り起こすのは、私も夫も懲り懲りだから

ご近所の農夫を呼んできて

トラクターで土を砕いていただいた。


私がちょっと留守にしている間の作業。


帰ってきて、土が粉々になっているなんて夢のようww



それから、足の踏み場用の溝をつくり

溝の部分の土を畝の部分に持ち上げ

4050cmの高さにするわけである。


この作業が、大変なのである。


土を重ねていく前に

コンポストの生ゴミも散りばめて。



その畝の上に10cmの厚みになるくらいの

刈った草を敷いていく。


草や藁を敷くことを
Pacciamaturaパッチャマトゥーラという。

この土と草の畝作りの作業を

一日で終わらせるようなことが書いてあったから

それはもう大急ぎである。


夫は、草を刈っている。



草が足りなくなったので(夫が疲れ果て)

しばらくストップ。


終わっている畝に、我がトマトを植え付けていった。


set Sòmen

Orto Sinergico自然農法の考え方は

森のような土作りを目指しており

落ち葉が土を作るという理論である。


落ち葉の下には

フサフサの土と、フサフサの土にするバクテリアや虫がいる。



粘土質の土壌でも森のような土壌になるかなぁ


土を耕さない方法なんて最高じゃないの!


と痛みを我慢しながらやってる傍で


近所の農夫は


やっぱりね、耕さなきゃダメよ。


肥料を撒いて、結実剤使って、実をつくらないと。


でもさ、
Pacciamaturaはイイと思うよ。


とゴチャゴチャ言っている。



がんばっただけに

イメージ通りのOrto Sinergico

出来上がった!

(半分強。)


Sòmen

和食が粗食ではないが

SHISOもできあがってきたので

Sòmenでも一人ランチでいただきますかっ。


和風
Dashiがないから

Brodo di Verduraブロード ディ ヴェルドゥーラ(野菜出し)ですよ。


贅沢言いません。


Pranzo



**********



レオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとVinci村で

69日と10日に行われる

EcoVinciFestival

Origamareさんと一緒に

紙のセコンドライフ≫

をご紹介いたします。


私たちは10日の日曜日に

みなさまとお会いすることを心より楽しみにしております。


Biglietto da visita

Il EcoVinci festival è a Vinci

dove è nato un genio Leonardo Da Vinci,

giorno 9 e 10 Giugno 2018.


Ci saremo domenica 10 tutto il giorno.


Io e Origamare presenteremo

la seconda vita della carta”.


EcoVinci



*過去の関連記事はこちら↓*

ワタシのトマト imiei pomodori

トマトのヒミツ Pomodori

カエルくん coltivare SHISO


Instagram ≫≫≫ obatamakivincirealmakici



Grazie di aver visitato!

最後まで拝読していただきまして、ありがとうございました。




トマト、トマト、毎日トマト。

Bellissimi e Bonissimi


今年の夏の到来が早過ぎて、なかなか美味しいトマトにありつけなかった初夏。大地のトマトの熟れは、例年通り七月であった。

Crescere


早い夏の売られているハウスの中の水遣りトマトは、どうしてもいただけなかった。有機栽培といわれる農園でも、自然のチカラの味がしなかった。

Bello come Gioventù


待ちに待ったワタシのトマト。

ポットに蒔いて、ポットに株分けして、大地に移植したワタシのトマトたちに、刈った草を敷き、水遣りは定植する頃まで三回し、あとは三週間に一度程度にした。常にバイオダイナミック農法カレンダーを見ながら手を加えた。

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今年も、美味しくできた!

皮はパリッと張りがあり、果汁は濃厚。

「ウチのが一番だね~!」

「うんうん」

Pasta Fredda


なるべく生の姿で食べる。

なるべく食べる時に摘んでくる。

Pane e Pomodoro di Roberto-2


Pane e Pomodoro
パーネ エ ポモドーロ

(トマトの果汁をパンに塗りつける)

Pasta Freddaパスタ フレッダ

(パスタを茹でたら生野菜やチーズと合えるだけ!)

Insalata di Pomodoroインサラータ ディ ポモドーロ

(シンプルトマトサラダ)

Insalata di Farroインサラータ ディ ファッロ

(スペルト小麦を炊いてオリーブオイルをふんだんに野菜と合える!)

自家栽培のBIOオリーブオイルをかければ、もう抜群。言うことナシ!

Insalata di Farro


Pizza
ピッツァも夏限定!生トマトをトッピング。

Pizza


トマト、トマト、毎日トマト。

やめられないとまらない。

夏だけのトマトさん。


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自家製ピッツァ LaPasta di Pizza

トマトを保存する Conservarei Pomodori

トマトのヒミツ Pomodori

ありがとうGrazie↓

あ~もう少し。

手が届きそう。

あの雲、触ってみたいなぁ。

nuvola vicina

すぐ近くに見える雲が現れた。

手を伸ばせば、届きそうなほど近くにいる。

よく見ると、モコモコしたところが煮え立っているかのよにグツグツ動いている。


Cammino


歩いて手が届いた。

歩けること、手の届くことって、こんなに嬉しい。

最近だって、五月の手術後も、寝たきりの赤ん坊のように、下の世話までしてもらった。

そこにある飲み水さえ届かなかった。


Mamma e Figli


母の命日は七夕の日。

痛みを抑えるモルフィネが効いて、笑いながらスーっと天へ上っていった母。

手を伸ばしながらフワフワと織姫となって、天での愛を求めに去ったような。


2anni


私は生まれ、歩き、未来へ向かった。

今日きっと人生の半分を生きている私は、これが未来だったことを知り、その先の未来へまた向かう。

過去と現実と未来を振り返るよい機会が今日のこの日、誕生日かもしれない。


記憶と記録は目の前にある。

しかし姿は、あの雲のように手には届かない。


Primo Pomodorino come la mia guancia


今年のトマト。日照りにも関わらず、トマトは熟れた。

まるで私が2歳の頃のほっぺのよう。

パリッとした歯応えに、濃厚な味。

そうよ、そうよ。私もシャキッとして濃厚な人生を送らなきゃ!



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ブドウを摘んでから Fogliedi Uva

祖母とマキちゃん



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風が吹いたり、雨が降ったり、日が出たり。大地は、大気に身を任せる。

Bagnati Finocchi Selvatici

降水量の少なかった春も終わり頃なのかしら・・・雨が降って、ヴィンチは霧で覆れた。

Goccia su Migne

植物たちはゴクゴク水を飲む。

最後の一滴まで。

濡れた大地は、奥深く浸透していく。

それを根たちは追う。

Fiori di Cactus

もう何年も前に拾ってきたサボテン。

身を滅ぼしてまでも瑞々しい大きな花を咲かせ、子までも産む。

Cactus sta esaurendo facendo i fiori e i figli

種からヌクヌクサンルームで育てたトマトたちは、一株ずつ株分けされ定着し成長し、そろそろ独り立ちできるカラダと気候になってきたようだ。

Pomodori pronti

もうそろそろ花も咲きそう。わき芽も出てきた。

強風があっても倒れないように、支え柱に緩く縛ってあげる。

Trapiantato a terra

あ~楽しみ。今年の菜園は、トマトで埋め尽くすぞ。

ヴィンチの粘土質の大地は、トマトが一番適してそうだ。粘土質は水入らず。

Migne Migne!

オリーブも開花間近でオーラを漂わせている。

水分補給して受粉の粘着をよくするのだ。

飲め、飲め、水を。

最後の一滴まで。

Goccia e Migne

私たちも、飲め、飲め、水を。


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オリーブの粒 Migne

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da vicino

私だってわかる春の気配。

Bene Bene Germogli di Pomodori

二月にトマトの種蒔きをしました。

お月様は望ぼうを迎える頃。

天空では*土星と月の衝しょうが起こっていたんですって。

シソもニラも自分のたまごから生まれてきました。

たまごたちのサンルームでは大賑わいです。

Serra fai da te

モモの樹もたまごから生まれてもう8年。

Germogli di Pesco

大地には、ボリジがまた身を乗り出してきました。

その横には、秋口、節分の豆まきのようにバラ蒔いたSenape Biancaセナペ ビアンカ(セイヨウカラシナ)がボリジと手をつないでいます。

Ho seminato le Cime di Rape

オリーブの剪定の合間、彼らを覗きに行きます。

Metà Sole Metà Piove

足をとめて、上を見て、下を見て、右を見て、左を見て。

Tarassaco


*
土星と月の衝

Oposizione Luna – Saturno

オッポジッツィオーネ ルーナ ・ サトゥールノ

27.5日サイクル。月は石灰を揮わせ、土星はシリカを呼び起こす。このコンビはポジティブをあらわす。種蒔きや移植では強くたくましく成長させる。

Corno Silice(501)の散布に適している。

バイオダイナミック農法より


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