大地の住人 ヴィンチの丘で

地球と体に優しいコト ~イタリアから~

フィレンツェの端っこレオナルド・ダ・ヴィンチのふるさとヴィンチの丘に在住。 大地の自然たちと向き合って地球と体に優しい様々なコト、発見・提案・発信!

タグ:Primavera


Potatura Seccaポタトゥーラ セッカ(冬の剪定)と呼ばれる期間


芽生える前の樹形を整える剪定


Strecciaturaストレッチャトゥーラ o Stralciaturaストラルチャトゥーラ

呼び方が二つあるが意味は同じこと

剪定後架線に残っている枝を取り外す作業


Legaturaレガトゥーラ

一番下の架線にしっかり縛り付ける作業



Potatura Verdeポタトゥーラ ヴェルデ(直訳;緑の剪定)と呼ばれる期間


Scacchiaturaスカッキアトゥーラ


Allacciaturaアッラッチャトゥーラ 

棚の架線に縛るもしくは絡める作業=誘引


Sfemminellaturaズフェンミネッラトゥーラ 

二番芽除去作業=副梢掻き


a)Cimaturaチマトゥーラ b)Capannaturaカパンナトゥーラ

一番上の架線を超えた枝を処理する作業=摘心

a)切りそろえてしまうこと、特にマシーンで特に農薬農園に人気 

b)グルグル架線に巻きつける、手作業で有機農園に多い


Defogliaturaデフォリィアトゥーラ

ブドウの周りの葉を除去する作業

その年の気候に応じて行う。


DSCN9979

Scacchiatura芽掻き作業


DSCN1572

Doppioneダブル新梢


春も落ち着いた4月頃、ブドウが芽生え枝(新梢)が生まれる。

急成長に伸びブドウの莟(形はブドウのまんま。花穂)が付きだす。

手のようなViticciヴィティッチ(複;つる、巻きひげ)が出始めた頃

Scacchiaturaスカッキアトゥーラ(芽掻き作業)がはじまる。


バイオダイナミック農法では、Luna Discendenteルーナディシェンデンテ

(28日間のサイクルをする回帰運動中

月が黄道の秋分点から春分点へ向かう下降側の14日間)

の期間に行うのがベスト。

この期間は、エネルギーが地下で活動するため

傷を伴う剪定作業をすることで、植物への負担を減らすことを狙う。

なるべくこの期間に終了させることを努めるが

できなくっても毎年毎度の気持ちは植物に伝わっている。はずだ。

天気と見合わせていると、植物の成長とカレンダーに追いつかない。

仕方がない。後のケアでまた気持ちを寄せたい。


DSCN8999

Viticcioつる・巻きひげ


この芽掻き作業はとても重要で

ブドウを美しい味にする秘訣でもあると私は豪語する。

剪定で樹形を整えたら、狙いの芽から生まれる以上に

もっともっと生まれてくるのはどの植物でも同じである。

それは、剪定して抑制しているからだと私は思う。

その狙いの枝以外の芽生えを取り除くことを芽掻き作業という。

ときに同じ芽から二本生えてきてしまうこともある。

小さいのがいっぱい生えてきてしまうこともある。

狙いの枝を残し必要ない枝は掻き

それでも来年冬の剪定で使えそうな枝は残す。

そう、剪定士は、過去と現在と未来を常に植物の体を眺めながら

操作と作業をしているのである。


DSCN2229

Sperone腕枝


一本の枝(新梢)から二房なる。

一本の木に

Cordone(主枝) speronato(腕枝付き)コルドーネスペロナート

という樹形であれば、45つのスペローネ(腕枝)があり

その各スペローネに二本の枝(新梢)

プラス場合に応じて樹形が狂ってきたら

もう一本元気な枝を残す。これは来年実になる枝。

これで、810房のブドウが収穫できる予定。

しかし、今年は冬の降水量が少なかったせいで

一本の枝に二房ない。一房かゼロ。

房の数状況をみながら、芽掻き作業をした。

この樹形は、混み合いがちになるなので

私も農主も好きではない。


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 Cordone speronatoブドウのある樹形、トスカーナに多い   Prima


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Dopo


そして、Guyotグヨー

この樹形はCordone speronatoの原型なのだが

この形を毎年継続することができる。

混み合わず、毎年新しくできるので一番理想な樹形であると

注目を浴びている。こちらは枝の縛り付け作業が必須。

一つのスペローネに二本

去年の枝(母枝)から35本の新枝(新梢)を残して

あとは掻く。スペースや位置、元気度や来年をみながら。

こちらの少量降水量の影響は、均等に芽がでなかったこと。

房の数など様子をみながら掻いていく。


DSCN8996

Guyotブドウのある樹形、トスカーナに多い


芽掻き作業をこの時期に推薦するのは、早めにすることで

ブドウの実へのエネルギーが集中しやすくなることが一番

エネルギーを集中させることで

より豊満で濃厚なブドウができるのである。

そして、混み合わず、触れ合わず、換気がよければ

湿気の多いブドウの実へダイレクトに病気を防げるのである。


DSCN9377


複数の農園に携わったが、この芽掻き作業の慎重度は

確実に結果として出ている。

農園の主の性格や情熱が、やっぱり、やっぱりブドウにでる。と想う。

その後の醸造のテクニック能力はわかりませんがw

ワインのイベントでワインを買うとき

農主の情熱的な語りにポイントをおいてみることをお奨めする。



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もぞもぞ成長、BIOでいることScacchiatura

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前は

私たちがこんなに自由だったなんて気が付かなかった。

規則って実は私たちのモラルの表現だったんだな。

個々にもつモラルが違うから、統一していただけなんだ。

どの空港からも分刻みで飛行機が飛んで、いつでも旅行ができて

一人一台は持つだろう自家乗用車で、いつでもドライブして

気分転換に素敵な宿に泊まって

面倒だから外食しちゃって

旬のものなんか他所にグローバルに世界のものが手に入って

思いついた時にショッピングして

毎日の意志通りスポーツトレーニングして

いやいやだけど友だちに会えるから学校に行って

自由に歩いて天へ向かって草の上で寝っ転がって

時代の異なる家族と寄り添いあって

友たちと乾杯して

私たちの挨拶や気持ちを体で表現して

・・・・・

人に寄生するコロナ菌は、私たちの自由の温もりで繁殖した。

私たちの無薬な退治と予防は、ただただひたすら離れることだった。


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今は

私たちの自由は家という箱の中で

核家族と、もしくは一人ぼっちで過ごしている。

時間がないほどつくれないほど、過剰な自由に追いつかなかったのに

箱の中で残された自由を模索することになってしまった。

家族とゆっくり過ごす時間がなかったのに

急に24時間50日間以上も一緒にいるはめとなった。

今後の経済の行方に不安を持ち、節約しながら生活をする。

国からの補償は結局の所、食べる分だけっぽい。

私も食費の足し分のクーポンが自治体から届いた。

どれも自ら申請をしなくてはならない。

税金が戻ってくる方法は、受け取る市民も

わざと複雑にしてある仕組みを理解して利用しなければならない。

それは前と同じだ。そう簡単にはがっぽり娯楽費まではもらえない。

しかし、マスクだけはコロナ禍ピークを超えた頃から

じゃんじゃん手に入るようになった。

マスクを一度だけ作ったけど、もう作らなくてもいいかもしれない。

それから

オンライン授業なんていうとりあえず存在確認の授業は

少年少女もとりあえず定刻と暇つぶしの材料を与えられ

フワフワとカリキュラムをこなしているように見せかける。

宿題と言い訳しながらずっとネットが繋がっている。

スマフォじゃ目が危険!とPCをネットで購入しようと検索したら

どれもこれも売れ切れ。もしくは値段の選択ができない。

少年用SIMカードの乗り換えも時間がかかった。

家庭用Wifiルーターをつけない、必要としなかった我が家には

家族中のSIMのGiga数でデザリングしあう。

オンライン授業とオンライン宿題、オンライン友好関係は

とにかくネットとGiga命が現代っ子の生活で

コロナの標的は、距離に動じないヤングではない

まだまだ伝統と歴史と温もりを継承しようとする

大人たちであったことを悔しく思うが

これが現代に生きていくスタイルという発見なのであろうか。

小鳥が大声で鳴く天気の良い澄んだ都市の小さな空に目をやる。


DSC05193

それでもどこか都市と田舎ではコロナ禍に温度差があった。

箱の中で核家族が四六時中いるのとは違う。

私は、平日ブドウ畑で作業して、週末オリーブ畑で剪定をした。

夫も、平日派遣農業して、週末自分農業をした。

雨の日が家族のホンモノのロックダウンであった。

でもいつもの雨の日であった。

週末には景気付けにBBQをしてコロナをあざ笑った。

地面にはマルガリータやタンポポが一面に咲き

まるで天国のような庭には、減少しているというハチが集まり

いつもの春といつもの晴天であった。

少年は気晴らしにサッカーボールを蹴り、オリーブの木にあたり

いつものように怒鳴られ、そして何も変わらない。

私たちは、今までも週一の買い物だったし

田舎暮らしをはじめてから、旅行はあまりしないし

おじいちゃんおばあちゃんがいない子育てをしてきたし

子育てを優先して仕事もいつもボチボチで近所だったし

農薬反対エコ生活を意識しはじめ、手つくりは得意だったし

だから家にいても苦にならないし

もっともっと作りたいものいっぱいあるし

雨が降らないからロックダウンできずに何もやってないし。


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少年が長い夏休みに入った感覚と、一緒にどこも行けないこと

少年が体の分身のようにスマフォ持ち歩いて引き籠った生活が

コロナの大打撃のような気がしてならない。

イメージだとのびのびした田舎暮らしなのに少年だけそうではない。

200M の距離は歩けるけど、逆に一人が怖い。

ときにポリのヘリが飛んでいてこちらを見ている。そんな気がする。

トスカーナ州は外出時マスクをつけることになったけど

誰もいないのにマスクをつけるのはバカバカしい。

外出がコロナの恐怖より罰金の恐怖は田舎暮らしにも縛られた。


DSCN9954

感染症の学びの40日間の隔離がとっくに過ぎ

Tvニュースで、先を行く武漢の人々の外出シーンを見せつけ

フェーズ2での注意事項がジワジワと報道され

我ら一般市民も期待を胸に膨らませた。まるで明日からのように。

そして、気は早く、コンテ首相が国民に向けて

5月4日からのフェーズ2を発表した。

その様は、やはり教授だった。Si, prof.!

あぁ、やっと外出自己申告書を携帯せずにちょっと歩ける。

しかし、まだ州内での移動のみ。

「ここで気をつけてくださいよ!マスクは絶対です。」Si, prof.!

マスクはお手製のオシャレオリジナルマスクでもOK。

少年よ、もうビクビクしないでお母さんがいる畑に遊びにおいで!

ヴィンチ村にも行っていいよ。

少年もマスクして、1メートルの社会距離ね。

ボクもマスクwと大人の仲間入りしたようでニヤッとした。

ジェラート屋さんはまだ営業休止。もう少しの我慢。

サッカーの練習もまだまだだな。

次のステップは、5月18日そして6月1日と

2週間毎に緩和され、徐々に平常に戻す設定だ。

そうこうしている内に、季節は変わり、春から夏へ突入しそう。


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後は

私たちは、コロナで何を学んだか、各々にあるであろう。

コロナを研究している人たちが、なぜ感染症が起きちゃって

どんなところが拡がりやすくて、どんな病気で

どう対応するべきか発表して

そんなレポートもたくさん見たし読んだ。

どれもこれも結局の所同じことを言っているようだ。

やっぱり、私たちの生活スタイルと地球との関わりはとても深く

私たち自由の欲望は強すぎて速すぎて

ゆっくり進む自然のサイクルと比例していなかったことが

このコロナであからさまとなったのではないかと思う。

私が、生活において地球と体に優しく生きようというテーマは

コロナで改めて思い知らされ

鞭を打つように生活を見直すべき、それは

買う度に、これはどこで何からつくられているのであろう、とか

移動する度に、どのくらい消費をしているのだろう、とか

食べる度に、均等な栄養がとれた食事をしているのか、とか

考えて生活していくことが大切だったんだよな、とつくづく想う。

消費者は、このシンプルな家にいるだけロックダウンと同じく

シンプルに物事を考えて行動して我慢することに慣れることが

実は私たちのできることなんじゃないかな、とシンプルに想った。

生産者は、お金儲けのことばかり考えず

見えないコロナが生まれるように

見えない自然の声を察知しながら

私たちの地球と体を守った商品を生産するべきなんじゃないかと

私は、前も今も後も、願い想うのである。

ただ商品を生産を目的とするだけではなく

生産をAからZまでデザインすることが

今後のビジネススタイルなんじゃないかなぁと夢を抱く。

持続可能なサスティナブルビジネスを

シンプルイズライフのその中で

魅力ある個性的な私たちのライフスタイルを

常に地球と体、今と未来を繋げながら生きていきたい

と、そうポジティブに見つめたコロナ学びでありました。


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今日もこんな夕日と出会えて幸せです。

こんな新月からの細い三日月と金星の光を浴びれて幸せです。

あの日、細い三日月はそのままの形で赤く西に沈みました。



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親愛なるスクールよ Dolce in forno

北風と太陽と春 Capperi di Tarassaco

飛行機雲のない空 i fiori di equiseto


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帰宅する家人が家族へ手土産を持ち帰ってくるって嬉しい。

嬉しい報告は興奮してチャットや電話ですぐ伝えちゃう。

シュウマイだって野菜だって物だってなんでもいい。

いやいや、ゴミになる物だけは勘弁してくれだよな。何度かあった。


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夫が、ブドウ畑のランチタイム、ふらふらと散歩をしていると

野生のアスパラガスの群れを見つけたそうな。

おぉ、これは!

まるで宝を見つけたかのように、探し摘み始めたそうだ。

なんだかおかしい。

私も同じ状況に出会すことがしばしばある。

ビーツやタンポポの葉っぱや莟、菜の花なんか。

別々の畑で同じようなことをしている夫婦は

ケンカはしょっちゅうだけど似た者同士ってやつなんだな。

同僚と野生のアスパラガスをどうやって食べると美味しいか

なんて話ながら一緒に摘んだそうだw


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同僚は、アンチョビと一緒にオムレツにして食べるのが

好きなんだそうだ。そうか・・。

オムレツっていうのと、パンで食べるってのが

今日の晩御飯ではないな。

私は、シンプルにアスパラをパスタの湯で湯がいて

オリーブオイルと塩で和えて、半熟卵とパルメザンチーズで

食べることにした。アスパラのカルボナーラ風に。


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野生のアスパラは3月が収穫期。

だから4月のアスパラは、もう遅いかもしれない。

触ってみると硬かったので、下の方はかなり捨てた。

それでもアスパラもオリーブオイルも調理法もほぼ生に近いので

アスパラの野生味、オリーブオイルの苦味辛味

卵の甘味、チーズの塩味、各々の味のハーモニーが広がった。

野生味はミネラルがキシキシ伝わってきて

まるで薬草のようなサプリメントのような満足感がある。

これは、スーパーの野菜たちにはない独特の味なのである。


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私はちなみにミネラル不足なのかな

足がつったり、眠りが浅かったり、便秘だったりするのだが

以前にも偏頭痛が長いこと続いたとき、薬草屋さんに相談した。

もしかすると、マグネシウムが足りないのかもよ

というのでマグネシウムの粉をサプリメントに夫が買ってきてくれた。

それを飲みはじめてなのか、頭痛は消えた。

その後も思い出すようにたまにスプーン一杯水一杯で摂るのだが

足のつりも、眠りも、便秘も、イライラも、解消するのである。

もちろんサプリメントの粉で摂らなくたって食品から摂ることができる。

そのアスパラやアンティチョーク、ビーツ、タンポポなどの緑系

ナッツ系、豆系、穀物系などが、マグネシウムは豊富なんだそうだ。

簡単に摂れそうなんだけど、どういうわけか欠乏してしまう。

特に女性は必要なのに、月経などで消費しちゃうようだ。

逆にサプリメントを摂りすぎるとお腹を下したりするので

気をつけよう。いろいろ調べてみるとどこも同じことが書いてある。


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雨の後風が吹きまくって、これからまた天気が良いのだそうだ。

私のオリーブ、Migneミンニェ(オリーブの花の莟)がプチプチ出てきた。

いっぱい生まれてきた!嬉しい!

去年ここの畑は不作だったから、今年がんばってもらわなきゃ!



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CarciofiSott'Olioアーティチョークオリーブオイル漬け

タンポポを噛みしめるTarassaco

大地の春・草・味ErbaSpontanea



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皿洗いで使ってるゴム手袋に穴があいた。

いつものことだけど、ストックは無いしすぐには買いにいけない。

だからゴム手袋ナシで皿を洗っている。

コロナが我が家に侵入した感はないけれど

少年に手洗い習慣の特訓中で

(自分で汚れを感じないから面倒みたい)

私は模範としてこまめに手を洗う。

(目に見えない敵なのだ!)

(といっても、野外活動中は手も洗わずもしくは水で簡単に

平気で木になっている実をもぎ取り手で拭いて食べたりしている。

野外ではエニマル化する家族である。)

洗剤もエコだし、石鹸は自家製だけど

やっぱり手が荒れる。

どこかで読んだな、手が荒れていると菌が入りやすいって。



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そこで、オリーブオイルクリーム!

自家栽培オリーブオイルに蜜蝋(濾されていない

ヴァージンなものだとプロポリスなどの成分が残っている)

リラックス効果のあるリンデンハチミツでつくった

自家製ハンドクリームが大活躍。

ハチミツがなければ蒸留水だけでも大丈夫。

こんなにシンプルで万能な古代のガレノスコールドクリーム。

蜜蝋を塗りつけている感じなので、荒れた部分を埋め

ツルツルになる。

2,3日も塗っていれば、クリームが必要なくなる。

私は、目の下に塗ることもあるし、唇にも塗ることがある。


リンデンハチミツ入りColdCream con Miele di Tiglio

風にも負けない元祖ColdCream



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手が荒れ出した頃、政治もほんの少し荒れ出した。

経済措置や今後の経済や雇用に関して

給付金が少ない&遅い

不安だらけの市民はいてもたってもいられない。

私も日本に1ヶ月強帰国すると

3週間後ぐらいから猛烈に不安が襲ってくる。

なぜって、消費ばっかりしてて収入がないからである。

オーストラリアに長期滞在しているときもそうだった。

収穫までの間じっと実の成長を待っているときもそうだ。

収入に確実性がないと不安になってくるのは当然である。

右翼の政治家がコンテ首相と対立意見だった様子で

TVに向かって市民を間に挟んで意見を交換している様が

なんだかこっちは不愉快な気分になった、正直。

そちらで十分に話し合って

一番よいだろう判断を国民にお知らせください

と、小さな部屋でTVに向かってぶつぶつコメントをしている市民は

反対派がいるから政治なんだよなぁ

そう簡単には物事うまくいかないさ

と、イタリアのスピード感のない話し合いにまた肩を落とした。

いつものことだけど。

経済対策には弱いんだよなぁ。

命や人権を守ることに関しては一番強いんだけど!

コロナ感染の危険以上に経済不安が高まった今

それでも油断は禁物、警戒は引き続き持ち続けたいそうだ。

前にコンテ首相が国民に伝えていたように

二度緊急事態宣言は出せない、と。

しかし、不安になる生き物は、1ヶ月以降は苦しみと化していく・・

けどさ

ストレスにならないよう発散していこう。

発想の自由だ!発想の自由。それはアイデアなんだ!

と、自分に言い聞かせて・・・。



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ロックダウン下のコロナ対策は、結局の所

よく寝て、いっぱい水を飲んで、栄養のある旬のものを食べて

適度にエクササイズをして、ストレスを溜め込まないように工夫して

病は気からならぬコロナは気からにならぬよう

それを持続可能なサスティナブルライフが

長期戦コロナと戦う、人ができることの基本なのではないかと思った。

人と人を引き離すだけではない、不安まで襲うコロナ。くぅ・・



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そんなコロナ禍に荒れ出した世の中で

日本の友たちと、今日何やっただの子どもの話だの

LINEで報告しあうことが増えた。

なんだか可笑しい。

私もアナタもみーんなヒマw

やることはそれでもいっぱいあるけれど

こんなに距離があっても、コロナで閉じこもりが共通点。

子育てで共通点とかあるけれど

パンデミックが共通点となるとは。

家にいて親子で元気にしている様子が安否確認。

案外、SNSに投稿する友の日常も安否がわかってホッとする。

メッセージのシメの言葉は

「さて今日は何をしよっかなー。」
www



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そのままのワタシHo icapelli bianchi

オリーブオイル石鹸Saponeall'Olio di Oliva

オリーブオイルの保存と管理L'oliosta nel buio



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DSC05129

少年が起きてこない。

起こしに行った。いつものことだけど。

「あぁぁ、今、起こさないでぇ。イイ夢みてるの。」

「へ~、どんな夢みてるの?」

「あーん、嫌だ、寝かせて!」

「え、え、でもさ、夢ってすぐに言わないと忘れちゃうんだよぉ。」

「みんなでビーチに行ってる。」 そうなんだ、誰と?

「みんな。」 お母さんいる?

「うん、お母さんいる。お友だちもいる。みーんな。」 何やってるの?

「Festeggiare(お祭り騒ぎ)してる。」 何の?

「コロナが終わったから。」 そうなんだ。

それはイイ夢だね。もうしばらく夢の中にいさせてあげよう。



DSC05108

ヴィンチの丘は、春がとっくに来て、地面の花は咲き乱れ

藤棚のフジは咲き乱れ、ここしか花がないかのように

ハチはやってきて飛びまわり、貯めてある雨水を吸っていく。

よくみるといっろんな種類のスズメサイズの鳥たちもやってきて

パンくずつまみにきたり、こぼれた種をつまみにきたり

刈った草まで持っていってる姿は巣でもつくるのかな。



DSCN9897

パスクアの日(Pasqua/復活祭/イースター)

閉じこもりなんてしていられないほど天気が良かった。

私たちは、肉を焼いて、スキアッチャータを焼いて、ポテトを焼いて

アボカドサラダにタンポポの莟の塩漬け混ぜて

農主のビオディナミワインで乾杯した。

ボクも、とG.A.S.で購入したBioのリンゴジュースを持ってきた。

よし、乾杯~。

いつもの三人じゃなんだかつまらないんだけど、いつものことだから。

なんせ今日、三人揃ってランチを外で食べている。

眩しい・・とか、暑い・・とか、必ず文句が出てきて

ハッピーエンドに終わらない家族で(いつものこと)

最後に外に残っているのは私だけ。

結局食後家族バラバラ、私はサマーベッドの上で昼寝した。

あぁ、気持ちよかった。

少年に「夢の続きはどうだった?」と聞くと

「お母さんが何回も邪魔したから続きが見れなかったよ!」

何度もあのシーンに戻ろうとしたけどできなかった・・・と

残念そうに言う。ごめん。



DSCN9903

パスクワの日Tg(TVのニュース)で

ロックダウン下のイタリアの街の一人パスクワを取材していた。

そういう人はいっぱいいただろうな。

だからクリスマスやパスクワなんかに家族が大集合するんだもの。

私も季節の行事に合わせて実家に帰っていた。

それができずに、友だちとも会えずに、外にも出れない。

一人暮らし時代を思い起こした。

イタリアではマンション内で手作り料理をエレベーターで送りあったり

テラス越しで隣人と乾杯しあっているほっこりシーンであった。

人がいるから笑えるし、人がいるから悲しむんだよね。

人のために仕事して、人のためにお金を使うんだよね。

自分のためのようで、人がいるから自分が成り立っているんだよね。

人が繋がるから社会なんだよね。

日本の一人暮らし時代のあのマンションでは・・・

そんなことが起こりえるかなぁと疑問が湧いた。大昔だけど。

隣の人の顔は知らなかったし、誰が住んでいるかもわからかった。

こんなに人が近くにいるのに寂しい環境だったよなぁ

と今更ながらに思い出した。

もしあのときロックダウンになっていたら。

そんな風に置き換える時代がいくつかある。

もしあのとき・・・。



DSCN9905

時代を置き換えることもできるが

終息後の未来も想像しなくてはいけない。

そして、その前になぜ感染病が拡がっていったのか。

過去の自分はどうだったのか。

ちっぽけな私が立つ地球はどうなのか。

ロックダウンで何に気がつき何を学んだのか。

考えることがいっぱいある。

この時代に生きて、これらも考えずに簡単に忘却して

終息乾杯はなんだかできない。

今、だからいっぱいいっぱい考えたい。

一人で考えたい。

静かに考えたい。

生活しながら考えたい。

そして、思い出したい人との繋がりを。



DSC05152

近頃、こうやって振り返るドキュメンタリーやレポートなどの

番組や記事、本までもが出ている。

納得することがいっぱいあるし、人の言葉や考え方によって

気付かされることもいっぱいある。

とても刺激的でむしろポジティブになりやすい

厳しい考え方や明快なもの語り。

過去の忘れたくないこともあれば

過去を繰り返してはいけないこともある。

未来に生まれてほしいこともあれば

未来へ続けてほしいこともある。

まだ私には記録する自信がないからまとめないけど

そんなことを考えながら春を過ごす。

サマーベッドの上で、春の香りと春の音を聞きながら。



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世代交代 ブドウの収穫 Vendemmia 2017④

天国という名の大地 Terra si chiama Paradiso

緑の中でお昼 la mia famiglia


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